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9章 異邦人が生きるために
331 団欒
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夕食を済ませていつもの雑談タイムに突入する。
女性陣はマーサ弄りに夢中なので放置する。
「中央農地見学は結構楽しかったな。都市建設計画に直接使える知識は余りなかったかも知れないけど、この国の野菜供給の事情が詳しく知れたのは面白かった」
「そうだね。僕も興味深い話がいっぱい聞けたよ。
面白かったのは、ネヴァルドの10倍以上の面積を管理しているのに、思ったよりも農業従事者が少なかったことかな。
中央農地は国の重要地域だから、働いている人たちも優秀な人ばかりなんだろうね。恐らく身体強化とかはみんな持ってるんじゃないかって思ったよ」
確かにそれはそうだろう。身体強化を持ってれば重機とか要らなくなるもんなこの世界。
とはいえ、中効果スキルを持ってる人もそんなに多くないだろうし、俺たち以外に大効果スキルを持ってる奴なんか、下手したら世界に1人もいないかも知れない。
「それでトーマは野菜の保存期間を延ばす方法に心当たりがあるの? なんだかあの時のトーマは、心当たりがありそうな顔をしてたよね?」
「ははっ。どんな顔だっての。でも流石シン、良く見てんじゃん。
俺たちの世界には冷蔵庫っていう、収納した物を冷やす箱みたいな電化せ……、いや魔導具みたいなもんがあったんだよ。熱と風を併用すれば、似たような魔導具が作れるんじゃないかなって思ってるんだ」
「ああ、冷やせば食べ物が腐りにくくなるっていう話だね。魔導具化して馬車に設置できれば、野菜を遠くまで運搬できるようになるわけか。
うん、いいね。砂漠地帯の開発にも応用できそうな技術だと思う。
となるとやっぱり一番問題になってくるのは、エリアキーパーの打倒ってことになってきそうだよね。こっちについては何か考えてるかな?」
「いやぁ正直まだ何も。可能な限りスキルを取得して、腕を磨いておくくらいしか考えてないよ」
「う~ん、そうだよね。僕たちがこれから劇的に強くなる方法なんて思いつかないし、地道に腕を磨いた方が確実ではあるよ。装備品の更新も期待できるし、エリアキーパーについて今出来る事はないかなぁ」
「こらー! トーマ! 兄さん! なに2人して我関せずって顔で真面目な話してるのよー!
2人もこっちにハマりなさーい!」
マーサ弄りに飽きてきたのか、リーンがこちらに絡んでくる。酔っ払いかお前は。
「なんで真面目な話してる方が怒られんだよ。ほらほらみんな、そろそろマーサを解放してやってくれ。
明日も陽天の報せからウィルスレイアに行く予定だけど、みんなは明日はどうする?
ウィルスレイアに同行するか別行動するか、その辺は任せるよ」
「私は勿論一緒に行くよー! 兄さんほどじゃないけど、私もウィルスレイアには思い入れがあるからねー」
「私も当然一緒に行きますよ。王国史を遡って調査するのにも興味ありますし」
「うん。私も行くよ。こっちの世界の書物とか触れてみたいし。リヴァーブ王国の歴史を紐解くのも楽しそうかな」
「僕は言うまでもなく同行するよ。というかトーマは魔導具製作の勉強もしなきゃいけないかも知れないし、そうなったら都市建設についての調査は僕がしようと思ってるんだ」
あーそうか。両方を同時にこなすのはキャパシティオーバーだな。
それなら確かにシンに引き継いでもらうのが1番安心できる。
まだどうなるかはわかんないけどね。
「ん~……。私はボールクローグで狩人の勉強しようかな……?
