憧れの先輩の結婚式からお持ち帰りされました

東院さち

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恋してる 7

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「そんな様で誘惑なんてできるのか?」
「な、慣れてないからだ。まだ日にちはある――」

 きっと噎せたりしなうようにできるはずだ。

「強情な……そんなに――」

 ケホケホと噎せていたからクロードの言葉ははっきりと聞こえなかった。ただいらついたような気配に、俺のふがいなさを責められているような気がした。

「それからどうやって誘惑するつもり?」
「どうやって……」

 どうしよう。勃ったらツッコみたくなるんじゃないか? それなら最後までフェラしたのは失敗だ。あんなに苦しかったのに!

「まずは脱がないとね」

 呆れたようにクロードが指示する。

「ここで……?」
「私と一緒に寝たくないんだろう?」
「それはそうだけど――、ここじゃ……」
「うちの部署はもう全員帰したから問題ないよ」

 明日からどんな顔でここで仕事をするつもりなんだこの男は――。
 ああ、そうか。慣れているんだ。きっと仕事のせいでリオナと離ればなれになったからリン国で存分に遊んできたんだろうな。顔はいいし、放っといても女も男も股を開いて誘惑してくる。だから職場だって、関係ないんだ……。

「わかった……」

 ここで怯んだら負けのような気がした。何がなんでもやり遂げてやる。
 一枚ずつ自分の執務机の上に置いていく。クロードに見られることは慣れているけど、どうにも寝室じゃないというのがなんとも恥ずかしい。

「……ッ! これ、も……?」

 靴下と下着だけになって一瞬躊躇った。

「もう勃ちあがってる……。興奮してるの、アンリ? そうだね、そういうのもヒューゴは好きかもしれない――」

 そう言って、クロードは俺を執務机に押し倒した。広い机の上は綺麗に整頓しているけど端に書類もある。

「ここじゃ――」
「こんなにして、焦らすの? 高度な煽り技だけど、気をつけた方がいい。人によっては燃えるから――」

 しまった、と思った。クロードは燃えるのだ。目がさっきまでの冷たいだけのものじゃなくなっている。冷たさと熱さを両方感じることがあるんだと知った。

「焦らしてなんか――」
「そうだね。期待してシミになっちゃってるね」

 カッと頬が熱くなる。そういう風に揶揄されると恥ずかしくてしかたがない。

「だって、そん、あっ!」
「まだそこは触ってあげないよ」

 胸を舐められて声が出た。思いのほか大きくて、慌てて手で口を塞いだ。

「ふふっ、アンリは手で我慢するほうなんだ」

 いつもは我慢なんてしたことがなかったから知らない。

「ン……ッ!」

 クロードは右の乳首を舌で舐めて、左の乳首を親指の先で押しつぶすように弄った。右のほうが敏感なのがバレてるからだと思う。

「ア……ンン」

 口を押さえていると息苦しい。
 俺を焦らすように、ゆっくりと舐めて舐って、吐息を吹きかける。モジモジと動く腰に気づいているくせに、そこには触らずに長い間乳首だけを責められた。

「も……やだっ、触って――。達きたい」
「そんなに達きたいなら、自分でしごけばいい。ほら退いてあげるよ」

 クロードはそう言って、密着していた身体を起こして俺を机の上にのせて座らせた。

「クロード?」
「一人で出来ないの? それなのに誘惑しようとか思ってるの?」
「で、出来る!」

 こういうのは恥ずかしいと思うから恥ずかしいのだ。何度も射精するのを見られてるんだから今更だ。そう思って膝を立てたまま、下着を太ももまで下ろして手を伸ばした。

「……ハッ! ア……」

 クロード程じゃないけれど恥ずかしい大きさでもない。形だって多分悪くない。けれど、食い入るように見つめられると恥ずかしさが襲ってくる。なんで俺、こんなところで……。 そう思ったら達いけない。さっきまで三回擦ったらでるんじゃないかってほどだったのに、もう元気がなくなってきていた。
 情けなくなってきた。熱がペニスから目元に移ってきて、俺は手を止めた。 



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