女性だらけの世界に迷い込んだショタが、年上のお姉さん達に色々されてドロドロに溶かされるまで

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第40話 ショッピングです(※開発フラグ発生しました。)

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 昨日、ボクの愛棒が限界を超えて達した時、ソウルの代わりに透明な液体を放出する新スキル『限界突破』を獲得した。昨日の拷問おしおきを受けて最大のピンチを迎えた時に獲得したのだ。少年漫画とかの主人公だったら、ピンチの時にピコン♪と新しいスキルを閃いて逆転するとか良くある展開だけど、愛棒の場合は単なる『命の輝き』だった。うん、期待を裏切らないボクの愛棒だね……。

 だがしかし、スキルの名の通り『限界突破』は危険なスキルだったようだ。翌日のボクの愛棒は、寝起きなのにシナシナだったのである。いつもだったらボクが目覚めるよりも先に起きていて、やる気に満々でスタンバイしていたのだ。……まあ桜さんに見つかって食べられちゃうことがほとんどだけどね。

「……ユウタさん、あのっ、……小っちゃいです」

 リビングへ行くと朝一番のつまみ食いを狙っていた桜さんと遭遇した。いつもなら元気な愛棒を見た途端、卑猥な言葉を呟きながら責めてくるのが日課だったのに、今日はすごく悲しそうな感じです。……ここまで桜さんの落ち込んだ顔を見たのは初めてだ。

「あ、おはようございます桜さん。……えっと、昨日のブルブル大作戦の結果がこれですよ。その、残念ですが……もう……」

「……なんてむごい事をっ」

「あの、そんな悲しそうな顔してますけど、やったの桜さん達ですからね?」

「……??」

 キョトンとした顔で首を傾げている天使様がとても可愛いですね。でもやったのは桜さん達です。





 そして朝ご飯を食べて女装が完了したらお出掛けです。今日は一人じゃなくて3人でお出掛けする事になりました。どうやら何か買いたいものがあるらしく、ボクも連れてってくれるそうです。

 車に乗り込み出発です。今日は後部座席にしようかな。夏子さんとイチャイチャです。

「うふふ、いらっしゃいユウコちゃん」

「お邪魔しま~す」

 ふふふ、この逃げ場のない密室で愛棒の仇を取ってやるのです。そうすればきっと愛棒も目を覚ますかもしれません!

 ボクは後部座席の左側、助手席の裏側に座って夏子さんへアタックを仕掛ける事にした。よし、まずはさり気なく夏子さんのスカートへ手を伸ばし、太腿を触っちゃおう。

「あらぁ? どうしたのユウコちゃん」

「……??」

 桜さんの見様見真似でキョトンとした顔を作り、誤魔化してみた。もちろん手を動かすのを止めませんけどね! ふふふ、このままダンジョンまで攻め込んでやるぜー!

「もうユウコちゃんったら、甘えたいのね?」

「えっ?」

 次の瞬間、夏子さんに抱き寄せられてしまい、気が付けば大きなお胸に埋もれていた。顔全体が優しさに包まれ、甘い香りが鼻を抜けていく。ああ、もうボクはダメかもしれない。ダンジョンアタックを覚悟したボクは、入口に辿り着く事なく力尽きてしまったのであった。ごめんよ愛棒……。





「ユウコちゃん起きて~」

「……ううん」

 あれ、どうやらボクは眠ってしまっていたようだ。恐るべし夏子さんの安らぎボディだ。愛棒の仇は無理でした。

 夏子さんのお胸から失礼して外の景色を見たところ、どうやら宝石店のような場所でしたら。めっちゃキラキラしてる。

「さあ行きましょうか」

 夏子さんに手を引かれ店内に入って見ると、指輪やネックレスなどが透明なケースに陳列されていた。百貨店で見たものよりも価格が高い気がする。まさに『0』が一個多いのだ。あー、きっと二人のアクセサリーを買うのかな?

「いらっしゃいませ園田様。こちらへどうぞ」

「ええ、よろしくね」

 綺麗なお姉さんに案内された先はちょっと広い個室でした。ボクには関係なさそうなのでチョコンと椅子に座って大人しくお茶をチビチビ飲んで待ってます。正直なところ、アクセサリーとか良く分からないし女性に任せておけば良いっしょ!

 そんな風に余裕ぶっこいてたら急に名前を呼ばれた。

「じゃあユウコちゃん、これを付けて見て」

「うぇ!?」

 急に呼ばれて夏子さんを見つめたら、手に何やらアクセサリーを持っていた。あれはもしや……チョーカーか!!

 夏子さんの手にあるチョーカーは、首を覆う部分は黒い布のようなものだけど、中心には大きな宝石が2つ付いていた。赤い宝石と青い宝石だった。ルビーとサファイアだろうか?

 ボクはチョーカーを渡され、それを付けて見た。首の後ろで引っかける感じで簡単に付ける事が出来ました。うん、ピタッとくっついているけど圧迫感も無くて良い感じだ。

「ど、どうでしょうか?」

「……すごく良いわ~」

「はい、ユウタさんは最高です」

「あ、ありがとうございます」

 二人はウットリとした表情でボクを見つめている。どうやら満足して貰えたようですね。でもこれ、すごく高そうだよ?

「大変お似合いです。園田様は羨ましいですね」

「うふふ、ありがとう。きっとまた来るから、その時はお願いね」

「はい、畏まりました」

 何やら美人店員さんと夏子さんが笑い合っている。きっと良いお買い物が出来たのだろう……。

「じゃあユウタ君、それ外してね」

「あれ、外しちゃうんですか?」

 このまま付けて帰るのかと思ったけど、違ったようです。初めてチョーカー付けて見たけど、ちょっとカッコ良くて気に入ったんだけどな~。

「これはお家で付けるのよ。さぁ、次のお店に行きましょう」

 なるほど、女装していてチョーカーを付けていたら男性だってバレちゃうのか。お家装備って事だね!

 そうして宝石店を後にして、次のお店に向かったのだった。


 
   ◇



 次に着いたお店は大きな家電量販店でした。家電でも買うのかな?

 桜さんに手を引かれながら店内を歩くと、冷蔵庫やエアコン、テレビなどの家電が大量に展示されていた。ボクは特に欲しい物はないけど、何か新調するのかもしれない。

「えっとぉ、何を買うんですか?」

 気になったので桜さんに聞いてみた。桜さんも半分くらい家事を手伝ってくれているので、家の事なら桜さんが詳しいのです。

「配信するための機材を買います」

「配信ですか……?」

 もしかしてボクと二人のエッチしてる動画を配信するのだろうか? いや、それは無いか。『見て見てTube』で調べたけど、男女の行為や男性の性的な動画は投稿されていなかった。規約を見たけど特に禁止されて無かったから、多分そういう動画を投稿する男性が居ないだけだと思う。

 つまり、ボクの愛棒が世界デビューするのか!!!

「ユウタさんのゲーム動画や雑談などを投稿します」

 どうやら愛棒の世界デビューは無さそうです。でもライブ配信とかもするのかな? ちょっと憧れてたんだよね~。それに上手く行けばミウちゃんと会えるかも!?

「詳しい話はお家でしますので、機材を購入しましょう」

「あ、はい……」

 返事してみたのは良いけれど、配信する機材って何が必要なんですか? カメラとマイクくらいしか思い浮かばない。とりあえず桜さんの手をニギニギして誤魔化しておきました。

 ボクは店員さんと桜さんのやり取りを横で聞きながら、ウンウンって適当に頷いていました。……なるほど、照明も必要なのね!

 車のトランクに詰め込めたけど、結構な金額になっている気がする。あの、本当に大丈夫ですか?

「じゃあ最後のお買い物してお昼ご飯食べて帰りましょうか」

 そうして本日最後のお買い物へ向かいました。最後はなんだろな~、ワクワクです。


 
   ◇



 最後にやって来たのは雑貨屋さんのようなところでした。でも何故だろうか、ボクの冒険者としての勘が危険を察知していたのだ。この先に行ったらトラップに引っかかる。そう言っている気がしたのだ。

 ボクは新米冒険者だけど、この前の予感は正しかった。きっとこの先に進むと大変な事になるのだろう。だから自然と足が止まってしまったのだ。

「ちょ、ちょっとボクは車の中で待ってようかな~って思いますぅ~」

 ボクは怪しまれないように自然な感じで言ってみた。そしてさり気なく車に戻ろうとしたところ、左右の腕をガッシリと捕まれてしまったのだ。やはりこの世界の女性は見かけ以上に力が強く、ボクには抵抗出来そうにありませんでした。

「あらあら、そんな事言わないで一緒に行きましょう?」

「大丈夫です、怖い事なんてありませんから」

「ひぃ!」

 二人のとびっきりの笑顔が恐ろしかった。絶対ヤバいやつだ! 腕に伝わる二人の胸の感触を楽しんでいる場合じゃないのである。ああ、地獄の門自動ドアが開いてしまった……。

