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灼熱の街。
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「うふ、うふふふ……」
別に気が狂った訳じゃない。テーブルに置かれたお札を眺めていただけだ。大陸最高通貨の一万ドロップ札が、テーブルの上に所狭しと並んでいたら誰しもニヤけてしまうだろう。
あの後、ルレイルさんが書き終えた契約書を余す事なくチェックして、二回り小さな文字も無い事を確認した私は、ルレイルさんと正式に契約を交わした。
その内容も色々と書かれていたが、大雑把に分けると三つ。一つ目は、入手した銀鉱は必ず『アルカイック』に持ち込む。二つ目は、持ち込んだ銀鉱は八千ドロップで買い取る。ただし、品質によっては値が下がる場合がある。そして三つ目は、『アルカイック』以外のお店で売った場合には、違約金として二百万ドロップを支払う。である。
付け加えられた最後を含めて吟味した結果、問題なしと判断した。
「さて、このお金どうしようか……」
お詫びとして受け取ったこのお金、何かあった時の為に取っておく事は既に決定している。問題はその保管場所だ。月千五百ドロップのボロアパートではセキュリティなんて無いに等しい。なので、タンス貯金なぞ以ての外。となると……
「やっぱり銀行に預けるのが一番か……。明日行ってみよう」
広げたお札をいそいそと封筒に仕舞い、クローゼットの奥に隠して床に就いた。
「……だ、大丈夫よね?」
ベッドから飛び降りてクローゼットの中を確認する。置いた封筒がそこにある事を確認してホッと胸を撫で下ろし床に就く。そしてまた心配になって確認をする。それを幾度となく繰り返している内に、世の中はすっかり朝になっていた──
「うう……全然眠れなかったよぅ」
鏡を見ると、まるでウサギさんの様に目が真っ赤に充血していた。髪はボサボサ。お肌も寝不足の所為で荒れている。まさか慣れぬ大金を所持しただけで、こんな状態になるとは思わなかった。その大金を大事に抱えて銀行へと一歩を踏み出した私は、燦々と輝く日の光から慌てて逃げ出し建物の影に隠れた。
「あっつっ!」
外はまるで……いや、紛れもなく熱された鉄板だった。地面から立ち昇る熱気は遠くの城壁だけではなく、比較的近い建物すらも歪んで見せている。人の姿は全く無く、近場の露店も店を畳んで無人。季節的には夏だから暑くなるのは分かるが、暑いではなく熱いのだから堪らない。建物は冷気の幕によって守られている様だが、一歩出れば地獄だ。
「こ、こんな中歩かなきゃならないっての……?」
日を改める。という選択肢もあるが、この状態がいつまで続くのか見当も付かない。その間、懐に忍ばせてある大金が気になって眠れぬ夜を過ごす羽目になりそうだ。だから、体力が残っているうちに行ってこなくては。
銀行がある下層と中層を分ける城壁までは直線で約二キロ。日光が弱点のヴァンパイアの気持ちを味わいながら、殺人的な日の光をなるべく避けて銀行へと一歩を踏み出した。
勇んで歩を進めたものの、照り付ける陽の光が身を貫き、サウナ並みの暑さで自然とうなだれる。『風が吹いてくれれば』。と、そんな事を思っていた時期もあったが何の事は無い。天然のドライヤーになっただけだ。絶え間なく吹き出る汗は、熱風によって瞬く間に塩だけを残して消えてゆく。
「だ、ダメだ。このままでは美少女の干物が完成する……」
さぞかし美しくて塩分過剰の干物が出来る事だろう。自分の行く末を垣間見た私は、このまま進む事は難しいと判断をして、目的を行きつけの喫茶店に変更する。
ガラランッ。と小気味良い音が鳴り響くと同時に、淹れたてのコーヒーの良い香りと大量の冷気が、堰を切ったように溢れ出す。屋内店舗は冷気の魔法が掛けられていて、大抵の店主が扱える。冷たい飲み物の提供や傷んでしまう生モノを保存するのに便利だからだ。
「あらあらまあまあ、大丈夫? カナちゃん」
ファミレスの様な制服を身に纏い、短目のスカートを翻しながら、太ったおばさんが声を掛ける。この世界に来たばかりの頃、途方に暮れていた私に色々と世話を焼いてくれた人だ。今のアパートもこの人が紹介してくれた。
「あ、おばさま。ここは天国ですね……」
おばさまが差し出したコップを受け取り、冷たい水を流し込む。胃までの流れをつぶさに感じ、火照りきった身体が冷えてゆく。
「こんなイフリート日和に出歩かない方が良いわよ」
なんか聞いた事の無い単語が出てきたんだが……
「イフリート日和……?」
「アラ、知らない? そういえば、カナちゃんって他所から来たんだったわね」
おばさまの話によると、イフリートとは炎の上位精霊で、岩をも溶かす高熱を発する。と言われている事から、特に暑い日をそう呼んでいるらしい。日本で云う所の真夏日って所か。
「それで、何処まで行くつもりだったの?」
「あ、ちょっと銀行まで」
「銀行……? ああ、金融ギルドね。随分珍しい場所へ行こうとしてるわね。お金でも借りるつもりなの?」
「いえ、逆です。小銭が貯まってきちゃったので、預けておこうと」
実際は小銭ではないんだけどね。
「あらあらまあまあ、そうなの。でも、何の装備も無しに出歩くのは自殺行為よ」
ええ、ここまで来て後悔しましたよ。
「他の日に出来ないの?」
「そう言われても、この暑さは今日だけじゃ無いですよね?」
「そうねぇ、三日四日続くみたいよ?」
四日も不眠状態が続いたら、間違いなく死ねるっ!
