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11章 新たな都市の建設
462 資金放出
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目的を達したらとっとと城を離れる。
以前帰ろうとして捕まった経験があるからな。警戒警戒。
ルイナスリームに飛んで、既に迷宮の討伐を終えて休んでいるメンバーに、個人口座の放出の話が付いた事を報告する。
「良かったーー! 正直僕個人で持つには重すぎる金額だったんだよ! それでどうすればいいのかな?」
「ネヴァルド、ヴェルトーガ、ウィルスレイア、ミルズレンダに1人分ずつ寄付する事になったよ。みんなの都合が良ければさっさと済ませちまおう」
「だねー! 一刻も早く身軽になりたいよー! トーマに会う前は装備代も払えなかったのに、今はお金持ってるのが負担に感じるよー」
「うん。それ分かるなぁ。私も食事代すら払えなかったのに、とんでもないお金持ちになっちゃって、なのに使い道もなくて困ってたかな」
「それじゃあ早速行きましょうか。ミルズレンダにも向かうんですよね」
「その予定だな。でも向こうでの作業を少しでも減らすために、ポプワに全員の残高を照会してもらってからにしよう。各地で行うのは振り込み手続きのみって感じで」
そして各メンバーの口座の残高を確認したポプワは卒倒してしまった。マジでごめん。
流石に口座残高には多少の個人差があったので、以前住人を大量に返り討ちにした上に、今回保護区の影響を最も受けるであろう南側に位置するミルズレンダに、1番残高の多いシンの口座を、後の3人はさほど残高に差はなかったけど、それでも一応高い順に、保護区の影響を受けると思われる西側のヴェルトーガ、王都、最も影響が少ないウィルスレイア、という順に分配することにした。
方針が決まったのでさっさと用事を済ませてしまうか。
ミルズレンダ、何か凄い久しぶりに感じるわ。
ゲートを使用し、懐かしのミルズレンダへ。
「久々に来たけど、用事だけ済ませてさっさと帰っていいよな?観光したい奴とかいる?」
「いるわけないでしょ。さっさと行こう。長居するほど騒動が起こりかねないし」
シンの言う事も尤もなので、寄り道せずに商工ギルドへ。
俺達がギルドに入ると、ちょっと空気が緊張したように感じられたけど、まぁ知った事ではない。
「メーデクェイタ家には話が通ってると思うけど、ミルズレンダに寄付に来たんだ。用件が済んだらすぐに帰るから、事務的に迅速に手続きしてくれると助かるよ」
適当なギルド員に手続きをしてもらう。
そういやあの時、ミルズレンダの商工ギルドマスターに会ったよなぁ。今どうしてんだろ。
シンの口座残高にビビってしまったようだが、構ってられないので手続きを催促して終らせてもらう。
「はぁ~。これで僕も心機一転、何も気にすることなく活動できるよ……」
まさに肩の荷を下ろしたシンが、心から安堵したような表情を浮かべている。
お前商人の出だろ。なんでそんなにお金が負担なんだよ。
さて用事が済んだら長居はすまい。ゲートを開いてお次はヴェルトーガへ。
ヴェルトーガの商工ギルド員を急かしていると、スカーさんがやってきた。
商工ギルドに来るのは珍しいなぁ。
「済みませんがトーマさん。出来れば屋敷まで同行してもらえますか?」
「悪いスカーさん。今日は忙しいんで、よほどの緊急案件じゃなければ辞退させてもらいたいかな」
「そこをなんとかお願いできませんかね? 我が主がお話したいと申しているのですが」
「うわっ、絶対厄介事でしょそれ。勘弁してよ。こっちだってこれからネヴァルドとウィルスレイアに行かなきゃなんないの。悪いけど日を改めてもらえるかなぁ?」
「――――そう、ですか。分かりました。今日のところは引き下がりましょう」
もうディオーヌ様とは何の貸し借りもないんだし、こっちの用事より優先して付き合っていく必要もないよね。
本当に緊急の案件なら、スカーさんも引き下がりはしないだろうし。
「うん。これで私もすっからかんだよ。お金がなくなって安心するなんて、日本に居た頃じゃ考えられなかったかな」
夫婦揃って全財産をなくして喜んでいるシンとハル。う~ん、これぞ異世界って感じ?
