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~愚者の咆哮
乖離した廃墟
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歓楽街にある路地裏の先に、日常の世界と乖離したような廃ビルがあった。
15年程前に、高級クラブが在った此処で従業員の女の子の集団自殺があった。
自殺の理由はなんだか知らないが、それから此処は誰も寄りつかなくなった廃墟へと化していた。
ビルの4階に件の高級クラブがあり、乱雑に置かれた椅子やテーブルがあり。
足下には当時ギラギラとこの場所を照らしていただろうシャンデリアが落ちて割れていた。
うっすら目を開けると。
そこには、身長180cm以上もある大柄な男が立っていた。
男は高級ブランドのスーツを身に包んでいた。
その腕にはダイアモンドが輝く有名ブランドの時計に黒い革手袋。
黒い革手袋の方を見つめているとうっすら白い煙のようなものが見えた。
いわゆる硝煙と言うものだろう。
映画で見たことがあるベレッタ製の銃(M92)が握られていた、9㎜パラベラムの弾丸だっけ?
発砲したあとすぐなのだろう、血と火薬の匂いが入り混じっていた。
男の手から煙の方向を見つめてみた。
そこにいくつか死体が転がっていた、凄惨な拷問を受けた後だったようだ。
死体の指の爪は剥がされていて、耳をそぎ落とされ撃ち殺されていた。
死体のすぐ側に全裸で手首を縄で繋がれ吊るされている男がいた。
それが俺だ。
俺は、小柄で華奢に見える体型で長髪のせいか女に見間違えるような容姿をしていた。
男に向けて俺は言葉をぶつけた。
「なぁ!!お前は俺をどうする気なんだよ。
そいつみたいに消すのか俺も!!」
大柄な男は銃を下ろし、近くにあった机に銃を置いた。
そして質問に答えた。
「はっ!!お前を殺す?こいつが死んだのは組織に刃向かったからだ。
ブツを持ち逃げしてお前みたいな殺し屋を雇うなんて馬鹿だよなぁ。
殺し屋というからどんなものかと思えば、こんなお嬢ちゃんみたいな弱々しいやつだったとはなぁ」
男は床に散らばった俺の衣服のポケットからカードを取り出す。
「金森亮太っていうのかお前。
へぇ、まだ20代のガキかよ。
ん?リョウタ……リョウタねぇ、成る程、成る程。」
男は笑みを浮かべて俺の耳元で囁いた。
「ふん、まぁ、お前は殺さねぇよ。
お前みたいな生意気な眼をした奴と遊ぶのが好きなんだよ俺はな。
だから遊んでやるよ・・・たっぷりとなぁ」
すると男は机の引き出しから一本の鞭を取り出す。
「さぁて、喋ってもらおうか。あいつが話した情報をな」
鞭で床を叩く。バチッとしなった音が鳴り響く。
それを見ても金森亮太、俺は動じなかった。
「俺がそれぐらいでビビると思ってんのかよおっさん。
お前なんかに言うことはなにもねぇよ」
金森は床に唾を吐きかけた。
「あぁ・・・いいねぇ、いいねぇ!!それぐらい生意気ならさぁ俺といっぱい楽しめるよなぁ?亮太君」
鞭がしなり亮太の背中に当たる、背中がビクッと仰け反った。
一瞬で背中にミミズが走ったように赤く腫れ上がった。
それを数発打ち付ける。
そのたびに「ゔぐっ・・・」と亮太の呻き声が上がる。
大柄な男、龍崎貴也はその呻き声に興奮を覚え舌舐めずりしていた。
「ははっ、強く言ってた割にお前のペニスは縮み上がっているな。
それともお嬢ちゃんだったのかな?金森君?」
15年程前に、高級クラブが在った此処で従業員の女の子の集団自殺があった。
自殺の理由はなんだか知らないが、それから此処は誰も寄りつかなくなった廃墟へと化していた。
ビルの4階に件の高級クラブがあり、乱雑に置かれた椅子やテーブルがあり。
足下には当時ギラギラとこの場所を照らしていただろうシャンデリアが落ちて割れていた。
うっすら目を開けると。
そこには、身長180cm以上もある大柄な男が立っていた。
男は高級ブランドのスーツを身に包んでいた。
その腕にはダイアモンドが輝く有名ブランドの時計に黒い革手袋。
黒い革手袋の方を見つめているとうっすら白い煙のようなものが見えた。
いわゆる硝煙と言うものだろう。
映画で見たことがあるベレッタ製の銃(M92)が握られていた、9㎜パラベラムの弾丸だっけ?
発砲したあとすぐなのだろう、血と火薬の匂いが入り混じっていた。
男の手から煙の方向を見つめてみた。
そこにいくつか死体が転がっていた、凄惨な拷問を受けた後だったようだ。
死体の指の爪は剥がされていて、耳をそぎ落とされ撃ち殺されていた。
死体のすぐ側に全裸で手首を縄で繋がれ吊るされている男がいた。
それが俺だ。
俺は、小柄で華奢に見える体型で長髪のせいか女に見間違えるような容姿をしていた。
男に向けて俺は言葉をぶつけた。
「なぁ!!お前は俺をどうする気なんだよ。
そいつみたいに消すのか俺も!!」
大柄な男は銃を下ろし、近くにあった机に銃を置いた。
そして質問に答えた。
「はっ!!お前を殺す?こいつが死んだのは組織に刃向かったからだ。
ブツを持ち逃げしてお前みたいな殺し屋を雇うなんて馬鹿だよなぁ。
殺し屋というからどんなものかと思えば、こんなお嬢ちゃんみたいな弱々しいやつだったとはなぁ」
男は床に散らばった俺の衣服のポケットからカードを取り出す。
「金森亮太っていうのかお前。
へぇ、まだ20代のガキかよ。
ん?リョウタ……リョウタねぇ、成る程、成る程。」
男は笑みを浮かべて俺の耳元で囁いた。
「ふん、まぁ、お前は殺さねぇよ。
お前みたいな生意気な眼をした奴と遊ぶのが好きなんだよ俺はな。
だから遊んでやるよ・・・たっぷりとなぁ」
すると男は机の引き出しから一本の鞭を取り出す。
「さぁて、喋ってもらおうか。あいつが話した情報をな」
鞭で床を叩く。バチッとしなった音が鳴り響く。
それを見ても金森亮太、俺は動じなかった。
「俺がそれぐらいでビビると思ってんのかよおっさん。
お前なんかに言うことはなにもねぇよ」
金森は床に唾を吐きかけた。
「あぁ・・・いいねぇ、いいねぇ!!それぐらい生意気ならさぁ俺といっぱい楽しめるよなぁ?亮太君」
鞭がしなり亮太の背中に当たる、背中がビクッと仰け反った。
一瞬で背中にミミズが走ったように赤く腫れ上がった。
それを数発打ち付ける。
そのたびに「ゔぐっ・・・」と亮太の呻き声が上がる。
大柄な男、龍崎貴也はその呻き声に興奮を覚え舌舐めずりしていた。
「ははっ、強く言ってた割にお前のペニスは縮み上がっているな。
それともお嬢ちゃんだったのかな?金森君?」
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