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6.
161.愛の対象
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白鴎は久々に早めに私室へと戻った。
孔雀が来て以来、厨房の仕事を手分けできるので随分楽になった。
軍への復帰も久々。若き日に、辛い体験をして以来、軍への足は遠のいていた。
兄弟子姉弟子からはせっつかれていたが、孔雀が擁護してくれるのをいいことに、家令の義務である軍属を長年放棄していたのだ。
しかし、久々に戻った軍は、気が引締まると同時に、やはり居心地がいい。
白鴎は孔雀に手渡されたキッチンの床材や飾りのタイルや調理器具のサンプルを見ていた。
この建物は山荘のような凝ったつくりなのだが、内装もまた建てられた当時のままで大分傷んでいた。
同じギルド筋出身のあの妹弟子同様、自分もまたこの内装が気に入らない。
自分で言うのもなんだが、実家である百目木家と言えばこの国の金融の中枢とも呼ばれる家だ。
ギルド長も何人も出しているが、金融とマスコミ、宗教関係は継室にはなれないという原則の為にその名誉に与る事は無いが、孔雀の実家の棕櫚家とは大分差がある。何が言いたいのかというと、孔雀よりも大分格上の出身という事であって、孔雀が全く自分の個人的な嗜好や趣味や感覚で物を選ぶのとは違い、自分にはきちんと教育をされて相応しい品物を選定して身に付けるという基礎があるということだ。
だからと言って、それが満たされなくとも文句を言うというのは愚昧であり暴挙なのである。
しかし孔雀は大分改善させてしまうのだ。
あれが嫌、これが嫌ではなく。
あれがいい、これがいい、と言って。
同じようだが、これが結構違う。
最近では、軍の訓練所のシャワールームの支給のタオルまでフワフワに変えると言い出す始末。
まあそれはさて置いて。
今週中に、孔雀のアイディアで、エントランスの壁を全部ぶち抜く予定だ。
この建物、寒い。底冷えがする、風邪をひく、と怯えたあの虚弱な妹弟子の我儘のお陰で、あれこれ改善されて風通しも日当たりも良くなり、カビ臭さともおさらばだ、と思いながら白鴎は床についた。
違和感に目を覚ましたのが、多分、2時過ぎ。
氷のように冷たい何かが腕に触れ、目を開けた。
枕元に懐中電灯で自分の顔を照らしていた孔雀がいた。
白鴎が悲鳴を上げたのに、孔雀は乱暴に毛布で口を塞いだ。
その手がまたぺたりと冷たい。
カエルの様に気味悪い程の冷え性だ。
なんまんだぶ、とか口走った兄弟子を孔雀が笑った。
「白鴎お兄様、司祭なのにお経って変。・・・ちょっと静かにしてよ」
「・・・・だって、この建物、辛気臭くていかにも出そうじゃないか・・・。何やってんだ・・・」
昔、よくこうやって雉鳩と一緒に肝試しごっこを仕掛けて怖がらせて、孔雀にお漏らしをさせて恨まれたその仕返しか。
その後、雉鳩は孔雀によって油性ペンで手足と鼻を塗られてシャム猫にしてやったと報復をされていたものだ。
「白鴎お兄様、車出して、今」
白鴎は、驚いて妹弟子を見上げた。
まだ寝ぼけてるのか。
「・・・でも視察は帰って来たばっかで・・・」
予算は皇帝持ちというケータリングトレーラーつきで現れた総家令の訪問に前線の兵隊は大喜びだった。
急ごしらえの前線基地の居住空間もあちこち見て回り、身の回りのあれこれも指示していた。
衣食住を整える事に熱心なこの妹弟子の生活力の高さには感心する。
