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12章 俺が望んだ異世界生活
522 改良の相談
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探索から帰ってきた嫁達のおっぱいも揉んで、授乳が終わった後のトルネのおっぱいも揉みなおして、今日は子供達と一緒に家で休むことにした。
眠気はおっぱい揉んでるうちにどっかいっちゃった。
魔法で楽できるしふわわとつららの子守が完璧なので、正直殆ど手がかからないけど、同じ時間を過ごす事が大切なんだと思う。
子供達はこんな時間覚えてるわけないんだけどな。
寝不足解消も兼ねて、子供達と一緒にお昼寝したりして過ごした。
「いやいや、子供の面倒見るなら私のおっぱい解放してくださいよ。
なんで途中からマーサを解放したのに、私のおっぱいは両手でずっと揉んだままなんですか」
「トルネのおっぱい触ってると落ち着くから。むしろ永遠に触っていたいくらい」
リーンが探索を終えて戻ってくる度に怒られました。
「そうだマーサ。魔法グライダーのことなんだけど、もうちょっと改良して速度出せるように出来ないかな?
エリアの探索に使う分には問題ないんだけどさ。何かの間違いでエリアキーパーと遭遇した場合、今の性能だと対応できないんだよ」
「トーマが使ってるところ見る限りじゃ、かなりの高速に見えたけどなぁ。エリアキーパー戦を基準にされたら足りてねぇのか……。
そうだなぁ……。とりあえず私から提案できるのは2つか。1つは魔法グライダーに心核を使用して性能を上げる方法。もう1つが、時間がかかっても別の方法を模索する道だな。
心核を使えば間違いなく性能は跳ね上がるぜ。トーマの望む水準までいけるかはわからねぇけどな」
心核を使う方法か。
今までも装備品に心核を使用してたんだから、魔導具に使用したって構わないってわけだ。
だけどなぁ。切羽詰ってるわけでもないのに、そんな気軽に心核を使うのは抵抗がある。
「ん~。マーサには面倒をかけることになるけど、心核を用いないで性能を上げる方法を考えてみて欲しいな。
心核がないと作れない品物って再現性がないじゃん。技術として後に繋げていくことを考えるなら、心核を使わない技術を開発したほうがいいと思う。子供たちが大きくなる頃には、うちの心核もなくなってるだろうしさ。
別にエリアキーパーと戦う予定があるわけじゃないし、急いで開発する必要も無いよ」
「そうだな。未来に繋がるのはどっちかと言えば、心核を使わない方法だわな。
私も職人として、心核に頼りすぎるのもダセェ気がするし、緊急性がないなら開発させて貰える方が嬉しいぜ」
「空を早く飛ぶ方法っすか。水中みたいにスクリューつけるんじゃダメなんすか?」
「スキルのせいで水中は殆ど無重力空間に近い状態だったんだよ。だからスクリューと撃鉄で超加速できたんだ。
空中では空気抵抗殆ど無いんだけど、重さがなくなったわけじゃなくて変な状態なんだよね。
重力は無効化出来てないから、落下に抗う為の揚力がまず必要なんだよ」
「うん。物理法則とか科学知識で解決するのは難しそうかな。
やっぱりリンカーズで新しい技術を開発するなら、魔法技術で実現すべきだと思う」
「そうね。私だってそんなに科学知識なんかあるわけじゃないけど、異邦人はどうしても物理法則を基に考えてしまいがちだから。
むしろ今回はリーンたちのほうが良い案が浮かぶんじゃない?」
王国民には出せない発想で魔法グライダーは開発されたけれど、魔法グライダーを改良する為には異邦人が持つ物理法則や科学知識が邪魔になる、って感じかな。
「う~ん。役に立てるなら立ちたいんだけどねー。魔導具の開発に関わったことなんてないし、正直自信ないかなー」
「そうですね。私達が持ってる魔法の知識って、トーマが把握してる知識よりも乏しいと思います。
トーマはウィルスレイアでちゃんと勉強もしてますからね」
「私もトーマより詳しくないかなぁ……。というかトーマが異邦人にしては魔法に詳しすぎるよ……。
魔導具作れる異邦人って、未だにトーマしかいないんじゃない……?」
「私らだけの発想でも難しいし、異邦人の発想でも難しい話になってくるのかもなぁ。
ってことで、どっちがとか拘らずに、思いついた事があったら教えてくれよ。何が参考になるかわかんねぇしさ」
う~ん。空中で加速力を得る方法なぁ。
水中だと重さがなくなるからスクリューでも充分なのに、空中だと重さはそのままだからスクリューだと出力が足りないとか、ほんとアベコベで混乱するわ。
空中での加速方法って言われて真っ先に思いつくのが空気抵抗を減らすことなんだけど、スキルのおかげでそもそも空気抵抗が殆どないからなぁ。
グリフォンだって魔法グライダーだって翼で羽ばたいて飛んでるわけじゃない。魔法エネルギーを使用する事で物理法則を無視して飛んでんだもんな。
魔導具開発で物理法則に拘っても仕方ないんだよ。
「水中じゃないと、撃鉄でも多分そんなに吹っ飛ばないと思うんだよな。
スクリューだと出力が低いってんなら単純に数を増やすか? でも操作性が悪くなったら諸刃の剣か……」
って、別に急ぎの話じゃないんだし悩みすぎか。
エリアキーパーと戦う気も無いのに、魔法グライダーの開発なんてする必要ないかねぇ?
でも雷エリアみたいに、動物だと簡単には侵入できないエリアがあるのがわかったからな。
俺自身が高速でエリア内を移動する方法の確保は、エリア調査に限定したって重要な案件とも言える。
何かいい方法ないんだろうか?
