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11章 新たな都市の建設
435 別荘建設予定地を建設
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「だぁーっ! もう疲れたわ! 当分会議は参加したくねぇ!」
城を脱出して、ルイナスリームに移動した。
スペイスやフリートに明日迷宮が発生する可能性が高いこと、そして狙った迷宮でなければ即討伐を行うこと、その討伐に大勢の非戦闘員が参加する事を伝える。仲良く頭を抱えてしまった模様。
「ダイバースさんも、スキル神殿の方から何名か人を出してみませんか? 儀式魔法を使える人が増えるのではないかと思うのですけど」
「それはそれは、かなり魅力的なご提案ですね。
それでしたら皆さんの負担にならない範囲で……、10名程度ですかね。神殿から見繕っておきましょう」
迷宮の討伐が始まれば心核も補充できるし、当面の問題は大体解消されたかなぁ。
後は全部、実際に稼動してみないと分からない。
正直今日はもう疲れたので何も考えたくないわ……。
と、そんなことを考えていると、視界の隅に放置されたユリバファルゴアの鱗の山が見えた。
うん、それなら別荘建設を少し進めていこうかな。
さてどこに建設しようかな。雪エリア側に寄せるか。砂漠エリアを少しでも広く使えるように。
俺の身体能力では鱗を運べないので、1回ごとにガントレットでぶん殴って鱗を囲んでいく。
鱗が完全に雪エリア側に侵入したところで停止。雪に埋もれて見えなくならないように、4隅をリモデリングで高くしておく。これが地面部分だ。
そして四方を囲むための鱗を4枚、殴り殴り運んでいく。
「トーマ。なにしてるのさ?」
「おおシンいいところに来た。この鱗を1人で縦にするのは厳しいからな。ちょい手伝って」
シンに手伝ってもらって4面に鱗の壁を立てて、リモデリングで地面用の鱗と接合する。
「これって何作ってるのトーマ?」
「ああ。この上に別荘作ろうと思って。出来れば3段くらいまでしたいんだけど、この先はどうすればいいか考え中だわ」
「え~この上に更に鱗積むの? そうだなぁ……。とりあえずキャリーはかけるとして……。
この雪で何か作れないかな? ほぼ無限に降り積もるんでしょこれ」
「雪を使うのか。んーそうだな。時間はかかるけど確実かもしれない。ちょっとやってみようかな」
周囲の雪を溶かして、まずは砂の表面を凍らせる。その上に雪が降り積もる度に熱魔法での解凍と冷却を繰り返していく。こうやって少しずつ周囲の足場を高くしていく作戦だ。
うん。時間かかりすぎるな。まぁゆっくりやるか。
待っている間も周囲の雪を集めて、足場予定地に流し込んでいく。
風魔法で雪も集めて、溶かした雪も水魔法で操作して、更に水魔法で生成もして……。
うんダメだ。やってられん。なにかないか……?
立てた鱗の隣の土地にまだ使用していない鱗を1枚敷いて、その上に裁断した鱗を柱のように組み立てて、足場の骨組みを適当に組んでいく。とりあえず上まで鱗を運べればいいんだ。
柱の上にもう1枚鱗を使って、坂道を作り出す。なんというユリバファルゴアの無駄遣い。でもこれで一応上まで鱗運べるはず。
足場の上に鱗を乗せて、加減しながら殴って鱗を上に運んでいく。
1度勢い余って鱗を下に落としてしまったときは膝から崩れ落ちたので、慎重に運ぶ。
2段目の床部分を乗せる事に成功。
多少ずれている部分はリモデリングで接合する時に形を変えて接合してしまうので問題ない。
「う~ん。2段目までは何とかなりそうだけど、3段にするのは厳しくない? 流石に運ぶ方法がない気がするよ?」
「そうか~。とりあえずここまでの接合を終わらせながらなんか考えるわ。最悪ジャンプを使用しながらのガントレットによる空中コンボで運ぶしかないか? でもそれ加減が難しいよなぁ。
裁断して地道に結合していくしかないかなぁ。時間かかるけど確実だし……」
「そうだねぇ。僕はそっちをお勧めするよ。サーチシステムの設置の時にリモデリングを沢山使ったからか、トーマって接合だけならさほど時間かからないでしょ?」
「はぁ。地道に勝る近道無しか。一気にこなそうと思うのは止めるとするよ。2段目までは運べたんだし、あと1段分くらい地道に進めるわ。
鱗の運搬はシンも手伝ってくれる? 暇な時だけでいいからさ。」
「えっと、ストレージに入れてジャンプで運搬だね。これはこれでかなり効率悪い気がするけど、魔力量を増やす訓練にはなるかな?」
「そういうこったな。1度ジャンプとガントレットで3段目まで運べないか試してはみるけど、あんま期待しないでくれ。
1段目と2段目の壁を接合するのには数日かかると思うから、結構先の話になると思うよ」
会議で頭が疲れきってたってのもあるんだろうけど、俺なにやってんだろうって感じが凄いな。
ガントレットで鱗を殴りまくったのは、結構ストレス解消になったけど。
「リモデリングがあれば繋ぎ目が分からないくらいようにするのも簡単だからな。
普通の方法では辿り着けないようにしたいんだよなー。海のほうの別荘はいつか人に見つかるかもしれないし」
「あー……。1段でも道がなければ誰も辿り着けないと思うけどね。
3段は確かに……。スナネコやペル達でも自力で登るのは無理そう。表面の取っ掛かりもなくすみたいだし」
2段目の壁も立てたら空中コンボ試そっと。