「総家令が女だと戦争は負けない。が、国が傾く」とは、昔から言われているが、こういうことではないだろうか。
金も物資も人もつぎ込むから戦争は有利に運ぶが、国が疲弊するのだ。
特に孔雀は、ある程度までは根性論では頑張れないでしょう。何かを左右するど根性まで到達するのって結構先よ。それまで寒くてお腹が空いたら私死んじゃう、暑いのも苦手。とまで言い出す。
金や物で解決できるならやるべき、暑いとか寒いとか、いっそやらないで済むならやりたくないという、緋連雀が聞くと憤慨するような軟派で合理的な思考の持ち主なので、その調子だからこそ軍にも心を砕くのだろう。
本人が確かに体が頑健ではないのもあるが、それも正しいのだ。
特に、白鴎は賛成したい。
この妹弟子は、議会で、軍の任務に就く人員に対して、どう思っているのかと議員に問われ「軍属になった者、すべて無事に任務を果たし、奥様や旦那様、恋人のもとに返すのが私の務め」と言った女なのだ。
「絶対に一歩も退くな、死ぬ気でやれ」という緋連雀と相入れるわけがない。
「死ぬ気でやったらダメじゃない。自分は生きて殺す気でやるんでしょ」と孔雀が膨れていたが。
自分以外の一個師団すべて全滅した経験のある白鴎にとって、それが何よ、それでいいのよ、と言い切る緋連雀には反感とどこか嫉妬と負い目がある。
再起不能と思う程の状態で帰還した自分に、緋連雀は、あんたは何も間違ってないじゃないの、正しい行いをしたのよ、あんたたち全員。と断言した。
それが救いであったのも事実。
しかし、孔雀は心配して、軍属の任務からしばらく外れた方がいい、と言った。そしてそれに逃げたのも事実。
そもそも緋連雀は血気盛んで強情な女だが、ど根性で言ったら孔雀の方が上だ。
年端も行かないいうちに周囲の思惑に巻き込まれ、そこで活路を見出して来たのだ。
ど根性まで到達した経験があるから、そこまで容易ではないのを知っているのだろう。
確かに、緋連雀はその才覚で様々を乗り越えて来たわけであるが、孔雀は何一つ乗り越えていないと自分で思っている。
いつまでも現在進行形で新たな地獄にいる女だ。
しかも、しょうがねえな、まあいっか、と思いながらそれなりに順応して。
白鴎は改めて孔雀を見た。
家令服の上にムートンのコートにブーツ。
登山でもスキーでもない装備。
いつも出かける時に背負っているどでかいリュックは見当たらない。
「大体、天河様はどうしたんだ。せっかく・・・」
壁紙も替える、天井も壁も抜きたい、見てこのカーテンまるで緞帳、とか寝室の文句を言いながらも、天河と愛を育んでいると思ったのに。
こっちは翡翠と天河と孔雀という三角関係の動向に、大枚をはたいたというのに。
「いや、困るんだけど。大損なんだけど」
孔雀がきっと兄弟子を見上げた。
「・・・また賭けてたのね」
白鴎がそっぽを向いた。
「いや、ほら、アレだよ。応援」
「はあ?」
「翡翠様と孔雀でいっぱいの満員電車の中に割り込んで行こうってんだ、天河様。その玉砕覚悟の心意気にさ、声援というかさ。・・・いいか、分かるか。私利私欲で金を賭けたんじゃない。エールを送ったんだ」
とんでもない都合のいい言い訳に孔雀は呆れた。
自分が悪者にならないためにはどんな言い訳だってするんだから。
この兄弟子は人に嫌われたくはないタイプなのだ。
優しいというか八方美人というか。
「もう、ばかばかしい。・・・早く早く」
急かされて、白鴎はわけもわからずベッドから這い出した。
車内で話を聞いて、白鴎は青くなった。
天河を撃った狙撃手に会いに行く、と言いだしたのだ。
