顔バレしたらワケあり王子様に好かれました。

らら

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6話

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学校が終わり、家に帰るとロザリー様からもう贈り物が届いていた。
屋敷に仕えている使用人たちは、私宛に物が届いたのを見て驚いているようだった。また何かやらかしたのでは無いかと、疑っているのだろう。

暗い気持ちで、屋根裏にある自分の部屋に戻ると、彼女から贈られた包みを開けた。そこには趣味の悪い派手なリボンやフリルがたっぷりと付いたピンクの布で作られたドレスが入っていた。

私には絶対似合わないが、他に着ていくドレスもないし、仕方がない。

そう思ってたとき、いきなり扉を乱暴に開け、ズカズカと継母の実子であるお兄様とお姉様が部屋に入ってきた。

「おいブス!お前今度、パーティに行くんだってな。恥だけは晒すんじゃねぇーぞ」
「お兄様、心配なさらないで下さい。気をつけますので」
「気をつけるのは当たり前でしょう?ただでさえ、フェデェリカ家の幽霊だなんて風評被害を受けてるんだから。それにロザリー様から何を頂いたの?見せてみなさいよ」
お姉様はベッドに置いていたドレスを奪い取ると、嫌味な笑いを浮かべた。 

「ロザリー様が貴方に贈り物をしたって聞いたからどんなものかと思ったけど、ロザリー様もセンスがいいわね。貴方にお似合いよ」
彼らは嫌味を言い終わると、そのドレスを床に投げつけて部屋を出ていった。 

それこそ、こんなドレスを私が着て行ったらフェデェリカ家はマトモなドレスすら買えないのかと馬鹿にされそうだが、彼らの頭ではそこまで考えが働かなかったらしい。

「お嬢様、お部屋に入っても宜しいでしょうか?」
どうやら屋敷の中で唯一、私の味方をしてくれていたニックが心配して訪ねてきてくれたらしい。
「ええ、入って」
「お嬢様、今度のパーティには出席なさると聞きました。今まで1度もパーティに行ったことなどなかったのに…」
表情の変化に乏しいニックだが今回ばかりは心配してくれているようだった。

ニックは孤児だったところをその能力の高さから、フェデェリカ家が引き取り、今では私の専属騎士として仕えてくれている。口数は少ないけれど、私が小さい頃から側にいてくれている。

「大丈夫よ。心配してくれてありがとう」
ニックは小さく頷き、床に落ちたドレスを一瞥すると全てを察したようだった。「私はお嬢様を守るのが仕事です。無理なさらないで下さい」彼はそう言って部屋を出ていった。
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