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「家族公認」
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今日は、俺の実家――ばあちゃんの家だ。
玄関を開けた瞬間、スモモ(柴犬)が蒼汰に向かって猛ダッシュで飛びついてくる。
「蒼汰、よく来た! ほんと助かるぅ!」
「あれ、加奈さん?」
「いるよ~。私だけじゃね、やっぱり男手があると助かるわ~」
姉さんが笑いながら手を振る。
おばあちゃんがキッチンから顔を出して、
「悪いねぇ、せっかくのお休みなのに……美味しいもの作るからね」
なんて言うもんだから、蒼汰はすぐに満面の笑顔になる。
「ちょっと、みんな!おれのこと忘れてない?」
「ん? ああ、ごめんごめん、悠真もありがとう~」
いつの間にか、すっかり“家族公認”の顔になっている蒼汰。
午前中は布団の入れ替えに、庭で天日干し。
押し入れの奥から毛布を出して、衣替えも済ませた。
働く蒼汰の背中に、スモモがちょこちょこついて歩く。
休憩時間に、おばあちゃんが持ってきたのは、蒸したサツマイモ。
ホクホクで、湯気がふわっと立ちのぼる。
「スモモも食べたいん?」
「こいつ、今ダイエット中やからな……」
「だって、ほら、美味しそうに見てるやん」
「……ちいさいの、ちょっとだけな」
蒼汰は少しちぎってスモモにやる。
「うわぁ、うまっ……このほっこり甘いのがええんよなぁ」
蒼汰が目を細めて頬張る。その横顔を見て、姉さんがぽつり。
「ほんと、もう家の子みたいだね」
「……そうだな」
つい、照れくさくなって目をそらす。
「そうそう! 頼まれてたあれ、見つけたよ」
と、おばあちゃんが急に声を上げた。
「ほんまぁ!!」
「悠真の高校生の写真、出てきたのよ~!」
「おいおい、忘れてなかったのか……」
いつの間に頼んだんだよ……
蒼汰の目がきらっと光る。
「え、それそれ見たかってん! おれ、まだ悠真の高校時代見たことないもん!」
「やめろ、変な髪型やった時期なんだって」
「え~絶対かわいかったやろ~。想像つくわ~」
ばあちゃんと姉さんが、俺らを見て笑ってる……
スモモが足元でしっぽをぱたぱたさせる。
家の中は笑い声とサツマイモの香りでいっぱいだった。
――気づけば、もう「家族」みたいな時間が、当たり前になっている。
家族の中心で笑う蒼汰の笑顔に胸があつくなった……
玄関を開けた瞬間、スモモ(柴犬)が蒼汰に向かって猛ダッシュで飛びついてくる。
「蒼汰、よく来た! ほんと助かるぅ!」
「あれ、加奈さん?」
「いるよ~。私だけじゃね、やっぱり男手があると助かるわ~」
姉さんが笑いながら手を振る。
おばあちゃんがキッチンから顔を出して、
「悪いねぇ、せっかくのお休みなのに……美味しいもの作るからね」
なんて言うもんだから、蒼汰はすぐに満面の笑顔になる。
「ちょっと、みんな!おれのこと忘れてない?」
「ん? ああ、ごめんごめん、悠真もありがとう~」
いつの間にか、すっかり“家族公認”の顔になっている蒼汰。
午前中は布団の入れ替えに、庭で天日干し。
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働く蒼汰の背中に、スモモがちょこちょこついて歩く。
休憩時間に、おばあちゃんが持ってきたのは、蒸したサツマイモ。
ホクホクで、湯気がふわっと立ちのぼる。
「スモモも食べたいん?」
「こいつ、今ダイエット中やからな……」
「だって、ほら、美味しそうに見てるやん」
「……ちいさいの、ちょっとだけな」
蒼汰は少しちぎってスモモにやる。
「うわぁ、うまっ……このほっこり甘いのがええんよなぁ」
蒼汰が目を細めて頬張る。その横顔を見て、姉さんがぽつり。
「ほんと、もう家の子みたいだね」
「……そうだな」
つい、照れくさくなって目をそらす。
「そうそう! 頼まれてたあれ、見つけたよ」
と、おばあちゃんが急に声を上げた。
「ほんまぁ!!」
「悠真の高校生の写真、出てきたのよ~!」
「おいおい、忘れてなかったのか……」
いつの間に頼んだんだよ……
蒼汰の目がきらっと光る。
「え、それそれ見たかってん! おれ、まだ悠真の高校時代見たことないもん!」
「やめろ、変な髪型やった時期なんだって」
「え~絶対かわいかったやろ~。想像つくわ~」
ばあちゃんと姉さんが、俺らを見て笑ってる……
スモモが足元でしっぽをぱたぱたさせる。
家の中は笑い声とサツマイモの香りでいっぱいだった。
――気づけば、もう「家族」みたいな時間が、当たり前になっている。
家族の中心で笑う蒼汰の笑顔に胸があつくなった……
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