14 / 26
第二章:ジュディスの恋
4.コベット国の第一王子
しおりを挟む
■
「我がフリーゼグリーン王国へよくぞ参られた、コベット国エルドレッド第一王子。これが我が国の末姫リリアーヌだ。本日はよろしく頼む」
「リリアーヌです。本日は、よろしくお願いします」
この日の為に誂えたエルドレッド王子の髪と同じ青銀に輝く絹を使って作られた派手なドレスに身を包み、満面の笑みを浮かべてカーテシーを取ったリリアーヌは、けれどもその挨拶の言葉を最後まで口にすることはできなかった。
目の前に立つ男が、手を上げて遮る。
「失礼。なにか手違いがあったようです。申し訳ありませんが、私コベット国第一王子エルドレッド =アンブローズ・コベットが婚姻の申し入れをしたのは、フリーゼグリーン王国第一王女ジュディス殿下へです」
冷たい視線を向けられて、フリーゼグリーン王国の国王たるアシェルは震えあがった。
見目形が良すぎるからだろうか。人形めいてまるで作り物のように見えた青い瞳に剣呑な光が宿っていた。リリアーヌを一瞥すらせずにまっすぐにアシェルを射貫く視線に震えがくる。
これまでアシェルは、留学先であるコベット国から帰ってきた自国の貴族子息が異口同音に褒めそやす賛美の言葉を話し半ばで聞いていた。
最初に聞いた時の王子の逸話が、あまりにも13歳の王子の物だと思えなかったからだと思う。
その後も毎年のように骨の髄まで心酔して帰ってくる留学生たちに辟易して、意固地になっていたのかもしれない。ふたつ上の自国の王太子、我が息子を差し置いて、なんという不遜なことだと憤慨していたところもあったと思う。
しかし、実際に目の前に立つコベット国の王子の威風堂々とした佇まいに気圧されて、一国の主であるアシェルが今にも後ろへ下がってしまいそうだった。
ずっと年下、それこそ実の息子であるヴァルタルより更にふたつも下だというのに。
なのにその威圧は恐ろしいのひと言に尽きる。
友好国とはいえ、初めて足を踏み入れた異国の地で、その国の王族とたったひとりで相対しているとはとても思えない落ち着いた態度だ。まるで萎縮することのない堂々すぎる態度に、とてもではないがなあなあで済ませられる相手ではないのだと、アシェルはようやく気が付いた。
見合い相手を入れ替えて欲しいとどう切り出そうか考えるのも面倒で、いざとなったら年長者として威圧してしまえばいいと安易に考え今日という日を迎えてしまったアシェルだったが、どうやらとんでもない失態を犯してしまったようだ。
(もう少し、留学した者たちの言葉を考慮して対策を練っておけば良かった)
そもそも友好国として国の名前で申し込まれた見合いの相手を勝手に入れ替えること自体があり得ない行動なのだが、そこには考えが至らないのがアシェルのフリーゼグリーン王国の王としての器の小ささ視野の狭さだ。
外交の場に年功序列を持ち込もうとする安直さ。それを諫める家臣もいないとバレてしまったことを、フリーゼグリーン王国はもっと深く考えておくべきだった。
アシェルは『だから嫌だったんだ!』と大して抵抗もせずこの日を迎えた癖に心の中で責任転嫁を叫び、助けを求めて視線を彷徨わせた。
頼りない国王を見かねて声を上げたのは、リリアーヌを誰より愛している王妃ラヴィニアだった。
「まぁ! いくら我が娘リリアーヌが愛らしすぎるからと言って、そのような態度を取ってしまってはいけませんわ、エルドレッド王子。男性が意中の女性に対して好意を素直に伝えることは、別に恥ずかしいことではありませんわ。せっかくこんな遠い国まで会いに来て下さったのなら、もっと素直になられた方がよろしいですわ」
堂々と、的外れなアドバイスをしてのけた王妃に、アシェルは血の気が引いていくのが分かった。自身の顔から血がすーっと下がって視界が昏くなるのが分かる。いっそ乙女のようにこのまま気を失えたらどんなに良かっただろうか。
「いや、エルドレッド王子。じ、実はせっかくの申し出だというのに、ジュディスはあまり乗り気ではなくてな。それで、その、リリアーヌが自分ならと代わりに手を上げてくれたのだ」
突然父王によって、姉ジュディスが嫌がった見合いの身代わりとして差し出されたことにされてしまったリリアーヌが憤慨して言い返そうとするのを、アシェルが慌てて口を塞ぐ。
