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8章 異風の旋律
262 迷宮殺し完遂
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朝になり、いつもの時間に目を覚ます。
昨夜はリーネとの話し合いもあって少し夜更かししてしまったな。
それでもいつもの時間に起きてしまう中年ボディの悲しさよ。
リーネの話が終わった途端に、待ってましたとばかりにリーンとトルネが襲い掛かってきたからなぁ。
話が終わるのを待っていてくれた感謝を込めて、2人が満足するまで相手することになった。
おかげでリーネだけじゃなく、リーンとトルネもいつもより眠りが深そうだ。
今日からは狩人ギルドに顔を出さない旨は伝えてあるので、いつもより少しはゆっくり出来る。
つうか今まで朝の打ち合わせに立ち会ってたのって完全に義理だからね。俺らいる意味無かったし。
いつもより長めに3人の寝顔と他にも色々堪能しつつ、いつもより時間をかけてゆっくりと朝食を取った。
普段より少し朝がゆったりしているのって、お得感を感じてしまう。我ながら安いな。
宿屋に迎えに来たクリーヌに、出発前に迷宮情報を確認する。
「昨日の迷宮討伐数は14。新しい迷宮の数は5箇所。現在確認済みの迷宮は10箇所」
「よし今日で全部いけるな。つうか5箇所の迷宮は今日探索する奴等が決まってたりするのか?
安定して討伐出来てるみたいだけど」
「決まってる。混乱や衝突を避けるために、朝に自分たちが潜る迷宮を決めてある。
だから今日異風の旋律が潰す迷宮は5つでいい」
なるほど。打ち合わせのときに事前に決めてあるなら横取りは良くないな。
「分担がちゃんと決まってるなら従うとするか。
残り5つなら、それぞれ1つずつ落としてきたあとは合流して、最後の2つはみんなで落すとしようか。
そうすれば迷宮討伐の恩恵も今までと変わらないし、時間的にも大差ないだろ」
「正直安心したよ。あまり問題は起こしたくないからさ」
「いやいや兄さん。それもう手遅れじゃないかなー?」
手遅れかもなぁ。でも問題起こしたのって、俺になるのか……?
情報提供も迷宮討伐も、どっちも善意で協力してたつもりなのに。
もう今さらだけどねー。
いつも通り3手に別れ、街から遠い順に1つずつ討伐し、2つ目からの迷宮からは合流してみんなで討伐をする。
みんなも如何に戦闘を避けるか意識しながら進んでくれたおかげで、パーティ探索だったのに殆ど戦わずに済んだ。
しかしハルも、もう普通にみんなに付いて来れる様になってるなぁ。
流石に近接戦闘技術はまだそこまでの水準ではないけれど、これなら4等級試験も問題なく受かりそうだ。
本日3度目の探索であり、全体では5つ目の迷宮の最深部に到達。
ガーディアンも相変わらず瞬殺して、俺たちの迷宮殺しはこれで終わりだ。
「ダンゲルスヌーマ様。お疲れ様でした!」
最後なのでマーサに作ってもらった弓、『翠緑の風』で迷宮神像を貫く。
せっかく作ってもらったのに、今まで全く出番がなくて申し訳なかった。
出てきた心核を回収し、これで俺たちの仕事は終わりだ。町へ戻ろう。
今回の迷宮殺しでは、一応全員に1回は迷宮神像の破壊をお願いしている。
無いとは思うけど、もしもスキル取得条件に迷宮神像の破壊なんてあったとしたら、新しく討伐していい野良迷宮を探すところから始めなきゃいけないからなぁ。
そして、5人で回った最後の2つの迷宮殺しでも、やはり1万SPずつ獲得出来ていた。
既に確信はあったことだけど、改めて確認出来たのは良かったと思う。
迷宮を討伐すると、メンバー全員に1万SPの固定報酬。
もしかしたらこの情報をきっかけに、新たに迷宮殺しを目指す冒険者が増える可能性もあるかもね。
ボールクローグに到着。
俺たちは狩人ギルドには顔を出すつもりがないので、クリーヌたちとはここでお別れだ。
今日の分の報酬を渡す。
「クリーヌには大分世話になった。
あとは明日次第だけど、今の迷宮発生速度なら俺らの出番は無いだろ。
短い間だったけどありがとうな。今後木の実が食いたくなったらクリーヌに依頼するよ」
「ん。こっちこそ儲けさせてもらった。
貴方達と狩人ギルドに距離が出来てしまったのは残念だけど、でも当たり前。
エルハは連日の対応で余裕がなくなってただけ。悪く思うなって言っても無理だと思うけど」
「はは、済んだことだしもうどうでもいいよ。
6等級の俺がギルドマスター様に会う機会なんて、もうないだろうしな」
簡単な挨拶を終えると、クリーヌたちは報告のために去っていった。
さて、まだ日没までには少し時間がありそうだ。夕飯まで何しようか?
