34 / 38
34.兄弟過去話⑤
しおりを挟む
リカルドに伯爵家を任せよう。そう思いつつもなかなか言い出せないまま日々は過ぎていく。そんな気ばかりが焦る中リリアが父親と屋敷に遊びに来た。
「ご機嫌ようトリスタン様、リカルド様」
「ご機嫌ようリリア」
「いらっしゃい。リリア様」
その後、父親同士は何やら難しい話をしに場所を移し、子供たちだけで遊んでいた。リリアはその間もリカルドばかりに視線がいき、自分の方を見ることは少なかった。
ため息が出そうになるのを堪えながら過ごしていると夕食の準備ができ、食堂に皆で向かった。父と母、リリアの父とリリア、トリスタンとリカルドが集まった。
和やかに談笑が始まる中、トリスタンの心臓は早鐘を打っていた。ここで言おう、そう決めたからだ。伯爵家をリカルドが継ぐとなればリリアの婚約者もトリスタンからリカルドになる。彼女の父親にも聞いてもらった方が良いと思った。
「あ「ねえねえリリア様!」」
「何でしょう?リカルド様」
うおっ……びっくりした。リカルドの大声に驚き思わず黙ってしまったトリスタン。そんな兄には気づかずリカルドはリリアに話しかける。
「リリア様は兄上より僕の方が好きなの?」
「え?」
リカルドの発言に場はシーンと静まる。
「家臣のおじさんがね、リリア様は僕の方が好きみたいだからリリア様と結婚してあげたらって言ってきたんだよ」
その言葉にゴクリと唾を飲み込む父。リリアとの婚約は跡継ぎたる者となっている。家臣が口出しすることではない。ましてこのような幼子にそのような言葉がけをするなどあってはならない。
だが、リカルドを推す者がいるということでもある。誰がそんなことをと問いたいところだが、リリアの返答を聞いてみることにする。
「えっ、はっ?私はトリスタン様のことが好きです!……はっ!」
思わずポロリと出てしまった本音。みるみるうちにリリアの顔は赤く染まった。
「リンゴだ」
「おやめなさい、リカルド!」
母親からの叱責に一瞬シュンと大人しくなったが、すぐに立ち直るのがこの弟のすごいところで……
「ですよね!リリア様は兄上と話すのが恥ずかしくて僕に話しかけてただけですよね!」
「うっ………あっ…………」
何か返事をしなければと思うが言葉にならないリリア。その通り。その通りなのだ。トリスタンと話がしたいが何を話せば良いかわからないし、目が合うと恥ずかしくて直視できず。
でもそれを口に出すのは恥ずかしい。ただでさえ今いっぱいいっぱいだというのに。だが言葉がなくともリカルドの言う通りだということはわかる。
トリスタンまで顔が熱くなってくる。もしかして赤くなっているかもしれない。
が、その熱はすぐにひくことになった。
「皆の言う通り、リリア様は幼児趣味じゃなかったよ!」
皆――彼の視線の先にはリカルド付きの使用人たち。皆尋常ではない量の汗をダラダラとかいている。彼らには悪気はなかったと思う。きっと兄とその婚約者の仲を心配する坊っちゃんを安心させようとしたのだろう。
だが、ちょっとばかり言葉のチョイスが悪かったのだ。スポンジのように大人の言葉を吸収する幼児の前で言って良い言葉ではなかった。
良かった良かったとほんわかしているリカルドが異質な者に見えるほど部屋の空気が冷たい。いや、リリアの父君は何やらプルプルと震えている。あれは笑っているな。
ガタンッと椅子が動く音がしたかと思うとリリアが先程以上に顔を真っ赤にさせ、立ち上がっていた。
「あ……リリア嬢。リカルドはまだ幼くて、きっと意味もわからず使っているだけなんだ」
「そうよリリア。リカルドがごめんなさい。この子素直というかちょっと考えが足りないというか…………」
バンッ!
