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7章 更なる強さを求めて
210 職人の矜持
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「ほらお三方。マーサが聞いてますよ。
今までマーサがどんな扱い方をされてきたのか3人ともご存知でしょ?マーサを引き止めたいなら話した方がいいんじゃないですかね。
それとも後ろ暗い理由でもあんの?」
マーサに問いかけられても、俺が返答を促しても、3人は固まったまま喋ろうとしない。
「マーサ。こいつら喋んないから、俺の予想でいいなら全部言っちゃうおうか?」
「はぁ!?知ってんのならハナっから説明しやがれ!!」
なんで俺が噛みつかれなきゃなんねぇんだよ。はーアホらし。
「まぁこいつら結局、お前の才能に嫉妬してるだけなんだよ。ジジイも言ってたしな。
自分たちが苦労して得たスキルを、マーサは物心ついた時から持ってて、俺はあんなに苦労したのに、マーサは何の苦労もなくスキルを得るなんて許せない。妬ましい。羨ましい。
マーサが成功するなんて許せない。そうだ。マーサに素材を供給するのをやめよう。ミルズレンダ史上最高の職人が、ミルズレンダの全てを修めた職人が、才能の劣る自分に逆らえないなんて愉快で仕方ない。
苦しめ。もっと苦しめ。お前の苦しむ姿が俺たちの楽しみなんだ。
俺たちのマーサ。お前がミルズレンダを出ることは許さない。お前は俺たちの最高の玩具なんだ」
一旦言葉を切って3人を見るも、特に反応はない。
「……って感じだろ。キッモ。
見ろよ。3人とも言い返しもせず震えてるだろ?あれって図星だから言い返す言葉が出てこないんだよ」
「嫉妬だと……?玩具だと……?そんな、そんなくだらねぇ理由だったって言うのか!?
私が何年も鍛冶が出来なかった理由は、そこまでくだらねぇ理由だったって言うのかよっ!?」
俺の言葉を否定もしないし、マーサの言葉にも返答しない。
まさに話にならないって奴だな。
ジジイに歩み寄って、強制的に目を合わせる。
「ジジイ……ローサルだったか。お前がマーサをそういう存在に作り上げただろうが。
生まれたばかりの赤子を背負って、お前がスキルを覚えさせたんじゃねぇのかよ。
鍛冶の技術を叩き込んだのだってお前だろうが。
お前本当に職人かよ?職人が自分の作品に嫉妬してどうすんだ?
自分の作品に自分で傷をつけて遊ぶようなお前は、本当に職人を名乗っていい存在なのか?
トレポール工房が、ミルズレンダが連綿と繋いできた歴史の果てに生まれた最高の職人を否定したお前は、職人を名乗っていいのか?
作品を愛せない職人なんかを、作品が愛してくれるわけないだろ」
アルに歩み寄って目を合わせる。
「なぁアルよ。さぞかし楽しかったんだろうなぁ。
幼い頃から何でも出来た天才の女の子が、何にも出来ずに自分に頼る様を見ているのは、どんなに興奮した?
俺がなんとかするから!俺が助けてみせるから!って言ってる裏で、マーサの冷遇に加担していてどんな気分だったんだ?
マーサがスキルを覚えるのが早かった理由は、ミルズレンダの人間なら誰でも知ってんだろ?幼馴染のお前なら、誰よりも知っていたはずだよな?そんなのマーサじゃなくてローサルがしたことだってことを。
マーサになんの落ち度も無いことなのにお前は勝手に嫉妬して、マーサに追いつく努力もせずに、マーサを引き摺り下ろすことで快感を得ていたんだよな?
なんだっけ?マーサが好きとか言ってたっけ?あれってさ、自分が冷遇してることも知らずに、健気に自分に頼ってる馬鹿なマーサの姿を見るのが、好きで好きでたまらないってことなんだろ?」
ゼルポーナスに向き直る。
「それでなんでしたっけ?リヴァーブ王国四大精霊家が1つ、土のメーデクェイタ家当主、ゼルポーナス殿。
お前達の不当な要求には屈しない、でしたっけ?ご立派ですね。
で?お前らがマーサにしてきた行いは不当じゃなかったのか?
ふざけるなって言ってたな。お前らがマーサにやってたことこそふざけてんじゃねぇのか?
俺に対してマーサを誑かしたとか言ってたよな?マーサを苦しめ続けていたお前らが、どの口下げてそんなこと言ってんだ?」
ロビーの中央に移動し、音魔法全開で声を上げる。
「なにが職人都市ミルズレンダだ!!!なにがシルバーライト級の最高峰の職人だ!!!
職人都市の歴史が生み出したマーサに怯えて、よってたかって否定して、それでもてめぇら職人かよ!?
新しい才能に嫉妬するのは仕方ねぇ。でもそこから奮起してより良いものを求めるのが職人じゃねぇのかよ!?
