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5章 カルネジア・ハロイツァ
107 明るい未来
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「初の階層だってのに、お前らは相変わらず荒稼ぎしてくるよなぁ……」
オーサンが呆れ顔だが、こっちの知ったことではない。
11階層では初戦以降、色々試してみた。
まず始めに思いついたのが、遠吠えをされたら耳を塞ぐこと。
音魔法で防げたことを考えると、耳さえ塞げばいけそうな気がしたので。
で、実際効果はあったのだが、完全に防ぎきる事は出来ないみたいだった。
まぁ元々が、不快感を増幅する程度の威力だったから、軽減できればかなり変わってくるんだけど。
次に確かめたのが、遠吠えの持続時間だ。
所詮体感でしかないが、3分以上5分未満といったところか。
その程度の持久力で、俺の音魔法大先生を超える事は出来ないんだよなぁ。
ただし、遠吠えに参加している個体数が多いほど、遠吠えの威力は上がって、音魔法での防御の消費魔力も大きくなるようだった。まぁその程度で以下略だったけど。
で、遠吠えを止めないとやはり増援がくるのだが、増援も遠吠えの攻撃範囲内に入るのは嫌みたいで、増援には来るものの、遠吠えが終わるまでは襲ってこないという、ちょっとシュールな光景が生み出された。動物園かな?
ブラックウルフも他の魔物も一緒になって、遠吠えが終るまで遠巻きに見てるのって、なかなか笑える光景だった。
ちなみに、1階層から4階層までの魔物はもう出なくなるようだ。
色々検証してみた結果、最終的に行った探索方法は、数が少なくなったら遠吠えで増援を呼んで、また数が減った遠吠えさせて、の繰り返し。
遠吠えの気配がしたら、全員俺に集まって、音魔法バリア展開だ。
最後のほうは、遠吠え時間が休憩みたいになっていた。
おかげさまで、8階層以上のスピードでドロップ品が回収できた。笑いが止まりませんなぁぐへへへへ。
4人になって荷物も沢山持てるようになったし、安いドロップ品が除外されたことも大きい。
1周で金貨7枚以上稼ぐことが出来た。旨過ぎでしょ~。
今後3人を奴隷解放して報酬を分けることになっても、1人当たり10000リーフ、金貨以上の報酬は確定なわけだ。
まぁ明日には12階層に行っちゃおうかと思うけどね。ぬるま湯に慣れると、いざって時に怖いから。
余裕があるうちはどんどん進む方針だ。
「ああ、そいえばオーサン。こっちの問題は片付いたよ。クリリクさんにも言っといてくれる?
詳しくは次の指導日……、4日後か?その時にでも話すからさ」
「片付いたってお前、昨日の今日じゃねぇかよ!しかも片付いたって事はお前……!
本当に3等級相手にして……、勝っちまったってのか……!?」
「まぁ4対1だったけどね。
相手も殺さずに上手いこと和解できたし、本当に全部片付いたみたいだよ。
あとは相手側が、色々手続き進めてくれるみたいだね。詳細は俺も知らない。
そんじゃまた行ってくるわ~」
さぁ11階層でガンガン稼ぐぜぇ~?
またいつ白金貨3枚用意しろ、とか言われるか分かったもんじゃないからな!
「シッ!」
シンがブラックウルフを斬り捨てる。
基本に忠実なシンにとって、三次元的な動きも多用してくるブラックウルフは、良い練習台らしい。
俺もロングソードの練習をさせてもらっているが、ハロイツァとロングソードで戦った後だと、こいつ等だと物足りなく感じるなぁ。
ちなみにハロイツァ戦で、ロングソードに拘った理由はただ1つ、ロングソードが最も品質の良い武器だからだ。
ダガーやメイスもかなり良い品なんだが、武器ごと破壊される危険性を減らしたかったのだ。
実際、尻尾の一撃を剣の腹で受けても折れなかったロングソードくんは、ハロイツァ戦におけるMVPと言っても過言ではない。
3周ほどしたところで日没前。
探索は速かったけど、今日は朝からアホに襲われて、更にお昼寝まで挟んだからなぁ。
せっかく稼げる11階層の探索期間が短くなったのは、少し勿体無いかもなぁ。
探索を終えたらギルドの訓練場を借りて、4人で組み手というか模擬戦を行うことにした。
俺たちが今いる階層は、戦闘技術という面では、あまり成長を見込めない難易度だ。
なので仲間内で、その分を多少なりとも補おうという話になった。
出来れば、今後の日課にしていきたい。
「そういやトルネの解放は、2人の奴隷解放が確認されたタイミングでいいかな?」
「待って待って待って!?
私もうカルネジアの家も捨てて、帰る場所もないんですよ!?
これでみんなにも捨てられたら、もう行くところなんて……!」
えぇ……、そう取るか普通?
今回は別にからかう気もなく、普通に聞いたんだけどなぁ。
「いや別にトルネと別れるとは言ってないだろ。普通に奴隷から解放するだけだよ。
その後も俺たちと一緒に居たいなら、そうすればいいだけだってば」
「いえいえ!私ってばトーマに絶対服従ですよ!?なんでもしていいんですよ!
私の身も心もトーマの自由にして、トーマの色に染めちゃっていいんですよ!
私は一生トーマの傍に居られれば、奴隷でも何でも全然構いませんから!」
「俺が嫌なんだよ。奴隷の嫁さん貰うなんてさ。
以前はモテない自分には、奴隷の嫁さんでも用意するしかないかなぁ、って思ってたけどさ。
奴隷じゃなくてもちゃんと貰ってやるから、奴隷の解放は受け入れてくれ。
奴隷の人生背負うのなんてもう真っ平だわ。ハロイツァのバーカ!」
「………………嫁さん?
…………貰ってくれる?」
流石にこの期に及んだら、俺も男として責任を取るべきだと思ったんだよね。
彼女の人生に大きく関わった責任、みたいな。
「リーンには事後承諾になっちゃって、悪いと思ってる。
でも流石に、今更トルネを放り出すのもな。
俺自身もう情が湧いちゃってるから、他の男にやりたくないし。
リヴァーブ王国って、平民が複数の奥さん貰っても大丈夫、だよな?」
「うん、養うことが出来るなら大丈夫だよ。トーマくらい稼いでるなら問題ない。
僕としても、リーンをトーマに任せられるなら安心だね」
「ふふ、本当は私だけのトーマでいて欲しいけど、先輩だから我慢してあげるねっ」
「こんな可愛い先輩が俺の奥さんになるなんて、俺も信じられないくらい嬉しいよ。
まぁまだ先の話さ。2人の両親とも話がしたいし、3人の奴隷解放も見たいしな」
先のことを考えるのはとても楽しい。生きるってのは進むって事だ。
なんだかスレイと会った日から、明るい未来ってやつを想像できなくなっていた気がするな。
ようやく俺たちの未来を邪魔していた暗雲を取り除けたってことか。
時間にすれば、スレイと初めて会ってから、10日くらいしか経ってないのか?
あーもう色々ありすぎだよぅ。
でもその結果、明るい未来を迎えられるのだとしたら、たまには苦労するのも悪くないのかもな。
オーサンが呆れ顔だが、こっちの知ったことではない。
11階層では初戦以降、色々試してみた。
まず始めに思いついたのが、遠吠えをされたら耳を塞ぐこと。
音魔法で防げたことを考えると、耳さえ塞げばいけそうな気がしたので。
で、実際効果はあったのだが、完全に防ぎきる事は出来ないみたいだった。
まぁ元々が、不快感を増幅する程度の威力だったから、軽減できればかなり変わってくるんだけど。
次に確かめたのが、遠吠えの持続時間だ。
所詮体感でしかないが、3分以上5分未満といったところか。
その程度の持久力で、俺の音魔法大先生を超える事は出来ないんだよなぁ。
ただし、遠吠えに参加している個体数が多いほど、遠吠えの威力は上がって、音魔法での防御の消費魔力も大きくなるようだった。まぁその程度で以下略だったけど。
で、遠吠えを止めないとやはり増援がくるのだが、増援も遠吠えの攻撃範囲内に入るのは嫌みたいで、増援には来るものの、遠吠えが終わるまでは襲ってこないという、ちょっとシュールな光景が生み出された。動物園かな?
ブラックウルフも他の魔物も一緒になって、遠吠えが終るまで遠巻きに見てるのって、なかなか笑える光景だった。
ちなみに、1階層から4階層までの魔物はもう出なくなるようだ。
色々検証してみた結果、最終的に行った探索方法は、数が少なくなったら遠吠えで増援を呼んで、また数が減った遠吠えさせて、の繰り返し。
遠吠えの気配がしたら、全員俺に集まって、音魔法バリア展開だ。
最後のほうは、遠吠え時間が休憩みたいになっていた。
おかげさまで、8階層以上のスピードでドロップ品が回収できた。笑いが止まりませんなぁぐへへへへ。
4人になって荷物も沢山持てるようになったし、安いドロップ品が除外されたことも大きい。
1周で金貨7枚以上稼ぐことが出来た。旨過ぎでしょ~。
今後3人を奴隷解放して報酬を分けることになっても、1人当たり10000リーフ、金貨以上の報酬は確定なわけだ。
まぁ明日には12階層に行っちゃおうかと思うけどね。ぬるま湯に慣れると、いざって時に怖いから。
余裕があるうちはどんどん進む方針だ。
「ああ、そいえばオーサン。こっちの問題は片付いたよ。クリリクさんにも言っといてくれる?
