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パパ活
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「私、パパ活してるの」
「祐美、本気で言ってるの?」
「昨日も、渋谷のクリピエでディナーを共にしたの」
「私には恐くてできないけど、いくらぐらい儲かるものなの?」
「昨日のディナーで1万円手に入れたわ」
「1万円…。でも、1回の食事で1万円なんて、大きいじゃない。いいなー」
「その1万円で、ディナー代払ったわ」
「え?じゃあ、食事を奢ってもらっただけって事?帰るために車回すから、ここの会計、このお金で払っておいてとか言われたって事かな?」
「だったら、何なの?」
「祐美、意表を衝いて強気な態度に出ないで。今、織田信長が憑依されたみたいだったわよ」
「ごめん、美樹座衛門。でも、ディナーおいしかったわ。そのお店、中々、予約取れないもの。大学で勉強ばかりしてると、頭おかしくなりそうだから、気分転換にもなるのよ。ところで、この後、どうする?」
「ごめん、今の会話にしこり残したままで行こうとしないで。私、今まで、美樹座衛門って名前で呼ばれた事ないわよ?少なくとも、今世では」
「やだ、呼ばれたじゃない」
「今、貴女に初めてそう呼ばれただけよ。もし私がそんなふざけた名前だったら、子供の頃からハードなイジメ食らって、今は生きていないわ」
「大丈夫、私がいるじゃない…」
「貴女がいたから、この問題が浮上したのよ」
「貴女もパパ活始めてみる?」
「話題の急カーブ止めて。頭振られてついていけないじゃない。でも、私は絶対に、パパ活なんてやらないわ。だって、相手は下心を持ってるのよ?いつ襲い掛かられるかわからないじゃない」
「でも、貴女が産まれた時からずっと側にいてくれたでしょう?そんな言い方はないわ」
「祐美、貴女のパパ活相手って、実の父親??」
「そうよ?」
「貴女、私をはめる気だったの?単純に、お父さんとディナー行ったのでいいじゃない」
「美樹座衛門…。私、結構まじめな子なのよ?」
「私の事、前世から見てるの?今世では、美樹よ!」
『パパ活』…完
「祐美、本気で言ってるの?」
「昨日も、渋谷のクリピエでディナーを共にしたの」
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「昨日のディナーで1万円手に入れたわ」
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「その1万円で、ディナー代払ったわ」
「え?じゃあ、食事を奢ってもらっただけって事?帰るために車回すから、ここの会計、このお金で払っておいてとか言われたって事かな?」
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「やだ、呼ばれたじゃない」
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「大丈夫、私がいるじゃない…」
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「貴女もパパ活始めてみる?」
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「そうよ?」
「貴女、私をはめる気だったの?単純に、お父さんとディナー行ったのでいいじゃない」
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