お前ら全員知ってたんだろが!!マーサの才能も!!マーサの境遇も!!全部知ってて目を逸らしてやがったんだろ!?
職人都市が聞いて呆れるぜ!!
ここの奴等には職人としての矜持ってものが、欠片も残ってねぇらしいな!!!」
ここまで言っても誰一人動くものはいない。がっかりだよ。
ベイクに根ざした最高の職人とは、比べるのも失礼な連中しかいないのかよ。
「お前らさ。俺の言ってることが間違ってて、自分が正しいことをしている自信があるなら、出るとこ出てもいいんだぜ?
職人都市ミルズレンダの歴史が産んだ史上最高の職人を、伝統ある工房と四大精霊家が結託して潰そうとしてたわけだからな。
よりにもよって、職人都市であるミルズレンダで、領主本人が関わってる事件だもんなぁ。王家も本気で調査してくれることだろうな?
領主本人が主導して、街ぐるみで1人の職人を数年に渡って冷遇していたって真実をしっかり暴いてくれるだろうよ。
リヴァーブ王国の歴史上、犯罪奴隷に落ちた精霊家の当主って、今まで前例あるのかねぇ」
何度もディオーヌ様と話したおかげで、精霊家当主とやらを前にしても何にも感じないな。
というか同じ精霊家当主なのに、ディオーヌ様と比べて小物過ぎて話にならない。
「誰も言い返してもこないし、俺の言葉を否定する奴もいないってことは、俺が言ったことが全部事実ってことみたいだぞマーサ。
これで満足した?」
言うだけ言ったのでマーサに納得した確認する。
「満足も納得も理解も出来ねぇよ……。
ただ1つ、私の居場所なんか始めから無かったってことだけはわかったぜ……。
文句の1つも言ってやりてぇとこだがよ。トーマが全部言っちまったから言葉が出ねぇや……」
「ま、言いたいことがないなら終わりでいいだろ。人の足を引っ張ることしか考えない奴っているもんなんだよなぁ。
そんな奴と無理に向き合う必要は無い。付き合うだけ疲れるだけだからな」
日本だろうが異世界だろうが、自分が上に行くことを諦めて、人の足を引っ張ることが楽しくなっちゃう奴って、別に珍しくもなんとも無いからな。関わるだけ時間の無駄。
「そんじゃ今回の話は、マーサの職人等級を返上したってことで終わりでいいかな?反応も無いし終わりでいいな。
じゃあ済みません。ミルズレンダの物件を買いたいんですけど、どなたか対応してもらえませんかー?」
「「「「「はぁ!!?」」」」」
ミルズレンダの住民驚くのはいいんだけど、なんで仲間まで同じ反応なんですかね?
「いや、はぁじゃなくて。あちらさんの話は終わったみたいなんで、次は俺の用件を済ませたいんだよね。
そこの若い職員は使えなくなったみたいだから、誰か他の職員さん対応してくれない?」
「じゃなくて!?いいのかよトーマ!?あいつらまた私らの邪魔をしてくるんじゃねぇのか!?ほっといていいのかよ!?」
「一度人の邪魔をする楽しみに溺れたやつって、もう絶対直らないんだよね。今なにをしてもどうせまた邪魔してくるよ。それとも殺しちゃう?ってそういうわけにも行かないでしょ?
足を引っ張られても沈まないほどの力をつければ良いんだよ。そうしたら逆にあいつらの方から手を離せなくなるんだからさ。
あいつら本人に付き合うのは時間の無駄だ。今後あいつらは完全に無視していいよ。っつうか無視しろ」
土の精霊家は典型的なゴミ貴族だったなぁ。
ディオーヌ様はなんなの?突然変異か何か?
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自分たちが苦労して得たスキルを、マーサは物心ついた時から持ってて、俺はあんなに苦労したのに、マーサは何の苦労もなくスキルを得るなんて許せない。妬ましい。羨ましい。
マーサが成功するなんて許せない。そうだ。マーサに素材を供給するのをやめよう。ミルズレンダ史上最高の職人が、ミルズレンダの全てを修めた職人が、才能の劣る自分に逆らえないなんて愉快で仕方ない。
苦しめ。もっと苦しめ。お前の苦しむ姿が俺たちの楽しみなんだ。
俺たちのマーサ。お前がミルズレンダを出ることは許さない。お前は俺たちの最高の玩具なんだ」
一旦言葉を切って3人を見るも、特に反応はない。
「……って感じだろ。キッモ。
見ろよ。3人とも言い返しもせず震えてるだろ?あれって図星だから言い返す言葉が出てこないんだよ」
「嫉妬だと……?玩具だと……?そんな、そんなくだらねぇ理由だったって言うのか!?