調べ物だと役に立てないと思うし、それなら狩人としての腕を磨いておきたいな……。
トーマには送り迎えを頼むことになっちゃうけど……」
「可愛い可愛い俺のリーネのためならそのくらいなんでもないよ」
「えっ、えっ……!」
「というかそのくらいなら申し訳ないなんて思わなくていいよ。俺にとっては負担でもなんでもないし」
「はいはいご馳走様っすねー。うちらは遠慮しときますかカンナっち。今さらウィルスレイアに見るものもないし、座学も勘弁して欲しいっすしー?」
「私は別に座学は嫌いじゃないけど、今は腕を磨く方を優先したいわね。
案内も必要ないみたいだし、私たちは遠慮しておくわね」
「私は勿論装備製作を進めさせて貰うぜ! シンとトーマの装備品を優先して製作すっからよ。もうちょっとだけ時間くれ! 待たせてばっかでわりいと思ってっけど、その分完成品には期待しててくれよ!」
「へぇ~自信ありそうだな。期待しとくけど無理はすんなよ。そんなすぐに砂漠方面に遠征するわけじゃないからさ」
「お、おう……。期待しててくれよ。心配してくれて、その、ありがとな……」
いきなりしおらしくなんじゃねぇよ。空気読んで空気。
「情緒不安定なマーサはほっといて、明日か明後日からは王国中に、日本語のメッセージが設置されることになるはずだ。
現時点でリヴァーブ王国に溶け込んでる異邦人が、続々とベイクに集まってくるかもしれない。
人数とか読めないから、みんなも気を抜かないようにしてくれよ」
「そうだね。と言っても誘導に従ってくるような異邦人なら、問題行動を起こすような心配もない気がするけどね。
宿舎の方は準備万端なんだよね? 呼んでおいて住む場所がないっていうんじゃかっこつかないよ」
「ええ。異邦人宿舎の方は問題なく準備できていますよ。ただ人数が読めないのが怖いですよね。どの程度の人がこの国に来ているんでしょうか」
「うん。それはまぁやってみないと分からないよね。そうそう、異邦人宿舎って、共有スペース以外は個室型にしたんだっけ? それだと収容人数的に厳しくない?」
「あー、そこは城壁外にも新しく宿舎を建てたんだよー。異邦人用の個室タイプの宿舎をねー。
そこの人たちは通行料分不利になっちゃうけど、その代わりに個室で生活できるわけだし、不満は出ないんじゃないかなー」
「そうね。銀貨1枚の通行料なんて、3階層にいけるようになれば負担でもなんでもないもの。その程度で不満を漏らすようなら、どっち道やってはいけないわ」
カンナの言い分は厳しいけど、実際そのとおりだと思う。
この世界で生きていくためには、甘えてばかり入られない。
明日はウィルスレイアでシルグリイド家に案内してもらって、その後は異邦人が送られてくるようになると思うと、今後は騒がしくなるかもなぁ。
肝心の都市建設計画には動きがないのに、世の中はどんどん変わっていくようで、ちょっと焦りを感じてしまう。
マイペースマイペース。
俺に出来ることなんて、そんなに多くはないんだから。
女性陣はマーサ弄りに夢中なので放置する。
「中央農地見学は結構楽しかったな。都市建設計画に直接使える知識は余りなかったかも知れないけど、この国の野菜供給の事情が詳しく知れたのは面白かった」
「そうだね。僕も興味深い話がいっぱい聞けたよ。
面白かったのは、ネヴァルドの10倍以上の面積を管理しているのに、思ったよりも農業従事者が少なかったことかな。
中央農地は国の重要地域だから、働いている人たちも優秀な人ばかりなんだろうね。恐らく身体強化とかはみんな持ってるんじゃないかって思ったよ」
確かにそれはそうだろう。身体強化を持ってれば重機とか要らなくなるもんなこの世界。
とはいえ、中効果スキルを持ってる人もそんなに多くないだろうし、俺たち以外に大効果スキルを持ってる奴なんか、下手したら世界に1人もいないかも知れない。
「それでトーマは野菜の保存期間を延ばす方法に心当たりがあるの? なんだかあの時のトーマは、心当たりがありそうな顔をしてたよね?」
「ははっ。どんな顔だっての。でも流石シン、良く見てんじゃん。
俺たちの世界には冷蔵庫っていう、収納した物を冷やす箱みたいな電化せ……、いや魔導具みたいなもんがあったんだよ。熱と風を併用すれば、似たような魔導具が作れるんじゃないかなって思ってるんだ」
「ああ、冷やせば食べ物が腐りにくくなるっていう話だね。魔導具化して馬車に設置できれば、野菜を遠くまで運搬できるようになるわけか。
うん、いいね。砂漠地帯の開発にも応用できそうな技術だと思う。
となるとやっぱり一番問題になってくるのは、エリアキーパーの打倒ってことになってきそうだよね。こっちについては何か考えてるかな?」
「いやぁ正直まだ何も。可能な限りスキルを取得して、腕を磨いておくくらいしか考えてないよ」
「う~ん、そうだよね。僕たちがこれから劇的に強くなる方法なんて思いつかないし、地道に腕を磨いた方が確実ではあるよ。装備品の更新も期待できるし、エリアキーパーについて今出来る事はないかなぁ」
「こらー! トーマ! 兄さん! なに2人して我関せずって顔で真面目な話してるのよー!