「あんなことできる人間・・・いや、ありゃあの化け物に違いないけど・・・」
孔雀も確信している顔で頷いた。
あれは間違いなく、真鶴だ。
「会ってどうするんだよ?」
また話が複雑になるだろう。
あの姉弟子は、皇女、翡翠の妹だ。
特にどの子にも関心を示さなかった琥珀帝が、唯一愛した末娘と言われている。
離宮で琥珀帝と白鷹に育てられた彼女。
女神のように美しく、なんでも出来る姉弟子は、誰からも憧れの対象であった。
「会ってどうするんだよ?」
繰り返されて、孔雀がうつむいて膨れた。
子供の時からこれ以上追い詰めると、泣き出して宥められて甘いものを口につっこまれてやっと持ち直したものだ。
そうだ、真鶴は孔雀をあやすのがとても上手だった、と思い出す。
今でこそ骨の髄まで家令のこの妹弟子もそもそも自分と同じギルド出身で、家令筋ではない。
しかもまだほんの子供のうちに召し上げられて家令になったものだから、最初の頃は白鷹のあの偏った思想と度を超えた厳しさになじめずよく泣いていたのだ。
「大丈夫か。勝算あるのか。真鶴姉上の裏をかくなんて、できるわけない」
彼女は憧憬と、同時に畏怖の対象でもある。
いかに孔雀が悪巧みに長けているとは言え、相手が悪い。
「どんな計画なんだ。言わなきゃ、車戻すぞ」
「・・・会ってから考えるという計画」
また孔雀がぶんむくれたのに、白鴎は空を仰いだ。
今思い出しても、孔雀は白鷹に厳しく育てられた。
そうかと思えば、自由に、贅沢に。
真鶴に同伴したいと言う年少の孔雀の軍属を許可したし、離宮の出入りも許していたのだ。
白鷹は、真鶴と孔雀以外は離宮の出入りを許していなかった。
あの人肉を屠るダキニと呼ばれる女家令は、この妹弟子が真鶴に依存するように仕向けて育てたのだと今ならわかる。
それが、自分の知る愛なのだと信じて。
ああ、タチが悪い。
白鴎は、雪の平原を突き進む車のハンドルを握りながら、ため息をついた。
孔雀が来て以来、厨房の仕事を手分けできるので随分楽になった。
軍への復帰も久々。若き日に、辛い体験をして以来、軍への足は遠のいていた。
兄弟子姉弟子からはせっつかれていたが、孔雀が擁護してくれるのをいいことに、家令の義務である軍属を長年放棄していたのだ。
しかし、久々に戻った軍は、気が引締まると同時に、やはり居心地がいい。
白鴎は孔雀に手渡されたキッチンの床材や飾りのタイルや調理器具のサンプルを見ていた。
この建物は山荘のような凝ったつくりなのだが、内装もまた建てられた当時のままで大分傷んでいた。
同じギルド筋出身のあの妹弟子同様、自分もまたこの内装が気に入らない。
自分で言うのもなんだが、実家である百目木家と言えばこの国の金融の中枢とも呼ばれる家だ。
ギルド長も何人も出しているが、金融とマスコミ、宗教関係は継室にはなれないという原則の為にその名誉に与る事は無いが、孔雀の実家の棕櫚家とは大分差がある。何が言いたいのかというと、孔雀よりも大分格上の出身という事であって、孔雀が全く自分の個人的な嗜好や趣味や感覚で物を選ぶのとは違い、自分にはきちんと教育をされて相応しい品物を選定して身に付けるという基礎があるということだ。
だからと言って、それが満たされなくとも文句を言うというのは愚昧であり暴挙なのである。
しかし孔雀は大分改善させてしまうのだ。
あれが嫌、これが嫌ではなく。
あれがいい、これがいい、と言って。
同じようだが、これが結構違う。
最近では、軍の訓練所のシャワールームの支給のタオルまでフワフワに変えると言い出す始末。
まあそれはさて置いて。