眠気はおっぱい揉んでるうちにどっかいっちゃった。
魔法で楽できるしふわわとつららの子守が完璧なので、正直殆ど手がかからないけど、同じ時間を過ごす事が大切なんだと思う。
子供達はこんな時間覚えてるわけないんだけどな。
寝不足解消も兼ねて、子供達と一緒にお昼寝したりして過ごした。
「いやいや、子供の面倒見るなら私のおっぱい解放してくださいよ。
なんで途中からマーサを解放したのに、私のおっぱいは両手でずっと揉んだままなんですか」
「トルネのおっぱい触ってると落ち着くから。むしろ永遠に触っていたいくらい」
リーンが探索を終えて戻ってくる度に怒られました。
「そうだマーサ。魔法グライダーのことなんだけど、もうちょっと改良して速度出せるように出来ないかな?
エリアの探索に使う分には問題ないんだけどさ。何かの間違いでエリアキーパーと遭遇した場合、今の性能だと対応できないんだよ」
「トーマが使ってるところ見る限りじゃ、かなりの高速に見えたけどなぁ。エリアキーパー戦を基準にされたら足りてねぇのか……。
そうだなぁ……。とりあえず私から提案できるのは2つか。1つは魔法グライダーに心核を使用して性能を上げる方法。もう1つが、時間がかかっても別の方法を模索する道だな。
心核を使えば間違いなく性能は跳ね上がるぜ。トーマの望む水準までいけるかはわからねぇけどな」
心核を使う方法か。
今までも装備品に心核を使用してたんだから、魔導具に使用したって構わないってわけだ。
だけどなぁ。切羽詰ってるわけでもないのに、そんな気軽に心核を使うのは抵抗がある。
「ん~。マーサには面倒をかけることになるけど、心核を用いないで性能を上げる方法を考えてみて欲しいな。
心核がないと作れない品物って再現性がないじゃん。技術として後に繋げていくことを考えるなら、心核を使わない技術を開発したほうがいいと思う。子供たちが大きくなる頃には、うちの心核もなくなってるだろうしさ。
別にエリアキーパーと戦う予定があるわけじゃないし、急いで開発する必要も無いよ」
「そうだな。未来に繋がるのはどっちかと言えば、心核を使わない方法だわな。
私も職人として、心核に頼りすぎるのもダセェ気がするし、緊急性がないなら開発させて貰える方が嬉しいぜ」
「空を早く飛ぶ方法っすか。水中みたいにスクリューつけるんじゃダメなんすか?」
「スキルのせいで水中は殆ど無重力空間に近い状態だったんだよ。だからスクリューと撃鉄で超加速できたんだ。
空中では空気抵抗殆ど無いんだけど、重さがなくなったわけじゃなくて変な状態なんだよね。
重力は無効化出来てないから、落下に抗う為の揚力がまず必要なんだよ」
「うん。物理法則とか科学知識で解決するのは難しそうかな。
やっぱりリンカーズで新しい技術を開発するなら、魔法技術で実現すべきだと思う」
「そうね。私だってそんなに科学知識なんかあるわけじゃないけど、異邦人はどうしても物理法則を基に考えてしまいがちだから。
むしろ今回はリーンたちのほうが良い案が浮かぶんじゃない?」
王国民には出せない発想で魔法グライダーは開発されたけれど、魔法グライダーを改良する為には異邦人が持つ物理法則や科学知識が邪魔になる、って感じかな。
「う~ん。役に立てるなら立ちたいんだけどねー。魔導具の開発に関わったことなんてないし、正直自信ないかなー」
「そうですね。私達が持ってる魔法の知識って、トーマが把握してる知識よりも乏しいと思います。
トーマはウィルスレイアでちゃんと勉強もしてますからね」
「私もトーマより詳しくないかなぁ……。というかトーマが異邦人にしては魔法に詳しすぎるよ……。
魔導具作れる異邦人って、未だにトーマしかいないんじゃない……?」
「私らだけの発想でも難しいし、異邦人の発想でも難しい話になってくるのかもなぁ。
ってことで、どっちがとか拘らずに、思いついた事があったら教えてくれよ。何が参考になるかわかんねぇしさ」
う~ん。空中で加速力を得る方法なぁ。
水中だと重さがなくなるからスクリューでも充分なのに、空中だと重さはそのままだからスクリューだと出力が足りないとか、ほんとアベコベで混乱するわ。
空中での加速方法って言われて真っ先に思いつくのが空気抵抗を減らすことなんだけど、スキルのおかげでそもそも空気抵抗が殆どないからなぁ。
グリフォンだって魔法グライダーだって翼で羽ばたいて飛んでるわけじゃない。魔法エネルギーを使用する事で物理法則を無視して飛んでんだもんな。
魔導具開発で物理法則に拘っても仕方ないんだよ。
「水中じゃないと、撃鉄でも多分そんなに吹っ飛ばないと思うんだよな。
スクリューだと出力が低いってんなら単純に数を増やすか? でも操作性が悪くなったら諸刃の剣か……」
って、別に急ぎの話じゃないんだし悩みすぎか。
エリアキーパーと戦う気も無いのに、魔法グライダーの開発なんてする必要ないかねぇ?
でも雷エリアみたいに、動物だと簡単には侵入できないエリアがあるのがわかったからな。
俺自身が高速でエリア内を移動する方法の確保は、エリア調査に限定したって重要な案件とも言える。
何かいい方法ないんだろうか?
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