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自己中心 ― 箱庭の遊び
4.守りたい時間
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「はい?僕が、早苗と、結婚ですか?」
「里栖川 灯莉様から聞いた話を参考に両家で適性を選び、話し合いで決まったことです。
お互いの幸せになるのですから、安心して婿にいってください」
穏やかな日々に亀裂がはいったのは、突然だった。
ある日の夜に両親から告げられた報告は、僕たちを狂わせた。
親の目がない学び舎は楽園だった。
愛しい香苗と穏やかな時間ばかりを過ごして油断していた。
三男は先に想う人と婚約を決めていた。
僕たちの幼馴染である里栖川 灯莉を選んだことは、
過ごした時間の長さもあり違和感はなかった。
弟と灯莉は、何かが似ているところがある気がしていた。
弟の願いが受け入れられたなら、僕たちも望む人を伴侶にできると思っていた。
都合のいい考えだと分かっていても、捨てることができなかった。
香苗は、兄の妻になることが決まっていると両親が言った。
後日。
話を聞いて以後、初めて会うと僕たち。
幼い頃から揃いの服を着る習慣は役に立つ。
僕たちは、いつものように両親の前で曖昧に笑みを浮かべていただけ。
一つ違うとしたら、僕たちが入れ替わっていること。
兄のふりをして早苗の傍にいる僕を「雅十」と微笑みながら呼んだ両親は、挨拶を終えると仕事に向かった。
大人がいなくなると、いつもの遊び場でため息をついた。
「奏十、私が跡継ぎに選ばれて、しまいして…でも」
「はい。まあ、きっと良い結果にします。
両親は僕たちの見分けがつく灯莉に傾向を聞き、決めごとの参考にしたようですね。
親なのにまだ見分けられない、なんて驚きですね」
「…まさか」
今は自発的に早苗のふりをする香苗だから、言いたいことがわかったのだろう。
騙せる自信とためらいが指先や視線に現れている。
幼い頃に姉妹でしていた入れ替わりという揶揄い行為を、
今行っている行為を、結婚で行おうとしている重大な過ち。
まだ残り香がある気まぐれで遊ぶ僕たちに声をかけてきた両親は、
奏十の話し方を戻った僕を「奏十」と。
早苗を「早苗様」と呼んだ。
すぐに仕事部屋に戻ったが、どこで見ているか分からない。
急に親密な行動をとるのも違和感が出るかもしれないので、
いつもの通りの延長くらいで仲良くするふりをする。
上手い演技ではないはずだが、波を立てない大人たち。
おそらく、物事が思い通りになればどちらでもいいのだ。
あくまで叶いそうな見込みのある方を選んだだけ。
だから、僕も考えた。
相手の願いを叶えながら、僕たちの願いを叶える方法を。
「両親は疑う素振りをしませんでした。
あるいは、興味がないんです。
どちらにしても、僕は早苗といる前提の行動をとりました」
「…そう、ね」
高揚と寂しさが雑じる声で目を伏せた香苗は、口元に緩く弧を描く。
同意は得た。
互いに予告なしで入れ替わっている時点で、考えることは似ているが。
ふと、どこからか視線を感じた。
念のため、少しくらいは婚約前に良い雰囲気を見せつけるとする。
そっと香苗を抱き寄せた。
意図が伝わったのか、いつもの慣習か、
背に回された香苗の指先は冷たかった。
「それに、早苗も兄でない男を知る機会です。
誰もが同じと限らないことを教えます」
わざと耳元に口を寄せ、香苗にすることを早苗にしているように見せる。
聞かれいるかもしれないので、念のために呼びたい名を我慢して呼び方は変える。
「かな、と」
「それとも、兄のように接した方がいいですか?
早苗はもう俺のだからな?」
あえて合図をしないまま無防備な唇に指先で触れる。
声の調子は奏十のままで、話し方だけを変える。
あくまで相手を憐れむように。
「奏十…っ」
甘い吐息をこぼしながら潤む瞳が向けられた。
当たり前だが、目の前にいるのは香苗だ。
驚いたらしく頬は赤い。
しかし、先を期待するような視線が辛い。
誘われているような言動に部屋に連れてしまいたい衝動を抑える。
今は早苗のふりをしている香苗だからか、いつもよりは落ち着きやすかった。
「そうだ。これからも、俺だけをみていればいい」
「は、い…っ」
重ねた唇は熱く、熱を分け合うように空いていた手を繋いだが指先は冷たい。
冷たいままだったが、苦楽を共にする誓いに相応しい触れ合いだと思った。
後日。
兄は現状を良くするための提案してきた。
里栖川 灯莉の屋敷に住まわせてもらい、匿ってもらおうと。
表向きは親の希望を叶えて、暮らしだけは想い人と過ごせるかもしれないと言う。
必要に応じてなりすまし替わることが実現可能だろうという予想ありきだが、叶えば良いと思った。
さらに後日。
弟にも声をかけ、子供だけで集まったお茶会という名目の秘密会議。
親は、次世代で親睦を深める良い機会だと嬉しそうに微笑んでいた。
里栖川 灯莉という存在は、僕たちの無理を快諾し、穏やかな日々を守ってくれている。
両家も納得し、実現した夢のような穏やかな暮らし。
親切に仕事部屋まで用意してくれた灯莉のおかげで、公私で困ったことはない。
お礼に何かをしようと思ったが、告げられた言葉に返す言葉は感謝だけだった。
「お礼なら常にもらっています。
幸せに、穏やかに暮らしてください」と言う笑みは慈愛と幸福感で満ちていた。
僕たちが結婚すると、家のことを全て任せて両親は旅に出た。
「二度と戻らない」と言った二人は、晴れやかな笑みだった。
幸いにも訪れた平穏。
仕事に一区切りつけ、庭の木陰で休んでいた。
すると、香苗が走ってくる音が聞こえた。
振り向くと、気づいた僕を見てふわりと微笑む香苗。
可愛い。
懸命に走るところも、短く息を吐く姿もたまらない。
早く部屋に入れて人の目から隠したい。
「か、な…っ、…と…っ」
「お疲れ様。急な用事ですか?」
「ぁ…いえ。急ぎ、では、ないです」
息を整えている香苗が手に持っている物を見る。
あるのは、おそらく、二人分のお茶とお菓子。
確かに、急ぎではない、が。
「ちょうど休憩していたんです。
よければ、一緒にお茶会しますか?」
「はい。ぜひ」
走った後で赤らむ頬で嬉しそうに微笑む香苗。
可愛い。
腰を抱き寄せ、急ぎたい感情を抑えながら歩き、作業部屋に招く。
離れて椅子に座るよう促しながら、窓のカーテンを全て閉める。
「奏十?」
「お菓子、香苗が作ったんですか?」
座ってお茶の支度をしている香苗は質問に答えを返すように微笑む。
「はい。奏十と一緒に食べようと思いまして。
仕事の合間に息抜きを兼ねて」
隣に座った僕は、香苗が用意したお菓子を一つ手に取る。
香苗の口元に差し出すと、意味が分からないらしく小さく首をかしげている。
「自分は自分で食べますよ」
「香苗は僕に食べさせて」
「…っ…は、ぃ…どうぞ?」
「いただきます」
香苗が僕に向けてお菓子はいくらでも食べられそうなほどに美味しそうだ。
つまむ指先が動かないように腕をあいている自分の手で固定する。
舌先で指先をそっとなぞり、すくうようにお菓子を口に入れた。
腕を離し、味わいながら食べていると、香苗も僕の手からお菓子を食べた。
「美味しいです。今度は一緒に作りたいです」
「はい。奏十がよければ、今度は一緒に作りたいです。
楽しそうですね」
「絶対に楽しいです。
今度も大切ですが、今は目の前のお菓子をいただきますか」
「そうです…ね?」
食べさせてほしい、と分かるように手をとってお菓子をつかませる。
してほしいことが伝わったらしく、香苗の手は僕の口元に寄ってくる。