ヴェルトーガの次はネヴァルドへ飛ぶ。
「だから何者なんだよアンタは!? なんでこんな金額を、あっさりと手放せるわけ!?」
「気にしない気にしない。明日また中央農地に行くから、対応宜しくね」
ネヴァルドでは旋律の運び手は活動してないからな。俺達の知名度は全くない。
誰にも知られていないって言うのは……、うん、結構快適かもしれない。
「これで私も無一文という奴ですね。ま、ハロイツァに囚われていた頃だって、自由に使えるお金なんて1リーフも持たせてもらえませんでしたからね。初心に帰れそうです」
うちのメンバー、貧乏に慣れすぎでは?
そして最後、リーンの口座を放出するためにウィルスレイアへ。
「やぁ。やっぱりすぐ来ると思ったよ」
商工ギルドにはファーガロン様が待ち構えていた。
「あれ? もう城に居なくて良いんですか? と言うか何か用事です? 急ぎじゃないなら先にこっちの用事済ませちゃって構いませんかね?」
「ああ、勿論構わないよ。僕は待たせてもらうから」
話が長引いて日没とかなったらヤダもんな。まずは用事を済ませてから。
「私もこれでお金なくなったー!
元々はトーマに買われた身だもんねー! お金なんかなくたって全然平気ー!」
まぁねぇ。犯罪奴隷だと身分証の発行すら認められなかったから、お金がない程度、なんともないって事なのか。
みんなはもう俺がいなくてもゲートが使えるので、貴族との対話を嫌って先に帰ってしまった。
俺は、見捨てられてしまったのか……! なんつって。
「さてお待たせして済みませんでした。何かご用ですか?」
「いやまぁ、特別な用件があるわけじゃないんだけどさ……。
トーマさんたち、ヴェルトーガにも行ってきたんだろう? ディオーヌ殿からもお誘いを受けなかったかい?」
「ああ、ありましたね。今日は各地に寄付して回らなきゃいけなかったんで断りましたけど。
なんでご存知なんですか?」
「やはりディオーヌ殿も危惧していたようだね。
ねぇトーマさん。トーマさんってもう、この国に興味をなくしてきていないかい?」
「え?」
ファーガロン様の質問の意味が分からず、マヌケな返事をしてしまう。
王国への興味があるかないかって言えば、元々そんなに興味ないんだけど……。
以前帰ろうとして捕まった経験があるからな。警戒警戒。
ルイナスリームに飛んで、既に迷宮の討伐を終えて休んでいるメンバーに、個人口座の放出の話が付いた事を報告する。
「良かったーー! 正直僕個人で持つには重すぎる金額だったんだよ! それでどうすればいいのかな?」
「ネヴァルド、ヴェルトーガ、ウィルスレイア、ミルズレンダに1人分ずつ寄付する事になったよ。みんなの都合が良ければさっさと済ませちまおう」
「だねー! 一刻も早く身軽になりたいよー! トーマに会う前は装備代も払えなかったのに、今はお金持ってるのが負担に感じるよー」
「うん。それ分かるなぁ。私も食事代すら払えなかったのに、とんでもないお金持ちになっちゃって、なのに使い道もなくて困ってたかな」
「それじゃあ早速行きましょうか。ミルズレンダにも向かうんですよね」
「その予定だな。でも向こうでの作業を少しでも減らすために、ポプワに全員の残高を照会してもらってからにしよう。各地で行うのは振り込み手続きのみって感じで」
そして各メンバーの口座の残高を確認したポプワは卒倒してしまった。マジでごめん。
流石に口座残高には多少の個人差があったので、以前住人を大量に返り討ちにした上に、今回保護区の影響を最も受けるであろう南側に位置するミルズレンダに、1番残高の多いシンの口座を、後の3人はさほど残高に差はなかったけど、それでも一応高い順に、保護区の影響を受けると思われる西側のヴェルトーガ、王都、最も影響が少ないウィルスレイア、という順に分配することにした。
方針が決まったのでさっさと用事を済ませてしまうか。
ミルズレンダ、何か凄い久しぶりに感じるわ。
ゲートを使用し、懐かしのミルズレンダへ。
「久々に来たけど、用事だけ済ませてさっさと帰っていいよな?観光したい奴とかいる?」
「いるわけないでしょ。さっさと行こう。長居するほど騒動が起こりかねないし」
