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恋してる 6
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「ク、クロード?」
抱きしめられてゾクッとした背中をクロードの指がなぞる。
「後遺症を心配してたんだが、そんな必要はなかったみたいだね」
「だから後遺症はないって――」
そう言ってた。俺は嘘は言ってない。
指が背中を過ぎて、腰辺りでグイッと押しつけた。
「そうだね。私は駄目だけど……」
「そこっ!」
針を打たれた場所、針じゃないのに……。前に熱を感じた。
「先輩のペニスはいいんだ――」
クロードはそう言って尻を鷲づかみにした。
「ヒッ!」
昨日のクロードの熱い塊を思い出してビクンと身体が震えた。
「ヒューゴを誘惑するのは難しいと思うけど……ね」
「わかってるけど!」
クロードのために身体を張るなんて……自分がそんな気持ちになるなんて思わなかった。クロードがどれだけリオナを愛してるのか、結婚式のあの時の涙を見て知ってる。あの純粋な涙を見て声を掛けたのは、見惚れたからだ。
愛する人を想って流した涙が美しくて――、そんなに想われているリオナをうらやましく思った。
クロードが元大使だとわかって、侯爵家の跡継ぎだと知って、二人の間の壁の高さを知った。優しさに触れる度に、自分のものにしたくて――でも自分の気持ちに気づかないように蓋をしてたのに――。
縋り付けばいいんだろうか。クロードに自分の気持ちを打ち明けて。
そんなことできるはずない。
「わかってるなら……当日に失敗しないように誘惑する術を教え込まないとね」
クロードは笑った。目だけ笑ってなくて怖いけれど、納得してくれたようでホッとした。
「誘惑する術?」
「アンリは魅力的だけど……なすがままだからね」
受け身だといいたいのだろう。自覚はある。
「気づいたら抱かれてるんだから無茶なことを言うな! 俺だって起きてたら!」
「そう……。なら、まずは私をやる気にさせて。アンリの本気を見せて――」
唇を指でツイッと撫でられて、挑発するようにクロードが言った。
やってやる。先輩にはそんな誘惑なんてできるかわからないけど、クロードにならできる。気持ちのまま動けばいい。
「クロード……」
抱きついて、喉元にキスをした。ハムッと軽く噛みつけば、ピクリとクロードの身体が動いた。それに勇気づけられて、首に手を回す。
「ああ、いいね。そうやって伏せ目がちなのもヒューゴには効きそうだ」
違う、今の俺はクロードを誘惑してるんだ。先輩じゃない。そんなことをいう口は塞いでやる。
「んっ――」
突然頭が下がるように力を入れて俺がキスをしたからかクロードが少し驚いたように瞬いた。
合わさった唇の隙間から舌をねじ込み、クロードの口の中を探る。いつも俺のいいところばっかり攻められて、トロントロンにされるから俺がトロトロにしてやる。
クロードの舌を躱しながら、俺の弱いところを同じように攻めてみた。上顎のところ、奥歯の横、すると舌の左側の横でクロードが喉の奥で声を漏らした。
「ン……っ」
もっと、もっと聞きたい。
グイグイ身体を押しつけたせいでクロードが体勢をくずして俺ごと座り込む。膝立ちになって気づいた。クロードのそこが勃ちあがっていることに。
「誘惑っ、できた?」
クロードの股間に手を置いて訊ねた。
「さぁ? キスだけで終わるの? させたことないけど――」
何を言っているのかわかった。先輩のモノを咥えられるかという話なら、無理だと思う。いや、それもクロードのモノだと思って、思い込めば……。
「やる――」
クロードのズボンの前の部分を開けると、勢いよくペニスが起立していた。こんな顔にこんな醜悪なモノをぶら下げてるなんて間違ってる。神様ももう少し考えてつければいいのにとくだらないことを思いながら、ソッと触った。
「アンリっ」
自分がそそのかしたくせに、焦ったような顔をするクロード。
「ンブッ!」
青い香りがする。美味しいものじゃないだろうと思ってはいたけれど、予想よりはマシだった。
「必死だな……」
そうだ、俺は必死だよ。あんたが幸せになってくれると信じてるから――。
先端の部分をソッと舌で突いた。反応を見ようと顔を上げて、目が合う。キツい目線、少し青ざめてるように見える顔。どうしてそんな顔してるんだろう。
「もっと奥まで咥えて。そんな子猫ちゃんのように舐められても達けないよ」
馬鹿にするように言われて、カッとなる。
「達かせてやるよ」
喉の奥まで咥えて、ゲホッと噎せた。涙が少し出たのはただの反応だ。
嫌なわけじゃない。悔しいわけでもない。
「下手くそ――だな。言葉だけは立派だけど」
咳き込んだのがおさまったら、クロードは俺の頭頂から後ろに手を置いた。
「グッ!」
クロードが腰を動かしたせいで、また喉を突いた。喉の奥を締めて、頭を揺さぶられるのを我慢した。口の中は唾液と、クロードの先走りで水音がしてる。
「まるで私が苛めてるみたいな顔だ――。ヒューゴに加虐趣味があれば愉しめるだろうけど」
生理的な涙で前がぼけて見えない。泣いたせいか鼻でもあまり息ができなくて、ただ苦しくてしかたない。
クロードがどんな顔をしながら腰を使っているのか、気持ちがいいのかもわからない。
「んぅ!」
「全部、飲むんだ――」
気持ちよさそうな声じゃない。けれどクロードは俺の口の中で達った。喉の奥を叩く液体に噎せながら、俺は床に蹲った。咳とともに胃液のようなものと、クロードの子種が床に零れた。