ガントレットの出力をコントロールする練習になりそうだ。
それで運べなければ、地道に運搬するしかないだろうなぁ。
城を脱出して、ルイナスリームに移動した。
スペイスやフリートに明日迷宮が発生する可能性が高いこと、そして狙った迷宮でなければ即討伐を行うこと、その討伐に大勢の非戦闘員が参加する事を伝える。仲良く頭を抱えてしまった模様。
「ダイバースさんも、スキル神殿の方から何名か人を出してみませんか? 儀式魔法を使える人が増えるのではないかと思うのですけど」
「それはそれは、かなり魅力的なご提案ですね。
それでしたら皆さんの負担にならない範囲で……、10名程度ですかね。神殿から見繕っておきましょう」
迷宮の討伐が始まれば心核も補充できるし、当面の問題は大体解消されたかなぁ。
後は全部、実際に稼動してみないと分からない。
正直今日はもう疲れたので何も考えたくないわ……。
と、そんなことを考えていると、視界の隅に放置されたユリバファルゴアの鱗の山が見えた。
うん、それなら別荘建設を少し進めていこうかな。
さてどこに建設しようかな。雪エリア側に寄せるか。砂漠エリアを少しでも広く使えるように。
俺の身体能力では鱗を運べないので、1回ごとにガントレットでぶん殴って鱗を囲んでいく。
鱗が完全に雪エリア側に侵入したところで停止。雪に埋もれて見えなくならないように、4隅をリモデリングで高くしておく。これが地面部分だ。
そして四方を囲むための鱗を4枚、殴り殴り運んでいく。
「トーマ。なにしてるのさ?」
「おおシンいいところに来た。この鱗を1人で縦にするのは厳しいからな。ちょい手伝って」
シンに手伝ってもらって4面に鱗の壁を立てて、リモデリングで地面用の鱗と接合する。
「これって何作ってるのトーマ?」
「ああ。この上に別荘作ろうと思って。出来れば3段くらいまでしたいんだけど、この先はどうすればいいか考え中だわ」
「え~この上に更に鱗積むの? そうだなぁ……。とりあえずキャリーはかけるとして……。
この雪で何か作れないかな? ほぼ無限に降り積もるんでしょこれ」
「雪を使うのか。んーそうだな。時間はかかるけど確実かもしれない。ちょっとやってみようかな」
周囲の雪を溶かして、まずは砂の表面を凍らせる。その上に雪が降り積もる度に熱魔法での解凍と冷却を繰り返していく。こうやって少しずつ周囲の足場を高くしていく作戦だ。
うん。時間かかりすぎるな。まぁゆっくりやるか。
待っている間も周囲の雪を集めて、足場予定地に流し込んでいく。
風魔法で雪も集めて、溶かした雪も水魔法で操作して、更に水魔法で生成もして……。
うんダメだ。やってられん。なにかないか……?
立てた鱗の隣の土地にまだ使用していない鱗を1枚敷いて、その上に裁断した鱗を柱のように組み立てて、足場の骨組みを適当に組んでいく。とりあえず上まで鱗を運べればいいんだ。
柱の上にもう1枚鱗を使って、坂道を作り出す。なんというユリバファルゴアの無駄遣い。でもこれで一応上まで鱗運べるはず。
足場の上に鱗を乗せて、加減しながら殴って鱗を上に運んでいく。
1度勢い余って鱗を下に落としてしまったときは膝から崩れ落ちたので、慎重に運ぶ。
2段目の床部分を乗せる事に成功。
多少ずれている部分はリモデリングで接合する時に形を変えて接合してしまうので問題ない。
「う~ん。2段目までは何とかなりそうだけど、3段にするのは厳しくない? 流石に運ぶ方法がない気がするよ?」
「そうか~。とりあえずここまでの接合を終わらせながらなんか考えるわ。最悪ジャンプを使用しながらのガントレットによる空中コンボで運ぶしかないか? でもそれ加減が難しいよなぁ。
裁断して地道に結合していくしかないかなぁ。時間かかるけど確実だし……」
「そうだねぇ。僕はそっちをお勧めするよ。サーチシステムの設置の時にリモデリングを沢山使ったからか、トーマって接合だけならさほど時間かからないでしょ?」
「はぁ。地道に勝る近道無しか。一気にこなそうと思うのは止めるとするよ。2段目までは運べたんだし、あと1段分くらい地道に進めるわ。
鱗の運搬はシンも手伝ってくれる? 暇な時だけでいいからさ。」
「えっと、ストレージに入れてジャンプで運搬だね。これはこれでかなり効率悪い気がするけど、魔力量を増やす訓練にはなるかな?」
「そういうこったな。1度ジャンプとガントレットで3段目まで運べないか試してはみるけど、あんま期待しないでくれ。
1段目と2段目の壁を接合するのには数日かかると思うから、結構先の話になると思うよ」
会議で頭が疲れきってたってのもあるんだろうけど、俺なにやってんだろうって感じが凄いな。
ガントレットで鱗を殴りまくったのは、結構ストレス解消になったけど。
「リモデリングがあれば繋ぎ目が分からないくらいようにするのも簡単だからな。
普通の方法では辿り着けないようにしたいんだよなー。海のほうの別荘はいつか人に見つかるかもしれないし」
「あー……。1段でも道がなければ誰も辿り着けないと思うけどね。
3段は確かに……。スナネコやペル達でも自力で登るのは無理そう。表面の取っ掛かりもなくすみたいだし」
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それで運べなければ、地道に運搬するしかないだろうなぁ。
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