今週中に、孔雀のアイディアで、エントランスの壁を全部ぶち抜く予定だ。
この建物、寒い。底冷えがする、風邪をひく、と怯えたあの虚弱な妹弟子の我儘のお陰で、あれこれ改善されて風通しも日当たりも良くなり、カビ臭さともおさらばだ、と思いながら白鴎は床についた。
違和感に目を覚ましたのが、多分、2時過ぎ。
氷のように冷たい何かが腕に触れ、目を開けた。
枕元に懐中電灯で自分の顔を照らしていた孔雀がいた。
白鴎が悲鳴を上げたのに、孔雀は乱暴に毛布で口を塞いだ。
その手がまたぺたりと冷たい。
カエルの様に気味悪い程の冷え性だ。
なんまんだぶ、とか口走った兄弟子を孔雀が笑った。
「白鴎お兄様、司祭なのにお経って変。・・・ちょっと静かにしてよ」
「・・・・だって、この建物、辛気臭くていかにも出そうじゃないか・・・。何やってんだ・・・」
昔、よくこうやって雉鳩と一緒に肝試しごっこを仕掛けて怖がらせて、孔雀にお漏らしをさせて恨まれたその仕返しか。
その後、雉鳩は孔雀によって油性ペンで手足と鼻を塗られてシャム猫にしてやったと報復をされていたものだ。
「白鴎お兄様、車出して、今」
白鴎は、驚いて妹弟子を見上げた。
まだ寝ぼけてるのか。
「・・・でも視察は帰って来たばっかで・・・」
予算は皇帝持ちというケータリングトレーラーつきで現れた総家令の訪問に前線の兵隊は大喜びだった。
急ごしらえの前線基地の居住空間もあちこち見て回り、身の回りのあれこれも指示していた。
衣食住を整える事に熱心なこの妹弟子の生活力の高さには感心する。
「総家令が女だと戦争は負けない。が、国が傾く」とは、昔から言われているが、こういうことではないだろうか。
金も物資も人もつぎ込むから戦争は有利に運ぶが、国が疲弊するのだ。
特に孔雀は、ある程度までは根性論では頑張れないでしょう。何かを左右するど根性まで到達するのって結構先よ。それまで寒くてお腹が空いたら私死んじゃう、暑いのも苦手。とまで言い出す。
金や物で解決できるならやるべき、暑いとか寒いとか、いっそやらないで済むならやりたくないという、緋連雀が聞くと憤慨するような軟派で合理的な思考の持ち主なので、その調子だからこそ軍にも心を砕くのだろう。
本人が確かに体が頑健ではないのもあるが、それも正しいのだ。
特に、白鴎は賛成したい。
この妹弟子は、議会で、軍の任務に就く人員に対して、どう思っているのかと議員に問われ「軍属になった者、すべて無事に任務を果たし、奥様や旦那様、恋人のもとに返すのが私の務め」と言った女なのだ。
「絶対に一歩も退くな、死ぬ気でやれ」という緋連雀と相入れるわけがない。
「死ぬ気でやったらダメじゃない。自分は生きて殺す気でやるんでしょ」と孔雀が膨れていたが。
自分以外の一個師団すべて全滅した経験のある白鴎にとって、それが何よ、それでいいのよ、と言い切る緋連雀には反感とどこか嫉妬と負い目がある。
再起不能と思う程の状態で帰還した自分に、緋連雀は、あんたは何も間違ってないじゃないの、正しい行いをしたのよ、あんたたち全員。と断言した。
それが救いであったのも事実。
しかし、孔雀は心配して、軍属の任務からしばらく外れた方がいい、と言った。そしてそれに逃げたのも事実。
そもそも緋連雀は血気盛んで強情な女だが、ど根性で言ったら孔雀の方が上だ。
年端も行かないいうちに周囲の思惑に巻き込まれ、そこで活路を見出して来たのだ。
ど根性まで到達した経験があるから、そこまで容易ではないのを知っているのだろう。