抱きしめられてゾクッとした背中をクロードの指がなぞる。
「後遺症を心配してたんだが、そんな必要はなかったみたいだね」
「だから後遺症はないって――」
そう言ってた。俺は嘘は言ってない。
指が背中を過ぎて、腰辺りでグイッと押しつけた。
「そうだね。私は駄目だけど……」
「そこっ!」
針を打たれた場所、針じゃないのに……。前に熱を感じた。
「先輩のペニスはいいんだ――」
クロードはそう言って尻を鷲づかみにした。
「ヒッ!」
昨日のクロードの熱い塊を思い出してビクンと身体が震えた。
「ヒューゴを誘惑するのは難しいと思うけど……ね」
「わかってるけど!」
クロードのために身体を張るなんて……自分がそんな気持ちになるなんて思わなかった。クロードがどれだけリオナを愛してるのか、結婚式のあの時の涙を見て知ってる。あの純粋な涙を見て声を掛けたのは、見惚れたからだ。
愛する人を想って流した涙が美しくて――、そんなに想われているリオナをうらやましく思った。
クロードが元大使だとわかって、侯爵家の跡継ぎだと知って、二人の間の壁の高さを知った。優しさに触れる度に、自分のものにしたくて――でも自分の気持ちに気づかないように蓋をしてたのに――。
縋り付けばいいんだろうか。クロードに自分の気持ちを打ち明けて。
そんなことできるはずない。
「わかってるなら……当日に失敗しないように誘惑する術を教え込まないとね」
クロードは笑った。目だけ笑ってなくて怖いけれど、納得してくれたようでホッとした。
「誘惑する術?」
「アンリは魅力的だけど……なすがままだからね」
受け身だといいたいのだろう。自覚はある。
「気づいたら抱かれてるんだから無茶なことを言うな! 俺だって起きてたら!」
「そう……。なら、まずは私をやる気にさせて。アンリの本気を見せて――」
唇を指でツイッと撫でられて、挑発するようにクロードが言った。
やってやる。先輩にはそんな誘惑なんてできるかわからないけど、クロードにならできる。気持ちのまま動けばいい。
「クロード……」
抱きついて、喉元にキスをした。ハムッと軽く噛みつけば、ピクリとクロードの身体が動いた。それに勇気づけられて、首に手を回す。
「ああ、いいね。そうやって伏せ目がちなのもヒューゴには効きそうだ」
違う、今の俺はクロードを誘惑してるんだ。先輩じゃない。そんなことをいう口は塞いでやる。
「んっ――」
突然頭が下がるように力を入れて俺がキスをしたからかクロードが少し驚いたように瞬いた。
合わさった唇の隙間から舌をねじ込み、クロードの口の中を探る。いつも俺のいいところばっかり攻められて、トロントロンにされるから俺がトロトロにしてやる。
クロードの舌を躱しながら、俺の弱いところを同じように攻めてみた。上顎のところ、奥歯の横、すると舌の左側の横でクロードが喉の奥で声を漏らした。
「ン……っ」
もっと、もっと聞きたい。
グイグイ身体を押しつけたせいでクロードが体勢をくずして俺ごと座り込む。膝立ちになって気づいた。クロードのそこが勃ちあがっていることに。
「誘惑っ、できた?」
クロードの股間に手を置いて訊ねた。
「さぁ? キスだけで終わるの? させたことないけど――」
何を言っているのかわかった。先輩のモノを咥えられるかという話なら、無理だと思う。いや、それもクロードのモノだと思って、思い込めば……。
「やる――」
クロードのズボンの前の部分を開けると、勢いよくペニスが起立していた。こんな顔にこんな醜悪なモノをぶら下げてるなんて間違ってる。神様ももう少し考えてつければいいのにとくだらないことを思いながら、ソッと触った。
「アンリっ」
自分がそそのかしたくせに、焦ったような顔をするクロード。
「ンブッ!」
青い香りがする。美味しいものじゃないだろうと思ってはいたけれど、予想よりはマシだった。
「必死だな……」
そうだ、俺は必死だよ。あんたが幸せになってくれると信じてるから――。
先端の部分をソッと舌で突いた。反応を見ようと顔を上げて、目が合う。キツい目線、少し青ざめてるように見える顔。どうしてそんな顔してるんだろう。
「もっと奥まで咥えて。そんな子猫ちゃんのように舐められても達けないよ」
馬鹿にするように言われて、カッとなる。
「達かせてやるよ」
喉の奥まで咥えて、ゲホッと噎せた。涙が少し出たのはただの反応だ。
嫌なわけじゃない。悔しいわけでもない。
「下手くそ――だな。言葉だけは立派だけど」
咳き込んだのがおさまったら、クロードは俺の頭頂から後ろに手を置いた。
「グッ!」
クロードが腰を動かしたせいで、また喉を突いた。喉の奥を締めて、頭を揺さぶられるのを我慢した。口の中は唾液と、クロードの先走りで水音がしてる。
「まるで私が苛めてるみたいな顔だ――。ヒューゴに加虐趣味があれば愉しめるだろうけど」
生理的な涙で前がぼけて見えない。泣いたせいか鼻でもあまり息ができなくて、ただ苦しくてしかたない。
クロードがどんな顔をしながら腰を使っているのか、気持ちがいいのかもわからない。
「んぅ!」
「全部、飲むんだ――」
気持ちよさそうな声じゃない。けれどクロードは俺の口の中で達った。喉の奥を叩く液体に噎せながら、俺は床に蹲った。咳とともに胃液のようなものと、クロードの子種が床に零れた。
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