113 / 580
5章 カルネジア・ハロイツァ
100 vsカルネジア・ハロイツァ②
しおりを挟む
一応前もって幾つか作戦は立ててはある。その1つがリーンとの連携だ。
ハロイツァはリーンを性奴隷として狙ってくるわけだから、自然とリーンへの攻撃は、多少は甘くなるだろう。
そこで全員がなるべくリーンと連携し、ハロイツァの攻撃に対して、リーンを盾にするように立ち回ろうという作戦だ。
狙われているリーンを、逆にこちらが人質として利用するのだ。
実際今のところ、リーンへの攻撃の手はかなり緩い。作戦自体は間違っていないのだ。
問題は相手との圧倒的な戦力差だ。
作戦を生かすには、俺たちの地力が足りていない……!
「ゆっくり休んでいいぞぉ!俺は今、すこぶる機嫌がいい!
お前らの息が整うまで、待ってやってもいいくらいになぁ!」
うっぜぇけど、ありがたく休憩させてもらおう。
休憩中は魔装術も複合センサーも切って、気休め程度でも魔力を節約する。
一応生活魔法を使った小細工はいくつか用意してきているのだが、それを使うにはまだ早い。
現時点でも圧倒的劣勢ではあるが、ハロイツァは俺たちを舐め切っていて警戒心がない。
余計なことをして、警戒心まで煽りたくないのだ。
トルネに聞いていたハロイツァの強み、獅子の獣人の身体能力。
確かにこれだけ圧倒的なら、防御技術なんて気にしなくていいんだろうな。
身体能力だけで、防御と回避を全て賄えてしまえる。
くっそ。本当に現時点でコイツを倒す方法とかあるのかよ?
諦める気なんざ毛頭ないが、300万リーフ稼いでくるほうが、全然マシなんだけど?
「おーいそろそろ始めていいかぁ?流石に待ちくたびれたぜぇ!」
短気かよこのアホが!まだ3分も経ってねぇだろ!
「今行くから、そこで踏ん反り返って大人しく待ってろ!」
「ハハハァ!いいねぇ!
ここまでの実力差を見せられても、まだ誰も折れてないってのは、実にいいじゃねぇかぁ!」
全員を見回して、怪我の具合をお互い確認する。
少なくとも、動けないほどの仲間は今のところいないようだ。
ハロイツァを四方から囲うようにして、改めて対峙する。
「くくく、さっきは興味無いっつったが、撤回してやるよぉ。
楽しませてくれた礼だ。名乗って良いぞ」
何処まで上から目線だこのクソが。
まぁ答えるけどね、1秒でも休みたいし?
「7等級冒険者。名前はトーマ」
「トーマな。覚えてやるから光栄に思えよ?
お前もこんなガキを買ったりしなければ、良い冒険者になれたかも知れねぇのになぁ。
現実ってのは、ままならねぇもんだぁ」
演技ではなく、本音から残念そうに語っているように聞こえる。
「なら見逃してくれてもいいんだけど?」
「くくく、本気でもねぇクセに、くだらねぇ事言ってんじゃねぇよ。
お前こそやる気満々の癖しやがってよぉ!ハァーーハッハッハッハ!!」
そんなこと無いよ?
見逃してくれるなら喜んで逃げるわ、間違いなく。
「先手は譲ってやらぁ。好きなタイミングでかかって来い。
楽しませてくれよぉ、期待してるぜぇ?」
仲間を目を合わせる。怒りは感じるものの冷静さを失った様子はない。士気にも問題なさそうだ。
やっぱり問題は身体能力の差だな。ここからどれだけ埋められるかが勝負だ。
「お言葉に甘えて、俺から行かせてもらうぞ。
みんなも適当に合わせてくれ。細かいこと考えるだけ無駄だわ」
言い終わるなりロングソードを横に一閃。
はっ、でかい図体のクセに下を掻い潜りやがるか。
その一撃を合図に、3人も連携して追撃する。
さぁここからが勝負だ。気合入れろよ俺!
魔力と熱を切って、音センサーだけに意識を集中する。
覚えてからずっと、戦闘に日常にと使い続けてきた音魔法大先生に、足りない部分を補ってもらう。
流石に、血流や筋肉の動きを正確に把握することまでは出来ていないが、ハロイツァが動作する度に起こる、衣擦れの音や地面を踏みしめる音、呼吸音まで捉えて動きの先を読む。
純粋な動作スピードでは、全く太刀打ちできない。
動きが遅い分、初動を早めて対応するしか手がない。
「いやぁ楽しいなぁ!?お前どんどん動きが良くなってきてるじゃねぇか!
俺が剣を使って殺した相手ってのはそんなに居ねぇからよ。
頑張って俺に剣を使わせてくれよなぁ!」
くっ、そ……!
フィジカルで負けてる部分を無理矢理補ってるだけなので、連撃されると動作の方が追いつかない!
集中しろ!ハロイツァの発する情報全てを掌握しろ!
くっそ、小細工して嫌がらせしてぇ!でもせめて剣を抜かせてからやるべきだ!耐えろ俺!
!?
今まで聞いた事のない風切り音!全力で魔装術を使って、ロングソードを盾にする!
「ぐああっ!?」
直後に物凄い衝撃に襲われる。堪えきれずに、また大きく吹っ飛ばされてしまう。
「「「トーマっ!!」」」
今俺は何をされたんだっ!?
「ハハハハハ!まさかこれも凌ぎやがるとはなぁ!
今のは一応、俺の奥の手でもあるんだぜぇ?
武器ごとへし折ってやるつもりだったのによぉ!良く耐えてみせたなぁ!?」
ハロイツァの言葉を受けて武器を見る。良かった折れてないわ。
つうか魔装術込みの武器ごと折れる攻撃って、一体なにをされ……!
ハロイツァは俺に見せ付けるかのように背を向けて、装甲を着けた尻尾をゆらゆらと動かしている。
アレかぁっ!!
「分かったかぁ?完全に不意を付いた一撃だったにも関わらず、お前は反応して見せた!
くくくくく、ここで殺すのが惜しいくらいだぜぇ!
俺を楽しませてくれた礼に、お前は特別にコイツで殺してやるぜぇ!」
ハロイツァは背負っていた2本の大剣を抜き放ち、俺に向かって突きつけてきた。
ようやく抜いてくれたか。
さぁここからは、ワンミス=デッドエンドだ。
ここからは一撃の被弾も許されない。
まだ魔力には余裕を感じる。
全身魔装術を使用した状態での長時間戦闘は経験した事はないが、毎日の訓練とデスマのおかげで、俺の魔力は平均よりもきっと多いと思う。
まぁ使ってるのが燃費の良い生活魔法がメイン、って理由もあるだろうけどな。
全開で魔力を使い続けても、まだ15分は戦えると思う。充分だ。
こいつ相手に長期戦なんて考えたくもない。
尻尾の一撃で体のどこかを傷めた気配はない。
いや、すっげぇ痛いことは痛いけど。
流石は金板に迫る価値の品質を誇るロングソードだわ。ケチらなくて良かったぁ~。
さぁて。
俺の生命線の生活魔法の皆様、どうぞ宜しくお願いします。
頼りにさせてもらうぜ生活魔法!
ハロイツァはリーンを性奴隷として狙ってくるわけだから、自然とリーンへの攻撃は、多少は甘くなるだろう。
そこで全員がなるべくリーンと連携し、ハロイツァの攻撃に対して、リーンを盾にするように立ち回ろうという作戦だ。
狙われているリーンを、逆にこちらが人質として利用するのだ。
実際今のところ、リーンへの攻撃の手はかなり緩い。作戦自体は間違っていないのだ。
問題は相手との圧倒的な戦力差だ。
作戦を生かすには、俺たちの地力が足りていない……!
「ゆっくり休んでいいぞぉ!俺は今、すこぶる機嫌がいい!
お前らの息が整うまで、待ってやってもいいくらいになぁ!」
うっぜぇけど、ありがたく休憩させてもらおう。
休憩中は魔装術も複合センサーも切って、気休め程度でも魔力を節約する。
一応生活魔法を使った小細工はいくつか用意してきているのだが、それを使うにはまだ早い。
現時点でも圧倒的劣勢ではあるが、ハロイツァは俺たちを舐め切っていて警戒心がない。
余計なことをして、警戒心まで煽りたくないのだ。
トルネに聞いていたハロイツァの強み、獅子の獣人の身体能力。
確かにこれだけ圧倒的なら、防御技術なんて気にしなくていいんだろうな。
身体能力だけで、防御と回避を全て賄えてしまえる。
くっそ。本当に現時点でコイツを倒す方法とかあるのかよ?
諦める気なんざ毛頭ないが、300万リーフ稼いでくるほうが、全然マシなんだけど?
「おーいそろそろ始めていいかぁ?流石に待ちくたびれたぜぇ!」
短気かよこのアホが!まだ3分も経ってねぇだろ!
「今行くから、そこで踏ん反り返って大人しく待ってろ!」
「ハハハァ!いいねぇ!
ここまでの実力差を見せられても、まだ誰も折れてないってのは、実にいいじゃねぇかぁ!」
全員を見回して、怪我の具合をお互い確認する。
少なくとも、動けないほどの仲間は今のところいないようだ。
ハロイツァを四方から囲うようにして、改めて対峙する。
「くくく、さっきは興味無いっつったが、撤回してやるよぉ。
楽しませてくれた礼だ。名乗って良いぞ」
何処まで上から目線だこのクソが。
まぁ答えるけどね、1秒でも休みたいし?
「7等級冒険者。名前はトーマ」
「トーマな。覚えてやるから光栄に思えよ?
お前もこんなガキを買ったりしなければ、良い冒険者になれたかも知れねぇのになぁ。
現実ってのは、ままならねぇもんだぁ」
演技ではなく、本音から残念そうに語っているように聞こえる。
「なら見逃してくれてもいいんだけど?」
「くくく、本気でもねぇクセに、くだらねぇ事言ってんじゃねぇよ。
お前こそやる気満々の癖しやがってよぉ!ハァーーハッハッハッハ!!」
そんなこと無いよ?
見逃してくれるなら喜んで逃げるわ、間違いなく。
「先手は譲ってやらぁ。好きなタイミングでかかって来い。
楽しませてくれよぉ、期待してるぜぇ?」
仲間を目を合わせる。怒りは感じるものの冷静さを失った様子はない。士気にも問題なさそうだ。
やっぱり問題は身体能力の差だな。ここからどれだけ埋められるかが勝負だ。
「お言葉に甘えて、俺から行かせてもらうぞ。
みんなも適当に合わせてくれ。細かいこと考えるだけ無駄だわ」
言い終わるなりロングソードを横に一閃。
はっ、でかい図体のクセに下を掻い潜りやがるか。
その一撃を合図に、3人も連携して追撃する。
さぁここからが勝負だ。気合入れろよ俺!
魔力と熱を切って、音センサーだけに意識を集中する。
覚えてからずっと、戦闘に日常にと使い続けてきた音魔法大先生に、足りない部分を補ってもらう。
流石に、血流や筋肉の動きを正確に把握することまでは出来ていないが、ハロイツァが動作する度に起こる、衣擦れの音や地面を踏みしめる音、呼吸音まで捉えて動きの先を読む。
純粋な動作スピードでは、全く太刀打ちできない。
動きが遅い分、初動を早めて対応するしか手がない。
「いやぁ楽しいなぁ!?お前どんどん動きが良くなってきてるじゃねぇか!
俺が剣を使って殺した相手ってのはそんなに居ねぇからよ。
頑張って俺に剣を使わせてくれよなぁ!」
くっ、そ……!
フィジカルで負けてる部分を無理矢理補ってるだけなので、連撃されると動作の方が追いつかない!
集中しろ!ハロイツァの発する情報全てを掌握しろ!
くっそ、小細工して嫌がらせしてぇ!でもせめて剣を抜かせてからやるべきだ!耐えろ俺!
