ママはヤンママ女子高生！ ラン&ジュリー！！

ラン&ジュリー

一発、派手にやっちゃおうよォ！

「いやいやァ、ここは学校の教室ですよ。なにをやるつもりなんですかァ。イヤですよォ」


「良いじゃん。やっちゃおうよォ！」


「あ、あのですねェ。やっちゃおうって、いったいなにをやるつもりなんですかァ」



「フフッ、大丈夫。痛くしないから、一発、派手にやっちゃおうよォ」



「な、なにを言ってるんですか。どんな一発ですかァ」
　いくら放課後と言っても教室には他にもクラスメイトがいた。


　彼らの目の前で、一発やるなんて常軌を逸しているだろう。




「いいじゃん。一発、バーニング・ドライバーをやらせろよ」


「バッ、バーニング・ドライバーってェ？」
　どんな技なんだ。



「アタシの創った新必殺技だよ。カナディアンバックブリーカーで担いで、そのまま頭から垂直落下気味に落とす、超必殺技さァ」


「どんな必殺技ですかァ。死んじゃいますよ。そんなデンジャラスな技！」


「平気、平気。ほらァ、ランランは受け身の達人じゃん」



「あのですねェ。頭から垂直落下に落とす技は受け身以前の問題でしょ」
　そんなデンジャラスな技を喰らったら、命の保証はない。