シンの言う事も尤もなので、寄り道せずに商工ギルドへ。
俺達がギルドに入ると、ちょっと空気が緊張したように感じられたけど、まぁ知った事ではない。
「メーデクェイタ家には話が通ってると思うけど、ミルズレンダに寄付に来たんだ。用件が済んだらすぐに帰るから、事務的に迅速に手続きしてくれると助かるよ」
適当なギルド員に手続きをしてもらう。
そういやあの時、ミルズレンダの商工ギルドマスターに会ったよなぁ。今どうしてんだろ。
シンの口座残高にビビってしまったようだが、構ってられないので手続きを催促して終らせてもらう。
「はぁ~。これで僕も心機一転、何も気にすることなく活動できるよ……」
まさに肩の荷を下ろしたシンが、心から安堵したような表情を浮かべている。
お前商人の出だろ。なんでそんなにお金が負担なんだよ。
さて用事が済んだら長居はすまい。ゲートを開いてお次はヴェルトーガへ。
ヴェルトーガの商工ギルド員を急かしていると、スカーさんがやってきた。
商工ギルドに来るのは珍しいなぁ。
「済みませんがトーマさん。出来れば屋敷まで同行してもらえますか?」
「悪いスカーさん。今日は忙しいんで、よほどの緊急案件じゃなければ辞退させてもらいたいかな」
「そこをなんとかお願いできませんかね? 我が主がお話したいと申しているのですが」
「うわっ、絶対厄介事でしょそれ。勘弁してよ。こっちだってこれからネヴァルドとウィルスレイアに行かなきゃなんないの。悪いけど日を改めてもらえるかなぁ?」
「――――そう、ですか。分かりました。今日のところは引き下がりましょう」
もうディオーヌ様とは何の貸し借りもないんだし、こっちの用事より優先して付き合っていく必要もないよね。
本当に緊急の案件なら、スカーさんも引き下がりはしないだろうし。
「うん。これで私もすっからかんだよ。お金がなくなって安心するなんて、日本に居た頃じゃ考えられなかったかな」
夫婦揃って全財産をなくして喜んでいるシンとハル。う~ん、これぞ異世界って感じ?
ヴェルトーガの次はネヴァルドへ飛ぶ。
「だから何者なんだよアンタは!? なんでこんな金額を、あっさりと手放せるわけ!?」
「気にしない気にしない。明日また中央農地に行くから、対応宜しくね」
ネヴァルドでは旋律の運び手は活動してないからな。俺達の知名度は全くない。
誰にも知られていないって言うのは……、うん、結構快適かもしれない。
「これで私も無一文という奴ですね。ま、ハロイツァに囚われていた頃だって、自由に使えるお金なんて1リーフも持たせてもらえませんでしたからね。初心に帰れそうです」
うちのメンバー、貧乏に慣れすぎでは?
そして最後、リーンの口座を放出するためにウィルスレイアへ。
「やぁ。やっぱりすぐ来ると思ったよ」
商工ギルドにはファーガロン様が待ち構えていた。
「あれ? もう城に居なくて良いんですか? と言うか何か用事です? 急ぎじゃないなら先にこっちの用事済ませちゃって構いませんかね?」
「ああ、勿論構わないよ。僕は待たせてもらうから」
話が長引いて日没とかなったらヤダもんな。まずは用事を済ませてから。
「私もこれでお金なくなったー!
元々はトーマに買われた身だもんねー! お金なんかなくたって全然平気ー!」
まぁねぇ。犯罪奴隷だと身分証の発行すら認められなかったから、お金がない程度、なんともないって事なのか。
みんなはもう俺がいなくてもゲートが使えるので、貴族との対話を嫌って先に帰ってしまった。
俺は、見捨てられてしまったのか……! なんつって。
「さてお待たせして済みませんでした。何かご用ですか?」
「いやまぁ、特別な用件があるわけじゃないんだけどさ……。
トーマさんたち、ヴェルトーガにも行ってきたんだろう? ディオーヌ殿からもお誘いを受けなかったかい?」
「ああ、ありましたね。今日は各地に寄付して回らなきゃいけなかったんで断りましたけど。
なんでご存知なんですか?」
「やはりディオーヌ殿も危惧していたようだね。
ねぇトーマさん。トーマさんってもう、この国に興味をなくしてきていないかい?」
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