 お店の外観はオシャレな茶色い建物で、まさに雑貨屋さんといった風貌だった。だがしかし、一歩踏み入ればピンク色の空間が広がっていた。

「こ、ここってもしかして……」

「うふふ……玩具屋さんよ」

「大人のですけどね」

 広い店内には至る所にピンクや紫などの怪しい色を放つ玩具が陳列されていた。そしてお姉さま達が和気あいあいと商品を選んでいたのだった。ご、ゴクリ……。

 つまりこれは、ボクの貧弱な愛棒の強化をするための武具屋って事か!!! 昨日買ったピーナッツブルブルとブルブルスティックはいつの間にか無くなっていた。きっとやり部屋寝室のベッド下の引き出しに隠されているのだろう。あれは上級者装備だったから、新米のボクにふさわしい初心者装備を購入するって事だね!!!

「どれが良いか選んでね」

「まずはこっちから見て行きましょう」

 桜さんの案内で最初に来たところは……なんだろこれ? シリコンで出来たそれは、事務用品で見た事のある指サックのようなものであった。事務用品は指先だけを覆う感じだけど、これは指全体に嵌める感じです。更に指の腹の部分にはデコボコとした突起が付いている。まさか……!?

「これって……指に嵌めるやつですか?」

「これ使った事ないのよね~」

「ふふ……これでたくさんほじくるんですよ」

「エッッッッ!!」

 つまりこれを装備して攻撃力をアップさせる訳ですね!! これを使えば愛棒の体力を温存させたまま神秘の穴初級ダンジョン天使の穴初心者ダンジョンを優位に攻略出来るかもしれないのか!! いける、いけるぞ愛棒!!

「じゃ、じゃあこれが良いかな~」

 ボクは突起の部分が凶悪な禍々しいアイテムを手に取った。きっとこれは呪われたアイテムだろう。まさに指サックローパーの触手だ。これを装備して二人のダンジョンアタックをしたら、もう大洪水だろう!!

「もうユウコちゃんったら、そんなの選んじゃって……もう」

「楽しみです」

 夏子さんは頬を赤くし、桜さんはニヤニヤしている。きっと指サックローパーの触手を使うことを想像しているのだろう。ちょっと興奮してきた。

 次に来たエリアはブルブルコーナーだった。昨日も買ったけど、沢山あるね。

「じゃあここは私と桜ちゃんが選ぶわね~」

「は、はい!」

 二人が楽しそうに選んでいる。そうか、自分のダンジョンレベルに合った道具を選んでいるのか。二人がどんなアイテムを使うのか、すごく気になります!!!

 そしてコッソリと見ていたら、桜さんが細いブルブルスティックをカゴへ入れた。さらに小さなブルブルも追加しているようだ。ふふ……天使の穴初心者ダンジョンだとあれくらいの装備が丁度良いのかもしれない。可愛いですね。

 次に夏子さんを見たら、恐ろしいアイテムを手にしていたのだ。えっと、夏子さんは神秘の穴初級ダンジョンですよね? そんな上級者のようなアイテムはまだ早いんじゃないですかね?

 夏子さんの手には、まさにプラグとしか言いようがない太くて短いアイテムがあった。あれはダンジョンを封印するアイテムだと思う。まさにプラグ封印のオーブだ。やばい、どういう使い方をするのか全く想像出来ないぞ……。

 でも上級者に憧れる夏子さんはそれだけじゃ飽き足らず、更にすごいアイテムを手に取ったのだ。それは禁断の武器、双頭ブルブル諸刃スティックの剣だ。他のダンジョンを責める事が出来るアイテムだけど、自分のダンジョンにもダメージが出てしまう危険なアイテムです。細いタイプだから、初心者用かもしれない。さすが夏子さんですね。

「じゃあ次に行きましょうか」

 そして大量のローションや拘束具をポンポンとカゴへ入れていったのである。……つまり、これで私達を攻略してねっていうサービスアイテムって訳だ。ふふ、全然大丈夫じゃないか。何が冒険者としての勘だよ。所詮ボクは新米冒険者です。そんな勘なんて最初から無かったのである。

「これを使うのはちょっと待ってね。ふふ……色々と準備があるから」

「わ、分かりました!」

 なるほど、二人が自分で使って耐えられるか実験するのか。耐えられなかったら特級呪物に認定して封印するんだね。ああ楽しみだ。きっと愛棒も喜んでいるだろう。今日はずっとシナシナだけどね……。

 そうしてボクの平和な一日が終わったのであった。
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