「出来うる事なら今日のうちに預けておきたいんですよね」
「あらまあそう? だったら、日除けのコートを貸してあげるわ」
「日除けのコート?」
そんな便利な代物があるんだ。
「ええ、これを着ていけば多少はマシになる筈よ。カナちゃんは、魔法使えたっけ?」
「え? いいえ、全く……」
使い方を習えば使える様になるのだろうが、日々を生活する分には使えなくても不自由しないので、習おうとも思わなかった。
「じゃあ、出る時におばさんが冷気の魔法を掛けてあげるわ。ギルドまでは保つはずよ」
「ありがとうございます。それと、注文良いですか?」
「あらあら、ごめんなさいね。お腹減ってるから来たのよね」
言って苦笑するおばさまに、アイスコーヒーとサンドイッチを頼んで席に着いた。
席に着いて改めて店内を見渡すと、私以外のお客さんはたったの四人。いつもならもう少し賑わっているのだが、これもイフリート日和とやらの所為なのだろう。
カウンターでは、今年五十五になるナイスミドルのオジサマが注文の品を作っている。カチャカチャと聞こえる食器の音。お客さんの会話の途切れで、その音がクローズアップする。
「はあい、お待たせ。食事は逃げないからゆっくり噛んで食べるのよ」
テーブルにコトリと置かれた白いお皿。白いバンズから顔を覗かせた包装野菜が瑞々しく色鮮やかで、塩漬けされたベーコンの様なお肉も良い感じで焼かれていた。そして、給仕が終わっても傍で佇むおばさま。……た、食べづらい。
「ねぇねぇカナちゃん。ウチで働いてくれない?」
「え……?」
「ホラ、ウチって年寄りしか居ないでしょ? カナちゃんみたいな若いコが来てくれると、雰囲気が華やかになるし、おばさんも助かるのよ」
別に働く事はやぶさかではない。いくら十年は遊んで暮らせるお金を持っていようとも、働く事で得られるモノもあるからだ。この世界に来たばかりの私には特に。しかし──
「か、考えておきます」
「あらそう? 良い返事待っているわね」
そう言ってカウンターへと戻るおばさま。途中、ペンをポロリと床に落とし、それを拾おうとして屈むと、お客さん達は揃って彼女から目を背けた。ホント、やぶさかではないのよ。屈めばガッツリ見えてしまう制服じゃ無ければね……
「ご馳走様でした」
「…………ああ、また来な」
「はい、また来ます」
視線を向ける事なくコップを磨き続けるオジサマに、ニッコリと微笑んで返事をする。無愛想なオジサマだけど、根は優しい人だ。
「はい、カナちゃん。これを着ていって」
おばさまから手渡されたのは、奇妙な肌触りがする灰色のローブ。それを羽織ってフードを被ると、おばさまは持っていた杖を私に向ける。
「それじゃいくわね」
魔法。この世界に来て初めて見る。おばさまも使えるんだ。
「永久の氷界。儚き氷女。我が意に応え、この者に冷気を纏わせよ」
唱え終えるのと同時に、私の身体に冷たい空気が纏わり付く。思わずブルリと身震いしたのは、冷えた店内では寒かったからだ。
「さ、これで大丈夫よ」
「ありがとうございます。では、行ってきます」
「はい。気を付けてね」
おばさまの優しい笑顔に見送られ、金融ギルドへと足を向けた。
別に気が狂った訳じゃない。テーブルに置かれたお札を眺めていただけだ。大陸最高通貨の一万ドロップ札が、テーブルの上に所狭しと並んでいたら誰しもニヤけてしまうだろう。
あの後、ルレイルさんが書き終えた契約書を余す事なくチェックして、二回り小さな文字も無い事を確認した私は、ルレイルさんと正式に契約を交わした。
その内容も色々と書かれていたが、大雑把に分けると三つ。一つ目は、入手した銀鉱は必ず『アルカイック』に持ち込む。二つ目は、持ち込んだ銀鉱は八千ドロップで買い取る。ただし、品質によっては値が下がる場合がある。そして三つ目は、『アルカイック』以外のお店で売った場合には、違約金として二百万ドロップを支払う。である。
付け加えられた最後を含めて吟味した結果、問題なしと判断した。
「さて、このお金どうしようか……」
お詫びとして受け取ったこのお金、何かあった時の為に取っておく事は既に決定している。問題はその保管場所だ。月千五百ドロップのボロアパートではセキュリティなんて無いに等しい。なので、タンス貯金なぞ以ての外。となると……
「やっぱり銀行に預けるのが一番か……。明日行ってみよう」
広げたお札をいそいそと封筒に仕舞い、クローゼットの奥に隠して床に就いた。
「……だ、大丈夫よね?」
ベッドから飛び降りてクローゼットの中を確認する。置いた封筒がそこにある事を確認してホッと胸を撫で下ろし床に就く。そしてまた心配になって確認をする。それを幾度となく繰り返している内に、世の中はすっかり朝になっていた──
「うう……全然眠れなかったよぅ」
鏡を見ると、まるでウサギさんの様に目が真っ赤に充血していた。髪はボサボサ。お肌も寝不足の所為で荒れている。まさか慣れぬ大金を所持しただけで、こんな状態になるとは思わなかった。その大金を大事に抱えて銀行へと一歩を踏み出した私は、燦々と輝く日の光から慌てて逃げ出し建物の影に隠れた。
「あっつっ!」
外はまるで……いや、紛れもなく熱された鉄板だった。地面から立ち昇る熱気は遠くの城壁だけではなく、比較的近い建物すらも歪んで見せている。人の姿は全く無く、近場の露店も店を畳んで無人。季節的には夏だから暑くなるのは分かるが、暑いではなく熱いのだから堪らない。建物は冷気の幕によって守られている様だが、一歩出れば地獄だ。
「こ、こんな中歩かなきゃならないっての……?」
日を改める。という選択肢もあるが、この状態がいつまで続くのか見当も付かない。その間、懐に忍ばせてある大金が気になって眠れぬ夜を過ごす羽目になりそうだ。だから、体力が残っているうちに行ってこなくては。
銀行がある下層と中層を分ける城壁までは直線で約二キロ。日光が弱点のヴァンパイアの気持ちを味わいながら、殺人的な日の光をなるべく避けて銀行へと一歩を踏み出した。
勇んで歩を進めたものの、照り付ける陽の光が身を貫き、サウナ並みの暑さで自然とうなだれる。『風が吹いてくれれば』。と、そんな事を思っていた時期もあったが何の事は無い。天然のドライヤーになっただけだ。絶え間なく吹き出る汗は、熱風によって瞬く間に塩だけを残して消えてゆく。
「だ、ダメだ。このままでは美少女の干物が完成する……」
さぞかし美しくて塩分過剰の干物が出来る事だろう。自分の行く末を垣間見た私は、このまま進む事は難しいと判断をして、目的を行きつけの喫茶店に変更する。
ガラランッ。と小気味良い音が鳴り響くと同時に、淹れたてのコーヒーの良い香りと大量の冷気が、堰を切ったように溢れ出す。屋内店舗は冷気の魔法が掛けられていて、大抵の店主が扱える。冷たい飲み物の提供や傷んでしまう生モノを保存するのに便利だからだ。
「あらあらまあまあ、大丈夫? カナちゃん」
ファミレスの様な制服を身に纏い、短目のスカートを翻しながら、太ったおばさんが声を掛ける。この世界に来たばかりの頃、途方に暮れていた私に色々と世話を焼いてくれた人だ。今のアパートもこの人が紹介してくれた。
「あ、おばさま。ここは天国ですね……」
おばさまが差し出したコップを受け取り、冷たい水を流し込む。胃までの流れをつぶさに感じ、火照りきった身体が冷えてゆく。
「こんなイフリート日和に出歩かない方が良いわよ」
なんか聞いた事の無い単語が出てきたんだが……
「イフリート日和……?」
「アラ、知らない? そういえば、カナちゃんって他所から来たんだったわね」
おばさまの話によると、イフリートとは炎の上位精霊で、岩をも溶かす高熱を発する。と言われている事から、特に暑い日をそう呼んでいるらしい。日本で云う所の真夏日って所か。
「それで、何処まで行くつもりだったの?」
「あ、ちょっと銀行まで」
「銀行……? ああ、金融ギルドね。随分珍しい場所へ行こうとしてるわね。お金でも借りるつもりなの?」
「いえ、逆です。小銭が貯まってきちゃったので、預けておこうと」
実際は小銭ではないんだけどね。
「あらあらまあまあ、そうなの。でも、何の装備も無しに出歩くのは自殺行為よ」
ええ、ここまで来て後悔しましたよ。
「他の日に出来ないの?」
「そう言われても、この暑さは今日だけじゃ無いですよね?」
「そうねぇ、三日四日続くみたいよ?」
四日も不眠状態が続いたら、間違いなく死ねるっ!
「出来うる事なら今日のうちに預けておきたいんですよね」
「あらまあそう? だったら、日除けのコートを貸してあげるわ」
「日除けのコート?」
そんな便利な代物があるんだ。
「ええ、これを着ていけば多少はマシになる筈よ。カナちゃんは、魔法使えたっけ?」
「え? いいえ、全く……」
使い方を習えば使える様になるのだろうが、日々を生活する分には使えなくても不自由しないので、習おうとも思わなかった。
「じゃあ、出る時におばさんが冷気の魔法を掛けてあげるわ。ギルドまでは保つはずよ」
「ありがとうございます。それと、注文良いですか?」
「あらあら、ごめんなさいね。お腹減ってるから来たのよね」
言って苦笑するおばさまに、アイスコーヒーとサンドイッチを頼んで席に着いた。
席に着いて改めて店内を見渡すと、私以外のお客さんはたったの四人。いつもならもう少し賑わっているのだが、これもイフリート日和とやらの所為なのだろう。
カウンターでは、今年五十五になるナイスミドルのオジサマが注文の品を作っている。カチャカチャと聞こえる食器の音。お客さんの会話の途切れで、その音がクローズアップする。
「はあい、お待たせ。食事は逃げないからゆっくり噛んで食べるのよ」
テーブルにコトリと置かれた白いお皿。白いバンズから顔を覗かせた包装野菜が瑞々しく色鮮やかで、塩漬けされたベーコンの様なお肉も良い感じで焼かれていた。そして、給仕が終わっても傍で佇むおばさま。……た、食べづらい。
「ねぇねぇカナちゃん。ウチで働いてくれない?」
「え……?」
「ホラ、ウチって年寄りしか居ないでしょ? カナちゃんみたいな若いコが来てくれると、雰囲気が華やかになるし、おばさんも助かるのよ」
別に働く事はやぶさかではない。いくら十年は遊んで暮らせるお金を持っていようとも、働く事で得られるモノもあるからだ。この世界に来たばかりの私には特に。しかし──
「か、考えておきます」
「あらそう? 良い返事待っているわね」
そう言ってカウンターへと戻るおばさま。途中、ペンをポロリと床に落とし、それを拾おうとして屈むと、お客さん達は揃って彼女から目を背けた。ホント、やぶさかではないのよ。屈めばガッツリ見えてしまう制服じゃ無ければね……
「ご馳走様でした」
「…………ああ、また来な」
「はい、また来ます」
視線を向ける事なくコップを磨き続けるオジサマに、ニッコリと微笑んで返事をする。無愛想なオジサマだけど、根は優しい人だ。
「はい、カナちゃん。これを着ていって」
おばさまから手渡されたのは、奇妙な肌触りがする灰色のローブ。それを羽織ってフードを被ると、おばさまは持っていた杖を私に向ける。
「それじゃいくわね」
魔法。この世界に来て初めて見る。おばさまも使えるんだ。
「永久の氷界。儚き氷女。我が意に応え、この者に冷気を纏わせよ」
唱え終えるのと同時に、私の身体に冷たい空気が纏わり付く。思わずブルリと身震いしたのは、冷えた店内では寒かったからだ。
「さ、これで大丈夫よ」
「ありがとうございます。では、行ってきます」
「はい。気を付けてね」
おばさまの優しい笑顔に見送られ、金融ギルドへと足を向けた。
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