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【第3章】騎士団強化
12話・当たり前
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もうすっかりみんなは落ち着き、クロムが一言
クロム「...大体把握出来た。が、ノラちゃんとライさんはいいんですか?勝手に決められたのに」
ノア「...だ、大丈夫です!わ、私はあまり強くはない...ですけど...」
ライ「...なんだこの女っ!もっとハキハキ喋らんかい!」
ノア「うぅ...」
クロム「...ライさんはもっと物静かにできないんですか?可愛いのが勿体ないですよ?」
ライ「...はぁ?可愛いだぁ...?」
少し嬉しいのか顔を赤らめるライ
ライ「...お前気に食わねぇ...」
ドンっと音を立て病室を出るライ
クロム「...ちょっと言い過ぎたかな...怒ってしまった....」
シャガル「それにしては嬉しそうだったけどな?」
ドンと扉が開く
クロム(早っ!)
ライ「...誰が嬉しいって言ったんだ...まぁ、俺は別に平気だ。勝手に決められても、どうせ暇なだけだからな」
とさっきより平然と話す
シャガル「...まぁ、結果よければ全てよし、って訳でもないが一応メンバーは揃った。」
と改めてシャガルは言った。
シャガルは深呼吸をして次の言葉を口にした。
シャガル「俺は大体回復したし、ギルゼルもあともう少しだからお前らは先にダークフォレストに行って、四天王や大隊長に報告しに言ってくれ。シャガルは裏切り者として処刑した、と」
みんなはシャガルの話で唖然とした。
リャカ「...何故あなたが死んだと父に報告しなければいけないのかさっぱり分からない。」
シャガル「『革命軍』は両軍に知られてはいけないんだ。本当はお前らには言うつもりはなかったが...俺は、信用してるからこの話を...したんだ。」
シャガルは言葉が詰まりながらも話した。
そして何故か涙目になりながら一言放った。
シャガル「最後に分隊長から『お言葉』をくれてやる。」
クロム「...え?」
その時には一同は静まり返っていた。
シャガル「...もう...俺は『裏切り』を行った以上闇黒騎士団として戦う意義をなくしてる...。だから俺は...正式にこの分隊を脱退する。その代わりに、俺よりも優秀な新人騎士ノアちゃん、男口調の弓の達人ライさんが盛り上げてくれっからさ...。それとクロム...お前は...この分隊の2代目分隊長になってくれ...親友からの最後の願いだ。」
と涙を含みながら話した。
クロム「...な、何言ってんだよ...お前...。」
シャガル「まぁ、死ぬってわけではねぇよ...ただ、もうお前らと会う気がしなくてな」
苦笑いでシャガルは悲しさを紛らわせて言った。
シャガル「...俺は...戦争なんてしたくないんだ...。人が死に、建物は焼けて...。憎しみしか生まれない...。欲を言ったら、この世界を統合してみたかった...戦争がない平和な世界に、闇黒騎士団にいるうちにしたかった。でもこの国自身そんなことはほっといて戦争をしやがる...。
だから俺は『革命軍』なんて入っちまった。
でもお前らなら、俺の『夢』を叶えられるかもしれない...。我儘なことだが、この夢を...叶えてくれないか?」
とみんなに問いかけた。
クロムは真っ先に口を開く。
クロム「...当たり前だ。叶えてやるよ...。」
といつものように当たり前に答えた。
シャガル「...ありがとう...もう、呼ばれちまう...じゃあな...」
クロム「...は?お前っ...!っく...!」
シャガルがお別れのような言葉を言った瞬間にシャガルの体から闇と光が辺りを放ち、シャガルはその場から居なくなっていた。
黙っていたエミリアが心配したのかクロムの肩にそっと手を置いて言った。
エミリア「...クロ...シャガルの意志、繋がなきゃね...。」
クロム「...当たり前だろ?」
と当たり前に言った。
クロム「...大体把握出来た。が、ノラちゃんとライさんはいいんですか?勝手に決められたのに」
ノア「...だ、大丈夫です!わ、私はあまり強くはない...ですけど...」
ライ「...なんだこの女っ!もっとハキハキ喋らんかい!」
ノア「うぅ...」
クロム「...ライさんはもっと物静かにできないんですか?可愛いのが勿体ないですよ?」
ライ「...はぁ?可愛いだぁ...?」
少し嬉しいのか顔を赤らめるライ
ライ「...お前気に食わねぇ...」
ドンっと音を立て病室を出るライ
クロム「...ちょっと言い過ぎたかな...怒ってしまった....」
シャガル「それにしては嬉しそうだったけどな?」
ドンと扉が開く
クロム(早っ!)
ライ「...誰が嬉しいって言ったんだ...まぁ、俺は別に平気だ。勝手に決められても、どうせ暇なだけだからな」
とさっきより平然と話す
シャガル「...まぁ、結果よければ全てよし、って訳でもないが一応メンバーは揃った。」
と改めてシャガルは言った。
シャガルは深呼吸をして次の言葉を口にした。
シャガル「俺は大体回復したし、ギルゼルもあともう少しだからお前らは先にダークフォレストに行って、四天王や大隊長に報告しに言ってくれ。シャガルは裏切り者として処刑した、と」
みんなはシャガルの話で唖然とした。
リャカ「...何故あなたが死んだと父に報告しなければいけないのかさっぱり分からない。」
シャガル「『革命軍』は両軍に知られてはいけないんだ。本当はお前らには言うつもりはなかったが...俺は、信用してるからこの話を...したんだ。」
シャガルは言葉が詰まりながらも話した。
そして何故か涙目になりながら一言放った。
シャガル「最後に分隊長から『お言葉』をくれてやる。」
クロム「...え?」
その時には一同は静まり返っていた。
シャガル「...もう...俺は『裏切り』を行った以上闇黒騎士団として戦う意義をなくしてる...。だから俺は...正式にこの分隊を脱退する。その代わりに、俺よりも優秀な新人騎士ノアちゃん、男口調の弓の達人ライさんが盛り上げてくれっからさ...。それとクロム...お前は...この分隊の2代目分隊長になってくれ...親友からの最後の願いだ。」
と涙を含みながら話した。
クロム「...な、何言ってんだよ...お前...。」
シャガル「まぁ、死ぬってわけではねぇよ...ただ、もうお前らと会う気がしなくてな」
苦笑いでシャガルは悲しさを紛らわせて言った。
シャガル「...俺は...戦争なんてしたくないんだ...。人が死に、建物は焼けて...。憎しみしか生まれない...。欲を言ったら、この世界を統合してみたかった...戦争がない平和な世界に、闇黒騎士団にいるうちにしたかった。でもこの国自身そんなことはほっといて戦争をしやがる...。
だから俺は『革命軍』なんて入っちまった。
でもお前らなら、俺の『夢』を叶えられるかもしれない...。我儘なことだが、この夢を...叶えてくれないか?」
とみんなに問いかけた。
クロムは真っ先に口を開く。
クロム「...当たり前だ。叶えてやるよ...。」
といつものように当たり前に答えた。
シャガル「...ありがとう...もう、呼ばれちまう...じゃあな...」
クロム「...は?お前っ...!っく...!」
シャガルがお別れのような言葉を言った瞬間にシャガルの体から闇と光が辺りを放ち、シャガルはその場から居なくなっていた。
黙っていたエミリアが心配したのかクロムの肩にそっと手を置いて言った。
エミリア「...クロ...シャガルの意志、繋がなきゃね...。」
クロム「...当たり前だろ?」
と当たり前に言った。
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