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王都
終息
気配を頼りに足音を立てないように走る。そこに剣を持ったフードをかぶった男。
背には花が咲いている。
一人何かを探すようにあたりを見渡しながら歩いていた。
気づかれないように曲がり角で様子を伺う。
周りを伺うように見渡してゆっくり部屋に入っていくフード男。
さっと入って行った部屋の壁に張り付いたマリはそろっと中を伺えば、何かを探しながら物色しているようだった。
気配を消し部屋に入り男の後ろに立ち、屈んでいる男の喉に剣を添える。
「ここで何を探してるの?」
「っ!!」
突然聞こえた声に驚き剣先が皮膚を傷つけ血が薄く滲み出る。
「答えて」
「私は知らない…」
「じゃあ、なんで物色していた?」
第三者の声に男は大きく体を撥ねさせたがマリは驚くこともなく振り返った。
「ユリウス向こうはいいの?」
「片付いた。あとはこいつぐらいか?」
マリと男に近づいたユリウスは男の固まって動かない手を掴み後ろ手に拘束した。
「で?何が目的だ?」
「お、俺は何も知らない、俺はただ、金目のものが欲しくて…さ、参加しただけだ……」
マリにかける声とは違い男に察した声は殺気に満ちて、纏う空気も冷たく鋭くなった眼光に心臓を貫かれそうな感覚に男は声を振るわせ答える。
「ふーん、あっそ」
興味をなくしたように気の抜けた声を出したと思えば男の口元に布を当てれば男はだらりと崩れるように倒れ込み、ユリウスはそれを支えることなく手を離せば重力に床に音を立てて倒れた。
「お疲れ、多分全部片付いた。取り調べも公爵家がやるから俺らはここまでだ。あとはあちらの仕事だ」
何事もないようにマリが良く知るユリウスの声に戻る。
男からマリへと体を向けたユリウスはさらりと前髪を避けるようにマリのひたいに手をやれば、ひんやりとした冷たい手が温度が広がるように溶けていく。
「熱下がったな」
「え、あ、うん」
ユリウスの行動にぽけっとしていたマリの耳にバタバタとこちらに向かってくる足音が聞こえる。
青い制服を着た人たちが男を拘束し部屋から連れ出すと最後に出ていく青い制服の人物がこちらに向かってお辞儀をした。
「結界と魔法解いても平気だ」
頷き目を閉じればこの屋敷の戦闘ができないものにかけた結界を頭の中で消すイメージと氷が溶けるように頭の中で描いた。
氷が溶けて氷漬けにされていた物たちも拘束されて連れて行かれるのを感じ取った。
「起きたら襲われてるってどいう……」
ぐううーー
途中でお腹の虫が声を上げれる。
顔を赤くしたマリに喉奥で笑ったユリウスは重さなどないような軽々とした動きで片腕にマリを座らせもう一方の腕で背中を支える。
「集合場所に行こう。軽く食べれるものを出してもらえ」
長い足が動き、自分が歩くより早い風景の代わりを感じながら真横にあるユリウスの横画を盗み見れば視線に気付いたのかユリウスの瞳が動いた。
「どうした?」
「なんでもない」
それだけのそっけない返事をして、廊下の窓の外へと視線を変えた。
背には花が咲いている。
一人何かを探すようにあたりを見渡しながら歩いていた。
気づかれないように曲がり角で様子を伺う。
周りを伺うように見渡してゆっくり部屋に入っていくフード男。
さっと入って行った部屋の壁に張り付いたマリはそろっと中を伺えば、何かを探しながら物色しているようだった。
気配を消し部屋に入り男の後ろに立ち、屈んでいる男の喉に剣を添える。
「ここで何を探してるの?」
「っ!!」
突然聞こえた声に驚き剣先が皮膚を傷つけ血が薄く滲み出る。
「答えて」
「私は知らない…」
「じゃあ、なんで物色していた?」
第三者の声に男は大きく体を撥ねさせたがマリは驚くこともなく振り返った。
「ユリウス向こうはいいの?」
「片付いた。あとはこいつぐらいか?」
マリと男に近づいたユリウスは男の固まって動かない手を掴み後ろ手に拘束した。
「で?何が目的だ?」
「お、俺は何も知らない、俺はただ、金目のものが欲しくて…さ、参加しただけだ……」
マリにかける声とは違い男に察した声は殺気に満ちて、纏う空気も冷たく鋭くなった眼光に心臓を貫かれそうな感覚に男は声を振るわせ答える。
「ふーん、あっそ」
興味をなくしたように気の抜けた声を出したと思えば男の口元に布を当てれば男はだらりと崩れるように倒れ込み、ユリウスはそれを支えることなく手を離せば重力に床に音を立てて倒れた。
「お疲れ、多分全部片付いた。取り調べも公爵家がやるから俺らはここまでだ。あとはあちらの仕事だ」
何事もないようにマリが良く知るユリウスの声に戻る。
男からマリへと体を向けたユリウスはさらりと前髪を避けるようにマリのひたいに手をやれば、ひんやりとした冷たい手が温度が広がるように溶けていく。
「熱下がったな」
「え、あ、うん」
ユリウスの行動にぽけっとしていたマリの耳にバタバタとこちらに向かってくる足音が聞こえる。
青い制服を着た人たちが男を拘束し部屋から連れ出すと最後に出ていく青い制服の人物がこちらに向かってお辞儀をした。
「結界と魔法解いても平気だ」
頷き目を閉じればこの屋敷の戦闘ができないものにかけた結界を頭の中で消すイメージと氷が溶けるように頭の中で描いた。
氷が溶けて氷漬けにされていた物たちも拘束されて連れて行かれるのを感じ取った。
「起きたら襲われてるってどいう……」
ぐううーー
途中でお腹の虫が声を上げれる。
顔を赤くしたマリに喉奥で笑ったユリウスは重さなどないような軽々とした動きで片腕にマリを座らせもう一方の腕で背中を支える。
「集合場所に行こう。軽く食べれるものを出してもらえ」
長い足が動き、自分が歩くより早い風景の代わりを感じながら真横にあるユリウスの横画を盗み見れば視線に気付いたのかユリウスの瞳が動いた。
「どうした?」
「なんでもない」
それだけのそっけない返事をして、廊下の窓の外へと視線を変えた。
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