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【後日談】そりゃないぜ、魔女様! 6
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「アンリ! ああ、アンリ!」
知ってる、劇観にいったときにこんなシーンがあった。迎えに出た俺を抱き上げてクルクルまわして濃厚なキス。
「んぅう! クロード! ちょっと落ち着け!」
顔を手で押さえると、クロードの耳と尻尾が悲しげに落ちた。お前、竜の子孫なのに何で犬系なんだろうな。
「アンリは寂しくなかったの?」
めちゃ快適でした。食事も美味しいし身体は軽いし、なんといっても眠れる! だがそれを言ってはいけない。俺たちは新婚さんなんだから。
「クロードが帰ってくるの、待ってたんだぞ」
早く絶倫治したいから。ああ、だめだ頬が震える。絶倫撲滅!
「アンリ……愛してるよ。仕事がんばってきたから、ご褒美ちょうだい」
俺を抱き上げたクロードは、家令の制止も振り切って寝室へ一直線だった。ちょっと見えた家令の顔が切なそうに見えた。そりゃ長年仕えている家の坊ちゃまが男相手にこんなメロメロになってたらそうなるよな。
「ご褒美、何がいいんだ?」
寝台に下ろされた俺は、首を傾げてクロードを見上げた。
「アンリ、私を焦らして……悪い子だ」
上着を脱ぎ始めたクロードから目を離した。外はまだ雪がちらついてる。部屋の中は暖炉の熱で暖かいけれど、寒かっただろうなと思う。
「焦らしてないよ。頑張ってるクロードの欲しいものはなんなのかって俺も興味あるし」
見上げて訊ねたら、クロードは真っ赤になってしまった。なに? なにを欲しいの? ちょっと怖い!
「えっと……子作り? したいな」
「え、子供作れるの?」
俺に子宮できたこと知ってるの?
「三十人くらい作れるくらい愛したいってこと」
「おう……、三十人……一人でよかった」
俺が女だったら三十人も作らされるのか。良かった、男で。魔女様もナイスだ。
「一人?」
「いやなんでもない。クロードは俺と子供ができる行為がしたいってことだよな」
「うん」
まるで童貞のような照れに首を傾げたくなる。行く前まであんなに激しかったくせに。
「クロード、ここに座って?」
落ち着いてやらないと、吐き出したらもったいないからな。瓶は、そこだし。
「うん」
「上着脱いでえらいな。後は俺が脱がせてやるよ」
ビアンカさんにもらった大人の本を思い出してやってみることにした。
「アンリが?」
「ああ、俺に触ったら終わりだからな。だから……後ろで腕縛らせて。目隠しも必要だな」
「アンリ?」
「たまには趣味趣向を変えないと、マンネリになったらクロードが飽きちゃうかもしれないだろ? クロードは格好いいからな」
ただ単に瓶にいれるところを見られたくないだけだが、クロードものってくれそうだ。
「手を後ろで縛るのは私がやりたかったけれど……」
「今度やらせてやるよ。今日は俺がやるの。お前を夢中にさせてやるよ」
うわぁ、うわぁ恥ずかしい! クロードが俺を凄く好きだってわかってても恥ずかしい。
「ふふっ、アンリ、照れてて可愛い」
照れ全開なのがバレてしまった。まぁいいや。外れないように魔法のかかっている布でクロードの目を塞ぎ、手を後ろで結んだ。
なんだろう、楽しい。俺ってそういう趣味あったんだっけと思いながら、椅子に座らせたクロードに抱きついて、キスをした。ビクッと震えたクロードに少し愉悦を覚えながら。
チュッと音を立てて、唇に軽いキスをする。冷たくなっていた唇を温めたいから。俺の温度を与えると少しずつ顔色がよくなってきた。寒かったんだな、クロード。
「クロード、口開けて?」
唇を舐めながらそう言った。色づいた唇は艶めかしくて、クロードの色気はここにもあるんだ。いつもまつげが長くて瞳の青が美しくてそちらばかりに目線がいってしまうから気付きにくいけれど。
「アンリ……」
吐息のように掠れた声で俺を呼ぶ。
「フフッ、クロード指舐めて?」
全然胸が感じないことは知っているが、もう一度試したい。自分でいうのもなんだが、ここ、気持ちいいんだよな。
「ん……」
長くて、柔らかなのに弾力のある舌に指を絡めとられる。思わず俺が声を漏らしてしまった。
上は脱いでいたから後ろから抱きついて首筋を愛撫しながら胸の先を指で撫でた。サワサワと撫でたり、摘まんでもクロードは微動だにしない。
「フ……くすぐったいよ、アンリ」
やっぱりくすぐったいだけか。
「ここ、噛みたい」
ツ……とクロードの首の付け根に指を這わしてここだと教えた。
「いいよ」
笑いながら頷いたクロードに軽く歯を立てた。鬱血したらいいのにと思って、吸い付いた。色の白いクロードの首に俺のキスマークがついて満足する。
いやいやだめだ。満足してる場合じゃなかった。
「もどかしいよ」
「クロード、愉しんで? まだ夜にもなってないんだから……これからだよ」
ゴクリとクロードが唾を飲み込んだ。
そう、お愉しみはこれからだ。
知ってる、劇観にいったときにこんなシーンがあった。迎えに出た俺を抱き上げてクルクルまわして濃厚なキス。
「んぅう! クロード! ちょっと落ち着け!」
顔を手で押さえると、クロードの耳と尻尾が悲しげに落ちた。お前、竜の子孫なのに何で犬系なんだろうな。
「アンリは寂しくなかったの?」
めちゃ快適でした。食事も美味しいし身体は軽いし、なんといっても眠れる! だがそれを言ってはいけない。俺たちは新婚さんなんだから。
「クロードが帰ってくるの、待ってたんだぞ」
早く絶倫治したいから。ああ、だめだ頬が震える。絶倫撲滅!
