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プロローグ〜雪の精霊との出会い
雪の精霊Ⅱ
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「大丈夫。ありがとう。」
私は彼の手に掴まって立ち上がる。
風が吹き、寒くて身震いする。
この日の限って、雪は少し溶けていて、その上に落ちたから私はびしょぬれだ。
「大丈夫じゃなさそうだね...
家に寄ってく?
僕が驚かせた所為で転んじゃったわけだし...」
私ももう中学生2年生だ。
いくら歳が近そうだからと言って、知らない人について行くのは危険だと分かっている。
でも、家まで30分以上歩かなければいけない。
だから、正直、濡れた服のまま家まで帰れば絶対風邪を引くだろう。
「そんなに警戒しなくても大丈夫だよ。」
私が悩んでいると、彼はまるで心を読んだかの様に言う。
そして、何故か私も彼の事を昔から知っている様な気持ちになり、安心感が芽生えた。
「お言葉に甘えて寄って行きます。」
「タメ口で良いよ。
僕の名前は雪斗。
君の名前は?」
彼は爽やか笑顔で自己紹介する。
「私の名前は佐野凛。」
「そう、綺麗な名前だね。
家はここから5分くらいの所にあるから直ぐに着くよ。」
彼はそう伝えると歩き出し、私も後をついて行った。
お世辞とわかっていても、綺麗と言われて嬉しかった。
「着いたよ。」
家まで5分もかからなかった。
茶色い2階建ての趣がある大正浪漫に出てくるようなお洒落な家だ。
何故か周りには余り家が無く、林に囲まれている。
「さあ、あがって。」
「お邪魔します。」
鍵を閉め忘れたのか、雪斗は戸を開けて家に入る。
私も彼に続く。
雪斗が玄関に足を踏み入れると、まるで家に意思があり、彼を歓迎するかの様にひとりでに明かりが灯る。
それが少し不気味な気がしたが、直ぐに意識は違う事に向いていた。
この家に来るのは初めてなのに、何故か懐かしいと感じてしまうのだ。
「今、着替えを持ってくるから、待ってて。」
リビングに入り、彼は温かいお茶を淹れてくれた。
そして、急いで違う部屋に行ってしまった。
ジャンパーのおかげで服は濡れてないが、ズボンは水が滴る程濡れている。
「お待たせ。」
彼はそう言い、新品だと思われる靴下とズボンを渡す。
「あれ?」
「どうしたの?」
「ううん、なんでもない。
ありがとう。」
子供の頃好きだったズボンと同じデザインなのは気の所為だろう。
私は隣の部屋に移動して、着替える。
濡れたズボンとジャンパーと靴下は早く乾くようにストーブの上に置く。
リビングに戻ると、雪斗はテーブルの上にお菓子を置いていた。
和菓子や洋菓子までよりどりみどりだ。
「凛が好きそうお菓子を選んだ。
遠慮しないで食べてね。」
確かにそこには私が好きな蒸しプリンもあった。
彼の態度は今日初めて会った人へのそれじゃない。
まるで、前から私の事を知っているように見える。
「なんで今日会ったばかりの私にこんなに親切にしてくれるの?」
思わず疑問に思っていた事が口から出る。
「それは君が悩みを抱えていて、僕は君を支えるのが役目だからだよ。」
「え?」
「僕は君の守護霊である雪の精霊だから。」
私は突然言われたファンタジー小説の様な内容に目を白黒させる事しか出来なかった。
私は彼の手に掴まって立ち上がる。
風が吹き、寒くて身震いする。
この日の限って、雪は少し溶けていて、その上に落ちたから私はびしょぬれだ。
「大丈夫じゃなさそうだね...
家に寄ってく?
僕が驚かせた所為で転んじゃったわけだし...」
私ももう中学生2年生だ。
いくら歳が近そうだからと言って、知らない人について行くのは危険だと分かっている。
でも、家まで30分以上歩かなければいけない。
だから、正直、濡れた服のまま家まで帰れば絶対風邪を引くだろう。
「そんなに警戒しなくても大丈夫だよ。」
私が悩んでいると、彼はまるで心を読んだかの様に言う。
そして、何故か私も彼の事を昔から知っている様な気持ちになり、安心感が芽生えた。
「お言葉に甘えて寄って行きます。」
「タメ口で良いよ。
僕の名前は雪斗。
君の名前は?」
彼は爽やか笑顔で自己紹介する。
「私の名前は佐野凛。」
「そう、綺麗な名前だね。
家はここから5分くらいの所にあるから直ぐに着くよ。」
彼はそう伝えると歩き出し、私も後をついて行った。
お世辞とわかっていても、綺麗と言われて嬉しかった。
「着いたよ。」
家まで5分もかからなかった。
茶色い2階建ての趣がある大正浪漫に出てくるようなお洒落な家だ。
何故か周りには余り家が無く、林に囲まれている。
「さあ、あがって。」
「お邪魔します。」
鍵を閉め忘れたのか、雪斗は戸を開けて家に入る。
私も彼に続く。
雪斗が玄関に足を踏み入れると、まるで家に意思があり、彼を歓迎するかの様にひとりでに明かりが灯る。
それが少し不気味な気がしたが、直ぐに意識は違う事に向いていた。
この家に来るのは初めてなのに、何故か懐かしいと感じてしまうのだ。
「今、着替えを持ってくるから、待ってて。」
リビングに入り、彼は温かいお茶を淹れてくれた。
そして、急いで違う部屋に行ってしまった。
ジャンパーのおかげで服は濡れてないが、ズボンは水が滴る程濡れている。
「お待たせ。」
彼はそう言い、新品だと思われる靴下とズボンを渡す。
「あれ?」
「どうしたの?」
「ううん、なんでもない。
ありがとう。」
子供の頃好きだったズボンと同じデザインなのは気の所為だろう。
私は隣の部屋に移動して、着替える。
濡れたズボンとジャンパーと靴下は早く乾くようにストーブの上に置く。
リビングに戻ると、雪斗はテーブルの上にお菓子を置いていた。
和菓子や洋菓子までよりどりみどりだ。
「凛が好きそうお菓子を選んだ。
遠慮しないで食べてね。」
確かにそこには私が好きな蒸しプリンもあった。
彼の態度は今日初めて会った人へのそれじゃない。
まるで、前から私の事を知っているように見える。
「なんで今日会ったばかりの私にこんなに親切にしてくれるの?」
思わず疑問に思っていた事が口から出る。
「それは君が悩みを抱えていて、僕は君を支えるのが役目だからだよ。」
「え?」
「僕は君の守護霊である雪の精霊だから。」
私は突然言われたファンタジー小説の様な内容に目を白黒させる事しか出来なかった。
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