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「夜、帰り道」(蒼汰視点)
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悠真の実家からの帰り道。
夜の空気、ひんやりしてて、吐く息が白い。
「寒ない?」
「大丈夫」
そう言いながら、ちょっとだけ距離詰めてくるの、
分かりやすすぎやん。
……はいはい、ありがとうございます。
正直、めっちゃ楽しかった。
おばあちゃんのおせちも雑煮も最高やったし、
スモモは元気すぎて笑ったし。
でもそれ以上に、俺があそこにおって、
誰も変な顔せんかったんが嬉しかった。
あと、悠真。
無言で俺の皿におかず足すの、反則やと思う。
信号で止まったとき、肩が触れる。
避けへん。……むしろ、向こうから寄ってくる。
なあ、そういうとこやって。
口で言わんぶん、全部行動に出るやん。
加奈さんとあきらさんの話、ちょっと考えてもうた。
結婚とか、将来とか。
俺らにはまだ先かもしれんけど。
でもな。
今日の悠真見てたら、
「この人と、ほんまに一緒におりたいなぁ」って思って。
不器用で、愛想もよくないけど……、
でも逃げへん。……ずるい。
「悠真……今日さ」
「ん?」
「ええ正月やったな……心が満腹やねん」
くすっと笑う声がして、俺まで笑ってまう。
「来年も、またおばあちゃんの雑煮たべていなぁ」
「……ああ。もちろん、来年も、その先も」
もぉ……そういうことさらっというねん、
無自覚でずるいなぁ、短い返事だけどめっちゃ嬉しい。
言葉にしたら軽くなりそうな気持ちは、
まだ胸の奥にしまっとく。
ただ、隣を歩けてるのが嬉しくて。
寒いのに、なんかあったかくて。
俺は、わざとちょっとだけ悠真に近づいた。
気づいてるくせに、何も言わんと歩幅合わせてくる。
……ほんま、好き。
夜の空気、ひんやりしてて、吐く息が白い。
「寒ない?」
「大丈夫」
そう言いながら、ちょっとだけ距離詰めてくるの、
分かりやすすぎやん。
……はいはい、ありがとうございます。
正直、めっちゃ楽しかった。
おばあちゃんのおせちも雑煮も最高やったし、
スモモは元気すぎて笑ったし。
でもそれ以上に、俺があそこにおって、
誰も変な顔せんかったんが嬉しかった。
あと、悠真。
無言で俺の皿におかず足すの、反則やと思う。
信号で止まったとき、肩が触れる。
避けへん。……むしろ、向こうから寄ってくる。
なあ、そういうとこやって。
口で言わんぶん、全部行動に出るやん。
加奈さんとあきらさんの話、ちょっと考えてもうた。
結婚とか、将来とか。
俺らにはまだ先かもしれんけど。
でもな。
今日の悠真見てたら、
「この人と、ほんまに一緒におりたいなぁ」って思って。
不器用で、愛想もよくないけど……、
でも逃げへん。……ずるい。
「悠真……今日さ」
「ん?」
「ええ正月やったな……心が満腹やねん」
くすっと笑う声がして、俺まで笑ってまう。
「来年も、またおばあちゃんの雑煮たべていなぁ」
「……ああ。もちろん、来年も、その先も」
もぉ……そういうことさらっというねん、
無自覚でずるいなぁ、短い返事だけどめっちゃ嬉しい。
言葉にしたら軽くなりそうな気持ちは、
まだ胸の奥にしまっとく。
ただ、隣を歩けてるのが嬉しくて。
寒いのに、なんかあったかくて。
俺は、わざとちょっとだけ悠真に近づいた。
気づいてるくせに、何も言わんと歩幅合わせてくる。
……ほんま、好き。
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