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心の枷編
俺らの5日間戦争
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今日、俺は自分の運の悪さに怒りを覚え部下に怒りをぶつけている。
何故!グーを出してしまったのか!
あの時、チョキを出していたならば!グレースと部屋で、外で、
あんな事やこんな事が5日間も出来たのに!
程よく筋肉が着いた細身の二の腕の内側を食んで、嬲って
魔道具に貫かれた胸に吸い付きたい!最近、シックスパックを
目指すと言って腹筋やら走り込みをしているグレースのチラリと
見える腰回りを抱き寄せて、汗を舐め上げて首元に噛みついて背後から
組み敷いて泣かせたい!!!!
足りねぇ!足りねぇ!グレース成分が抜けきってしまってる!
「足りねぇぞ!テメェら!気ぃ抜いてんな!」
「大隊長!こっちの魔粒子吸収完了です!次行きましょう!」
「おーーし!巻きでキッチリ終わらせるぞ!」
急げ!ポータルに走り込んで次を目指す。
「行け!」
「「 了解! 」」
順調に進んだのは初めの2日だった。
7000箇所の内、俺達南部担当は魔粒子の膨張がひどい
500箇所を魔導騎士、魔導隊混成部隊を率いて一気に吸収分解させる。
200箇所を越えた位から吸収が難しくなってきた。
そして、魔獣の出現など想定外の事が起き過ぎている。
一気に畳み掛けるため、部隊全員換装して対応にあたる。
朝から晩まで換装しっぱなしで、少々精神にきているのは否めない。
「あ゛ーーーグレース抱きてーー。キスしてーーー。」
「大隊長、願望がもれてます。」
マラエカのうんざり顔にも飽きてきた。
「うるせぇよ。あーー。つっこみてーなー。あの髪の匂いかぎてーー」
「大隊長!!腐敗獣です!」
「あーーーー!くそ!」
イライラが爆発して一帯の草原地帯を爆炎で一掃してしまった。
「おー、、、し。つぎぃ、いくぞぉーー」
後、100箇所。死ぬ!グレース!グレースが抱きたい!!
「死ねぇーークソガァァァァァァ!!」
ドンッ!!!!雷撃が地を這って魔獣の群れを貫いて行く。
戦って戦って不眠不休で移動しては戦って、戦っては移動するを
繰り返した。
ラ、ラ、ラス1!
振り向くと、隊員が屍の様にフラフラと彷徨きながら魔獣を屠っては
ポーションを飲み下しハイテンションで雄叫びを上げてポータルへ
突っ込んで行く。
「ラス1だぁぁぁぁ!!死ねぇぇ!」
「うぉぉーーーーー!腹減ったーー!」
「あーーーーーー!寝てぇーーー!眠いーーー!」
「風呂入りてーーーー!!!」
「大隊長のアホーーーーーー!!!」
誰だ!最後叫んだやつ!帰還したらシバく!!!
最後の魔獣を、片付けてやっと地獄の5日間が終わる!
「ウォーーーー!!」
ドッカーーーーーーーーーン!!!
プスプスと、敵も味方も巻き込んだ掃討という名の地獄が終わった。
こうやって各地の隊員は死屍累々を生み出しながらも無事生還する。
教会ポータルには、死体なのか生存者なのか分からない騎士隊員達が
山積みになっていた。そに中に白銀の髪をグレースは見つけ、
駆け寄って引き摺り出す。
「ビクトラ?大丈夫か?」
グッグレーースーーー!
「突っ込ませて。」
ゴスッ!!!
俺の地獄の5日間はこうして幕を下ろした。
俺同様にグレースを求めてゾンビ化したリャーレに朱雀、
目に見えて衰弱したサリザンドは泥の様に眠った。
何故!グーを出してしまったのか!
あの時、チョキを出していたならば!グレースと部屋で、外で、
あんな事やこんな事が5日間も出来たのに!
程よく筋肉が着いた細身の二の腕の内側を食んで、嬲って
魔道具に貫かれた胸に吸い付きたい!最近、シックスパックを
目指すと言って腹筋やら走り込みをしているグレースのチラリと
見える腰回りを抱き寄せて、汗を舐め上げて首元に噛みついて背後から
組み敷いて泣かせたい!!!!
足りねぇ!足りねぇ!グレース成分が抜けきってしまってる!
「足りねぇぞ!テメェら!気ぃ抜いてんな!」
「大隊長!こっちの魔粒子吸収完了です!次行きましょう!」
「おーーし!巻きでキッチリ終わらせるぞ!」
急げ!ポータルに走り込んで次を目指す。
「行け!」
「「 了解! 」」
順調に進んだのは初めの2日だった。
7000箇所の内、俺達南部担当は魔粒子の膨張がひどい
500箇所を魔導騎士、魔導隊混成部隊を率いて一気に吸収分解させる。
200箇所を越えた位から吸収が難しくなってきた。
そして、魔獣の出現など想定外の事が起き過ぎている。
一気に畳み掛けるため、部隊全員換装して対応にあたる。
朝から晩まで換装しっぱなしで、少々精神にきているのは否めない。
「あ゛ーーーグレース抱きてーー。キスしてーーー。」
「大隊長、願望がもれてます。」
マラエカのうんざり顔にも飽きてきた。
「うるせぇよ。あーー。つっこみてーなー。あの髪の匂いかぎてーー」
「大隊長!!腐敗獣です!」
「あーーーー!くそ!」
イライラが爆発して一帯の草原地帯を爆炎で一掃してしまった。
「おー、、、し。つぎぃ、いくぞぉーー」
後、100箇所。死ぬ!グレース!グレースが抱きたい!!
「死ねぇーークソガァァァァァァ!!」
ドンッ!!!!雷撃が地を這って魔獣の群れを貫いて行く。
戦って戦って不眠不休で移動しては戦って、戦っては移動するを
繰り返した。
ラ、ラ、ラス1!
振り向くと、隊員が屍の様にフラフラと彷徨きながら魔獣を屠っては
ポーションを飲み下しハイテンションで雄叫びを上げてポータルへ
突っ込んで行く。
「ラス1だぁぁぁぁ!!死ねぇぇ!」
「うぉぉーーーーー!腹減ったーー!」
「あーーーーーー!寝てぇーーー!眠いーーー!」
「風呂入りてーーーー!!!」
「大隊長のアホーーーーーー!!!」
誰だ!最後叫んだやつ!帰還したらシバく!!!
最後の魔獣を、片付けてやっと地獄の5日間が終わる!
「ウォーーーー!!」
ドッカーーーーーーーーーン!!!
プスプスと、敵も味方も巻き込んだ掃討という名の地獄が終わった。
こうやって各地の隊員は死屍累々を生み出しながらも無事生還する。
教会ポータルには、死体なのか生存者なのか分からない騎士隊員達が
山積みになっていた。そに中に白銀の髪をグレースは見つけ、
駆け寄って引き摺り出す。
「ビクトラ?大丈夫か?」
グッグレーースーーー!
「突っ込ませて。」
ゴスッ!!!
俺の地獄の5日間はこうして幕を下ろした。
俺同様にグレースを求めてゾンビ化したリャーレに朱雀、
目に見えて衰弱したサリザンドは泥の様に眠った。
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