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105.舞台が望むのは生贄
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総家令室の執務室に、家令の姉妹が楽し気に笑う声が響いていた。
翡翠が戻ってきたと雉鳩が先触れをし、女家令達は出迎えのために立ち上がって礼をした。
「やあ、楽しそうだね」
「おかえりなさいませ」
翡翠は元老院との昼食会だった。
「孔雀、ハンコ」
雉鳩が孔雀に白いファイルを手渡した。
開かなくても何の要望書なのかわかる。
再三の、皇太子妃の入宮について、だ。
孔雀はため息をついて書類に目を通した。
右手の親指のくりぬき彫刻翡翠の総家令印をちょっと触ってから、押印しないまま「差し戻して」と兄弟子に渡す。
「また、文句言われるぞ」
「仕方ないわ」
「元老院からは、総家令はどういった意図があって皇太子殿下の慶事を遠ざけようとなさるのか。嫉妬か、よもや背信ではないかってあたりがたい意見をここしばらく重ねて頂いてるわけだけども?」
「嫉妬に背信。おお、やっと総家令らしくなってきた事」
雉鳩と金糸雀が笑った。
「私で済むなら安いものだわ」
孔雀が翡翠に紅茶と焼き菓子と小さなグラスにラム酒を入れて差し出した。
「おいしそうだね。全く話が長いから、お腹がすいちゃったよ」
憮然と翡翠が言いながら、マドレーヌをつまんだ。
昼食会だったのに、と雉鳩を振り返ると、兄弟子は唇で「食う訳ない」と伝えた。
設宴や出先で何も口にしないのは恒例だが、ついに昼食会でも食べたくなくなったらしい。
昼餐は、白鴎の料理だからまずいわけはない。
孔雀と白鴎の考える献立は好評で、設宴でも昼食会でも月に一度の定例会で供される食事でも好評だ。
翡翠は自室で取る食事以外は、孔雀の作るものしか食べたくないのだ。
となると、さて。
小さな焼き菓子程度では、腹は膨れまい。
「翡翠様、グラタンでも召し上がりますか?」
翡翠が嬉々として頷いた。
雉鳩と金糸雀が下がると、翡翠はもうひとつ、とマドレーヌに手を伸ばした。
「翡翠様が召し上がらないから、元老院の皆様もお腹がすかれた事でしょう」
皇帝が皿に手をつけないのに、臣下が食べるわけにはいかない。
「だから話を手短にすれば、早く出て行くのにねえ。あれは私が部屋出た瞬間がっついたろうね」
おかしそうに笑う。
「元老院書記長なんて、気をつけないとね。軽い低血糖になってたもの」
「まあ、お気の毒に」
孔雀は言いながら手早くグラタン皿をオーブンに火を入れた。
「孔雀、藍晶の継室の話、なるべく早めに進めると良いよ」
「・・・・翡翠様。政治的には満たされるものですけど、鈴蘭様のお立場が少し難しくなる場合もありますね」
「このままでは彼女も実家からせっつかれて気の毒だよ。比嘉家では自分が難色を示していると思われたくないわけだから」
鈴蘭が責められないのは、その分、孔雀が弾除けになっているからだ。
「孔雀がそんな事をする必要はないよ」
見かねた梟が「ならば本来の弾除けの公式寵姫でもいたらいいだろう。適当に誰か用意するといい」とまで言う。
それも彼なりの優しさなのだが。
孔雀がちょっと考えてから口を開いた。
「翡翠様は公式寵姫をお望みでしょうか?」
藪から棒な質問に翡翠が妙な顔をした。
「今更?まあ、孔雀が必要ならね。・・・参考までに。総家令は誰を用意するつもりかな?」
「他の方にご迷惑をかけたくないですから、もし特別のご要望がおありでないなら家令の内からお選び頂ければ助かりますけれど。・・・そうですねえ、黄鶲《きびたき》お姉様、緋連雀お姉様、雉鳩お兄様あたり・・・?」
「どれもこれも事故物件だねえ」
孔雀が吹き出した。
「家令ですからね。・・・まあ、それはなるだけ避けたいのですけど」
公式寵姫になって幸福になった者は少ないから。
姉弟子兄弟子にそんな事を押し付けたくはない。
「けれど、我こそはという自選の方ですと、やっぱりまたなかなかの難物件ですしね」
「弾除けには最適だけどね」
孔雀は焼き上がったグラタンをテーブルに乗せると、翡翠に勧めた。
翡翠は、チーズの香ばしい匂いに、嬉しそうにフォークを受け取る。
「それにしても。ヤキモチ云々はいいけど。ちょっとあれはない」
背信、という言葉。
翡翠は結構怒っているのだ。
「まあ、言われてなんぼです。本来総家令とはそういうものですから」
白鷹の場合は恐怖政治、梟の圧迫政治がそう言わせなかっただけで。
「あまり孔雀の立場が悪くなっては、ギルド方も辛いだろう」
孔雀の実家はギルド派だからだ。
そうすると、今度は、ギルド派が元老院や議会から責められて、立場が弱くなったギルドから孔雀は責められる。
「今は白鴎お兄様のお父様がギルド長でらっしゃいますから、多少は大丈夫でしょう」
「自分の息子を家令に売ったんだよ、あのじいさん。そんな事言える立場かい?全力で家令に協力したらいいのにね」
「仕方ありませんよ。白鴎お兄様が海外で事件に巻き込まれて・・・いえ、自分が悪くて勾留されて裁判になった時。お父様に弁護を頼みこまれた梟お兄様が、必ず無罪にするから息子を家令にしろと強請ったのですもの」
白鴎の父親からしたら、息子が可愛いのと、体面も大いにあったろうが、よくそんな条件を呑んだものだ。
「・・・あのシブチン銀行の気取ったおとっつあん頭取は、悪い鳥に長男坊を泣く泣く担保にとられてしまった訳です」
孔雀の茶化した言い草に、翡翠は大いに笑った。
「孔雀としては。藍晶の正室がネックなわけだね」
「ネックというか。心配ではありますね。鈴蘭様のお気持ちが」
毎日の皇太子宮への日参の際、皇太子が不在の場合も多く、鈴蘭が孔雀に継室の件はまだ待ってほしいと切々と訴える。
なぜ夫が不在なのか、薄々分かっているのだ。
「本当のこと言ってやりなさい」
「・・・そんなわけにもいきません」
孔雀としては「あの人、貴女のことはお好きなんですよ。でも他の方もお好きなんです」とは言い難い。
「根が浮気性だからね、藍は」
「華やかな方というのは皆そうなのでしょうか・・・」
孔雀がいくら諌めても、聞き入れない。
「お気に入りの雉鳩か緋連雀でもつければいいんじゃないかな?」
「気、だけでは済みませんもの。そしたら鈴蘭様がまたお気に病まれるでしょう」
翡翠が肩をすくめた。
今までは箸休めに雉鳩か緋蓮雀あたりのおやつを与えれば良かったが、正室がいるとなればまた別だ。
「・・・鈴蘭様に嫌われたくない、と思うのは、これもまた、家令としての私の心得違いなのでしょうけれど」
孔雀がため息をついた。
その様子がなんとも悲し気で。
翡翠はフォークを持って頰杖をついた。
「孔雀、全方向丸く収まる方法がひとつあるけれど」
「・・・まあ、そんなうまい話があるんですか・・・?」
孔雀がはっと思い当たって、翡翠を見てから小さく首を振った。
けれど、きっと。|
翡翠はこの方法を進めるだろう。
彼もまた自分が想定した役割ならば引き受けるつもりなのだから。
新たな役回りが必要だ。
しかし、誰しもにその舞台に立つ喜びがあるだろうか。
次の生贄は誰だろう。
そう考えて孔雀は身がすくんだ。
翡翠が戻ってきたと雉鳩が先触れをし、女家令達は出迎えのために立ち上がって礼をした。
「やあ、楽しそうだね」
「おかえりなさいませ」
翡翠は元老院との昼食会だった。
「孔雀、ハンコ」
雉鳩が孔雀に白いファイルを手渡した。
開かなくても何の要望書なのかわかる。
再三の、皇太子妃の入宮について、だ。
孔雀はため息をついて書類に目を通した。
右手の親指のくりぬき彫刻翡翠の総家令印をちょっと触ってから、押印しないまま「差し戻して」と兄弟子に渡す。
「また、文句言われるぞ」
「仕方ないわ」
「元老院からは、総家令はどういった意図があって皇太子殿下の慶事を遠ざけようとなさるのか。嫉妬か、よもや背信ではないかってあたりがたい意見をここしばらく重ねて頂いてるわけだけども?」
「嫉妬に背信。おお、やっと総家令らしくなってきた事」
雉鳩と金糸雀が笑った。
「私で済むなら安いものだわ」
孔雀が翡翠に紅茶と焼き菓子と小さなグラスにラム酒を入れて差し出した。
「おいしそうだね。全く話が長いから、お腹がすいちゃったよ」
憮然と翡翠が言いながら、マドレーヌをつまんだ。
昼食会だったのに、と雉鳩を振り返ると、兄弟子は唇で「食う訳ない」と伝えた。
設宴や出先で何も口にしないのは恒例だが、ついに昼食会でも食べたくなくなったらしい。
昼餐は、白鴎の料理だからまずいわけはない。
孔雀と白鴎の考える献立は好評で、設宴でも昼食会でも月に一度の定例会で供される食事でも好評だ。
翡翠は自室で取る食事以外は、孔雀の作るものしか食べたくないのだ。
となると、さて。
小さな焼き菓子程度では、腹は膨れまい。
「翡翠様、グラタンでも召し上がりますか?」
翡翠が嬉々として頷いた。
雉鳩と金糸雀が下がると、翡翠はもうひとつ、とマドレーヌに手を伸ばした。
「翡翠様が召し上がらないから、元老院の皆様もお腹がすかれた事でしょう」
皇帝が皿に手をつけないのに、臣下が食べるわけにはいかない。
「だから話を手短にすれば、早く出て行くのにねえ。あれは私が部屋出た瞬間がっついたろうね」
おかしそうに笑う。
「元老院書記長なんて、気をつけないとね。軽い低血糖になってたもの」
