出会いと別れの意味を持つ日

小さい頃からずっと幽霊や心霊現象といったオカルトを嫌い、人とあまり深く関わろうとし続けなかった少年、初風深夏(はつかぜみなつ)。
そんな深夏はある日、菫(すみれ)と名乗る本物の幽霊と偶然出会いを果たす。
そして、どうやら彼女は八月三十一日が訪れるまでに成仏しなければ閻魔様に地獄に行かされてしまうとの事だった。回避する為には未練を晴らす以外の方法はなく、それを行うには未練の正体を見つけなくてはならなかった。しかし、当の本人である菫は未練を探る為に必要な生前の記憶が無く何故成仏が出来ないのかが分からないでいた。
そこで菫は深夏と契約を結び記憶を取り戻す為に共に探しへ行くことを提案し、深夏もそれを承諾した。
菫の過去を知っていくと、深夏は彼女のことを救いたいという気持ちが強くなっていく。そして、菫自身も深夏に助けを求める。

成仏した幽霊を助けることは出来ませんか?

深夏は何者にも縋る思いで助ける方法を探していると、小学生時代に自分を助けてくれた恩人である白川琴音(しらかわことね)と偶然にも出会ってしまう。

これはオカルト嫌いな少年と幽霊の少女が夏を巡り回るお話。
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