2人もこっちにハマりなさーい!」
マーサ弄りに飽きてきたのか、リーンがこちらに絡んでくる。酔っ払いかお前は。
「なんで真面目な話してる方が怒られんだよ。ほらほらみんな、そろそろマーサを解放してやってくれ。
明日も陽天の報せからウィルスレイアに行く予定だけど、みんなは明日はどうする?
ウィルスレイアに同行するか別行動するか、その辺は任せるよ」
「私は勿論一緒に行くよー! 兄さんほどじゃないけど、私もウィルスレイアには思い入れがあるからねー」
「私も当然一緒に行きますよ。王国史を遡って調査するのにも興味ありますし」
「うん。私も行くよ。こっちの世界の書物とか触れてみたいし。リヴァーブ王国の歴史を紐解くのも楽しそうかな」
「僕は言うまでもなく同行するよ。というかトーマは魔導具製作の勉強もしなきゃいけないかも知れないし、そうなったら都市建設についての調査は僕がしようと思ってるんだ」
あーそうか。両方を同時にこなすのはキャパシティオーバーだな。
それなら確かにシンに引き継いでもらうのが1番安心できる。
まだどうなるかはわかんないけどね。
「ん~……。私はボールクローグで狩人の勉強しようかな……?
調べ物だと役に立てないと思うし、それなら狩人としての腕を磨いておきたいな……。
トーマには送り迎えを頼むことになっちゃうけど……」
「可愛い可愛い俺のリーネのためならそのくらいなんでもないよ」
「えっ、えっ……!」
「というかそのくらいなら申し訳ないなんて思わなくていいよ。俺にとっては負担でもなんでもないし」
「はいはいご馳走様っすねー。うちらは遠慮しときますかカンナっち。今さらウィルスレイアに見るものもないし、座学も勘弁して欲しいっすしー?」
「私は別に座学は嫌いじゃないけど、今は腕を磨く方を優先したいわね。
案内も必要ないみたいだし、私たちは遠慮しておくわね」
「私は勿論装備製作を進めさせて貰うぜ! シンとトーマの装備品を優先して製作すっからよ。もうちょっとだけ時間くれ! 待たせてばっかでわりいと思ってっけど、その分完成品には期待しててくれよ!」
「へぇ~自信ありそうだな。期待しとくけど無理はすんなよ。そんなすぐに砂漠方面に遠征するわけじゃないからさ」
「お、おう……。期待しててくれよ。心配してくれて、その、ありがとな……」
いきなりしおらしくなんじゃねぇよ。空気読んで空気。
「情緒不安定なマーサはほっといて、明日か明後日からは王国中に、日本語のメッセージが設置されることになるはずだ。
現時点でリヴァーブ王国に溶け込んでる異邦人が、続々とベイクに集まってくるかもしれない。
人数とか読めないから、みんなも気を抜かないようにしてくれよ」
「そうだね。と言っても誘導に従ってくるような異邦人なら、問題行動を起こすような心配もない気がするけどね。
宿舎の方は準備万端なんだよね? 呼んでおいて住む場所がないっていうんじゃかっこつかないよ」
「ええ。異邦人宿舎の方は問題なく準備できていますよ。ただ人数が読めないのが怖いですよね。どの程度の人がこの国に来ているんでしょうか」
「うん。それはまぁやってみないと分からないよね。そうそう、異邦人宿舎って、共有スペース以外は個室型にしたんだっけ? それだと収容人数的に厳しくない?」
「あー、そこは城壁外にも新しく宿舎を建てたんだよー。異邦人用の個室タイプの宿舎をねー。
そこの人たちは通行料分不利になっちゃうけど、その代わりに個室で生活できるわけだし、不満は出ないんじゃないかなー」
「そうね。銀貨1枚の通行料なんて、3階層にいけるようになれば負担でもなんでもないもの。その程度で不満を漏らすようなら、どっち道やってはいけないわ」
カンナの言い分は厳しいけど、実際そのとおりだと思う。
この世界で生きていくためには、甘えてばかり入られない。
明日はウィルスレイアでシルグリイド家に案内してもらって、その後は異邦人が送られてくるようになると思うと、今後は騒がしくなるかもなぁ。
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マイペースマイペース。
俺に出来ることなんて、そんなに多くはないんだから。
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