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第二章:ジュディスの恋
4.コベット国の第一王子
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「我がフリーゼグリーン王国へよくぞ参られた、コベット国エルドレッド第一王子。これが我が国の末姫リリアーヌだ。本日はよろしく頼む」
「リリアーヌです。本日は、よろしくお願いします」
この日の為に誂えたエルドレッド王子の髪と同じ青銀に輝く絹を使って作られた派手なドレスに身を包み、満面の笑みを浮かべてカーテシーを取ったリリアーヌは、けれどもその挨拶の言葉を最後まで口にすることはできなかった。
目の前に立つ男が、手を上げて遮る。
「失礼。なにか手違いがあったようです。申し訳ありませんが、私コベット国第一王子エルドレッド =アンブローズ・コベットが婚姻の申し入れをしたのは、フリーゼグリーン王国第一王女ジュディス殿下へです」
冷たい視線を向けられて、フリーゼグリーン王国の国王たるアシェルは震えあがった。
見目形が良すぎるからだろうか。人形めいてまるで作り物のように見えた青い瞳に剣呑な光が宿っていた。リリアーヌを一瞥すらせずにまっすぐにアシェルを射貫く視線に震えがくる。
これまでアシェルは、留学先であるコベット国から帰ってきた自国の貴族子息が異口同音に褒めそやす賛美の言葉を話し半ばで聞いていた。
最初に聞いた時の王子の逸話が、あまりにも13歳の王子の物だと思えなかったからだと思う。
その後も毎年のように骨の髄まで心酔して帰ってくる留学生たちに辟易して、意固地になっていたのかもしれない。ふたつ上の自国の王太子、我が息子を差し置いて、なんという不遜なことだと憤慨していたところもあったと思う。
しかし、実際に目の前に立つコベット国の王子の威風堂々とした佇まいに気圧されて、一国の主であるアシェルが今にも後ろへ下がってしまいそうだった。
ずっと年下、それこそ実の息子であるヴァルタルより更にふたつも下だというのに。
なのにその威圧は恐ろしいのひと言に尽きる。
友好国とはいえ、初めて足を踏み入れた異国の地で、その国の王族とたったひとりで相対しているとはとても思えない落ち着いた態度だ。まるで萎縮することのない堂々すぎる態度に、とてもではないがなあなあで済ませられる相手ではないのだと、アシェルはようやく気が付いた。
見合い相手を入れ替えて欲しいとどう切り出そうか考えるのも面倒で、いざとなったら年長者として威圧してしまえばいいと安易に考え今日という日を迎えてしまったアシェルだったが、どうやらとんでもない失態を犯してしまったようだ。
(もう少し、留学した者たちの言葉を考慮して対策を練っておけば良かった)
そもそも友好国として国の名前で申し込まれた見合いの相手を勝手に入れ替えること自体があり得ない行動なのだが、そこには考えが至らないのがアシェルのフリーゼグリーン王国の王としての器の小ささ視野の狭さだ。
外交の場に年功序列を持ち込もうとする安直さ。それを諫める家臣もいないとバレてしまったことを、フリーゼグリーン王国はもっと深く考えておくべきだった。
アシェルは『だから嫌だったんだ!』と大して抵抗もせずこの日を迎えた癖に心の中で責任転嫁を叫び、助けを求めて視線を彷徨わせた。
頼りない国王を見かねて声を上げたのは、リリアーヌを誰より愛している王妃ラヴィニアだった。
「まぁ! いくら我が娘リリアーヌが愛らしすぎるからと言って、そのような態度を取ってしまってはいけませんわ、エルドレッド王子。男性が意中の女性に対して好意を素直に伝えることは、別に恥ずかしいことではありませんわ。せっかくこんな遠い国まで会いに来て下さったのなら、もっと素直になられた方がよろしいですわ」
堂々と、的外れなアドバイスをしてのけた王妃に、アシェルは血の気が引いていくのが分かった。自身の顔から血がすーっと下がって視界が昏くなるのが分かる。いっそ乙女のようにこのまま気を失えたらどんなに良かっただろうか。
「いや、エルドレッド王子。じ、実はせっかくの申し出だというのに、ジュディスはあまり乗り気ではなくてな。それで、その、リリアーヌが自分ならと代わりに手を上げてくれたのだ」
