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7章 更なる強さを求めて
218 忘我
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目覚める。今日はボールクローグに向かう日だ。
もし可能であるのならば、もう今日のうちにハイブリッドの討伐に行きたいところなんだけど、場所次第だよなぁ。
ハイブリッドは比較的国境壁付近に出現するって言われたけど、そもそも国境壁までどの程度離れているのかも分からない。
それになー。ボールクローグがカルネジア家の本拠地っぽいのがちょっとイヤなんだよなー。
カルマさんには今後関わらないで欲しいって事は伝えたけど、実際の当主がどう出てくるかは読めないんだよね。土の当主はアホだったしさぁ。
寝ている2人のおっぱいを好き勝手に堪能しつつ、物思いに耽った。
おっと、あまりに堪能しすぎていつもより遅い時間だ。急がねば。
52階層も1人で探索すること自体は問題ない。ただやっぱりローズフォートがちょっと面倒だな。
こいつが居ると常に風魔法を発動しなきゃいけないし、蔓の攻撃も結構激しいので、掻い潜るのも面倒だ。正直少しストレスが溜まる。
ストレス解消にちょっとだけ魔力を無駄遣いするか。まぁ実験とも言う。
妖怪ハンマー爺のハンマーを破壊したときにも使ったけど、それ以外では一切使っていないし、今の所仲間にも説明していない俺の切り札、アクセラレイトと身体能力過剰強化の同時使用。
アクセラレイトの更に先。そうだな、『忘我』とでも名付けようか。
ローズフォートの蔦を範囲拡張したダガーで切り落としつつ懐に飛び込む。
ウォーハンマーに持ち替えて、トランスを発動。
アクセラレイトでは3度ほどしか武器を振るうことは出来ないが、トランスならば5回は攻撃できる。
一瞬しか発動しないため、過剰強化の反動もあまり影響が無い。
加速した世界でローズフォートを一心不乱にぶん殴る。
スキルの効果が消失した瞬間、ローズフォートの15メートルはあろうかという巨体は、粉々になって消滅した。
ふぅ、ちょっとすっきりした!
しかし、攻撃範囲拡張を覚えたことで、複数のスキルを組み合わせる使い方ってのに気付けたのは大きいよな。
まぁ攻撃範囲拡張も深層集中も単体では使えない、組み合わせ必須のスキルだっただけなんだけどさ。
思えば生活魔法はガンガン組み合わせて使っていたのだから、スキルを組み合わせられない道理もないんだよな。むしろもっと早く気付くべき話だったか。
52階層のソロ探索では3700SPくらい稼げた。15037SP溜まっている。
さて、とりあえず全員が過剰強化と深層集中を取れるまでは祝福の儀を受けるつもりは無いが、実際次に取るとなったらなにを取ればいいだろうなぁ?
第一候補は攻撃範囲拡張:中ではあるのだが、魔力付与や魔法系のスキルを取得して、スキルツリーの先を確認したい気持ちもある。
それにハルのSPが5000手前なので、今祝福の儀を受けても、みんな深層集中も過剰強化も取れない。ハルのSPが最低でも8000、可能なら10000くらい溜まるまでは、次の祝福の儀は我慢すべきかもしれないな。
あと次回は絶対違う街で受けることにする。
いつもより少し急いで帰ってきたおかげで、どうやら朝食前に帰ってくることが出来た。
これで朝のおっぱいタイムが責められることは無いだろう。
朝食を食べ終えて、今度は皆と共に53階層の探索を始める。
53階層から出現するのは『魔法金属体』さん。とうとうミスリルが自分で取ってこれるようになったか!
ただ自分で取れるといっても、結局冒険者ギルドに卸さないと使えないんだけどな。
迷宮資源はこの世界の生活の根幹のシステムのためなのか、冒険者ギルドから直接個人が取引する事は禁じられている。必ず冒険者ギルドから各店舗に卸されたあとに購入しなければならない。スクロールは例外だ。
ただし稀少素材などはギルドに申請すれば、納品者証明書が発行されて、購入の優先権を得ることが出来るらしい。
面倒な決まりではあるが、迷宮資源の独占を防ぐために必要な措置だとオーサンは言っていた。
ミスリルゴーレムさんは特筆すべき点は1つしかない。ただただ単純に硬いのだ。
最深部まで使えると言われた俺たちの装備、白金貨級の品質の武器ならば問題ないが、俺がハロイツァと戦っているときに使っていたような、金板級未満の装備だと歯が立たないこともある。
まぁ攻撃さえ通れば雑魚である。硬くてでかいってのは単純に強いと思うけどね。10メートル弱はありそうだし。
ドロップアイテムは勿論『魔法金属』だ。最高品質の装備品には必ず用いられるため、非常に需要が高い。どれだけあっても困らないということで、単価はいきなり1000リーフ、銀板1枚だ。
今までの最高額がグランドドラゴンの竜肉の500リーフだったことを考えると、ミスリルが如何に必要とされているかが良く分かるな。
53階層1回で得られるSPは680くらいだ。2回繰り返せばハルのSPも6000を超えるな。
前半の探索を終えて換金。ミスリルのおかげで報酬が跳ね上がってる。
こりゃあいよいよ散財しないと不味いな。なんか余計なトラブル招きかねないわ。
2回目の探索も終えて、もう絶対口座の預金額なんて確認しないと硬く決意し、リーネを拾ってヨルドさんにボールクローグまで送ってもらう。
さて忘れずにターミナルにターッチ。
これで四大精霊家の領地は全部登録完了だな。
さて、ここにいるのはグリーントーチだっけ。上手く見つかればリーンの強化に繋がるわけだ。
気合入れていこう。
もし可能であるのならば、もう今日のうちにハイブリッドの討伐に行きたいところなんだけど、場所次第だよなぁ。
ハイブリッドは比較的国境壁付近に出現するって言われたけど、そもそも国境壁までどの程度離れているのかも分からない。
それになー。ボールクローグがカルネジア家の本拠地っぽいのがちょっとイヤなんだよなー。
カルマさんには今後関わらないで欲しいって事は伝えたけど、実際の当主がどう出てくるかは読めないんだよね。土の当主はアホだったしさぁ。
寝ている2人のおっぱいを好き勝手に堪能しつつ、物思いに耽った。
おっと、あまりに堪能しすぎていつもより遅い時間だ。急がねば。
52階層も1人で探索すること自体は問題ない。ただやっぱりローズフォートがちょっと面倒だな。
こいつが居ると常に風魔法を発動しなきゃいけないし、蔓の攻撃も結構激しいので、掻い潜るのも面倒だ。正直少しストレスが溜まる。
ストレス解消にちょっとだけ魔力を無駄遣いするか。まぁ実験とも言う。
妖怪ハンマー爺のハンマーを破壊したときにも使ったけど、それ以外では一切使っていないし、今の所仲間にも説明していない俺の切り札、アクセラレイトと身体能力過剰強化の同時使用。
アクセラレイトの更に先。そうだな、『忘我』とでも名付けようか。
ローズフォートの蔦を範囲拡張したダガーで切り落としつつ懐に飛び込む。
ウォーハンマーに持ち替えて、トランスを発動。
アクセラレイトでは3度ほどしか武器を振るうことは出来ないが、トランスならば5回は攻撃できる。
一瞬しか発動しないため、過剰強化の反動もあまり影響が無い。
加速した世界でローズフォートを一心不乱にぶん殴る。
スキルの効果が消失した瞬間、ローズフォートの15メートルはあろうかという巨体は、粉々になって消滅した。
ふぅ、ちょっとすっきりした!
しかし、攻撃範囲拡張を覚えたことで、複数のスキルを組み合わせる使い方ってのに気付けたのは大きいよな。
まぁ攻撃範囲拡張も深層集中も単体では使えない、組み合わせ必須のスキルだっただけなんだけどさ。
思えば生活魔法はガンガン組み合わせて使っていたのだから、スキルを組み合わせられない道理もないんだよな。むしろもっと早く気付くべき話だったか。
52階層のソロ探索では3700SPくらい稼げた。15037SP溜まっている。
さて、とりあえず全員が過剰強化と深層集中を取れるまでは祝福の儀を受けるつもりは無いが、実際次に取るとなったらなにを取ればいいだろうなぁ?
第一候補は攻撃範囲拡張:中ではあるのだが、魔力付与や魔法系のスキルを取得して、スキルツリーの先を確認したい気持ちもある。
それにハルのSPが5000手前なので、今祝福の儀を受けても、みんな深層集中も過剰強化も取れない。ハルのSPが最低でも8000、可能なら10000くらい溜まるまでは、次の祝福の儀は我慢すべきかもしれないな。
あと次回は絶対違う街で受けることにする。
いつもより少し急いで帰ってきたおかげで、どうやら朝食前に帰ってくることが出来た。
これで朝のおっぱいタイムが責められることは無いだろう。
朝食を食べ終えて、今度は皆と共に53階層の探索を始める。
53階層から出現するのは『魔法金属体』さん。とうとうミスリルが自分で取ってこれるようになったか!
ただ自分で取れるといっても、結局冒険者ギルドに卸さないと使えないんだけどな。
迷宮資源はこの世界の生活の根幹のシステムのためなのか、冒険者ギルドから直接個人が取引する事は禁じられている。必ず冒険者ギルドから各店舗に卸されたあとに購入しなければならない。スクロールは例外だ。
ただし稀少素材などはギルドに申請すれば、納品者証明書が発行されて、購入の優先権を得ることが出来るらしい。
面倒な決まりではあるが、迷宮資源の独占を防ぐために必要な措置だとオーサンは言っていた。
ミスリルゴーレムさんは特筆すべき点は1つしかない。ただただ単純に硬いのだ。
最深部まで使えると言われた俺たちの装備、白金貨級の品質の武器ならば問題ないが、俺がハロイツァと戦っているときに使っていたような、金板級未満の装備だと歯が立たないこともある。
まぁ攻撃さえ通れば雑魚である。硬くてでかいってのは単純に強いと思うけどね。10メートル弱はありそうだし。
ドロップアイテムは勿論『魔法金属』だ。最高品質の装備品には必ず用いられるため、非常に需要が高い。どれだけあっても困らないということで、単価はいきなり1000リーフ、銀板1枚だ。
今までの最高額がグランドドラゴンの竜肉の500リーフだったことを考えると、ミスリルが如何に必要とされているかが良く分かるな。
53階層1回で得られるSPは680くらいだ。2回繰り返せばハルのSPも6000を超えるな。
前半の探索を終えて換金。ミスリルのおかげで報酬が跳ね上がってる。
こりゃあいよいよ散財しないと不味いな。なんか余計なトラブル招きかねないわ。
2回目の探索も終えて、もう絶対口座の預金額なんて確認しないと硬く決意し、リーネを拾ってヨルドさんにボールクローグまで送ってもらう。
さて忘れずにターミナルにターッチ。
これで四大精霊家の領地は全部登録完了だな。
さて、ここにいるのはグリーントーチだっけ。上手く見つかればリーンの強化に繋がるわけだ。
気合入れていこう。
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