確かに、緋連雀はその才覚で様々を乗り越えて来たわけであるが、孔雀は何一つ乗り越えていないと自分で思っている。
いつまでも現在進行形で新たな地獄にいる女だ。
しかも、しょうがねえな、まあいっか、と思いながらそれなりに順応して。
白鴎は改めて孔雀を見た。
家令服の上にムートンのコートにブーツ。
登山でもスキーでもない装備。
いつも出かける時に背負っているどでかいリュックは見当たらない。
「大体、天河様はどうしたんだ。せっかく・・・」
壁紙も替える、天井も壁も抜きたい、見てこのカーテンまるで緞帳、とか寝室の文句を言いながらも、天河と愛を育んでいると思ったのに。
こっちは翡翠と天河と孔雀という三角関係の動向に、大枚をはたいたというのに。
「いや、困るんだけど。大損なんだけど」
孔雀がきっと兄弟子を見上げた。
「・・・また賭けてたのね」
白鴎がそっぽを向いた。
「いや、ほら、アレだよ。応援」
「はあ?」
「翡翠様と孔雀でいっぱいの満員電車の中に割り込んで行こうってんだ、天河様。その玉砕覚悟の心意気にさ、声援というかさ。・・・いいか、分かるか。私利私欲で金を賭けたんじゃない。エールを送ったんだ」
とんでもない都合のいい言い訳に孔雀は呆れた。
自分が悪者にならないためにはどんな言い訳だってするんだから。
この兄弟子は人に嫌われたくはないタイプなのだ。
優しいというか八方美人というか。
「もう、ばかばかしい。・・・早く早く」
急かされて、白鴎はわけもわからずベッドから這い出した。
車内で話を聞いて、白鴎は青くなった。
天河を撃った狙撃手に会いに行く、と言いだしたのだ。
「あんなことできる人間・・・いや、ありゃあの化け物に違いないけど・・・」
孔雀も確信している顔で頷いた。
あれは間違いなく、真鶴だ。
「会ってどうするんだよ?」
また話が複雑になるだろう。
あの姉弟子は、皇女、翡翠の妹だ。
特にどの子にも関心を示さなかった琥珀帝が、唯一愛した末娘と言われている。
離宮で琥珀帝と白鷹に育てられた彼女。
女神のように美しく、なんでも出来る姉弟子は、誰からも憧れの対象であった。
「会ってどうするんだよ?」
繰り返されて、孔雀がうつむいて膨れた。
子供の時からこれ以上追い詰めると、泣き出して宥められて甘いものを口につっこまれてやっと持ち直したものだ。
そうだ、真鶴は孔雀をあやすのがとても上手だった、と思い出す。
今でこそ骨の髄まで家令のこの妹弟子もそもそも自分と同じギルド出身で、家令筋ではない。
しかもまだほんの子供のうちに召し上げられて家令になったものだから、最初の頃は白鷹のあの偏った思想と度を超えた厳しさになじめずよく泣いていたのだ。
「大丈夫か。勝算あるのか。真鶴姉上の裏をかくなんて、できるわけない」
彼女は憧憬と、同時に畏怖の対象でもある。
いかに孔雀が悪巧みに長けているとは言え、相手が悪い。
「どんな計画なんだ。言わなきゃ、車戻すぞ」
「・・・会ってから考えるという計画」
また孔雀がぶんむくれたのに、白鴎は空を仰いだ。
今思い出しても、孔雀は白鷹に厳しく育てられた。
そうかと思えば、自由に、贅沢に。
真鶴に同伴したいと言う年少の孔雀の軍属を許可したし、離宮の出入りも許していたのだ。
白鷹は、真鶴と孔雀以外は離宮の出入りを許していなかった。
あの人肉を屠るダキニと呼ばれる女家令は、この妹弟子が真鶴に依存するように仕向けて育てたのだと今ならわかる。
それが、自分の知る愛なのだと信じて。
ああ、タチが悪い。
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