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第50話 ―― 夏子さんSide ―― シチュエーションが大事です
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「今日はユウタ君の好きな焼肉ね~」
「はい、きっとユウタさんも喜んでくれると思います」
ユウタ君はお肉が大好きで、お肉料理の時は満面の笑みを浮かべて食事をしているのよね。ああ、あの笑顔が見るとこっちまで笑顔になってしまう。
「いっぱい精を付けて貰いましょう。昨日は3人で楽しんだけど、今日もやっちゃう!? うふふ……今日は抜かずに3発ね」
「さすがに3発は厳しいかと。でも月刊めちゃシコ!! によると、男性はダンジョンコアを刺激されると敵襲されたと勘違いしてしまい、強制的におちんちんを目覚めさせる事が出来るそうです」
「まぁまぁ!! 本当なの!?」
すごい情報だわ! この世界の男性の隠しダンジョンを攻略した女性探索者は居ないはず。少なくとも私の知り合いには誰もいないわね。見た事あるのはエッチな漫画だけだし、本当なのかしら?
「この前買った道具も中々使うタイミングが無いのよね」
「やはり隠しダンジョンの探索許可を得るには何かユウタさんに負い目を感じて貰う必要があります。それに浄化作業とか行うにも道具を仕入れないとダメですね」
「そうね~。何か都合の良い事とか無いかしら。ユウタ君が100%負い目を感じるような都合の良い状況かぁ~」
「難しそうですね……」
色々と妄想してしまったが、そう都合の良い状況というのは無いのよね。ああ、もう家に着いちゃった。さて、愛しのユウタ君と焼肉食べてエッチしようかしら~。
そう思って玄関のチャイムを鳴らして鍵を捻ってみたが、鍵が開いていた。
「鍵が開いているわ。閉め忘れたかしら?」
「いえ、そんなはずありません。必ず確認して出るようにしています」
もしかしたらユウタ君が外出したのかも……。いや、女装していないからそれは無いだろう。自分で女装した可能性も捨てきれないが、そんな事をする人じゃない。
「ただいま~。あれ、ユウタ君どこ~?」
「ただいまです。……変な匂いがします」
桜ちゃんと首を捻りながら玄関を通り、リビングへ向かう。お出迎えが無いというのも気になる……。それにすごくエッチな匂いがする。もしかして誰かに侵入されて襲われているのかも!?
そう思ってリビングの扉を開いたら、思ってもみなかった光景が広がっていた。
「申し訳ございませんでしたー!!!」
リビングの床に頭を擦り付けて土下座するユウタ君が居た。服を何も着ていない状態での土下座は、ちょっと興奮してしまう。思わずスマホで写真を撮影してしまった。
そしてリビングを見渡せば、テーブルの上で寝そべっているお母様の姿があった。股を大きく広げたお母様は、まるで車に轢かれたカエルのようだった。股からはポタポタと液体が垂れ、フローリングには小さな水たまりが出来ていた。それを見た瞬間、状況を理解してしまった。
大凡お母様がユウタ君を誘惑し、ユウタ君が誘惑に負けてしまったのだろう。でもあのお母様の状態を見る限り、課金アイテムを使っているような気がする。だって、私達とエッチした時だってあんな状況になる事は無いのだ。
ふと横を向けば、桜ちゃんがニコニコと笑顔を浮かべていた。そして私も笑ってしまったのだ。だってこんな都合の良い状況、狙ったって出来ないだろう。
「桜ちゃん、うまく進めましょうね」
「はい、先生」
桜ちゃんにしか聞こえないように小声で伝えたら、すぐに理解してくれた。やっぱり桜ちゃんは頭の良い子だ。
さて、このままユウタ君を土下座させておくのも可哀想だし、風邪を引いてしまうかもしれない。悪いのはお母様だし、お風呂にでも入って貰おうかしら。
「ユウタ君……これはどういう事かしら!?」
「す、すみませんでした!」
こんな事を言いたくないけど、演技をしてしまった。普段よりちょっと強めに責めてしまったのだ。でも、やっぱりユウタ君は自分が悪いと責任を感じているようで、すぐに謝って来た。普通の男だったら『お母様に襲われたんだ!』って言い訳をしているはずだ。ユウタ君はお母様が悪いなんて一言も言っていない。
「頭を上げてユウタ君。どうせお母様が暴走してユウタ君を襲ったんでしょう?」
「ち、違うんです夏子さん。その、ボクが悪いんです……」
うん、やっぱりユウタ君は優しい男の子だ。うふふ……こんな優しいユウタ君が大好き! それにお母様との関係はみんなが認めているのに気にするなんて、ユウタ君だけよね……可愛い。これが見知らぬ女性とか幼女を襲っていたらこっ酷くしかるけど、お母様だしね。
「うへへ、ユウ君も気持ち良かった~? また浮気エッチしようね~」
「ご、ごめんなさい! 浮気しちゃいました……」
ああ、ユウタ君がどんどん落ち込んでしまう。お母様もこんなの浮気にならないと分かっててユウタ君を煽っているのよね。どうせ『浮気シチュエーションとか背徳的で良いよね♪』って感じで楽しんでいるのだろう。
「大丈夫よユウタ君。全然怒ってないから。それより風邪引いちゃうからシャワー浴びて来てね。そうだ、桜ちゃん一緒にお願い出来る?」
「はい、先生。行きましょうユウタさん」
「は、はい……」
桜ちゃんがユウタ君の手を引いてお風呂場へ行った。さて、ユウタ君が居なくなったことだし、お母様のお説教をしようかしら。
「それでお母様、今日はどうしたんですか?」
「えへへ~、ユウ君が遊びに来てくれないから来ちゃった♪」
まったくこの人は自分が悪いと思っていないのである。困った人だわ。
「来ちゃったじゃありませんよ。ユウタ君がまた泣いちゃうところでしたよ」
「そこはほら、お嫁さんがフォローしてくれるでしょ? 私はお嫁さんじゃなくて愛人枠だし~」
「はいはい、そうですね~。それよりこの汚れ具合、酷いですね。ユウタ君に薬を使いましたね?」
私はティッシュを手に取り、テーブルと床を掃除する。ユウタ君の白い塊もあるけど、大半がお母様が漏らしたものだ。げんなりとしながらティッシュをゴミ箱へ捨てるが、中々終わりそうにない。雑巾を持って来ようかしら……。
私もバックで奥を責められると吹いてしまう事があるけど、ここまで酷い事にはならない。きっと激しかったのだと予想出来る。暴走モードのユウタ君は、今のところ薬を使った時しか出て来ていない。ああ、あの時は幸せを感じた。まさに天国へ行くかと思ったわね……。うっとりとしていたら、思わぬ発言が聞こえた。
「何言ってんの? 私が薬なんて使う訳ないじゃない。これは普通にやっただけよ?」
「えっ!? 普通にですか? 薬もお酒も何も使っていないと言うのですか?」
「もちろんよ。ぐへへ、私が誘惑したらユウ君ったらガチガチに硬くしたおちんちんでずっと責められちゃったの~。もう死んじゃうかと思ったわ♡」
「……なんですって!?」
この状況を薬もお酒も使わずに作り出した? お母様一人で? 私と桜ちゃんの二人掛かりでもこんな状況にはならないわ……。私達よりもお母様の方が興奮するって言うの!? ピチピチの私達より年増なお母様が良いの!?
「おお~い! いま年増って考えただろー!? 目がそう言ってたぞ!!」
「……チッ」
どうやら顔に出てしまったようですね。でも納得出来ない。どうやったらこんな凄いエッチが出来るのかしら……。もう恥ずかしいけど聞いちゃおう。
「あの、お母様? どうやったらユウタ君とこんなエッチが出来るのですか?」
「う~ん。逆に聞くけど、夏っちゃんはどんなエッチしてるの?」
質問に質問で返されてしまった。はぁ、言いたく無いけどしょうがないわね……。
「普通のエッチです。キスしたり抱き合ったりしてます。あとはユウタ君を拘束して馬乗りになってしたりですね。ふふ……ユウタ君は抱き合ってするのが好きなんですよ?」
「……はぁ」
私が赤裸々に語ったが、それを聞いたお母様は溜息を吐いてしまった。何かガッカリするようなところがあったかしら? 桜ちゃんも同じような感じだって言ってたし、3人でやるときも同じよね。ユウタ君も気持ち良さそうにしてたし、私達も満足出来ている。何が悪いのかしら?
「今日の私のエッチ、教えてあげる」
「……ご、ゴクリ」
いったいどんなエッチだったのかしら?
「このセーラー服を着てユウ君の事を『先輩♪』って言って迫ったの」
「それって前にもやりましたよね? 確かにユウタ君はその格好が好きって言ってましたが、暴走する程じゃないと思いますけど……」
「煽ったのよ」
「煽った……?」
煽ったってどういう事かしら? 私にはユウタ君を貶すような事を言えそうにない。下手な煽りをしたら、怒って居なくなっちゃいそうだけど……。
「こんな感じよ。……発端はユウ君が避妊を心配した事なんだけどね。私は『先輩の弱弱せーしで妊娠なんてする訳ないじゃないですか~』って言いながら腰を振って挑発したのよ。うへへ、あの時のユウ君ったらすごい目付きになってキュンキュンしちゃった♡」
「……そんな事で?」
確かに煽りになるかもしれないけど、それだけで暴走するような事になるのかしら? 私が同じセリフを言ったらユウタ君がしょんぼりしてしまう気がする……。
「つまりイメージプレイよ。私みたいな年下の可愛い後輩が先輩を揶揄うの。小悪魔な後輩を先輩の逞しいおちんちんでわからせるっていうシチュエーションを作り上げるのよ」
「イメージプレイ……」
今までイメージプレイなんてやった事が無かった。ユウタ君はそういう行為が好きなのかしら?
「勿体ない。夏っちゃんだったら本物のお医者さんごっこが出来るでしょう? 桜ちゃんだったらメイドさんと夜のご奉仕とか盛り上がりそうね。二人に合ったプレイをすればより一層盛り上がるわよ」
「お医者さんごっこ……」
ユウタ君が患者さんで私がエッチな診察をするのかしら。それともユウタ君にエッチな診察をされちゃうのかしら。……そんなシチュエーションを想像していたら、ちょっと濡れて来てしまった。
「二人だったら色んなプレイだって出来るでしょ? 試しに桜ちゃんの体を使って、女性の体の事を教える感じの性教育シチュエーションやってみなさい。きっと楽しいわよ?」
「さすがお母様ですね。参考にさせて頂きますね」
「ふふ……伊達にエッチな妄想してないわ! ってことで私もシャワー浴びてくるから後よろしくね~!」
「あ、ちょっと!」
そう言ってお母様は裸のままお風呂場へ行ってしまった。でも良い話が聞けたわね。そう言われると私達のエッチは淡泊だったかもしれない。ちょっとシチュエーションを考えてみようかしら。
「それにしても汚しすぎよね……」
一向に処理の終わらない水たまりの処理を前に、げんなりとしてしまうのだった……。
「はい、きっとユウタさんも喜んでくれると思います」
ユウタ君はお肉が大好きで、お肉料理の時は満面の笑みを浮かべて食事をしているのよね。ああ、あの笑顔が見るとこっちまで笑顔になってしまう。
「いっぱい精を付けて貰いましょう。昨日は3人で楽しんだけど、今日もやっちゃう!? うふふ……今日は抜かずに3発ね」
「さすがに3発は厳しいかと。でも月刊めちゃシコ!! によると、男性はダンジョンコアを刺激されると敵襲されたと勘違いしてしまい、強制的におちんちんを目覚めさせる事が出来るそうです」
「まぁまぁ!! 本当なの!?」
すごい情報だわ! この世界の男性の隠しダンジョンを攻略した女性探索者は居ないはず。少なくとも私の知り合いには誰もいないわね。見た事あるのはエッチな漫画だけだし、本当なのかしら?
「この前買った道具も中々使うタイミングが無いのよね」
「やはり隠しダンジョンの探索許可を得るには何かユウタさんに負い目を感じて貰う必要があります。それに浄化作業とか行うにも道具を仕入れないとダメですね」
「そうね~。何か都合の良い事とか無いかしら。ユウタ君が100%負い目を感じるような都合の良い状況かぁ~」
「難しそうですね……」
色々と妄想してしまったが、そう都合の良い状況というのは無いのよね。ああ、もう家に着いちゃった。さて、愛しのユウタ君と焼肉食べてエッチしようかしら~。
そう思って玄関のチャイムを鳴らして鍵を捻ってみたが、鍵が開いていた。
「鍵が開いているわ。閉め忘れたかしら?」
「いえ、そんなはずありません。必ず確認して出るようにしています」
もしかしたらユウタ君が外出したのかも……。いや、女装していないからそれは無いだろう。自分で女装した可能性も捨てきれないが、そんな事をする人じゃない。
「ただいま~。あれ、ユウタ君どこ~?」
「ただいまです。……変な匂いがします」
桜ちゃんと首を捻りながら玄関を通り、リビングへ向かう。お出迎えが無いというのも気になる……。それにすごくエッチな匂いがする。もしかして誰かに侵入されて襲われているのかも!?
そう思ってリビングの扉を開いたら、思ってもみなかった光景が広がっていた。
「申し訳ございませんでしたー!!!」
リビングの床に頭を擦り付けて土下座するユウタ君が居た。服を何も着ていない状態での土下座は、ちょっと興奮してしまう。思わずスマホで写真を撮影してしまった。
そしてリビングを見渡せば、テーブルの上で寝そべっているお母様の姿があった。股を大きく広げたお母様は、まるで車に轢かれたカエルのようだった。股からはポタポタと液体が垂れ、フローリングには小さな水たまりが出来ていた。それを見た瞬間、状況を理解してしまった。
大凡お母様がユウタ君を誘惑し、ユウタ君が誘惑に負けてしまったのだろう。でもあのお母様の状態を見る限り、課金アイテムを使っているような気がする。だって、私達とエッチした時だってあんな状況になる事は無いのだ。
ふと横を向けば、桜ちゃんがニコニコと笑顔を浮かべていた。そして私も笑ってしまったのだ。だってこんな都合の良い状況、狙ったって出来ないだろう。
「桜ちゃん、うまく進めましょうね」
「はい、先生」
桜ちゃんにしか聞こえないように小声で伝えたら、すぐに理解してくれた。やっぱり桜ちゃんは頭の良い子だ。
さて、このままユウタ君を土下座させておくのも可哀想だし、風邪を引いてしまうかもしれない。悪いのはお母様だし、お風呂にでも入って貰おうかしら。
「ユウタ君……これはどういう事かしら!?」
「す、すみませんでした!」
こんな事を言いたくないけど、演技をしてしまった。普段よりちょっと強めに責めてしまったのだ。でも、やっぱりユウタ君は自分が悪いと責任を感じているようで、すぐに謝って来た。普通の男だったら『お母様に襲われたんだ!』って言い訳をしているはずだ。ユウタ君はお母様が悪いなんて一言も言っていない。
「頭を上げてユウタ君。どうせお母様が暴走してユウタ君を襲ったんでしょう?」
「ち、違うんです夏子さん。その、ボクが悪いんです……」
うん、やっぱりユウタ君は優しい男の子だ。うふふ……こんな優しいユウタ君が大好き! それにお母様との関係はみんなが認めているのに気にするなんて、ユウタ君だけよね……可愛い。これが見知らぬ女性とか幼女を襲っていたらこっ酷くしかるけど、お母様だしね。
「うへへ、ユウ君も気持ち良かった~? また浮気エッチしようね~」
「ご、ごめんなさい! 浮気しちゃいました……」
ああ、ユウタ君がどんどん落ち込んでしまう。お母様もこんなの浮気にならないと分かっててユウタ君を煽っているのよね。どうせ『浮気シチュエーションとか背徳的で良いよね♪』って感じで楽しんでいるのだろう。
「大丈夫よユウタ君。全然怒ってないから。それより風邪引いちゃうからシャワー浴びて来てね。そうだ、桜ちゃん一緒にお願い出来る?」
「はい、先生。行きましょうユウタさん」
「は、はい……」
桜ちゃんがユウタ君の手を引いてお風呂場へ行った。さて、ユウタ君が居なくなったことだし、お母様のお説教をしようかしら。
「それでお母様、今日はどうしたんですか?」
「えへへ~、ユウ君が遊びに来てくれないから来ちゃった♪」
まったくこの人は自分が悪いと思っていないのである。困った人だわ。
「来ちゃったじゃありませんよ。ユウタ君がまた泣いちゃうところでしたよ」
「そこはほら、お嫁さんがフォローしてくれるでしょ? 私はお嫁さんじゃなくて愛人枠だし~」
「はいはい、そうですね~。それよりこの汚れ具合、酷いですね。ユウタ君に薬を使いましたね?」
私はティッシュを手に取り、テーブルと床を掃除する。ユウタ君の白い塊もあるけど、大半がお母様が漏らしたものだ。げんなりとしながらティッシュをゴミ箱へ捨てるが、中々終わりそうにない。雑巾を持って来ようかしら……。
私もバックで奥を責められると吹いてしまう事があるけど、ここまで酷い事にはならない。きっと激しかったのだと予想出来る。暴走モードのユウタ君は、今のところ薬を使った時しか出て来ていない。ああ、あの時は幸せを感じた。まさに天国へ行くかと思ったわね……。うっとりとしていたら、思わぬ発言が聞こえた。
「何言ってんの? 私が薬なんて使う訳ないじゃない。これは普通にやっただけよ?」
「えっ!? 普通にですか? 薬もお酒も何も使っていないと言うのですか?」
「もちろんよ。ぐへへ、私が誘惑したらユウ君ったらガチガチに硬くしたおちんちんでずっと責められちゃったの~。もう死んじゃうかと思ったわ♡」
「……なんですって!?」
この状況を薬もお酒も使わずに作り出した? お母様一人で? 私と桜ちゃんの二人掛かりでもこんな状況にはならないわ……。私達よりもお母様の方が興奮するって言うの!? ピチピチの私達より年増なお母様が良いの!?
「おお~い! いま年増って考えただろー!? 目がそう言ってたぞ!!」
「……チッ」
どうやら顔に出てしまったようですね。でも納得出来ない。どうやったらこんな凄いエッチが出来るのかしら……。もう恥ずかしいけど聞いちゃおう。
「あの、お母様? どうやったらユウタ君とこんなエッチが出来るのですか?」
「う~ん。逆に聞くけど、夏っちゃんはどんなエッチしてるの?」
質問に質問で返されてしまった。はぁ、言いたく無いけどしょうがないわね……。
「普通のエッチです。キスしたり抱き合ったりしてます。あとはユウタ君を拘束して馬乗りになってしたりですね。ふふ……ユウタ君は抱き合ってするのが好きなんですよ?」
「……はぁ」
私が赤裸々に語ったが、それを聞いたお母様は溜息を吐いてしまった。何かガッカリするようなところがあったかしら? 桜ちゃんも同じような感じだって言ってたし、3人でやるときも同じよね。ユウタ君も気持ち良さそうにしてたし、私達も満足出来ている。何が悪いのかしら?
「今日の私のエッチ、教えてあげる」
「……ご、ゴクリ」
いったいどんなエッチだったのかしら?
「このセーラー服を着てユウ君の事を『先輩♪』って言って迫ったの」
「それって前にもやりましたよね? 確かにユウタ君はその格好が好きって言ってましたが、暴走する程じゃないと思いますけど……」
「煽ったのよ」
「煽った……?」
煽ったってどういう事かしら? 私にはユウタ君を貶すような事を言えそうにない。下手な煽りをしたら、怒って居なくなっちゃいそうだけど……。
「こんな感じよ。……発端はユウ君が避妊を心配した事なんだけどね。私は『先輩の弱弱せーしで妊娠なんてする訳ないじゃないですか~』って言いながら腰を振って挑発したのよ。うへへ、あの時のユウ君ったらすごい目付きになってキュンキュンしちゃった♡」
「……そんな事で?」
確かに煽りになるかもしれないけど、それだけで暴走するような事になるのかしら? 私が同じセリフを言ったらユウタ君がしょんぼりしてしまう気がする……。
「つまりイメージプレイよ。私みたいな年下の可愛い後輩が先輩を揶揄うの。小悪魔な後輩を先輩の逞しいおちんちんでわからせるっていうシチュエーションを作り上げるのよ」
「イメージプレイ……」
今までイメージプレイなんてやった事が無かった。ユウタ君はそういう行為が好きなのかしら?
「勿体ない。夏っちゃんだったら本物のお医者さんごっこが出来るでしょう? 桜ちゃんだったらメイドさんと夜のご奉仕とか盛り上がりそうね。二人に合ったプレイをすればより一層盛り上がるわよ」
「お医者さんごっこ……」
ユウタ君が患者さんで私がエッチな診察をするのかしら。それともユウタ君にエッチな診察をされちゃうのかしら。……そんなシチュエーションを想像していたら、ちょっと濡れて来てしまった。
「二人だったら色んなプレイだって出来るでしょ? 試しに桜ちゃんの体を使って、女性の体の事を教える感じの性教育シチュエーションやってみなさい。きっと楽しいわよ?」
「さすがお母様ですね。参考にさせて頂きますね」
「ふふ……伊達にエッチな妄想してないわ! ってことで私もシャワー浴びてくるから後よろしくね~!」
「あ、ちょっと!」
そう言ってお母様は裸のままお風呂場へ行ってしまった。でも良い話が聞けたわね。そう言われると私達のエッチは淡泊だったかもしれない。ちょっとシチュエーションを考えてみようかしら。
「それにしても汚しすぎよね……」
一向に処理の終わらない水たまりの処理を前に、げんなりとしてしまうのだった……。
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