「んーまだ日没でもないし、冒険者ギルドで手合わせでもしておこうか?
異邦人の調査って事を考えると、俺たちにとってはここからが本番みたいなもんだしな」
「だねー。私たちにとっては迷宮討伐は簡単だったし、少し手合わせしておくべきだよねー。
速水みたいな相手がいないとも限らないわけだしー」
速水は思い出したくもないほどの早さだったからなぁ。
あいつ自身はどういう感覚だったのかは知らないけど、俺にとっては時間停止されてるのと変わらなかった。
冒険者ギルドで手合わせをする。
任意発動スキル強化を覚えてから、はっきり変わったのは『瞬間加速』。今までインターバルが10秒くらいだったのに、2秒くらいまで短縮された。
おかげで割と考えなしにどんどん使っていけるスキルになった。
『深層集中』は消費魔力が減るという方向性の強化だったので、アクセラレイトの使い勝手が非常に良くなった。
模擬戦でもガンガン使っていけるので、訓練の質が1段階上がったような気がする。
『魔装術』に関しては、強化されているのかいないのかいまいち実感がない。
ボールクローグに来てからは弱い魔物としか戦ってないんだよね。
消費魔力は体感的に変わってないので、純粋な性能アップだと嬉しいんだけど。
ちなみに、『攻撃範囲拡張』は適用外スキルっぽい。
瞬間加速に続いて強力になったのは、『身体能力過剰強化』だ。
こちらも瞬間加速や深層集中と同じ方向性の強化で、スキル使用時の肉体負担が軽減された。
『自然治癒力強化』とリペア+ジェネレイトを合わせると、トランスも非常に使いやすくなった。
リーネもクリーヌと連日手合わせしていたおかげか、ボールクローグに来る前よりも明らかに腕を上げている。
身内での手合わせのときはスキルの使用も合わせて練習しているので、スキルを駆使すればオーサンも圧倒できるかもしれないなぁ。
手合わせを終え宿に戻る。
夕食に舌鼓を打ちながら、明日からの予定を話し合う。
と言っても正直アテもないので、明日は街を適当にぶらつきながら、スカーさんからの連絡待ちをすることになった。
もしスカーさんからの連絡が来ないようなら、この街の迷宮か、前線とやらを見に行っても良いかもしれない。
そんな話をしていると、突如ボールクローグの大地が大きく揺れ始めたのだった。
昨夜はリーネとの話し合いもあって少し夜更かししてしまったな。
それでもいつもの時間に起きてしまう中年ボディの悲しさよ。
リーネの話が終わった途端に、待ってましたとばかりにリーンとトルネが襲い掛かってきたからなぁ。
話が終わるのを待っていてくれた感謝を込めて、2人が満足するまで相手することになった。
おかげでリーネだけじゃなく、リーンとトルネもいつもより眠りが深そうだ。
今日からは狩人ギルドに顔を出さない旨は伝えてあるので、いつもより少しはゆっくり出来る。
つうか今まで朝の打ち合わせに立ち会ってたのって完全に義理だからね。俺らいる意味無かったし。
いつもより長めに3人の寝顔と他にも色々堪能しつつ、いつもより時間をかけてゆっくりと朝食を取った。
普段より少し朝がゆったりしているのって、お得感を感じてしまう。我ながら安いな。
宿屋に迎えに来たクリーヌに、出発前に迷宮情報を確認する。
「昨日の迷宮討伐数は14。新しい迷宮の数は5箇所。現在確認済みの迷宮は10箇所」
「よし今日で全部いけるな。つうか5箇所の迷宮は今日探索する奴等が決まってたりするのか?
安定して討伐出来てるみたいだけど」
「決まってる。混乱や衝突を避けるために、朝に自分たちが潜る迷宮を決めてある。
だから今日異風の旋律が潰す迷宮は5つでいい」
なるほど。打ち合わせのときに事前に決めてあるなら横取りは良くないな。
「分担がちゃんと決まってるなら従うとするか。
残り5つなら、それぞれ1つずつ落としてきたあとは合流して、最後の2つはみんなで落すとしようか。
そうすれば迷宮討伐の恩恵も今までと変わらないし、時間的にも大差ないだろ」
「正直安心したよ。あまり問題は起こしたくないからさ」
「いやいや兄さん。それもう手遅れじゃないかなー?」
手遅れかもなぁ。でも問題起こしたのって、俺になるのか……?
情報提供も迷宮討伐も、どっちも善意で協力してたつもりなのに。
もう今さらだけどねー。
いつも通り3手に別れ、街から遠い順に1つずつ討伐し、2つ目からの迷宮からは合流してみんなで討伐をする。
みんなも如何に戦闘を避けるか意識しながら進んでくれたおかげで、パーティ探索だったのに殆ど戦わずに済んだ。
しかしハルも、もう普通にみんなに付いて来れる様になってるなぁ。
流石に近接戦闘技術はまだそこまでの水準ではないけれど、これなら4等級試験も問題なく受かりそうだ。
本日3度目の探索であり、全体では5つ目の迷宮の最深部に到達。
ガーディアンも相変わらず瞬殺して、俺たちの迷宮殺しはこれで終わりだ。
「ダンゲルスヌーマ様。お疲れ様でした!」
最後なのでマーサに作ってもらった弓、『翠緑の風』で迷宮神像を貫く。
せっかく作ってもらったのに、今まで全く出番がなくて申し訳なかった。
出てきた心核を回収し、これで俺たちの仕事は終わりだ。町へ戻ろう。
今回の迷宮殺しでは、一応全員に1回は迷宮神像の破壊をお願いしている。
無いとは思うけど、もしもスキル取得条件に迷宮神像の破壊なんてあったとしたら、新しく討伐していい野良迷宮を探すところから始めなきゃいけないからなぁ。
そして、5人で回った最後の2つの迷宮殺しでも、やはり1万SPずつ獲得出来ていた。
既に確信はあったことだけど、改めて確認出来たのは良かったと思う。
迷宮を討伐すると、メンバー全員に1万SPの固定報酬。
もしかしたらこの情報をきっかけに、新たに迷宮殺しを目指す冒険者が増える可能性もあるかもね。
ボールクローグに到着。
俺たちは狩人ギルドには顔を出すつもりがないので、クリーヌたちとはここでお別れだ。
今日の分の報酬を渡す。
「クリーヌには大分世話になった。
あとは明日次第だけど、今の迷宮発生速度なら俺らの出番は無いだろ。
短い間だったけどありがとうな。今後木の実が食いたくなったらクリーヌに依頼するよ」
「ん。こっちこそ儲けさせてもらった。
貴方達と狩人ギルドに距離が出来てしまったのは残念だけど、でも当たり前。
エルハは連日の対応で余裕がなくなってただけ。悪く思うなって言っても無理だと思うけど」
「はは、済んだことだしもうどうでもいいよ。
6等級の俺がギルドマスター様に会う機会なんて、もうないだろうしな」
簡単な挨拶を終えると、クリーヌたちは報告のために去っていった。
さて、まだ日没までには少し時間がありそうだ。夕飯まで何しようか?
「んーまだ日没でもないし、冒険者ギルドで手合わせでもしておこうか?
異邦人の調査って事を考えると、俺たちにとってはここからが本番みたいなもんだしな」
「だねー。私たちにとっては迷宮討伐は簡単だったし、少し手合わせしておくべきだよねー。
速水みたいな相手がいないとも限らないわけだしー」
速水は思い出したくもないほどの早さだったからなぁ。
あいつ自身はどういう感覚だったのかは知らないけど、俺にとっては時間停止されてるのと変わらなかった。
冒険者ギルドで手合わせをする。
任意発動スキル強化を覚えてから、はっきり変わったのは『瞬間加速』。今までインターバルが10秒くらいだったのに、2秒くらいまで短縮された。
おかげで割と考えなしにどんどん使っていけるスキルになった。
『深層集中』は消費魔力が減るという方向性の強化だったので、アクセラレイトの使い勝手が非常に良くなった。
模擬戦でもガンガン使っていけるので、訓練の質が1段階上がったような気がする。
『魔装術』に関しては、強化されているのかいないのかいまいち実感がない。
ボールクローグに来てからは弱い魔物としか戦ってないんだよね。
消費魔力は体感的に変わってないので、純粋な性能アップだと嬉しいんだけど。
ちなみに、『攻撃範囲拡張』は適用外スキルっぽい。
瞬間加速に続いて強力になったのは、『身体能力過剰強化』だ。
こちらも瞬間加速や深層集中と同じ方向性の強化で、スキル使用時の肉体負担が軽減された。
『自然治癒力強化』とリペア+ジェネレイトを合わせると、トランスも非常に使いやすくなった。
リーネもクリーヌと連日手合わせしていたおかげか、ボールクローグに来る前よりも明らかに腕を上げている。
身内での手合わせのときはスキルの使用も合わせて練習しているので、スキルを駆使すればオーサンも圧倒できるかもしれないなぁ。
手合わせを終え宿に戻る。
夕食に舌鼓を打ちながら、明日からの予定を話し合う。
と言っても正直アテもないので、明日は街を適当にぶらつきながら、スカーさんからの連絡待ちをすることになった。
もしスカーさんからの連絡が来ないようなら、この街の迷宮か、前線とやらを見に行っても良いかもしれない。
そんな話をしていると、突如ボールクローグの大地が大きく揺れ始めたのだった。
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