父と母が焦ったように言葉を紡ぐがリリアはテーブルに思いっきり手を叩きつけた。非常に痛そうだ。涙目になっている。手の痛みか羞恥かはわからないが……。
いつも穏やかなリリアの乱暴な所作に皆ビクリと身体を震わせた。彼女に視線が集まる。
「私は……私は……幼児趣味じゃない!リカルド!ちゃんと覚えておきなさい!」
「は、はいぃ」
リカルドのなんとも気の抜ける返事を聞くとドスドスと去っていくリリア。皆呆気にとられながら見送る。
「兄上、リリア様怖いよー。なんであんなに怒ってるの?兄上あんな怖い人と結婚するの?大変だね」
その言葉にリリアの父君がぶふぉっと噴き出す。
はは、楽しそうで何よりだ。
「……さあ、なんでだろうな」
「リリア様が義姉上かぁ。こわー」
「リカルドー!あなたが悪いんでしょうがー!!!」
リカルドの幼い故の無邪気?な言葉についに母がキレた。
「母上はもっと怖いー!鬼みたいだー!」
「女は皆心に鬼を隠してるのよ」
「何それ怖いー!」
「じゃああんな無礼な言葉を使うんじゃないわよ!」
「ごめんなさい~~~~い!」
うぇ~んと泣き出すリカルド。食事会はグダグダになり終わった。
~~~~~~~~~~
「てなことがあったんだよ」
「は、はあ」
トリスタンの過去話が終わり、俺は気の抜けた返事をしていた。
「要するにリカルドのアホさ加減に呆れてお兄さんがやっぱり家を継ごうと思ったってことですか?」
「そういうことだね」
優雅にお茶を口に運ぶお兄さん。
「そのときからこいつ社交大丈夫なのかと疑念を抱き、その後もなんともおまぬけな言動を繰り返すのを見て、あ、これは長としては駄目なタイプだと察したよ」
「…………そうですか」
「本当に色々と優秀?もはや天才レベルなのになんとも残念な弟だと思わないかい?まあそこが可愛くもあるんだが」
「仲が良くていいことですね…………」
うんうんと頷くトリスタンに呆れてそれだけしか言えない俺だった。
「ご機嫌ようトリスタン様、リカルド様」
「ご機嫌ようリリア」
「いらっしゃい。リリア様」
その後、父親同士は何やら難しい話をしに場所を移し、子供たちだけで遊んでいた。リリアはその間もリカルドばかりに視線がいき、自分の方を見ることは少なかった。
ため息が出そうになるのを堪えながら過ごしていると夕食の準備ができ、食堂に皆で向かった。父と母、リリアの父とリリア、トリスタンとリカルドが集まった。
和やかに談笑が始まる中、トリスタンの心臓は早鐘を打っていた。ここで言おう、そう決めたからだ。伯爵家をリカルドが継ぐとなればリリアの婚約者もトリスタンからリカルドになる。彼女の父親にも聞いてもらった方が良いと思った。
「あ「ねえねえリリア様!」」
「何でしょう?リカルド様」
うおっ……びっくりした。リカルドの大声に驚き思わず黙ってしまったトリスタン。そんな兄には気づかずリカルドはリリアに話しかける。
「リリア様は兄上より僕の方が好きなの?」
「え?」
リカルドの発言に場はシーンと静まる。
「家臣のおじさんがね、リリア様は僕の方が好きみたいだからリリア様と結婚してあげたらって言ってきたんだよ」
その言葉にゴクリと唾を飲み込む父。リリアとの婚約は跡継ぎたる者となっている。家臣が口出しすることではない。ましてこのような幼子にそのような言葉がけをするなどあってはならない。
だが、リカルドを推す者がいるということでもある。誰がそんなことをと問いたいところだが、リリアの返答を聞いてみることにする。
「えっ、はっ?私はトリスタン様のことが好きです!……はっ!」
思わずポロリと出てしまった本音。みるみるうちにリリアの顔は赤く染まった。
「リンゴだ」
「おやめなさい、リカルド!」
母親からの叱責に一瞬シュンと大人しくなったが、すぐに立ち直るのがこの弟のすごいところで……
「ですよね!リリア様は兄上と話すのが恥ずかしくて僕に話しかけてただけですよね!」
「うっ………あっ…………」
何か返事をしなければと思うが言葉にならないリリア。その通り。その通りなのだ。トリスタンと話がしたいが何を話せば良いかわからないし、目が合うと恥ずかしくて直視できず。