詳しくは次の指導日……、4日後か?その時にでも話すからさ」
「片付いたってお前、昨日の今日じゃねぇかよ!しかも片付いたって事はお前……!
本当に3等級相手にして……、勝っちまったってのか……!?」
「まぁ4対1だったけどね。
相手も殺さずに上手いこと和解できたし、本当に全部片付いたみたいだよ。
あとは相手側が、色々手続き進めてくれるみたいだね。詳細は俺も知らない。
そんじゃまた行ってくるわ~」
さぁ11階層でガンガン稼ぐぜぇ~?
またいつ白金貨3枚用意しろ、とか言われるか分かったもんじゃないからな!
「シッ!」
シンがブラックウルフを斬り捨てる。
基本に忠実なシンにとって、三次元的な動きも多用してくるブラックウルフは、良い練習台らしい。
俺もロングソードの練習をさせてもらっているが、ハロイツァとロングソードで戦った後だと、こいつ等だと物足りなく感じるなぁ。
ちなみにハロイツァ戦で、ロングソードに拘った理由はただ1つ、ロングソードが最も品質の良い武器だからだ。
ダガーやメイスもかなり良い品なんだが、武器ごと破壊される危険性を減らしたかったのだ。
実際、尻尾の一撃を剣の腹で受けても折れなかったロングソードくんは、ハロイツァ戦におけるMVPと言っても過言ではない。
3周ほどしたところで日没前。
探索は速かったけど、今日は朝からアホに襲われて、更にお昼寝まで挟んだからなぁ。
せっかく稼げる11階層の探索期間が短くなったのは、少し勿体無いかもなぁ。
探索を終えたらギルドの訓練場を借りて、4人で組み手というか模擬戦を行うことにした。
俺たちが今いる階層は、戦闘技術という面では、あまり成長を見込めない難易度だ。
なので仲間内で、その分を多少なりとも補おうという話になった。
出来れば、今後の日課にしていきたい。
「そういやトルネの解放は、2人の奴隷解放が確認されたタイミングでいいかな?」
「待って待って待って!?
私もうカルネジアの家も捨てて、帰る場所もないんですよ!?
これでみんなにも捨てられたら、もう行くところなんて……!」
えぇ……、そう取るか普通?
今回は別にからかう気もなく、普通に聞いたんだけどなぁ。
「いや別にトルネと別れるとは言ってないだろ。普通に奴隷から解放するだけだよ。
その後も俺たちと一緒に居たいなら、そうすればいいだけだってば」
「いえいえ!私ってばトーマに絶対服従ですよ!?なんでもしていいんですよ!
私の身も心もトーマの自由にして、トーマの色に染めちゃっていいんですよ!
私は一生トーマの傍に居られれば、奴隷でも何でも全然構いませんから!」
「俺が嫌なんだよ。奴隷の嫁さん貰うなんてさ。
以前はモテない自分には、奴隷の嫁さんでも用意するしかないかなぁ、って思ってたけどさ。
奴隷じゃなくてもちゃんと貰ってやるから、奴隷の解放は受け入れてくれ。
奴隷の人生背負うのなんてもう真っ平だわ。ハロイツァのバーカ!」
「………………嫁さん?
…………貰ってくれる?」
流石にこの期に及んだら、俺も男として責任を取るべきだと思ったんだよね。
彼女の人生に大きく関わった責任、みたいな。
「リーンには事後承諾になっちゃって、悪いと思ってる。
でも流石に、今更トルネを放り出すのもな。
俺自身もう情が湧いちゃってるから、他の男にやりたくないし。
リヴァーブ王国って、平民が複数の奥さん貰っても大丈夫、だよな?」
「うん、養うことが出来るなら大丈夫だよ。トーマくらい稼いでるなら問題ない。
僕としても、リーンをトーマに任せられるなら安心だね」
「ふふ、本当は私だけのトーマでいて欲しいけど、先輩だから我慢してあげるねっ」
「こんな可愛い先輩が俺の奥さんになるなんて、俺も信じられないくらい嬉しいよ。
まぁまだ先の話さ。2人の両親とも話がしたいし、3人の奴隷解放も見たいしな」
先のことを考えるのはとても楽しい。生きるってのは進むって事だ。
なんだかスレイと会った日から、明るい未来ってやつを想像できなくなっていた気がするな。
ようやく俺たちの未来を邪魔していた暗雲を取り除けたってことか。
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