女性だらけの世界に迷い込んだショタが、年上のお姉さん達に色々されてドロドロに溶かされるまで

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第41話 ユウタ君ハーレム大作戦

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 翌朝、起きてビックリしてしまった。昨日あれだけシナシナだったボクの愛棒が、完全復活していたのである。しかも一日休んだお陰か、いつもよりガチガチですよ。愛棒パイセン、やる気満々ですね? でも残念ながら出番は無いと思いますよ。

 モソモソとベッドから降りてちょっと前屈みになりながら部屋のドアを開けた瞬間、何かに襲われた。ボクは抱きしめられてしまい、悲鳴を上げる暇もなく部屋のドアが閉まってしまったのである。まるでボクが部屋から出てくる瞬間を待ち構えていたかのような素早さであった。

「今朝はすっごく逞しいです」

 どうやら襲撃者は桜さんでした。桜さんは抱き着いたままの状態で愛棒に手を這わせ、大きさを確認してウットリと頬を赤く染めている。

 そして気が付けばベッドに押し倒されていた。何故か桜さんはエッチなメイド服を装備していたのです。そう、まるで『ミウちゃんねる』でミウちゃんが着ていたエッチなメイド服と同じような感じだ。胸元が大胆にガバッと開いててセクシーです。あと白いヘッドドレスが桜さんの姫カットとマッチして、清楚さがMAXですね。でも今まで朝からベッドに押し倒されるような積極的な事は無かったのに、どうしたのだろうか?

「あ、あの、おはようございます。これっていったい?」

「ふふ……これもご主人様の健康管理です。昨日は調子が悪いそうだったので確認に参りました」

「……なるほど?」

 つまりこういう事か。昨日は愛棒がシナシナで心配だったから、今日は大丈夫かな? って感じでつまみ食いに来たのだろう。あれ、もしかしてこのままメイドさんに食べられちゃうんですか?

「今日はいつにも増して元気です。……はむっ」

「あひぃ!?」

 気が付いたらボクの愛棒が天使の口ソウルイーターに飲み込まれていた。ペロペロする感じじゃない、正に飲み込んでいるのだ……。色白清楚美少女天使な桜さんが、小さなお口で愛棒を飲み込んだ。こんなすごい攻撃があったなんて知らなかったよ……。うっ。

「さ、桜さん大丈夫? その、無理しないで……」

「……ハァ……ハァ……、全然大丈夫です。月刊めちゃシコ教科書に書いてあった技ですが、気持ち良いですか?」

 少し涙目になった桜さんが愛棒から口を離して教えてくれた。そうか、月刊めちゃシコは桜さんが持っているのか。あの、ボクも読みたいので今度見せて下さいね。そしてまた愛棒が天使の口ソウルイーターに飲み込まれた。以前夏子さんとお買い物した時に更衣室でペロペロして貰った時よりも刺激的で、すごい技だった。

 桜さんの苦悶な声が愛棒を通じて聞こえてくる。桜さんに申し訳ない気持ちが湧き出てくるが、それと同じくらい満たされるものがあった。だけどその気持ちを整理する暇もなく、ボクは天使の口ソウルイーターの奥地でソウルを落としてしまったのだ。

「――う゛うっ!!」

「ん゛ーー!?」

 昨日までため込んだソウルは、いつもより濃厚で量が多かった……。桜さんは苦悶な悲鳴を上げ、必死に喉を鳴らしてソウルを吸収していった。口の周りはテカテカしていて、目から涙が零れていた。罪悪感と共に何か満たされるものがあった。そして、すごく気持ちが良かった……。

 ソウルが全て無くなったが、桜さんは小さくなる愛棒をひたすらペロペロしていた。まるでお掃除をしているかのように……。ボクはたまらず桜さんの頭をナデナデしてしまった。このアイドルのような美少女がボクのためにこんな事をしてくれたのだ。愛おしくて仕方なかったのだ。

「大丈夫ですか桜さん? あの、すごく気持ち良かったです……」

「ふふ……月刊めちゃシコ教科書では吐き出していましたが、大したことありませんね。これが私の愛が成せる技です」

 桜さんがボクの事を好きっていう気持ちが伝わってきて嬉しかった。こんな危険な技までやってくれて、きっとボクに愛を伝えたかったのだろう。そんな事をしてくれなくてもボクは桜さんが大好きなのだ。

「桜さん愛してます」

「はい、ユウタさん……」

 そして自然とキスをした。ついばむキスから濃厚なキスへ。でも……。

「うっ……変な味がするね」

「これがユウタさんの愛の味ですよ」

 ニッコリと笑う桜さんが綺麗だった。でもこの技をやった後は口をゆすいだ方が良いね。お互いのために。





   ◇




 朝食をしっかりと食べてリビングでテレビを見ていたら、アリスさんがテレビに映ったのだ。

「これってアリスさんですよね!?」

 ボクは思わず声を張り上げて聞いてしまった。テレビには腰まで届きそうな銀髪の美女が映っている。そして大きな胸元にキラリと光るネックレスが輝いていた。もしやこれは宝石のCMだろうか?

「ええ、そうね。彼女は有名人ですもの。女性から見てもスタイル良いし、憧れるわね~」

「ユウタさんがあの百貨店で会ったというのが奇跡です。きっと周りの人も彼女だと気が付いても見て見ぬふりをしていたのでしょうね。それがマナーですから」

「へぇ、そうだったんですね。芸能人と知り合いになれるなんてちょっと嬉しいですね」

 男嫌いで女好きなアリスさんだけど、CMを見る限りお仕事モードの時はキリッとした表情でカッコイイですね。よし、チャットでCM見た事を伝えておこう。お友達だしね!

『アリスさんおはようございます。ネックレスのCM見ましたよ! カッコ良かったです』

 あ、芸能人だし朝は遅くまで寝てるかもしれない。悪い事しちゃったな。……そう思っていたらすぐに返信があった。

『ありがとうユウコちゃん! 今日のおかずはユウコちゃんにしますわね♡』

 こういうセクハラメッセージにはどんな回答をするのが正解なのだろうか? よし、桜さんに聞いてみよう。

「あの、桜さん……。こういう時はどういう回答が良いのでしょうか?」

 ボクはスマホを桜さんに渡して意見を聞いてみた。きっと桜さんなら良いお返事を考えてくれるでしょう。

「ふふ……こんなのは簡単です。……はい、これで問題ありません」

「あ、はい……」

 何やら高速フリックでシュシュシュっと文字を打ち込んで返信してくれたようです。なになに……?

『私をおかずにするんだったら、10回イッった後にちゃんと証拠を送って下さいね♡』

 え、良いんですか? 相手は有名人ですよ? さっきまでテレビCMに映っていたキリッとした表情が素敵な美女が、大人の玩具を使って一人遊びした後の事後報告をしてくれるんですか!? もし送られて来たら最高ですね!! 

 旦那が有名人の美女とチャットしていて、お嫁さんとして嫉妬とか本当に大丈夫なのか不安になりチラッと桜さんを見つめて見たら、満面の笑みを浮かべて首を縦に振っていた。どうやら大丈夫なようだ……。ワクワクするね!



   ◇



 今日はみんなお休みのためリビングでまったりとしていたら、桜さんが思い出したように話し出した。

「そろそろユウタさんの配信を始めたいのですが、どうでしょうか?」

「そういえば昨日配信するって言ってましたね。ボクは全然構いませんが、配信して何か良い事があるんですか?」

 昨日のお買い物で配信用の機材を購入したのです。まだセッティングしてないけど、配信するだけだったらそんなに難しくないようです。

「ユウタさんを有名人にします」

「有名人ですか?」

 ボクが有名人になると良い事があるのだろうか? サインの練習とか必要かな!

「ユウタさんはこの世界の男性の中で、一番カッコ良くて美しいと思っています。言い換えればユウタさんは日本の宝です。そんなユウタさんが日本中の女性に認識されない事はあってはならない、私にはユウタさんを日本中に知らしめる使命があるのです」

「……ほほう?」

 ボクは良く分からないから適当に頷いておいた。やばい、桜さんが頬を赤くしてトリップしてしまっている。コッソリと夏子さんの顔を伺ってみたが、首を横に振る仕草をされてしまった。

「手始めに『見て見てTube』でユウタさんを有名人にします。女性がユウタさんを見たら、すぐに登録者数が増えるでしょう。そしてライブ配信とかもやりましょう!」

「……つまりボクは女性に受ける動画を作って投稿し、女性の視聴者をいっぱい集めろって事ですね?」

「その通りです。そしてくはユウタさんの精子を日本中の女性にばら撒くのです」

「な、なんだってー!?」

 ちょっと大袈裟に驚いてみたけど、良く分かりません。どうやってばら撒くのでしょうか?

「ああ、なるほどね。男性であるユウタ君が有名になれば、ファンの女性はみんなユウタ君の精子が欲しくなるって事ね。つまり精液の質と量のランクが高いけど出自が不明なため不人気になるユウタ君の精子を、世の女性に知って貰うっていう訳ね」

「まさに先生の仰る通りです。ユウタさんのような男性の子供なら、きっと可愛い男性も生まれる事でしょう。そうなればこの日本でもカッコイイ男性が増えると思います」

「まあ子供の性格とかは育ての親の教育とかもあるから何とも言えないけど、ユウタ君が配信で女性に優しい男性をアピールすれば良い方向になるかもしれないわね」

 ボクはポカーンと口を開けて放心しております。どうやら美女二人は意気投合してしまったらしく、ユウタ君ハーレム大作戦とか言っています。あの、ボクはお二人だけで精一杯ですよ? これ以上盛り上がる前に止めよう!

「あの! ボクは普通に楽しく配信出来れば良いかな~って思うんです。だからその……」

「ミウちゃん」

「えっ!?」

 ボクが頑張って説得しようとしたら桜さんが被せて来た。ミウちゃんっていう単語に反応してしまい、ボクは聞き入ってしまったのだ。もしかして『ミウちゃんねる』の色白清楚処女ギャルビッチであるミウちゃんですか!?

「ユウタさんが有名になったら、『産地直送プレミアム搾精権』を使わせてあげます」

「『産地直送プレミアム搾精権』……ですか?」

 どこかで聞いた事がある名前だ。そうだ、確か恵美さんと浮気してしまったと思って泣いていたボクに、夏子さんが『産地直送プレミアム搾精権』があるから浮気じゃないって言ってた気がする。そういえばあの後、どういう物なのか聞いて無かったな。

「『産地直送プレミアム搾精権』と言うのは言い換えれば『合法浮気種付けチケット』です」

「『合法浮気種付けチケット』……」

 なんて淫靡な響きなのだろうか……。もしかしてこれを使えばミウちゃんと!?

「そうよ。これは結婚している男性が望み、お嫁さん全員の許可が得られた場合にだけ使う事が出来る権利なの。まあこの世界の男性は性欲が少ないから、ほとんど使われる事はないけどね。まあ中には色々な女性と遊びたいっていう男性もいるからね」

「もしユウタさんが有名になって『産地直送プレミアム搾精権』の公募を行ったら、ミウちゃんが応募するかもしれませんよ」

 動画で『産地直送プレミアム搾精権』を使うからみんな応募してね~って宣伝したら、ミウちゃんが応募してくれるかもしれないのか! つまり、ミウちゃんがボクの事を好きになってくれるように頑張れって事か!? いや、ボクは二人を愛しているのだ。こんな堂々とミウちゃんが好きなんて言って良いはずがない!!

「え? べ、別にボクはミウちゃんとか……そんな」

「ユウタ君ったら『ミウちゃんねる』をずっと見てるじゃない。もうバレバレよ?」

「……たまに寝言でミウちゃんって言ってますよ?」

「……っ!」

 何という事だ、ボクがコッソリと『ミウちゃんねる』を見ている事もバレてたし、寝言でミウちゃんを呼んでいたなんて初耳です。でもしょうがないよね、ミウちゃんスタイル良いし、ギャルとエッチしてみたいじゃん? よし、聞かなかった事にしよう!

「分りました! 桜さんの野望の為にボクは頑張って配信しますね!」

「ミウちゃんのためよね?」

「ミウちゃんのためですね」

「……」

 そうしてボクは、やった事もない配信をする事になったのでした。配信って何やれば良いのかな?
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