「アンリ……愛してるよ。仕事がんばってきたから、ご褒美ちょうだい」
俺を抱き上げたクロードは、家令の制止も振り切って寝室へ一直線だった。ちょっと見えた家令の顔が切なそうに見えた。そりゃ長年仕えている家の坊ちゃまが男相手にこんなメロメロになってたらそうなるよな。
「ご褒美、何がいいんだ?」
寝台に下ろされた俺は、首を傾げてクロードを見上げた。
「アンリ、私を焦らして……悪い子だ」
上着を脱ぎ始めたクロードから目を離した。外はまだ雪がちらついてる。部屋の中は暖炉の熱で暖かいけれど、寒かっただろうなと思う。
「焦らしてないよ。頑張ってるクロードの欲しいものはなんなのかって俺も興味あるし」
見上げて訊ねたら、クロードは真っ赤になってしまった。なに? なにを欲しいの? ちょっと怖い!
「えっと……子作り? したいな」
「え、子供作れるの?」
俺に子宮できたこと知ってるの?
「三十人くらい作れるくらい愛したいってこと」
「おう……、三十人……一人でよかった」
俺が女だったら三十人も作らされるのか。良かった、男で。魔女様もナイスだ。
「一人?」
「いやなんでもない。クロードは俺と子供ができる行為がしたいってことだよな」
「うん」
まるで童貞のような照れに首を傾げたくなる。行く前まであんなに激しかったくせに。
「クロード、ここに座って?」
落ち着いてやらないと、吐き出したらもったいないからな。瓶は、そこだし。
「うん」
「上着脱いでえらいな。後は俺が脱がせてやるよ」
ビアンカさんにもらった大人の本を思い出してやってみることにした。
「アンリが?」
「ああ、俺に触ったら終わりだからな。だから……後ろで腕縛らせて。目隠しも必要だな」
「アンリ?」
「たまには趣味趣向を変えないと、マンネリになったらクロードが飽きちゃうかもしれないだろ? クロードは格好いいからな」
ただ単に瓶にいれるところを見られたくないだけだが、クロードものってくれそうだ。
「手を後ろで縛るのは私がやりたかったけれど……」
「今度やらせてやるよ。今日は俺がやるの。お前を夢中にさせてやるよ」
うわぁ、うわぁ恥ずかしい! クロードが俺を凄く好きだってわかってても恥ずかしい。
「ふふっ、アンリ、照れてて可愛い」
照れ全開なのがバレてしまった。まぁいいや。外れないように魔法のかかっている布でクロードの目を塞ぎ、手を後ろで結んだ。
なんだろう、楽しい。俺ってそういう趣味あったんだっけと思いながら、椅子に座らせたクロードに抱きついて、キスをした。ビクッと震えたクロードに少し愉悦を覚えながら。
チュッと音を立てて、唇に軽いキスをする。冷たくなっていた唇を温めたいから。俺の温度を与えると少しずつ顔色がよくなってきた。寒かったんだな、クロード。
「クロード、口開けて?」
唇を舐めながらそう言った。色づいた唇は艶めかしくて、クロードの色気はここにもあるんだ。いつもまつげが長くて瞳の青が美しくてそちらばかりに目線がいってしまうから気付きにくいけれど。
「アンリ……」
吐息のように掠れた声で俺を呼ぶ。
「フフッ、クロード指舐めて?」
全然胸が感じないことは知っているが、もう一度試したい。自分でいうのもなんだが、ここ、気持ちいいんだよな。
「ん……」
長くて、柔らかなのに弾力のある舌に指を絡めとられる。思わず俺が声を漏らしてしまった。
上は脱いでいたから後ろから抱きついて首筋を愛撫しながら胸の先を指で撫でた。サワサワと撫でたり、摘まんでもクロードは微動だにしない。
「フ……くすぐったいよ、アンリ」
やっぱりくすぐったいだけか。
「ここ、噛みたい」
ツ……とクロードの首の付け根に指を這わしてここだと教えた。
「いいよ」
笑いながら頷いたクロードに軽く歯を立てた。鬱血したらいいのにと思って、吸い付いた。色の白いクロードの首に俺のキスマークがついて満足する。
いやいやだめだ。満足してる場合じゃなかった。
「もどかしいよ」
「クロード、愉しんで? まだ夜にもなってないんだから……これからだよ」
ゴクリとクロードが唾を飲み込んだ。
そう、お愉しみはこれからだ。
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