「じつは……実は、ジュディスは、我儘で、気性が粗くて、ほとほと手を焼いているのだ。あのような王女を友好国であるコベット国の未来の王妃として差し出すのは心苦しくてな。それで、それで。……それで、リリアーヌなら、気立ても良いし、このように見目麗しく、エルドレッド王子の横に立っても見劣りもしない。その身を飾る宝石は、より大きくて美しいに限る。リリアーヌなら、それはすばらしく美しい王妃になると思う」
ずぃっとリリアーヌの肩を掴んで前へと押しやる。
それを受けてエルドレッドはにっこりと笑い返した。
「そうですか、ジュディス王女からは良いお返事は頂けなかったのですね。両国が友好国となってまだ浅いですし、直接の交流もない状態ならば当たり前なのかもしれません。内々の訪問とさせて頂いていて良かったです」
ふたりの王女を宝石にたとえたアシェル王の言葉をまるで聞こえなかったかのようにスルーする。
にこやかに、アシェルが咄嗟についた『ジュディスから断られた』という嘘を受け入れたエルドレッドに、アシェルは己が最初に感じた圧を気のせいだったかとホッと胸を撫で下ろした。
当然だろう。まだ若い王子には美しいリリアーヌを差し出されて不満を上げる訳がないのだ。
リリアーヌとラヴィニアも、会話のこの流れならエルドレッドは見合い相手の入れ替えを了承するつもりなのだろうと表情を緩ませた。
来る前に入れ替えについての提案をしなかったのはフリーゼグリーン王国側の落ち度だ。
故に、体面を傷つけられたと思って素直にリリアーヌの美しさを受け入れる訳にはいかなかっただけなのだろう。確かに面倒臭いことではあるが、王族としては建前というモノは必要である、と。
しかし、あっさりとその希望は潰えることとなる。
「ならばまずジュディス王女に私という人間を知って貰うことに努める必要がありますね。滞在期間を延長することはできませんが、短い滞在中にできるだけお時間を頂いて、お互いを知ることから始められればと思います。私としてもジュディス王女ならばと見込んで申し込みをさせて頂いている訳ですが、実際に知り合った上で婚約できるならばなによりだと思います。次回は見合いという形式ばったものではなく、軽くふたりでお茶をご一緒させて頂きたいと言っていたとジュディス王女へお伝えください」
そう言ったエルドレッドがアシェルへ退席を申し出る。
笑顔で圧を掛けてくるエルドレッドへアシェルはコクコクと頷いて退席の許しを与えた。
結局、エルドレッドは最後まで目の前にいるリリアーヌに視線を合わせることもせず名乗りを返すことすらしないまま、「私から茶会の招待状を送らせて頂きますが、ジュディス王女にはせめて一度くらい顔合わせに付き合って頂きたいと言っていたとお伝えください。本日はありがとうございました」とさらりと礼を取ると、入って来たばかりの見合いの場から出て行ってしまった。
「あなた! どういうことなの。リリアーヌとの見合いだというから私はドレスを新調したのよ? この部屋の壁紙や天井までも新しくしたというのに、何も褒めてくれないなんて。有能な王子だなんてとんでもないわ!」
「私だって、ドレスも宝飾品もエルドレッド様のお色に合わせて作らせたのに! 一度も目を合わせて下さらないなんて! それに一緒に食べようと吟味したお菓子たちなんて、まだ部屋に運ばれてきてもいないのよ!」
閉められた扉を前に、ラヴィニアとリリアーヌがアシェルに対して酷いひどいと連呼する。
「お前たちが勝手に見合い相手の入れ替えをしろと騒いだんだろう! 私が決めたことではない!!」
「どういうことですか。この見合いはリリアーヌに来たものではないのですか」
「酷いひどい! 私にきたお見合いよね。そうでしょう」
「知らん知らん! リリアーヌの見合いだなど、言っておらん」
決めてはいないかもしれないが、リリアーヌの誤解を解かず、それを放置して流されるままにしたのは他でもないアシェル自身だ。
最も高位な存在でありながら、愛する妻と娘からは非難され、友好国のたかが王子に圧で負けたアシェルは、自身の失策すら忘れて怒り返した。
「我がフリーゼグリーン王国へよくぞ参られた、コベット国エルドレッド第一王子。これが我が国の末姫リリアーヌだ。本日はよろしく頼む」
「リリアーヌです。本日は、よろしくお願いします」
この日の為に誂えたエルドレッド王子の髪と同じ青銀に輝く絹を使って作られた派手なドレスに身を包み、満面の笑みを浮かべてカーテシーを取ったリリアーヌは、けれどもその挨拶の言葉を最後まで口にすることはできなかった。
目の前に立つ男が、手を上げて遮る。
「失礼。なにか手違いがあったようです。申し訳ありませんが、私コベット国第一王子エルドレッド =アンブローズ・コベットが婚姻の申し入れをしたのは、フリーゼグリーン王国第一王女ジュディス殿下へです」
冷たい視線を向けられて、フリーゼグリーン王国の国王たるアシェルは震えあがった。
見目形が良すぎるからだろうか。人形めいてまるで作り物のように見えた青い瞳に剣呑な光が宿っていた。リリアーヌを一瞥すらせずにまっすぐにアシェルを射貫く視線に震えがくる。
これまでアシェルは、留学先であるコベット国から帰ってきた自国の貴族子息が異口同音に褒めそやす賛美の言葉を話し半ばで聞いていた。
最初に聞いた時の王子の逸話が、あまりにも13歳の王子の物だと思えなかったからだと思う。
その後も毎年のように骨の髄まで心酔して帰ってくる留学生たちに辟易して、意固地になっていたのかもしれない。ふたつ上の自国の王太子、我が息子を差し置いて、なんという不遜なことだと憤慨していたところもあったと思う。
しかし、実際に目の前に立つコベット国の王子の威風堂々とした佇まいに気圧されて、一国の主であるアシェルが今にも後ろへ下がってしまいそうだった。
ずっと年下、それこそ実の息子であるヴァルタルより更にふたつも下だというのに。
なのにその威圧は恐ろしいのひと言に尽きる。
友好国とはいえ、初めて足を踏み入れた異国の地で、その国の王族とたったひとりで相対しているとはとても思えない落ち着いた態度だ。まるで萎縮することのない堂々すぎる態度に、とてもではないがなあなあで済ませられる相手ではないのだと、アシェルはようやく気が付いた。
見合い相手を入れ替えて欲しいとどう切り出そうか考えるのも面倒で、いざとなったら年長者として威圧してしまえばいいと安易に考え今日という日を迎えてしまったアシェルだったが、どうやらとんでもない失態を犯してしまったようだ。
(もう少し、留学した者たちの言葉を考慮して対策を練っておけば良かった)
そもそも友好国として国の名前で申し込まれた見合いの相手を勝手に入れ替えること自体があり得ない行動なのだが、そこには考えが至らないのがアシェルのフリーゼグリーン王国の王としての器の小ささ視野の狭さだ。
外交の場に年功序列を持ち込もうとする安直さ。それを諫める家臣もいないとバレてしまったことを、フリーゼグリーン王国はもっと深く考えておくべきだった。
アシェルは『だから嫌だったんだ!』と大して抵抗もせずこの日を迎えた癖に心の中で責任転嫁を叫び、助けを求めて視線を彷徨わせた。
頼りない国王を見かねて声を上げたのは、リリアーヌを誰より愛している王妃ラヴィニアだった。
「まぁ! いくら我が娘リリアーヌが愛らしすぎるからと言って、そのような態度を取ってしまってはいけませんわ、エルドレッド王子。男性が意中の女性に対して好意を素直に伝えることは、別に恥ずかしいことではありませんわ。せっかくこんな遠い国まで会いに来て下さったのなら、もっと素直になられた方がよろしいですわ」
堂々と、的外れなアドバイスをしてのけた王妃に、アシェルは血の気が引いていくのが分かった。自身の顔から血がすーっと下がって視界が昏くなるのが分かる。いっそ乙女のようにこのまま気を失えたらどんなに良かっただろうか。
「いや、エルドレッド王子。じ、実はせっかくの申し出だというのに、ジュディスはあまり乗り気ではなくてな。それで、その、リリアーヌが自分ならと代わりに手を上げてくれたのだ」
突然父王によって、姉ジュディスが嫌がった見合いの身代わりとして差し出されたことにされてしまったリリアーヌが憤慨して言い返そうとするのを、アシェルが慌てて口を塞ぐ。
「じつは……実は、ジュディスは、我儘で、気性が粗くて、ほとほと手を焼いているのだ。あのような王女を友好国であるコベット国の未来の王妃として差し出すのは心苦しくてな。それで、それで。……それで、リリアーヌなら、気立ても良いし、このように見目麗しく、エルドレッド王子の横に立っても見劣りもしない。その身を飾る宝石は、より大きくて美しいに限る。リリアーヌなら、それはすばらしく美しい王妃になると思う」
ずぃっとリリアーヌの肩を掴んで前へと押しやる。
それを受けてエルドレッドはにっこりと笑い返した。
「そうですか、ジュディス王女からは良いお返事は頂けなかったのですね。両国が友好国となってまだ浅いですし、直接の交流もない状態ならば当たり前なのかもしれません。内々の訪問とさせて頂いていて良かったです」
ふたりの王女を宝石にたとえたアシェル王の言葉をまるで聞こえなかったかのようにスルーする。
にこやかに、アシェルが咄嗟についた『ジュディスから断られた』という嘘を受け入れたエルドレッドに、アシェルは己が最初に感じた圧を気のせいだったかとホッと胸を撫で下ろした。
当然だろう。まだ若い王子には美しいリリアーヌを差し出されて不満を上げる訳がないのだ。
リリアーヌとラヴィニアも、会話のこの流れならエルドレッドは見合い相手の入れ替えを了承するつもりなのだろうと表情を緩ませた。
来る前に入れ替えについての提案をしなかったのはフリーゼグリーン王国側の落ち度だ。
故に、体面を傷つけられたと思って素直にリリアーヌの美しさを受け入れる訳にはいかなかっただけなのだろう。確かに面倒臭いことではあるが、王族としては建前というモノは必要である、と。
しかし、あっさりとその希望は潰えることとなる。
「ならばまずジュディス王女に私という人間を知って貰うことに努める必要がありますね。滞在期間を延長することはできませんが、短い滞在中にできるだけお時間を頂いて、お互いを知ることから始められればと思います。私としてもジュディス王女ならばと見込んで申し込みをさせて頂いている訳ですが、実際に知り合った上で婚約できるならばなによりだと思います。次回は見合いという形式ばったものではなく、軽くふたりでお茶をご一緒させて頂きたいと言っていたとジュディス王女へお伝えください」
そう言ったエルドレッドがアシェルへ退席を申し出る。
笑顔で圧を掛けてくるエルドレッドへアシェルはコクコクと頷いて退席の許しを与えた。
結局、エルドレッドは最後まで目の前にいるリリアーヌに視線を合わせることもせず名乗りを返すことすらしないまま、「私から茶会の招待状を送らせて頂きますが、ジュディス王女にはせめて一度くらい顔合わせに付き合って頂きたいと言っていたとお伝えください。本日はありがとうございました」とさらりと礼を取ると、入って来たばかりの見合いの場から出て行ってしまった。
「あなた! どういうことなの。リリアーヌとの見合いだというから私はドレスを新調したのよ? この部屋の壁紙や天井までも新しくしたというのに、何も褒めてくれないなんて。有能な王子だなんてとんでもないわ!」
「私だって、ドレスも宝飾品もエルドレッド様のお色に合わせて作らせたのに! 一度も目を合わせて下さらないなんて! それに一緒に食べようと吟味したお菓子たちなんて、まだ部屋に運ばれてきてもいないのよ!」
閉められた扉を前に、ラヴィニアとリリアーヌがアシェルに対して酷いひどいと連呼する。
「お前たちが勝手に見合い相手の入れ替えをしろと騒いだんだろう! 私が決めたことではない!!」
「どういうことですか。この見合いはリリアーヌに来たものではないのですか」
「酷いひどい! 私にきたお見合いよね。そうでしょう」
「知らん知らん! リリアーヌの見合いだなど、言っておらん」
決めてはいないかもしれないが、リリアーヌの誤解を解かず、それを放置して流されるままにしたのは他でもないアシェル自身だ。
最も高位な存在でありながら、愛する妻と娘からは非難され、友好国のたかが王子に圧で負けたアシェルは、自身の失策すら忘れて怒り返した。
130
あなたにおすすめの小説
侯爵令嬢はざまぁ展開より溺愛ルートを選びたい
花月
恋愛
内気なソフィア=ドレスデン侯爵令嬢の婚約者は美貌のナイジェル=エヴァンス公爵閣下だったが、王宮の中庭で美しいセリーヌ嬢を抱きしめているところに遭遇してしまう。
ナイジェル様から婚約破棄を告げられた瞬間、大聖堂の鐘の音と共に身体に異変が――。
あら?目の前にいるのはわたし…?「お前は誰だ!?」叫んだわたしの姿の中身は一体…?
ま、まさかのナイジェル様?何故こんな展開になってしまったの??
そして婚約破棄はどうなるの???
ほんの数時間の魔法――一夜だけの入れ替わりに色々詰め込んだ、ちぐはぐラブコメ。
婚約者に好きな人がいると言われ、スパダリ幼馴染にのりかえることにした
みみぢあん
恋愛
子爵家令嬢のアンリエッタは、婚約者のエミールに『好きな人がいる』と告白された。 アンリエッタが婚約者エミールに抗議すると… アンリエッタの幼馴染みバラスター公爵家のイザークとの関係を疑われ、逆に責められる。 疑いをはらそうと説明しても、信じようとしない婚約者に怒りを感じ、『幼馴染みのイザークが婚約者なら良かったのに』と、口をすべらせてしまう。 そこからさらにこじれ… アンリエッタと婚約者の問題は、幼馴染みのイザークまで巻き込むさわぎとなり――――――
🌸お話につごうの良い、ゆるゆる設定です。どうかご容赦を(・´з`・)
殿下の愛しのハズレ姫 ~婚約解消後も、王子は愛する人を諦めない~
はづも
恋愛
「すまない。アメリ。婚約を解消してほしい」
伯爵令嬢アメリ・フローレインにそう告げるのは、この国の第一王子テオバルトだ。
しかし、そう言った彼はひどく悲し気で、アメリに「ごめん」と繰り返し謝って……。
ハズレ能力が原因で婚約解消された伯爵令嬢と、別の婚約者を探すよう王に命じられても諦めることができなかった王子のお話。
全6話です。
このお話は小説家になろう、アルファポリスに掲載されています。
優柔不断な公爵子息の後悔
有川カナデ
恋愛
フレッグ国では、第一王女のアクセリナと第一王子のヴィルフェルムが次期国王となるべく日々切磋琢磨している。アクセリナににはエドヴァルドという婚約者がおり、互いに想い合う仲だった。「あなたに相応しい男になりたい」――彼の口癖である。アクセリナはそんな彼を信じ続けていたが、ある日聖女と彼がただならぬ仲であるとの噂を聞いてしまった。彼を信じ続けたいが、生まれる疑心は彼女の心を傷つける。そしてエドヴァルドから告げられた言葉に、疑心は確信に変わって……。
いつも通りのご都合主義ゆるんゆるん設定。やかましいフランクな喋り方の王子とかが出てきます。受け取り方によってはバッドエンドかもしれません。
後味悪かったら申し訳ないです。
もう何も信じられない
ミカン♬
恋愛
ウェンディは同じ学年の恋人がいる。彼は伯爵令息のエドアルト。1年生の時に学園の図書室で出会って二人は友達になり、仲を育んで恋人に発展し今は卒業後の婚約を待っていた。
ウェンディは平民なのでエドアルトの家からは反対されていたが、卒業して互いに気持ちが変わらなければ婚約を認めると約束されたのだ。
その彼が他の令嬢に恋をしてしまったようだ。彼女はソーニア様。ウェンディよりも遥かに可憐で天使のような男爵令嬢。
「すまないけど、今だけ自由にさせてくれないか」
あんなに愛を囁いてくれたのに、もう彼の全てが信じられなくなった。
片想い婚〜今日、姉の婚約者と結婚します〜
橘しづき
恋愛
姉には幼い頃から婚約者がいた。両家が決めた相手だった。お互いの家の繁栄のための結婚だという。
私はその彼に、幼い頃からずっと恋心を抱いていた。叶わぬ恋に辟易し、秘めた想いは誰に言わず、二人の結婚式にのぞんだ。
だが当日、姉は結婚式に来なかった。 パニックに陥る両親たち、悲しげな愛しい人。そこで自分の口から声が出た。
「私が……蒼一さんと結婚します」
姉の身代わりに結婚した咲良。好きな人と夫婦になれるも、心も体も通じ合えない片想い。
身代わりーダイヤモンドのように
Rj
恋愛
恋人のライアンには想い人がいる。その想い人に似ているから私を恋人にした。身代わりは本物にはなれない。
恋人のミッシェルが身代わりではいられないと自分のもとを去っていった。彼女の心に好きという言葉がとどかない。
お互い好きあっていたが破れた恋の話。
一話完結でしたが二話を加え全三話になりました。(6/24変更)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる