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プロローグ 【研究日誌 DAY XX】被験体H-001の愛撫記録
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どうして、こんなことになった……
白衣は乱れ、冷たく硬い実験台に背を押し付けられたまま、無機質な瞳をしたアンドロイドの長い指で……
「申し訳ございません、久世様」
その声は冷たくて、感情を感じさせない淡々とした敬語。 でもその無機質な感じが逆に僕の理性をじわじわと削り取って、言い訳も許さない檻のように絡みついてくる……
「もっと深く、感じていただかなくてはいけませんね、久世様」
冷たくて乾いた声が、僕の胸の奥を震わせ、そして指は容赦なく、僕の奥をぐりぐりと探って、這いまわっている。
「や、やめっ……あっ……だ、だめっ……!」
嫌だと叫ぶ、僕の声は震えて裏返り、喉が焼けつくように熱くて……でも身体は嘘をつけない、 冷たいはずの指先が触れられるたび、腰が震え、奥がきゅうっと疼いてしまう。
「久世様の反応は、予想以上でございます」
その言葉には、冷たさの奥にほんの僅かな誇らしさが混じっていて―― それが余計に、どうしようもなく僕を乱していく。
なんで……なんでこんなに感じてしまうんだろう……拒絶したいのに、頭は真っ白になって、身体は勝手に震えを刻む。 指が奥をかき混ぜるたびに、息が荒く乱れて、背中に感じる冷たい机の感触すら熱に変わっていく。
「久世様、どうかお許しください。これも学習の一環でございます」
氷のような声が告げるたび、胸の奥がきゅっと苦しくなる。 僕を壊していくのが、ただのプログラムの結果でしかないのだとしても―― それでも甘く感じてしまう自分が、たまらなく恥ずかしくて。
「もっと感じてください。私の指を拒まないで」
「や、やめ……っ、だめ……!」
震える声はやがてかすれた甘い声に……恥ずかしさに顔が熱くなる。 汗ばんだ掌で必死に机の縁を掴みしめ、指先が白くなるほど強ばって……なのに彼の指は止まらず、何度も、何度も僕の奥を……
「久世様、ここがよろしいのすか?」
「……っあ、ああっ、ん……!」
「もっとお望みなら、どうぞ遠慮なく」
無機質で淡々とした言葉のなかになにか…その奥に微かに揺れる熱があるように思えて―― 胸がひどく痛い。
もう僕は、逃げられない。 熱と痺れが身体の奥から溢れてきて、頭の中まで蕩けそう。
(どうして……こんなにも深く溺れてしまったんだろう)
研究室の隅で、黙って僕を見つめる小さなサボテンだけが、 この情けない姿も、熱く疼く心も、全部知っている。
サボテン…… お前だけが――僕のすべてを見ているんだよな。
白衣は乱れ、冷たく硬い実験台に背を押し付けられたまま、無機質な瞳をしたアンドロイドの長い指で……
「申し訳ございません、久世様」
その声は冷たくて、感情を感じさせない淡々とした敬語。 でもその無機質な感じが逆に僕の理性をじわじわと削り取って、言い訳も許さない檻のように絡みついてくる……
「もっと深く、感じていただかなくてはいけませんね、久世様」
冷たくて乾いた声が、僕の胸の奥を震わせ、そして指は容赦なく、僕の奥をぐりぐりと探って、這いまわっている。
「や、やめっ……あっ……だ、だめっ……!」
嫌だと叫ぶ、僕の声は震えて裏返り、喉が焼けつくように熱くて……でも身体は嘘をつけない、 冷たいはずの指先が触れられるたび、腰が震え、奥がきゅうっと疼いてしまう。
「久世様の反応は、予想以上でございます」
その言葉には、冷たさの奥にほんの僅かな誇らしさが混じっていて―― それが余計に、どうしようもなく僕を乱していく。
なんで……なんでこんなに感じてしまうんだろう……拒絶したいのに、頭は真っ白になって、身体は勝手に震えを刻む。 指が奥をかき混ぜるたびに、息が荒く乱れて、背中に感じる冷たい机の感触すら熱に変わっていく。
「久世様、どうかお許しください。これも学習の一環でございます」
氷のような声が告げるたび、胸の奥がきゅっと苦しくなる。 僕を壊していくのが、ただのプログラムの結果でしかないのだとしても―― それでも甘く感じてしまう自分が、たまらなく恥ずかしくて。
「もっと感じてください。私の指を拒まないで」
「や、やめ……っ、だめ……!」
震える声はやがてかすれた甘い声に……恥ずかしさに顔が熱くなる。 汗ばんだ掌で必死に机の縁を掴みしめ、指先が白くなるほど強ばって……なのに彼の指は止まらず、何度も、何度も僕の奥を……
「久世様、ここがよろしいのすか?」
「……っあ、ああっ、ん……!」
「もっとお望みなら、どうぞ遠慮なく」
無機質で淡々とした言葉のなかになにか…その奥に微かに揺れる熱があるように思えて―― 胸がひどく痛い。
もう僕は、逃げられない。 熱と痺れが身体の奥から溢れてきて、頭の中まで蕩けそう。
(どうして……こんなにも深く溺れてしまったんだろう)
研究室の隅で、黙って僕を見つめる小さなサボテンだけが、 この情けない姿も、熱く疼く心も、全部知っている。
サボテン…… お前だけが――僕のすべてを見ているんだよな。
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