!?
今まで聞いた事のない風切り音!全力で魔装術を使って、ロングソードを盾にする!
「ぐああっ!?」
直後に物凄い衝撃に襲われる。堪えきれずに、また大きく吹っ飛ばされてしまう。
「「「トーマっ!!」」」
今俺は何をされたんだっ!?
「ハハハハハ!まさかこれも凌ぎやがるとはなぁ!
今のは一応、俺の奥の手でもあるんだぜぇ?
武器ごとへし折ってやるつもりだったのによぉ!良く耐えてみせたなぁ!?」
ハロイツァの言葉を受けて武器を見る。良かった折れてないわ。
つうか魔装術込みの武器ごと折れる攻撃って、一体なにをされ……!
ハロイツァは俺に見せ付けるかのように背を向けて、装甲を着けた尻尾をゆらゆらと動かしている。
アレかぁっ!!
「分かったかぁ?完全に不意を付いた一撃だったにも関わらず、お前は反応して見せた!
くくくくく、ここで殺すのが惜しいくらいだぜぇ!
俺を楽しませてくれた礼に、お前は特別にコイツで殺してやるぜぇ!」
ハロイツァは背負っていた2本の大剣を抜き放ち、俺に向かって突きつけてきた。
ようやく抜いてくれたか。
さぁここからは、ワンミス=デッドエンドだ。
ここからは一撃の被弾も許されない。
まだ魔力には余裕を感じる。
全身魔装術を使用した状態での長時間戦闘は経験した事はないが、毎日の訓練とデスマのおかげで、俺の魔力は平均よりもきっと多いと思う。
まぁ使ってるのが燃費の良い生活魔法がメイン、って理由もあるだろうけどな。
全開で魔力を使い続けても、まだ15分は戦えると思う。充分だ。
こいつ相手に長期戦なんて考えたくもない。
尻尾の一撃で体のどこかを傷めた気配はない。
いや、すっげぇ痛いことは痛いけど。
流石は金板に迫る価値の品質を誇るロングソードだわ。ケチらなくて良かったぁ~。
さぁて。
俺の生命線の生活魔法の皆様、どうぞ宜しくお願いします。
頼りにさせてもらうぜ生活魔法!
1
あなたにおすすめの小説
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
第2の人生は、『男』が希少種の世界で
赤金武蔵
ファンタジー
日本の高校生、久我一颯(くがいぶき)は、気が付くと見知らぬ土地で、女山賊たちから貞操を奪われる危機に直面していた。
あと一歩で襲われかけた、その時。白銀の鎧を纏った女騎士・ミューレンに救われる。
ミューレンの話から、この世界は地球ではなく、別の世界だということを知る。
しかも──『男』という存在が、超希少な世界だった。
異世界でただ美しく! 男女比1対5の世界で美形になる事を望んだ俺は戦力外で追い出されましたので自由に生きます!
石のやっさん
ファンタジー
主人公、理人は異世界召喚で異世界ルミナスにクラスごと召喚された。
クラスの人間が、優秀なジョブやスキルを持つなか、理人は『侍』という他に比べてかなり落ちるジョブだった為、魔族討伐メンバーから外され…追い出される事に!
だが、これは仕方が無い事だった…彼は戦う事よりも「美しくなる事」を望んでしまったからだ。
だが、ルミナスは男女比1対5の世界なので…まぁ色々起きます。
※私の書く男女比物が読みたい…そのリクエストに応えてみましたが、中編で終わる可能性は高いです。
男:女=1:10000の世界に来た記憶が無いけど生きる俺
マオセン
ファンタジー
突然公園で目覚めた青年「優心」は身辺状況の記憶をすべて忘れていた。分かるのは自分の名前と剣道の経験、常識くらいだった。
その公園を通りすがった「七瀬 椿」に話しかけてからこの物語は幕を開ける。
彼は何も記憶が無い状態で男女比が圧倒的な世界を生き抜けることができるのか。
そして....彼の身体は大丈夫なのか!?
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる