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11章 新たな都市の建設
425 ギルド員候補
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日没になってから、改めてベイクの冒険者ギルドを訪ねる。
すぐにオーサンに案内され、3階の会議室に通された。
勿論ボールクローグのように、部屋の中央に穴など開いていない。
「どうもどうもー! 両親からお話は聞かせていただきましたー!
オーサンとクリリクの娘の『マイナ』と申しまーす。後ろの有象無象は気にしなくていいですよー」
「てっめぇマイナ! なに舐めたこと言ってやがんだ! 基本的に全員採用の流れだって言ってただろうが!」
おお、流れるように取っ組み合いの喧嘩が始まってしまったぞ。
紹介もマイナにしかされてないんだけど、まぁいいか。
「随分楽しいご家族だな? 真面目に仕事できるなら気にしないけど」
「あ~……。なんで俺とクリリクからマイナみてぇなのが生まれたのかは、俺もマジで謎なんだよなぁ。
仕事出来るのは保証するぜ。見た通り、勤務態度には問題があるがな。
まぁいい。紹介を続けるぜ。
こっちの青髪が『スペイス』。元3等級冒険者だ。そんでそっちの金髪の耳長が『カワッセ』。弓の腕はピカイチだった。
他にも声をかけたんだが、それぞれの生活があるみたいでな。今回の話に乗ってきたのはスペイスとカワッセだけだった。あまり集められなくて悪いな」
「はっはっは! マジであのオーサンが丸くなってやがらぁ!
アンタはトーマで良いんだよな? 俺はスペイス。得物はバトルアックスだな。
とっくに引退して退屈してたんだよ。新天地での生活は正直心踊るぜ。宜しく頼まぁ」
青髪の偉丈夫が笑顔で挨拶をしてくる。
得物はバトルアックスか。全然ギルド員には見えないけど良いんだろうか。
「ただいま紹介に与ったカワッセよ。私は戦闘員として求められても困るけど、ギルド員としては結構長く務めてきたから、勝手は分かってるつもり。新人の教育も任せなさい」
金髪の耳長族はマジでエルフのイメージそのまんまだな。美形だし。
ただちょっとキツめの美人さん過ぎて俺の好みではないかな。
「とりあえずうちのガキ共が3人と、スペイスとカワッセを合わせて5人は集められたんだがよ。俺のツテじゃこんなもんが限界だった」
「いや俺なんかなんのアテもないから、普通に助かったけどな。
というかスペイスはギルド員ってより現役の冒険者にしか見えないが、ギルド員採用に不満はないのか?」
「はっはっは! 現役に見えるってのは褒め言葉として受け取っておくぜ!
ま、今はスキップオーブってのが出回ってるし、移動時間をまるまる短縮できるみたいだからな。俺でも多少は役に立てるかもしれねぇ。
でもまぁ俺ももう40過ぎだしよ。現役でいるよか後進の育成にあたりてぇ歳なんだよ。だから今回の話は渡りに船だったってワケさ」
「スペイスは俺より腕が立つし、意外と冷静で視野も広いから、ギルド員の仕事でも役に立てると思うぜ」
「そかそか。いやスペイス本人が納得してんならいいよ。2人とも、まだギルドの建物すら出来てないけど、当分はベイクで過ごしてもらっていいかな?
明日1回現地を見てもらって、問題がなさそうなら冒険者ギルド建設の許可をもらいに来よう。
あーっと、ギルドマスターとサブマスターは、スペイスとカワッセで担当してもらえるか? どっちが上でも気にしないからさ」
「そういうことでしたらスペイスにマスターをお願いしましょう。私は補佐のほうが得意ですから。
トーマ。流石に5人だけで冒険者ギルドを回し続けるのは無理なので、順次職員を雇用していきたいと考えておりますが、その際に貴方の許可は必要ですか?」
「要らない要らない。俺はただの冒険者だから、冒険者ギルドに介入する気は一切ないよ。普通に冒険者に寄り添ったギルドを作ってもらえればそれで充分だ。
それじゃ今日の宿泊費として金貨2枚ずつ渡しておくよ。明日は朝食が済んだらまたギルドに集合してもらっていいかな?」
2人に金貨2枚ずつ手渡す。
「おいおいおい。1晩で金貨2枚たぁ金払い良すぎんだろ? トーマはどんだけ金持ちなんだよ?」
「ああ、コイツのことは常識で考えない方がいいぞ。最近だと夜明けから朝食くらいの時間に、白金板数十枚稼いできやがるからな。規格外なんだよ、異風の旋律ってパーティはよ」
「オーサンに話を聞いた時は半信半疑でしたけど、トーマが6等級ってのは犯罪に近いですね。ま、試験を受けなければ絶対に昇級させないと定めているのはギルド側ですし、トーマに落ち度があるわけではありません。
宿泊費は有り難く頂いておきます。明日の朝、またここでお会いしましょう」
スペイスとカワッセはまだ宿が決まっていないということだったので、迷宮の安らぎ亭をお勧めしておいた。
「さて。まだ取っ組み合いしてるけど、あいつらはオーサンのところで寝泊りするんだよな? 後は任せてもいいか?」
「ああ、ああなると長ぇからな。放っといていいぞ。気が済んだら大人しくなんだろ。どうせ久しぶりに兄妹に会ってはしゃいでるだけだからな」
あー、この世界って今までの価値観だと、別の街で生活するってことは今生の別れみたいなもんだったんだよな。
きっとこれからはゲートも気軽に使えるようになるだろうし、遠くにいる家族に頻繁に会いに行くことも出来るようになるだろう。
「トーマ。俺に昔の仲間達と会うきっかけをくれてありがとよ。
ったくよ。馬鹿みたいに拘ってたのは俺だけで、久しぶりに会ってみればあの頃のままの関係でしかなかったぜ。
だせぇなぁ俺はよ。でも、おかげで色々軽くなった気がするぜ」
部屋を出ようとした俺の背中に、オーサンが声を投げてきた。
「違うよオーサン。昔の仲間が昔と変わらない関係に感じたのは、オーサンが変わったからだと思う。
お前が苦しんだのも悩んだのも嘘じゃない。その時間を乗り越えたからこそ、オーサンたちは昔の関係に戻れたんだ。俺はそう思うぜ」
「――――へっ。
俺達のことを何も知りもしねぇ癖に、分かった風なことを言いやがるぜ……」
擦れ違った時間は間違いなくあったんだろうけどさ。
長い時間がかかったとしても、蟠りがなくなったからこそ仲間に戻れたんだと思うぜ、オーサン。
旧友、か。
いつか俺にもそういう風に呼べる相手が出来るのかねぇ。
すぐにオーサンに案内され、3階の会議室に通された。
勿論ボールクローグのように、部屋の中央に穴など開いていない。
「どうもどうもー! 両親からお話は聞かせていただきましたー!
オーサンとクリリクの娘の『マイナ』と申しまーす。後ろの有象無象は気にしなくていいですよー」
「てっめぇマイナ! なに舐めたこと言ってやがんだ! 基本的に全員採用の流れだって言ってただろうが!」
おお、流れるように取っ組み合いの喧嘩が始まってしまったぞ。
紹介もマイナにしかされてないんだけど、まぁいいか。
「随分楽しいご家族だな? 真面目に仕事できるなら気にしないけど」
「あ~……。なんで俺とクリリクからマイナみてぇなのが生まれたのかは、俺もマジで謎なんだよなぁ。
仕事出来るのは保証するぜ。見た通り、勤務態度には問題があるがな。
まぁいい。紹介を続けるぜ。
こっちの青髪が『スペイス』。元3等級冒険者だ。そんでそっちの金髪の耳長が『カワッセ』。弓の腕はピカイチだった。
他にも声をかけたんだが、それぞれの生活があるみたいでな。今回の話に乗ってきたのはスペイスとカワッセだけだった。あまり集められなくて悪いな」
「はっはっは! マジであのオーサンが丸くなってやがらぁ!
アンタはトーマで良いんだよな? 俺はスペイス。得物はバトルアックスだな。
とっくに引退して退屈してたんだよ。新天地での生活は正直心踊るぜ。宜しく頼まぁ」
青髪の偉丈夫が笑顔で挨拶をしてくる。
得物はバトルアックスか。全然ギルド員には見えないけど良いんだろうか。
「ただいま紹介に与ったカワッセよ。私は戦闘員として求められても困るけど、ギルド員としては結構長く務めてきたから、勝手は分かってるつもり。新人の教育も任せなさい」
金髪の耳長族はマジでエルフのイメージそのまんまだな。美形だし。
ただちょっとキツめの美人さん過ぎて俺の好みではないかな。
「とりあえずうちのガキ共が3人と、スペイスとカワッセを合わせて5人は集められたんだがよ。俺のツテじゃこんなもんが限界だった」
「いや俺なんかなんのアテもないから、普通に助かったけどな。
というかスペイスはギルド員ってより現役の冒険者にしか見えないが、ギルド員採用に不満はないのか?」
「はっはっは! 現役に見えるってのは褒め言葉として受け取っておくぜ!
ま、今はスキップオーブってのが出回ってるし、移動時間をまるまる短縮できるみたいだからな。俺でも多少は役に立てるかもしれねぇ。
でもまぁ俺ももう40過ぎだしよ。現役でいるよか後進の育成にあたりてぇ歳なんだよ。だから今回の話は渡りに船だったってワケさ」
「スペイスは俺より腕が立つし、意外と冷静で視野も広いから、ギルド員の仕事でも役に立てると思うぜ」
「そかそか。いやスペイス本人が納得してんならいいよ。2人とも、まだギルドの建物すら出来てないけど、当分はベイクで過ごしてもらっていいかな?
明日1回現地を見てもらって、問題がなさそうなら冒険者ギルド建設の許可をもらいに来よう。
あーっと、ギルドマスターとサブマスターは、スペイスとカワッセで担当してもらえるか? どっちが上でも気にしないからさ」
「そういうことでしたらスペイスにマスターをお願いしましょう。私は補佐のほうが得意ですから。
トーマ。流石に5人だけで冒険者ギルドを回し続けるのは無理なので、順次職員を雇用していきたいと考えておりますが、その際に貴方の許可は必要ですか?」
「要らない要らない。俺はただの冒険者だから、冒険者ギルドに介入する気は一切ないよ。普通に冒険者に寄り添ったギルドを作ってもらえればそれで充分だ。
それじゃ今日の宿泊費として金貨2枚ずつ渡しておくよ。明日は朝食が済んだらまたギルドに集合してもらっていいかな?」
2人に金貨2枚ずつ手渡す。
「おいおいおい。1晩で金貨2枚たぁ金払い良すぎんだろ? トーマはどんだけ金持ちなんだよ?」
「ああ、コイツのことは常識で考えない方がいいぞ。最近だと夜明けから朝食くらいの時間に、白金板数十枚稼いできやがるからな。規格外なんだよ、異風の旋律ってパーティはよ」
「オーサンに話を聞いた時は半信半疑でしたけど、トーマが6等級ってのは犯罪に近いですね。ま、試験を受けなければ絶対に昇級させないと定めているのはギルド側ですし、トーマに落ち度があるわけではありません。
宿泊費は有り難く頂いておきます。明日の朝、またここでお会いしましょう」
スペイスとカワッセはまだ宿が決まっていないということだったので、迷宮の安らぎ亭をお勧めしておいた。
「さて。まだ取っ組み合いしてるけど、あいつらはオーサンのところで寝泊りするんだよな? 後は任せてもいいか?」
「ああ、ああなると長ぇからな。放っといていいぞ。気が済んだら大人しくなんだろ。どうせ久しぶりに兄妹に会ってはしゃいでるだけだからな」
あー、この世界って今までの価値観だと、別の街で生活するってことは今生の別れみたいなもんだったんだよな。
きっとこれからはゲートも気軽に使えるようになるだろうし、遠くにいる家族に頻繁に会いに行くことも出来るようになるだろう。
「トーマ。俺に昔の仲間達と会うきっかけをくれてありがとよ。
ったくよ。馬鹿みたいに拘ってたのは俺だけで、久しぶりに会ってみればあの頃のままの関係でしかなかったぜ。
だせぇなぁ俺はよ。でも、おかげで色々軽くなった気がするぜ」
部屋を出ようとした俺の背中に、オーサンが声を投げてきた。
「違うよオーサン。昔の仲間が昔と変わらない関係に感じたのは、オーサンが変わったからだと思う。
お前が苦しんだのも悩んだのも嘘じゃない。その時間を乗り越えたからこそ、オーサンたちは昔の関係に戻れたんだ。俺はそう思うぜ」
「――――へっ。
俺達のことを何も知りもしねぇ癖に、分かった風なことを言いやがるぜ……」
擦れ違った時間は間違いなくあったんだろうけどさ。
長い時間がかかったとしても、蟠りがなくなったからこそ仲間に戻れたんだと思うぜ、オーサン。
旧友、か。
いつか俺にもそういう風に呼べる相手が出来るのかねぇ。
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