突然父王によって、姉ジュディスが嫌がった見合いの身代わりとして差し出されたことにされてしまったリリアーヌが憤慨して言い返そうとするのを、アシェルが慌てて口を塞ぐ。
「じつは……実は、ジュディスは、我儘で、気性が粗くて、ほとほと手を焼いているのだ。あのような王女を友好国であるコベット国の未来の王妃として差し出すのは心苦しくてな。それで、それで。……それで、リリアーヌなら、気立ても良いし、このように見目麗しく、エルドレッド王子の横に立っても見劣りもしない。その身を飾る宝石は、より大きくて美しいに限る。リリアーヌなら、それはすばらしく美しい王妃になると思う」
ずぃっとリリアーヌの肩を掴んで前へと押しやる。
それを受けてエルドレッドはにっこりと笑い返した。
「そうですか、ジュディス王女からは良いお返事は頂けなかったのですね。両国が友好国となってまだ浅いですし、直接の交流もない状態ならば当たり前なのかもしれません。内々の訪問とさせて頂いていて良かったです」
ふたりの王女を宝石にたとえたアシェル王の言葉をまるで聞こえなかったかのようにスルーする。
にこやかに、アシェルが咄嗟についた『ジュディスから断られた』という嘘を受け入れたエルドレッドに、アシェルは己が最初に感じた圧を気のせいだったかとホッと胸を撫で下ろした。
当然だろう。まだ若い王子には美しいリリアーヌを差し出されて不満を上げる訳がないのだ。
リリアーヌとラヴィニアも、会話のこの流れならエルドレッドは見合い相手の入れ替えを了承するつもりなのだろうと表情を緩ませた。
来る前に入れ替えについての提案をしなかったのはフリーゼグリーン王国側の落ち度だ。
故に、体面を傷つけられたと思って素直にリリアーヌの美しさを受け入れる訳にはいかなかっただけなのだろう。確かに面倒臭いことではあるが、王族としては建前というモノは必要である、と。
しかし、あっさりとその希望は潰えることとなる。
「ならばまずジュディス王女に私という人間を知って貰うことに努める必要がありますね。滞在期間を延長することはできませんが、短い滞在中にできるだけお時間を頂いて、お互いを知ることから始められればと思います。私としてもジュディス王女ならばと見込んで申し込みをさせて頂いている訳ですが、実際に知り合った上で婚約できるならばなによりだと思います。次回は見合いという形式ばったものではなく、軽くふたりでお茶をご一緒させて頂きたいと言っていたとジュディス王女へお伝えください」
そう言ったエルドレッドがアシェルへ退席を申し出る。
笑顔で圧を掛けてくるエルドレッドへアシェルはコクコクと頷いて退席の許しを与えた。
結局、エルドレッドは最後まで目の前にいるリリアーヌに視線を合わせることもせず名乗りを返すことすらしないまま、「私から茶会の招待状を送らせて頂きますが、ジュディス王女にはせめて一度くらい顔合わせに付き合って頂きたいと言っていたとお伝えください。本日はありがとうございました」とさらりと礼を取ると、入って来たばかりの見合いの場から出て行ってしまった。
「あなた! どういうことなの。リリアーヌとの見合いだというから私はドレスを新調したのよ? この部屋の壁紙や天井までも新しくしたというのに、何も褒めてくれないなんて。有能な王子だなんてとんでもないわ!」
「私だって、ドレスも宝飾品もエルドレッド様のお色に合わせて作らせたのに! 一度も目を合わせて下さらないなんて! それに一緒に食べようと吟味したお菓子たちなんて、まだ部屋に運ばれてきてもいないのよ!」
閉められた扉を前に、ラヴィニアとリリアーヌがアシェルに対して酷いひどいと連呼する。
「お前たちが勝手に見合い相手の入れ替えをしろと騒いだんだろう! 私が決めたことではない!!」
「どういうことですか。この見合いはリリアーヌに来たものではないのですか」
「酷いひどい! 私にきたお見合いよね。そうでしょう」
「知らん知らん! リリアーヌの見合いだなど、言っておらん」
決めてはいないかもしれないが、リリアーヌの誤解を解かず、それを放置して流されるままにしたのは他でもないアシェル自身だ。
最も高位な存在でありながら、愛する妻と娘からは非難され、友好国のたかが王子に圧で負けたアシェルは、自身の失策すら忘れて怒り返した。
「我がフリーゼグリーン王国へよくぞ参られた、コベット国エルドレッド第一王子。これが我が国の末姫リリアーヌだ。本日はよろしく頼む」
「リリアーヌです。本日は、よろしくお願いします」
この日の為に誂えたエルドレッド王子の髪と同じ青銀に輝く絹を使って作られた派手なドレスに身を包み、満面の笑みを浮かべてカーテシーを取ったリリアーヌは、けれどもその挨拶の言葉を最後まで口にすることはできなかった。
目の前に立つ男が、手を上げて遮る。
「失礼。なにか手違いがあったようです。申し訳ありませんが、私コベット国第一王子エルドレッド =アンブローズ・コベットが婚姻の申し入れをしたのは、フリーゼグリーン王国第一王女ジュディス殿下へです」
冷たい視線を向けられて、フリーゼグリーン王国の国王たるアシェルは震えあがった。
見目形が良すぎるからだろうか。人形めいてまるで作り物のように見えた青い瞳に剣呑な光が宿っていた。リリアーヌを一瞥すらせずにまっすぐにアシェルを射貫く視線に震えがくる。
これまでアシェルは、留学先であるコベット国から帰ってきた自国の貴族子息が異口同音に褒めそやす賛美の言葉を話し半ばで聞いていた。
最初に聞いた時の王子の逸話が、あまりにも13歳の王子の物だと思えなかったからだと思う。
その後も毎年のように骨の髄まで心酔して帰ってくる留学生たちに辟易して、意固地になっていたのかもしれない。ふたつ上の自国の王太子、我が息子を差し置いて、なんという不遜なことだと憤慨していたところもあったと思う。
しかし、実際に目の前に立つコベット国の王子の威風堂々とした佇まいに気圧されて、一国の主であるアシェルが今にも後ろへ下がってしまいそうだった。
ずっと年下、それこそ実の息子であるヴァルタルより更にふたつも下だというのに。
なのにその威圧は恐ろしいのひと言に尽きる。
友好国とはいえ、初めて足を踏み入れた異国の地で、その国の王族とたったひとりで相対しているとはとても思えない落ち着いた態度だ。まるで萎縮することのない堂々すぎる態度に、とてもではないがなあなあで済ませられる相手ではないのだと、アシェルはようやく気が付いた。
見合い相手を入れ替えて欲しいとどう切り出そうか考えるのも面倒で、いざとなったら年長者として威圧してしまえばいいと安易に考え今日という日を迎えてしまったアシェルだったが、どうやらとんでもない失態を犯してしまったようだ。
(もう少し、留学した者たちの言葉を考慮して対策を練っておけば良かった)
そもそも友好国として国の名前で申し込まれた見合いの相手を勝手に入れ替えること自体があり得ない行動なのだが、そこには考えが至らないのがアシェルのフリーゼグリーン王国の王としての器の小ささ視野の狭さだ。
外交の場に年功序列を持ち込もうとする安直さ。それを諫める家臣もいないとバレてしまったことを、フリーゼグリーン王国はもっと深く考えておくべきだった。
アシェルは『だから嫌だったんだ!』と大して抵抗もせずこの日を迎えた癖に心の中で責任転嫁を叫び、助けを求めて視線を彷徨わせた。
頼りない国王を見かねて声を上げたのは、リリアーヌを誰より愛している王妃ラヴィニアだった。
「まぁ! いくら我が娘リリアーヌが愛らしすぎるからと言って、そのような態度を取ってしまってはいけませんわ、エルドレッド王子。男性が意中の女性に対して好意を素直に伝えることは、別に恥ずかしいことではありませんわ。せっかくこんな遠い国まで会いに来て下さったのなら、もっと素直になられた方がよろしいですわ」
堂々と、的外れなアドバイスをしてのけた王妃に、アシェルは血の気が引いていくのが分かった。自身の顔から血がすーっと下がって視界が昏くなるのが分かる。いっそ乙女のようにこのまま気を失えたらどんなに良かっただろうか。
「いや、エルドレッド王子。じ、実はせっかくの申し出だというのに、ジュディスはあまり乗り気ではなくてな。それで、その、リリアーヌが自分ならと代わりに手を上げてくれたのだ」
突然父王によって、姉ジュディスが嫌がった見合いの身代わりとして差し出されたことにされてしまったリリアーヌが憤慨して言い返そうとするのを、アシェルが慌てて口を塞ぐ。
「じつは……実は、ジュディスは、我儘で、気性が粗くて、ほとほと手を焼いているのだ。あのような王女を友好国であるコベット国の未来の王妃として差し出すのは心苦しくてな。それで、それで。……それで、リリアーヌなら、気立ても良いし、このように見目麗しく、エルドレッド王子の横に立っても見劣りもしない。その身を飾る宝石は、より大きくて美しいに限る。リリアーヌなら、それはすばらしく美しい王妃になると思う」
ずぃっとリリアーヌの肩を掴んで前へと押しやる。
それを受けてエルドレッドはにっこりと笑い返した。
「そうですか、ジュディス王女からは良いお返事は頂けなかったのですね。両国が友好国となってまだ浅いですし、直接の交流もない状態ならば当たり前なのかもしれません。内々の訪問とさせて頂いていて良かったです」
ふたりの王女を宝石にたとえたアシェル王の言葉をまるで聞こえなかったかのようにスルーする。
にこやかに、アシェルが咄嗟についた『ジュディスから断られた』という嘘を受け入れたエルドレッドに、アシェルは己が最初に感じた圧を気のせいだったかとホッと胸を撫で下ろした。
当然だろう。まだ若い王子には美しいリリアーヌを差し出されて不満を上げる訳がないのだ。
リリアーヌとラヴィニアも、会話のこの流れならエルドレッドは見合い相手の入れ替えを了承するつもりなのだろうと表情を緩ませた。
来る前に入れ替えについての提案をしなかったのはフリーゼグリーン王国側の落ち度だ。
故に、体面を傷つけられたと思って素直にリリアーヌの美しさを受け入れる訳にはいかなかっただけなのだろう。確かに面倒臭いことではあるが、王族としては建前というモノは必要である、と。
しかし、あっさりとその希望は潰えることとなる。
「ならばまずジュディス王女に私という人間を知って貰うことに努める必要がありますね。滞在期間を延長することはできませんが、短い滞在中にできるだけお時間を頂いて、お互いを知ることから始められればと思います。私としてもジュディス王女ならばと見込んで申し込みをさせて頂いている訳ですが、実際に知り合った上で婚約できるならばなによりだと思います。次回は見合いという形式ばったものではなく、軽くふたりでお茶をご一緒させて頂きたいと言っていたとジュディス王女へお伝えください」
そう言ったエルドレッドがアシェルへ退席を申し出る。
笑顔で圧を掛けてくるエルドレッドへアシェルはコクコクと頷いて退席の許しを与えた。
結局、エルドレッドは最後まで目の前にいるリリアーヌに視線を合わせることもせず名乗りを返すことすらしないまま、「私から茶会の招待状を送らせて頂きますが、ジュディス王女にはせめて一度くらい顔合わせに付き合って頂きたいと言っていたとお伝えください。本日はありがとうございました」とさらりと礼を取ると、入って来たばかりの見合いの場から出て行ってしまった。
「あなた! どういうことなの。リリアーヌとの見合いだというから私はドレスを新調したのよ? この部屋の壁紙や天井までも新しくしたというのに、何も褒めてくれないなんて。有能な王子だなんてとんでもないわ!」
「私だって、ドレスも宝飾品もエルドレッド様のお色に合わせて作らせたのに! 一度も目を合わせて下さらないなんて! それに一緒に食べようと吟味したお菓子たちなんて、まだ部屋に運ばれてきてもいないのよ!」
閉められた扉を前に、ラヴィニアとリリアーヌがアシェルに対して酷いひどいと連呼する。
「お前たちが勝手に見合い相手の入れ替えをしろと騒いだんだろう! 私が決めたことではない!!」
「どういうことですか。この見合いはリリアーヌに来たものではないのですか」
「酷いひどい! 私にきたお見合いよね。そうでしょう」
「知らん知らん! リリアーヌの見合いだなど、言っておらん」
決めてはいないかもしれないが、リリアーヌの誤解を解かず、それを放置して流されるままにしたのは他でもないアシェル自身だ。
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