悪役令嬢らしいのですが、務まらないので途中退場を望みます

水姫

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王子と自称ヒロイン

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皆様、おはようございます。私の目の前にはハートが飛んでおります。時は3時間ほど遡ります…ピアがいつもの様に私の前に現れたのですわ。今回は連れもおりましてよ。

「あぁ、君は何も心配しなくていいんだよ」

「ピア様…」私は何を見せられているのでしょうか。

「何なさっていますの?」はっ、口が勝手に動いてしまいましたわ。厄介ですわね、戯言に付き合っていたらまた倒れてしまいますわ。はぁ~、よくもまあ次から次に言葉が出てきますわね。そんな頭があるのでしたら、他にお使いになれば宜しいのに。

「言いたいことは以上ですか?でしたら、証拠をご持参下さいな。話はそれからでしょう?私は失礼いたしますわ」

「ふっ、都合が悪いと逃げるのか?証拠など、プライムの証言があるのだ、十分だろう!」

ふぅ、本気でそうお思いならもう手遅れですわね。陛下ともお話しなければならないでしょうか。「プライムさんの証言は証拠にはなりませんわ。それと、私がそのようなことする理由がございません。もういいですか?失礼しますわ」

「おい!待て!ま……」無視ですわ。これ以上は時間の無駄ですもの。一体どれほどの時間を無駄しすれば宜しいのかしら…。


「リゼも大変ですわね」

「他人事ですわね」

「ふふ、他人でしょう?」シェリーのこういう性格が好きですわ。下手に干渉されるよりよっぽど楽ですもの。

「大体、私が階段から落とせるわけないでしょう」未だ車椅子ですのに、そんな腕力など持ち合わせておりませんわ。幼少期よりの付き合いですのに彼は何も見ていなかったのですね…。


「ふふ、リゼは如何ほどの罪を重ねますの?」重ねるも何も1回もしておりませんわ。私は意地悪なシェリーを睨みつけましたの。ですが、彼女は微笑むだけで…いつも敵いませんわ。

「冗談でもやめてくださいな」

「ごめんなさい。リゼは笑顔の方が似合いますからね、私が処理いたしましょうか?」シェリーは歴代宰相を輩出しております家系なので影響力が我が家の次くらいにありますのよ。

「シェリー様の手を煩わせなくても、私が対応いたします!」アモもやる気満々の様なのですが、人が人ですし、家族にはあまり心配をかけたくないので今回はシェリーに頼むことにしましょうか…。

快く引き受けて下さいましたが、大切なお友達に任せるのは少し気が引けますわ。1日でも早いを取り戻したいものですね。

それではまた後日、ご機嫌様。



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