でもそれを口に出すのは恥ずかしい。ただでさえ今いっぱいいっぱいだというのに。だが言葉がなくともリカルドの言う通りだということはわかる。
トリスタンまで顔が熱くなってくる。もしかして赤くなっているかもしれない。
が、その熱はすぐにひくことになった。
「皆の言う通り、リリア様は幼児趣味じゃなかったよ!」
皆――彼の視線の先にはリカルド付きの使用人たち。皆尋常ではない量の汗をダラダラとかいている。彼らには悪気はなかったと思う。きっと兄とその婚約者の仲を心配する坊っちゃんを安心させようとしたのだろう。
だが、ちょっとばかり言葉のチョイスが悪かったのだ。スポンジのように大人の言葉を吸収する幼児の前で言って良い言葉ではなかった。
良かった良かったとほんわかしているリカルドが異質な者に見えるほど部屋の空気が冷たい。いや、リリアの父君は何やらプルプルと震えている。あれは笑っているな。
ガタンッと椅子が動く音がしたかと思うとリリアが先程以上に顔を真っ赤にさせ、立ち上がっていた。
「あ……リリア嬢。リカルドはまだ幼くて、きっと意味もわからず使っているだけなんだ」
「そうよリリア。リカルドがごめんなさい。この子素直というかちょっと考えが足りないというか…………」
バンッ!
父と母が焦ったように言葉を紡ぐがリリアはテーブルに思いっきり手を叩きつけた。非常に痛そうだ。涙目になっている。手の痛みか羞恥かはわからないが……。
いつも穏やかなリリアの乱暴な所作に皆ビクリと身体を震わせた。彼女に視線が集まる。
「私は……私は……幼児趣味じゃない!リカルド!ちゃんと覚えておきなさい!」
「は、はいぃ」
リカルドのなんとも気の抜ける返事を聞くとドスドスと去っていくリリア。皆呆気にとられながら見送る。
「兄上、リリア様怖いよー。なんであんなに怒ってるの?兄上あんな怖い人と結婚するの?大変だね」
その言葉にリリアの父君がぶふぉっと噴き出す。
はは、楽しそうで何よりだ。
「……さあ、なんでだろうな」
「リリア様が義姉上かぁ。こわー」
「リカルドー!あなたが悪いんでしょうがー!!!」
リカルドの幼い故の無邪気?な言葉についに母がキレた。
「母上はもっと怖いー!鬼みたいだー!」
「女は皆心に鬼を隠してるのよ」
「何それ怖いー!」
「じゃああんな無礼な言葉を使うんじゃないわよ!」
「ごめんなさい~~~~い!」
うぇ~んと泣き出すリカルド。食事会はグダグダになり終わった。
~~~~~~~~~~
「てなことがあったんだよ」
「は、はあ」
トリスタンの過去話が終わり、俺は気の抜けた返事をしていた。
「要するにリカルドのアホさ加減に呆れてお兄さんがやっぱり家を継ごうと思ったってことですか?」
「そういうことだね」
優雅にお茶を口に運ぶお兄さん。
「そのときからこいつ社交大丈夫なのかと疑念を抱き、その後もなんともおまぬけな言動を繰り返すのを見て、あ、これは長としては駄目なタイプだと察したよ」
「…………そうですか」
「本当に色々と優秀?もはや天才レベルなのになんとも残念な弟だと思わないかい?まあそこが可愛くもあるんだが」
「仲が良くていいことですね…………」
うんうんと頷くトリスタンに呆れてそれだけしか言えない俺だった。
16
あなたにおすすめの小説
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……
【完結】長男は悪役で次男はヒーローで、私はへっぽこ姫だけど死亡フラグは折って頑張ります!
くま
ファンタジー
2022年4月書籍化いたしました!
イラストレータはれんたさん。とても可愛いらしく仕上げて貰えて感謝感激です(*≧∀≦*)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
池に溺れてしまったこの国のお姫様、エメラルド。
あれ?ここって前世で読んだ小説の世界!?
長男の王子は悪役!?次男の王子はヒーロー!?
二人共あの小説のキャラクターじゃん!
そして私は……誰だ!!?え?すぐ死ぬキャラ!?何それ!兄様達はチート過ぎるくらい魔力が強いのに、私はなんてこった!!
へっぽこじゃん!?!
しかも家族仲、兄弟仲が……悪いよ!?
悪役だろうが、ヒーローだろうがみんな仲良くが一番!そして私はへっぽこでも生き抜いてみせる!!
とあるへっぽこ姫が家族と仲良くなる作戦を頑張りつつ、みんなに溺愛されまくるお話です。
※基本家族愛中心です。主人公も幼い年齢からスタートなので、恋愛編はまだ先かなと。
それでもよろしければエメラルド達の成長を温かく見守ってください!
※途中なんか残酷シーンあるあるかもなので、、、苦手でしたらごめんなさい
※不定期更新なります!
現在キャラクター達のイメージ図を描いてます。随時更新するようにします。
『婚約破棄された悪役令嬢ですが、嫁ぎ先で“連れ子三人”の母になりました ~三人の「ママ」が聞けるまで、私は絶対に逃げません~』
放浪人
恋愛
「母はいりません」と拒絶された悪役令嬢が、最強の“ママ”になるまでの物語。
「君のような可愛げのない女は、王妃にふさわしくない」
身に覚えのない罪で婚約破棄され、“悪役令嬢”の汚名を着せられたクラリス。 彼女が新たに嫁いだのは、北方の辺境を守る「氷の公爵」ことレオンハルト・フォン・グレイフだった。
冷え切った屋敷で彼女を待っていたのは、無表情な夫と、心に傷を負った三人の連れ子たち。 「僕たちに、母はいりません」 初対面で突きつけられた三つの拒絶。しかし、クラリスは諦めなかった。
「称号はいりません。私が欲しいのは――あなたたち三人の『ママ』になれる日だけです」
得意の生活魔法『灯(ともしび)』で凍えた部屋を温め、『鎮(しずめ)』の歌で夜泣きを癒やし、家政手腕で荒れた食卓を立て直す。 クラリスの献身的な愛情は、頑なだった子供たちの心を解きほぐし、やがて不器用な夫の氷の心さえも熱く溶かしていく。
これは、不遇な悪役令嬢が「最強の母」となり、家族を脅かす元婚約者や魔獣たちを華麗に撃退し、最愛の家族から「ママ」と呼ばれるその日までを綴った物語。
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
異世界ママ、今日も元気に無双中!
チャチャ
ファンタジー
> 地球で5人の子どもを育てていた明るく元気な主婦・春子。
ある日、建設現場の事故で命を落としたと思ったら――なんと剣と魔法の異世界に転生!?
目が覚めたら村の片隅、魔法も戦闘知識もゼロ……でも家事スキルは超一流!
「洗濯魔法? お掃除召喚? いえいえ、ただの生活の知恵です!」
おせっかい上等! お節介で世界を変える異世界ママ、今日も笑顔で大奮闘!
魔法も剣もぶっ飛ばせ♪ ほんわかテンポの“無双系ほんわかファンタジー”開幕!
【一秒クッキング】追放された転生人は最強スキルより食にしか興味がないようです~元婚約者と子犬と獣人族母娘との旅~
御峰。
ファンタジー
転生を果たした主人公ノアは剣士家系の子爵家三男として生まれる。
十歳に開花するはずの才能だが、ノアは生まれてすぐに才能【アプリ】を開花していた。
剣士家系の家に嫌気がさしていた主人公は、剣士系のアプリではなく【一秒クッキング】をインストールし、好きな食べ物を食べ歩くと決意する。
十歳に才能なしと判断され婚約破棄されたが、元婚約者セレナも才能【暴食】を開花させて、実家から煙たがれるようになった。
紆余曲折から二人は再び出会い、休息日を一緒に過ごすようになる。
十二歳になり成人となったノアは晴れて(?)実家から追放され家を出ることになった。
自由の身となったノアと家出元婚約者セレナと可愛らしい子犬は世界を歩き回りながら、美味しいご飯を食べまくる旅を始める。
その旅はやがて色んな国の色んな事件に巻き込まれるのだが、この物語はまだ始まったばかりだ。
※ファンタジーカップ用に書き下ろし作品となります。アルファポリス優先投稿となっております。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる