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2、メスにされる※
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言われて太吾は愕然とする。
「ちが……ッ」
咄嗟に否定しようと思わず体を起こそうとしたが強く握り込まれて呻いた。
数か月に及ぶこれまでの付き合いから立花は太吾が本人的にはS希望だと容易に見抜いたが、同時に今夜のこの時間で「そう」ではないだろうとも見透かしていた。
「なぁ、これどうすんの?」
再度立花は後ろ手で太吾の硬くなった芯をゆるりと扱く。
太吾は体を起こそうと抵抗するが酔いが回っている上に立花は普段から体を鍛えている。完全に勝ち目はなかった。
「気持ちいいの好きだろ?」
理性より快楽。
太吾は完全にそのタイプだ。立花は確固たる確信をもって進める。
そうでなければ同棲相手の前で性交などしないし、出来ない。
家族の営む店でタダ飯を食わせ、その家族からも邪険にされず。
週に多い時は四回程度顔を合わせ、休日にこうして自腹で食材を持ち込む男。
恋愛対象と見られているのかもしれない。太吾だってそういう気はしていた。
しかし立花は太吾の好みではない。
気付かないふりをしてこうして付き合いを続けているのはウマが合い一緒にいてラクという事もあるが、胃袋を掴まれ食費も浮くというメリットがあった事も否定できない。
だが立花は妙に手慣れていた。
こうして懐に入り、距離を縮めて来る。
そして今太吾を責め立てる手腕も、巧みだった。
ゆるゆると、もどかしい。だから。
「ご無沙汰だっけ。久々にスッキリすれば?」
立花のその言葉に太吾はあっさりと応じる事にした。
たまりにたまっている。
立花がいいと言うなら、発散させてもらっていいだろう。
こっちの性癖は明かしたのだ。
その上でこうしてジョギングと同じように軽く誘って来るのだからちょっと荒っぽくしてもいいのだろう、と。
そう思えば俄然その気になった。
それなのに。
「ちょい待て、やめろって。俺こっちじゃない」
「だろうな」
知ってるとばかりに言い、それでも立花は続行する。
ベッドにうつ伏せにされた状態で太吾は抵抗したが、立花はそれをものともせず既に指二本を太吾の胎内に埋めていた。
無論太吾もやすやすとは受け入れられず暴れようともしたが、そうするとじんわりと急所を握り込まれ動きを封じられた。
太吾も二十歳になるか否かという頃に興味本位で後孔をいじった事はあるが感じたのは痛みと違和感だけだった。自分には合わないと判断していたのに。
「いてぇって、ヘタクソ!」
身体の中で感じる指の存在。その初めての感覚を認めたくなくて太吾は虚勢を張る。
「暴れるからだろ」
太吾の文句に太吾の肉付きの良い尻をパシリと叩く。音だけで、痛みはほとんどないやり方だった。
ずっと立ち上がったままの太吾の陰茎が立花の硬い手の中でまたひくりと震え、立花はハッと鼻で笑う。
「ほら、やっぱりそうじゃん」
言うなり、太吾の中の肥大したしこりを指の腹で左右に擦る。
「ぅあっああぁッ!!」
強い刺激に暴れる太吾の背に、立花は長い足を乗せる。日頃柔軟体操も欠かさない立花には苦もない事だった。
行き過ぎた快楽から逃す気は無かった。
踏まれているわけではなく足を乗せられただけだったが強すぎる快楽を逃すことも出来なくなった太吾は必死に枕にしがみついて耐える。
胎の中のしこりをローションのぬめりを帯びた二本の指でぬるぬると円を描くように刺激され、声が止められない。
「あ、あ゛あっッ、ソコやめっ」
声を抑えようとすると鼻に抜け、女のようになってやめる。
たまらないものがこみ上げて、無意識に背中を逸らせようとしたが立花の足が乗っておりそれもかなわない。
右手で器用にしこりを責められ、同時に左手で陰茎を扱かれる。射精しようとすると左手は離れ、乳首を強くこねられる。
終わらないしつこい責めに、中から指が出て行った時にはもう太吾は動けなかった。
「あーあ、ぽっかり開けて。欲しい欲しい言ってるぞ。かわいいな」
気配で立花がゴムを着けているのが分かったが、体を動かせない。
そこはそんな事言わないし、尻穴が可愛いワケあるか。そうは思うが太吾ももとはタチ側。言わんとしている事は理解できる。
「ホントは後ろからの方がラクだろうけど、顔見たいからなー」
勝手なことを言いながらいいように太吾の身体を仰向けに転がす。
顔を見られたくなくて両腕をクロスするようにして隠すが、逞しい腕に外された。組み敷かれる太吾の上で、綺麗な筋肉の持ち主が太吾の口に親指を突っ込んで笑う。
地味顔で普段性的な事など無縁と言い出してもなんら違和感のなかったような男が、今壮絶なまでの色香を漂わせている。
「すげぇ顔。欲しくてたまんない?」
先端をあてがって焦らす。
くぷくぷと先端を出し入れて遊ぶ男に苛立った。
「やるなら一気にやれよ、ねちっこいな」
虚勢を張り罵倒したつもりだったが、完全にそれは煽りと受け止められた。
拓かれた事のないそこにゆっくりと一番太い先端の瘤が納まった後は奥まで容赦なく一気に押し込まれ、太吾は冗談じゃなく「かはっ」と喉を鳴らした。
「ああぁ! 無理ィ! 抜け! ひッ、抜いてくれ! ぅあ頼む」
煽ったのは自身だが恥も外聞もなかった。暴れるようにして訴えるが立花は聞き入れはしない。
当然だ、太吾自身もこの状態でやめろといわれてももう無理な所まで来ているのは分かっている。それでも懇願せずにはいられなかった。
「ほら、分かるか? 出たり入ったりしてるだろ」
太吾の訴えなどどこ吹く風で、立花は思い知らせるような丁寧な動きに加え、外から腹を撫でて感覚をより鮮明にしてくる。
「自分で言ったんだ、ヘバるなよ」
こちらに受け身の経験はなく、それを理解しているはずなのに容赦なく立花は中を穿つ。
「━━ッ」
初めての衝撃に声にならない声を上げた。萎えた陰茎を撫でられ、立ったままの胸の尖りをつままれる。
「ひっ! ん゛あぁ! はあ゛! ん、うあぁ! くっっそなんで」
苦しい。
痛い。
キツイ。
なんでこんな事になったんだ。
「いやだって言わないからだろ。それにこっちも喜んでる」
いつの間にかしっかりと勃ち上がって二人の腹の間で揺れている太吾の雄を立花は指ではじく。
「ぅああっ!」
そして揺さぶられ翻弄されるうちに気付かされる。
己自身も腰を振って相手の剛芯を奥に到達させようとしている事に。
苦痛も圧迫感も違和感も、とっくにやり過ごしていた。
「腰動いてんぞ」
違う、これは痛みから逃れようとしているだけだ。
「自分でいいとこ当てて、覚えが早いな」
感じないところに落ち着こうとしているだけで、そうじゃない。
ああ、クソッ。
心中で太吾は吐き捨てた。
認めたくない。認めたくなんてないのに。
狭路をごりごりと擦られるその感覚が明確に分かる。
なんで、それがこんな、気持ちいいんだ。
それを自覚してしまうともうダメだった。
中が、気持ちいい。
中をこすられるのが、剛直が出入りする感覚が。自分の奥を突く感覚が。
それが気持ちがいいなんて。
「もう雌みたいな顔になってる」
ふっと笑われ言葉でもなぶられる。
「俺のきもちい?」
「ん゛ん゛っ~~~! ん゛うぅう゛―!」
後孔と同時に立花はそこかしこに触れて太吾を高める。時折強くされるそれら強烈な刺激を脳が処理しきれず、たまらないと限界をしきりに体が太吾に訴えかけた。
「ちが……ッ」
咄嗟に否定しようと思わず体を起こそうとしたが強く握り込まれて呻いた。
数か月に及ぶこれまでの付き合いから立花は太吾が本人的にはS希望だと容易に見抜いたが、同時に今夜のこの時間で「そう」ではないだろうとも見透かしていた。
「なぁ、これどうすんの?」
再度立花は後ろ手で太吾の硬くなった芯をゆるりと扱く。
太吾は体を起こそうと抵抗するが酔いが回っている上に立花は普段から体を鍛えている。完全に勝ち目はなかった。
「気持ちいいの好きだろ?」
理性より快楽。
太吾は完全にそのタイプだ。立花は確固たる確信をもって進める。
そうでなければ同棲相手の前で性交などしないし、出来ない。
家族の営む店でタダ飯を食わせ、その家族からも邪険にされず。
週に多い時は四回程度顔を合わせ、休日にこうして自腹で食材を持ち込む男。
恋愛対象と見られているのかもしれない。太吾だってそういう気はしていた。
しかし立花は太吾の好みではない。
気付かないふりをしてこうして付き合いを続けているのはウマが合い一緒にいてラクという事もあるが、胃袋を掴まれ食費も浮くというメリットがあった事も否定できない。
だが立花は妙に手慣れていた。
こうして懐に入り、距離を縮めて来る。
そして今太吾を責め立てる手腕も、巧みだった。
ゆるゆると、もどかしい。だから。
「ご無沙汰だっけ。久々にスッキリすれば?」
立花のその言葉に太吾はあっさりと応じる事にした。
たまりにたまっている。
立花がいいと言うなら、発散させてもらっていいだろう。
こっちの性癖は明かしたのだ。
その上でこうしてジョギングと同じように軽く誘って来るのだからちょっと荒っぽくしてもいいのだろう、と。
そう思えば俄然その気になった。
それなのに。
「ちょい待て、やめろって。俺こっちじゃない」
「だろうな」
知ってるとばかりに言い、それでも立花は続行する。
ベッドにうつ伏せにされた状態で太吾は抵抗したが、立花はそれをものともせず既に指二本を太吾の胎内に埋めていた。
無論太吾もやすやすとは受け入れられず暴れようともしたが、そうするとじんわりと急所を握り込まれ動きを封じられた。
太吾も二十歳になるか否かという頃に興味本位で後孔をいじった事はあるが感じたのは痛みと違和感だけだった。自分には合わないと判断していたのに。
「いてぇって、ヘタクソ!」
身体の中で感じる指の存在。その初めての感覚を認めたくなくて太吾は虚勢を張る。
「暴れるからだろ」
太吾の文句に太吾の肉付きの良い尻をパシリと叩く。音だけで、痛みはほとんどないやり方だった。
ずっと立ち上がったままの太吾の陰茎が立花の硬い手の中でまたひくりと震え、立花はハッと鼻で笑う。
「ほら、やっぱりそうじゃん」
言うなり、太吾の中の肥大したしこりを指の腹で左右に擦る。
「ぅあっああぁッ!!」
強い刺激に暴れる太吾の背に、立花は長い足を乗せる。日頃柔軟体操も欠かさない立花には苦もない事だった。
行き過ぎた快楽から逃す気は無かった。
踏まれているわけではなく足を乗せられただけだったが強すぎる快楽を逃すことも出来なくなった太吾は必死に枕にしがみついて耐える。
胎の中のしこりをローションのぬめりを帯びた二本の指でぬるぬると円を描くように刺激され、声が止められない。
「あ、あ゛あっッ、ソコやめっ」
声を抑えようとすると鼻に抜け、女のようになってやめる。
たまらないものがこみ上げて、無意識に背中を逸らせようとしたが立花の足が乗っておりそれもかなわない。
右手で器用にしこりを責められ、同時に左手で陰茎を扱かれる。射精しようとすると左手は離れ、乳首を強くこねられる。
終わらないしつこい責めに、中から指が出て行った時にはもう太吾は動けなかった。
「あーあ、ぽっかり開けて。欲しい欲しい言ってるぞ。かわいいな」
気配で立花がゴムを着けているのが分かったが、体を動かせない。
そこはそんな事言わないし、尻穴が可愛いワケあるか。そうは思うが太吾ももとはタチ側。言わんとしている事は理解できる。
「ホントは後ろからの方がラクだろうけど、顔見たいからなー」
勝手なことを言いながらいいように太吾の身体を仰向けに転がす。
顔を見られたくなくて両腕をクロスするようにして隠すが、逞しい腕に外された。組み敷かれる太吾の上で、綺麗な筋肉の持ち主が太吾の口に親指を突っ込んで笑う。
地味顔で普段性的な事など無縁と言い出してもなんら違和感のなかったような男が、今壮絶なまでの色香を漂わせている。
「すげぇ顔。欲しくてたまんない?」
先端をあてがって焦らす。
くぷくぷと先端を出し入れて遊ぶ男に苛立った。
「やるなら一気にやれよ、ねちっこいな」
虚勢を張り罵倒したつもりだったが、完全にそれは煽りと受け止められた。
拓かれた事のないそこにゆっくりと一番太い先端の瘤が納まった後は奥まで容赦なく一気に押し込まれ、太吾は冗談じゃなく「かはっ」と喉を鳴らした。
「ああぁ! 無理ィ! 抜け! ひッ、抜いてくれ! ぅあ頼む」
煽ったのは自身だが恥も外聞もなかった。暴れるようにして訴えるが立花は聞き入れはしない。
当然だ、太吾自身もこの状態でやめろといわれてももう無理な所まで来ているのは分かっている。それでも懇願せずにはいられなかった。
「ほら、分かるか? 出たり入ったりしてるだろ」
太吾の訴えなどどこ吹く風で、立花は思い知らせるような丁寧な動きに加え、外から腹を撫でて感覚をより鮮明にしてくる。
「自分で言ったんだ、ヘバるなよ」
こちらに受け身の経験はなく、それを理解しているはずなのに容赦なく立花は中を穿つ。
「━━ッ」
初めての衝撃に声にならない声を上げた。萎えた陰茎を撫でられ、立ったままの胸の尖りをつままれる。
「ひっ! ん゛あぁ! はあ゛! ん、うあぁ! くっっそなんで」
苦しい。
痛い。
キツイ。
なんでこんな事になったんだ。
「いやだって言わないからだろ。それにこっちも喜んでる」
いつの間にかしっかりと勃ち上がって二人の腹の間で揺れている太吾の雄を立花は指ではじく。
「ぅああっ!」
そして揺さぶられ翻弄されるうちに気付かされる。
己自身も腰を振って相手の剛芯を奥に到達させようとしている事に。
苦痛も圧迫感も違和感も、とっくにやり過ごしていた。
「腰動いてんぞ」
違う、これは痛みから逃れようとしているだけだ。
「自分でいいとこ当てて、覚えが早いな」
感じないところに落ち着こうとしているだけで、そうじゃない。
ああ、クソッ。
心中で太吾は吐き捨てた。
認めたくない。認めたくなんてないのに。
狭路をごりごりと擦られるその感覚が明確に分かる。
なんで、それがこんな、気持ちいいんだ。
それを自覚してしまうともうダメだった。
中が、気持ちいい。
中をこすられるのが、剛直が出入りする感覚が。自分の奥を突く感覚が。
それが気持ちがいいなんて。
「もう雌みたいな顔になってる」
ふっと笑われ言葉でもなぶられる。
「俺のきもちい?」
「ん゛ん゛っ~~~! ん゛うぅう゛―!」
後孔と同時に立花はそこかしこに触れて太吾を高める。時折強くされるそれら強烈な刺激を脳が処理しきれず、たまらないと限界をしきりに体が太吾に訴えかけた。
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