憧れの先輩の結婚式からお持ち帰りされました

東院さち

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恋してる 8

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「降参かな?」
「降参なんか――」

 もう意地になっていた。絶対負けたくないっていう馬鹿みたいな負けん気で。

「そう――」

 クロードはまるでつまらない訴えを聞いた裁判官のように頷いた。ソッと俺を押して執務机にコロンと転がすと、触ってもらえるんだと期待した俺をあざ笑うかのようにテキパキと俺の体勢を変えていく。執務机から下半身だけを下ろして、机にうつ伏せた俺を後ろから刺し貫いた。

「あ! ああっ! 無理――っ」

 衝撃と驚きに俺は声を上げて振り向いた。

「フ……ッ」

 締め付けに鼻梁を僅かに歪ませ、クロードは笑った。挿れにくかったのか、俺の右の膝を机にのせ、少し尻を持ち上げる。
 
「酷……ン……ああっ! あああぁぁぁ!」


 クロードは容赦なく中まで挿ってきた。事前に何か塗っていたのか、傷つけられることもなく馴染む。ずっと堰き止められていた俺のペニスは白濁を吐き出した。

「挿れただけで達けるなんて、優秀だな」

 たった数えるほどしか抱かれていないというのに、俺の尻はクロードを受け入れることを喜んでいる。ギュウギュウとクロードの子種を欲しがるように内壁が蠢いているのを感じた。

「もっと――、淫らに尻を振ってごらん?」
「あ……や、だ。動かないで――ヒッ! ああ!」

 クロードは達ってて辛い俺に構うことなくグラインドして、中をえぐった。尻や腹の中だけでなく指先まで震える。
 
「そんな受け身じゃヒューゴも愉しめないよ」
「ク……ゥン――、ア……アン! や、怖いっ。お腹……、アゥッ! 突き破り……そう――」

 腹の奥が重い、いつもと違う体勢に戸惑いながら訴えた。

「じゃあ止まってあげるから自分で動いてご覧」

 そう言って、クロードは腰の動きを止めた。
 とりあえず止まってくれたことにホッとした。

「どうやったら――」
「いつも腰振ってるのにわからないの?」

 そんなのわかるわけない。そう思って頭を振った。

「こうしたらわかるかな?」

 パン! と音がした。音の割に痛くないけれど、お尻を叩かれたことがショックだった。

「な……っ!」
「そう、それから腰を落として」

 繋がっている横、脚を上げている方の尻を叩かれて、ずり上がったところを戻された。

「あ……っ!」

 もう一度パン! と鳴って、自分でもどって……を繰り返した。

「嫌だ、こんなの……」

 尻を叩かれながら自分で動くなんて……。
 そう思っているのに、叩かれた瞬間に生じる内壁を擦る快感を追ってしまう。

「ン……」

 クロードの耐えるような声を聞いた途端、元気をなくしていたペニスが復活した。
 何度も叩かれて、もうどうでもなれと思ってクロードを締め付けた。そうするとクロードのペニスが中で震えた。まだ達かないけれど、多分気持ちいいんだ。

「アンリ……っ!」

 ジンジンしてきた尻を掴んだと思ったら、クロードは自分で動き始めた。クロードの動きと、今まで自分でしてきた動きが相まって、恐ろしく感じた。

「ア……! アアン! や、もうっ」
「ああっ、上手だ。アンリ、ご褒美はたっぷり上げるね」
「ヤダ! あ! ア……ア……ン……ウウッ! ヒンッ!」

 知らないところ、奥にまだこんな場所があったんだ。クロードは知ってか知らずか俺に覆い被さってグッと腰を押しつけた。首筋の付け根を噛まれて痛みを感じたはずなのに、それすら快感を上乗せしてくる。
 クロードは俺の中で精液をまき散らし更に奥を叩いた。
 一回で受け取るには過大すぎる快感に、目の前が真っ白になった。

「アンリ、愛してる――」

 まるで本当に俺を愛してるような声が聞こえた。
 嘘ばっかり。遊びに慣れている男は簡単に言葉をくれるというけれど、本当なんだな。

「嫌いだ……」

 言い返せたのかどうか定かじゃない。ただ、起きた時俺は寮の自分の部屋にいて、眠っていた。まるで悪い夢を見てるような最低の気分だった。





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