私が何年も鍛冶が出来なかった理由は、そこまでくだらねぇ理由だったって言うのかよっ!?」
俺の言葉を否定もしないし、マーサの言葉にも返答しない。
まさに話にならないって奴だな。
ジジイに歩み寄って、強制的に目を合わせる。
「ジジイ……ローサルだったか。お前がマーサをそういう存在に作り上げただろうが。
生まれたばかりの赤子を背負って、お前がスキルを覚えさせたんじゃねぇのかよ。
鍛冶の技術を叩き込んだのだってお前だろうが。
お前本当に職人かよ?職人が自分の作品に嫉妬してどうすんだ?
自分の作品に自分で傷をつけて遊ぶようなお前は、本当に職人を名乗っていい存在なのか?
トレポール工房が、ミルズレンダが連綿と繋いできた歴史の果てに生まれた最高の職人を否定したお前は、職人を名乗っていいのか?
作品を愛せない職人なんかを、作品が愛してくれるわけないだろ」
アルに歩み寄って目を合わせる。
「なぁアルよ。さぞかし楽しかったんだろうなぁ。
幼い頃から何でも出来た天才の女の子が、何にも出来ずに自分に頼る様を見ているのは、どんなに興奮した?
俺がなんとかするから!俺が助けてみせるから!って言ってる裏で、マーサの冷遇に加担していてどんな気分だったんだ?
マーサがスキルを覚えるのが早かった理由は、ミルズレンダの人間なら誰でも知ってんだろ?幼馴染のお前なら、誰よりも知っていたはずだよな?そんなのマーサじゃなくてローサルがしたことだってことを。
マーサになんの落ち度も無いことなのにお前は勝手に嫉妬して、マーサに追いつく努力もせずに、マーサを引き摺り下ろすことで快感を得ていたんだよな?
なんだっけ?マーサが好きとか言ってたっけ?あれってさ、自分が冷遇してることも知らずに、健気に自分に頼ってる馬鹿なマーサの姿を見るのが、好きで好きでたまらないってことなんだろ?」
ゼルポーナスに向き直る。
「それでなんでしたっけ?リヴァーブ王国四大精霊家が1つ、土のメーデクェイタ家当主、ゼルポーナス殿。
お前達の不当な要求には屈しない、でしたっけ?ご立派ですね。
で?お前らがマーサにしてきた行いは不当じゃなかったのか?
ふざけるなって言ってたな。お前らがマーサにやってたことこそふざけてんじゃねぇのか?
俺に対してマーサを誑かしたとか言ってたよな?マーサを苦しめ続けていたお前らが、どの口下げてそんなこと言ってんだ?」
ロビーの中央に移動し、音魔法全開で声を上げる。
「なにが職人都市ミルズレンダだ!!!なにがシルバーライト級の最高峰の職人だ!!!
職人都市の歴史が生み出したマーサに怯えて、よってたかって否定して、それでもてめぇら職人かよ!?
新しい才能に嫉妬するのは仕方ねぇ。でもそこから奮起してより良いものを求めるのが職人じゃねぇのかよ!?
お前ら全員知ってたんだろが!!マーサの才能も!!マーサの境遇も!!全部知ってて目を逸らしてやがったんだろ!?
職人都市が聞いて呆れるぜ!!
ここの奴等には職人としての矜持ってものが、欠片も残ってねぇらしいな!!!」
ここまで言っても誰一人動くものはいない。がっかりだよ。
ベイクに根ざした最高の職人とは、比べるのも失礼な連中しかいないのかよ。
「お前らさ。俺の言ってることが間違ってて、自分が正しいことをしている自信があるなら、出るとこ出てもいいんだぜ?
職人都市ミルズレンダの歴史が産んだ史上最高の職人を、伝統ある工房と四大精霊家が結託して潰そうとしてたわけだからな。
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領主本人が主導して、街ぐるみで1人の職人を数年に渡って冷遇していたって真実をしっかり暴いてくれるだろうよ。
リヴァーブ王国の歴史上、犯罪奴隷に落ちた精霊家の当主って、今まで前例あるのかねぇ」
何度もディオーヌ様と話したおかげで、精霊家当主とやらを前にしても何にも感じないな。
というか同じ精霊家当主なのに、ディオーヌ様と比べて小物過ぎて話にならない。
「誰も言い返してもこないし、俺の言葉を否定する奴もいないってことは、俺が言ったことが全部事実ってことみたいだぞマーサ。
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そんな奴と無理に向き合う必要は無い。付き合うだけ疲れるだけだからな」
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「じゃなくて!?いいのかよトーマ!?あいつらまた私らの邪魔をしてくるんじゃねぇのか!?ほっといていいのかよ!?」
「一度人の邪魔をする楽しみに溺れたやつって、もう絶対直らないんだよね。今なにをしてもどうせまた邪魔してくるよ。それとも殺しちゃう?ってそういうわけにも行かないでしょ?
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