「まあ、お気の毒に」
孔雀は言いながら手早くグラタン皿をオーブンに火を入れた。
「孔雀、藍晶の継室の話、なるべく早めに進めると良いよ」
「・・・・翡翠様。政治的には満たされるものですけど、鈴蘭様のお立場が少し難しくなる場合もありますね」
「このままでは彼女も実家からせっつかれて気の毒だよ。比嘉家では自分が難色を示していると思われたくないわけだから」
鈴蘭が責められないのは、その分、孔雀が弾除けになっているからだ。
「孔雀がそんな事をする必要はないよ」
見かねた梟が「ならば本来の弾除けの公式寵姫でもいたらいいだろう。適当に誰か用意するといい」とまで言う。
それも彼なりの優しさなのだが。
孔雀がちょっと考えてから口を開いた。
「翡翠様は公式寵姫をお望みでしょうか?」
藪から棒な質問に翡翠が妙な顔をした。
「今更?まあ、孔雀が必要ならね。・・・参考までに。総家令は誰を用意するつもりかな?」
「他の方にご迷惑をかけたくないですから、もし特別のご要望がおありでないなら家令の内からお選び頂ければ助かりますけれど。・・・そうですねえ、黄鶲《きびたき》お姉様、緋連雀お姉様、雉鳩お兄様あたり・・・?」
「どれもこれも事故物件だねえ」
孔雀が吹き出した。
「家令ですからね。・・・まあ、それはなるだけ避けたいのですけど」
公式寵姫になって幸福になった者は少ないから。
姉弟子兄弟子にそんな事を押し付けたくはない。
「けれど、我こそはという自選の方ですと、やっぱりまたなかなかの難物件ですしね」
「弾除けには最適だけどね」
孔雀は焼き上がったグラタンをテーブルに乗せると、翡翠に勧めた。
翡翠は、チーズの香ばしい匂いに、嬉しそうにフォークを受け取る。
「それにしても。ヤキモチ云々はいいけど。ちょっとあれはない」
背信、という言葉。
翡翠は結構怒っているのだ。
「まあ、言われてなんぼです。本来総家令とはそういうものですから」
白鷹の場合は恐怖政治、梟の圧迫政治がそう言わせなかっただけで。
「あまり孔雀の立場が悪くなっては、ギルド方も辛いだろう」
孔雀の実家はギルド派だからだ。
そうすると、今度は、ギルド派が元老院や議会から責められて、立場が弱くなったギルドから孔雀は責められる。
「今は白鴎お兄様のお父様がギルド長でらっしゃいますから、多少は大丈夫でしょう」
「自分の息子を家令に売ったんだよ、あのじいさん。そんな事言える立場かい?全力で家令に協力したらいいのにね」
「仕方ありませんよ。白鴎お兄様が海外で事件に巻き込まれて・・・いえ、自分が悪くて勾留されて裁判になった時。お父様に弁護を頼みこまれた梟お兄様が、必ず無罪にするから息子を家令にしろと強請ったのですもの」
白鴎の父親からしたら、息子が可愛いのと、体面も大いにあったろうが、よくそんな条件を呑んだものだ。
「・・・あのシブチン銀行の気取ったおとっつあん頭取は、悪い鳥に長男坊を泣く泣く担保にとられてしまった訳です」
孔雀の茶化した言い草に、翡翠は大いに笑った。
「孔雀としては。藍晶の正室がネックなわけだね」
「ネックというか。心配ではありますね。鈴蘭様のお気持ちが」
毎日の皇太子宮への日参の際、皇太子が不在の場合も多く、鈴蘭が孔雀に継室の件はまだ待ってほしいと切々と訴える。
なぜ夫が不在なのか、薄々分かっているのだ。
「本当のこと言ってやりなさい」
「・・・そんなわけにもいきません」
孔雀としては「あの人、貴女のことはお好きなんですよ。でも他の方もお好きなんです」とは言い難い。
「根が浮気性だからね、藍は」
「華やかな方というのは皆そうなのでしょうか・・・」
孔雀がいくら諌めても、聞き入れない。
「お気に入りの雉鳩か緋連雀でもつければいいんじゃないかな?」
「気、だけでは済みませんもの。そしたら鈴蘭様がまたお気に病まれるでしょう」
翡翠が肩をすくめた。
今までは箸休めに雉鳩か緋蓮雀あたりのおやつを与えれば良かったが、正室がいるとなればまた別だ。
「・・・鈴蘭様に嫌われたくない、と思うのは、これもまた、家令としての私の心得違いなのでしょうけれど」
孔雀がため息をついた。
その様子がなんとも悲し気で。
翡翠はフォークを持って頰杖をついた。
「孔雀、全方向丸く収まる方法がひとつあるけれど」
「・・・まあ、そんなうまい話があるんですか・・・?」
孔雀がはっと思い当たって、翡翠を見てから小さく首を振った。
けれど、きっと。|
翡翠はこの方法を進めるだろう。
彼もまた自分が想定した役割ならば引き受けるつもりなのだから。
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