「今度は僕がします。なくなるまで、交互に」
「…はい」
嬉しそうに微笑む香苗が可愛いので、頬に口づけた。
お茶も美味しく、お菓子は残らず二人で食べ、休憩を終えた。
満足そうな様子に我慢ができなくなり、「口にお菓子の欠片がついている」と嘘をついた。
自分でとろうとする前に唇でふさぐ。
突然のことで驚く香苗が口を開けると、
できた隙間に舌先をわりこませて深く絡み甘さを味わった。
絡み合う熱さが口づけの先を求める手前で離れるが、
とろりと惚ける香苗の瞳に抗うことはできなかった。
「里栖川 灯莉様から聞いた話を参考に両家で適性を選び、話し合いで決まったことです。
お互いの幸せになるのですから、安心して婿にいってください」
穏やかな日々に亀裂がはいったのは、突然だった。
ある日の夜に両親から告げられた報告は、僕たちを狂わせた。
親の目がない学び舎は楽園だった。
愛しい香苗と穏やかな時間ばかりを過ごして油断していた。
三男は先に想う人と婚約を決めていた。
僕たちの幼馴染である里栖川 灯莉を選んだことは、
過ごした時間の長さもあり違和感はなかった。
弟と灯莉は、何かが似ているところがある気がしていた。
弟の願いが受け入れられたなら、僕たちも望む人を伴侶にできると思っていた。
都合のいい考えだと分かっていても、捨てることができなかった。
香苗は、兄の妻になることが決まっていると両親が言った。
後日。
話を聞いて以後、初めて会うと僕たち。
幼い頃から揃いの服を着る習慣は役に立つ。
僕たちは、いつものように両親の前で曖昧に笑みを浮かべていただけ。
一つ違うとしたら、僕たちが入れ替わっていること。
兄のふりをして早苗の傍にいる僕を「雅十」と微笑みながら呼んだ両親は、挨拶を終えると仕事に向かった。
大人がいなくなると、いつもの遊び場でため息をついた。
「奏十、私が跡継ぎに選ばれて、しまいして…でも」
「はい。まあ、きっと良い結果にします。
両親は僕たちの見分けがつく灯莉に傾向を聞き、決めごとの参考にしたようですね。
親なのにまだ見分けられない、なんて驚きですね」
「…まさか」
今は自発的に早苗のふりをする香苗だから、言いたいことがわかったのだろう。
騙せる自信とためらいが指先や視線に現れている。
幼い頃に姉妹でしていた入れ替わりという揶揄い行為を、
今行っている行為を、結婚で行おうとしている重大な過ち。
まだ残り香がある気まぐれで遊ぶ僕たちに声をかけてきた両親は、
奏十の話し方を戻った僕を「奏十」と。
早苗を「早苗様」と呼んだ。
すぐに仕事部屋に戻ったが、どこで見ているか分からない。
急に親密な行動をとるのも違和感が出るかもしれないので、
いつもの通りの延長くらいで仲良くするふりをする。
上手い演技ではないはずだが、波を立てない大人たち。
おそらく、物事が思い通りになればどちらでもいいのだ。
あくまで叶いそうな見込みのある方を選んだだけ。
だから、僕も考えた。
相手の願いを叶えながら、僕たちの願いを叶える方法を。
「両親は疑う素振りをしませんでした。
あるいは、興味がないんです。
どちらにしても、僕は早苗といる前提の行動をとりました」
「…そう、ね」
高揚と寂しさが雑じる声で目を伏せた香苗は、口元に緩く弧を描く。
同意は得た。
互いに予告なしで入れ替わっている時点で、考えることは似ているが。
ふと、どこからか視線を感じた。
念のため、少しくらいは婚約前に良い雰囲気を見せつけるとする。
そっと香苗を抱き寄せた。
意図が伝わったのか、いつもの慣習か、
背に回された香苗の指先は冷たかった。
「それに、早苗も兄でない男を知る機会です。
誰もが同じと限らないことを教えます」
わざと耳元に口を寄せ、香苗にすることを早苗にしているように見せる。
聞かれいるかもしれないので、念のために呼びたい名を我慢して呼び方は変える。
「かな、と」
「それとも、兄のように接した方がいいですか?
早苗はもう俺のだからな?」
あえて合図をしないまま無防備な唇に指先で触れる。
声の調子は奏十のままで、話し方だけを変える。
あくまで相手を憐れむように。
「奏十…っ」
甘い吐息をこぼしながら潤む瞳が向けられた。
当たり前だが、目の前にいるのは香苗だ。
驚いたらしく頬は赤い。
しかし、先を期待するような視線が辛い。
誘われているような言動に部屋に連れてしまいたい衝動を抑える。
今は早苗のふりをしている香苗だからか、いつもよりは落ち着きやすかった。
「そうだ。これからも、俺だけをみていればいい」
「は、い…っ」
重ねた唇は熱く、熱を分け合うように空いていた手を繋いだが指先は冷たい。
冷たいままだったが、苦楽を共にする誓いに相応しい触れ合いだと思った。
後日。
兄は現状を良くするための提案してきた。
里栖川 灯莉の屋敷に住まわせてもらい、匿ってもらおうと。
表向きは親の希望を叶えて、暮らしだけは想い人と過ごせるかもしれないと言う。
必要に応じてなりすまし替わることが実現可能だろうという予想ありきだが、叶えば良いと思った。
さらに後日。
弟にも声をかけ、子供だけで集まったお茶会という名目の秘密会議。
親は、次世代で親睦を深める良い機会だと嬉しそうに微笑んでいた。
里栖川 灯莉という存在は、僕たちの無理を快諾し、穏やかな日々を守ってくれている。
両家も納得し、実現した夢のような穏やかな暮らし。
親切に仕事部屋まで用意してくれた灯莉のおかげで、公私で困ったことはない。
お礼に何かをしようと思ったが、告げられた言葉に返す言葉は感謝だけだった。
「お礼なら常にもらっています。
幸せに、穏やかに暮らしてください」と言う笑みは慈愛と幸福感で満ちていた。
僕たちが結婚すると、家のことを全て任せて両親は旅に出た。
「二度と戻らない」と言った二人は、晴れやかな笑みだった。
幸いにも訪れた平穏。
仕事に一区切りつけ、庭の木陰で休んでいた。
すると、香苗が走ってくる音が聞こえた。
振り向くと、気づいた僕を見てふわりと微笑む香苗。
可愛い。
懸命に走るところも、短く息を吐く姿もたまらない。
早く部屋に入れて人の目から隠したい。
「か、な…っ、…と…っ」
「お疲れ様。急な用事ですか?」
「ぁ…いえ。急ぎ、では、ないです」
息を整えている香苗が手に持っている物を見る。
あるのは、おそらく、二人分のお茶とお菓子。
確かに、急ぎではない、が。
「ちょうど休憩していたんです。
よければ、一緒にお茶会しますか?」
「はい。ぜひ」
走った後で赤らむ頬で嬉しそうに微笑む香苗。
可愛い。
腰を抱き寄せ、急ぎたい感情を抑えながら歩き、作業部屋に招く。
離れて椅子に座るよう促しながら、窓のカーテンを全て閉める。
「奏十?」
「お菓子、香苗が作ったんですか?」
座ってお茶の支度をしている香苗は質問に答えを返すように微笑む。
「はい。奏十と一緒に食べようと思いまして。
仕事の合間に息抜きを兼ねて」
隣に座った僕は、香苗が用意したお菓子を一つ手に取る。
香苗の口元に差し出すと、意味が分からないらしく小さく首をかしげている。
「自分は自分で食べますよ」
「香苗は僕に食べさせて」
「…っ…は、ぃ…どうぞ?」
「いただきます」
香苗が僕に向けてお菓子はいくらでも食べられそうなほどに美味しそうだ。
つまむ指先が動かないように腕をあいている自分の手で固定する。
舌先で指先をそっとなぞり、すくうようにお菓子を口に入れた。
腕を離し、味わいながら食べていると、香苗も僕の手からお菓子を食べた。
「美味しいです。今度は一緒に作りたいです」
「はい。奏十がよければ、今度は一緒に作りたいです。
楽しそうですね」
「絶対に楽しいです。
今度も大切ですが、今は目の前のお菓子をいただきますか」
「そうです…ね?」
食べさせてほしい、と分かるように手をとってお菓子をつかませる。
してほしいことが伝わったらしく、香苗の手は僕の口元に寄ってくる。
「今度は僕がします。なくなるまで、交互に」
「…はい」
嬉しそうに微笑む香苗が可愛いので、頬に口づけた。
お茶も美味しく、お菓子は残らず二人で食べ、休憩を終えた。
満足そうな様子に我慢ができなくなり、「口にお菓子の欠片がついている」と嘘をついた。
自分でとろうとする前に唇でふさぐ。
突然のことで驚く香苗が口を開けると、
できた隙間に舌先をわりこませて深く絡み甘さを味わった。
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