65 / 203
第2章
闘技大会 1
ナギアとリルリアは屋台で買ったコーラとソーダを飲みながら試合が始まるのを待っていた。
異世界にもソーダとコーラの飲み物があったことに驚いた。
そこまで炭酸が強くないので飲みやすかった。
『お待たせいたしました!これより闘技大会トーナメント出場決定戦を始めます!
最初に一般の部から始めますので、1番の番号札をお持ちの方はバトルフィールドに集まって下さい!』
「やっと始まったね!」
「最初は一般の部なんだね~
凄い人の良いところをしっかりと見るんだよ」
「うん!」
しばらくするとフィールドには30人集まり、対戦相手と話たり睨み合ったりしている者や武器の確認をする者など様々だった。
『集まりましたので試合を始めたいと思います!
試合開始!!!』
試合の内容はとてもゴチャゴチャしていた。
人が沢山集まっているから当然なのだが、1人が1人を倒せば背後から殺られるといった状況が何度も起こり、ある意味すごい光景だった。
「....なんか凄いね。殺られちゃった人がどんどん場外に転移されてくね」
「そうだね..多分見に来たお客さんにとっては、この方が盛り上がるんじゃないかな?」
「確かに凄い盛り上がりだね。一般の部はトーナメント出場出来るの何人なの?」
「この試合では30人スタートだったから、僕の予想だと2,3人がトーナメント出場出来るんだと思うよ」
「2,3人か~..となると、あそこの大きな男の人と隠れている男の人、短剣を使ってる女の人が残りそうだね」
フィールドの真ん中では大きな男が大剣を振り回しながら無双し、端のほうでは女の人が速く動き回りながら短剣で相手を倒して行く。隠れている男の人は隠密で見つからない様にフィールド内を歩いているが、見つかった瞬間長剣で斬り裂いて倒していた。
リアの言った通りトーナメント出場権を手に入れたのは、その3人だった。
試合が終わるとすぐに次の試合の準備に入り、意外と早いペースで進んでいくのだった。
〇〇〇 side
『次で一般の部トーナメント出場決定戦最後の試合になります!
試合開始!!!』
「やっと俺の番が来たが強そうな奴がいねぇな..
まぁ、面白いスキルを持ってるやつは見つけたから良しとするか」
「オラァ!オイラの一撃を受けてみろぉ!」
大きなデブ男がハンマーを俺に振り下ろしてきたので素手で受け止めた。
「なぬぅ!?」
「うるせぇ!」
ハンマーを奪い取りデブ男の鳩尾を蹴り飛ばし、奪い取ったハンマーを投げつけた。
吹っ飛んでいた男はハンマーの追撃を受け場外に除外された。
その光景を見ていた他の参加者は危険視したのか、全員が男に向かっていった。
「少しは楽しませろよ!」
右側から飛び掛ってきた奴を上空に蹴り上げると《ダークランス》という闇魔法を放ち上空の奴を貫く。
左側から魔法を放ってきた奴の魔法を威力を倍にして跳ね返し吹っ飛ばす。
「全然つまんねぇな..飽きたわ」
男は鞘から長剣を取り出し
一瞬で他の参加者の首を跳ねた。
もちろん闘技場では人が死なない様にはされているが、残酷過ぎる戦い方に会場は静まり返った。
『しょ、勝者ブラッド選手!
これは驚きの結果だァ!圧倒的な強さを見せてくれたブラッド選手に拍手!!』
司会者の人は気を利かせて観客に拍手を促した。
「あーあ、弱っちいなー。
トーナメントは明日だし帰って宿で寝るか」
男はトーナメント出場権を手に入れるとすぐに宿に帰るのだった。
ウボトゥア side
「あやつの可能性は高いのぉ」
数ヶ月前連続殺人が何度か起こったが、ここ3ヵ月の間は殺人が起こらなかった....
犯人は実力のある冒険者が狙う事がとても多いが、そうでも無い一般人も殺害していた。
これは予想だが珍しいスキルを持つ者も狙われると思っている。
犯人は何の目的で殺人を犯すのかは不明だが、国とギルドが連携しすぐにでも見つけて捕まえなければならない。
学園長であるギルマスは、今回の大会の優勝賞金を餌に食いついて来ないか考えたのだ。
闘技大会トーナメント出場決定戦が始まりトーナメント出場権を手にした選手達を調べ上げ怪しい点がないか調べたりした。
そして、遂に怪しい男を見つけた。
「この男と一緒に依頼を受けた人が全員死んでるだと!?」
男は偽名だろうが冒険者ギルドでブラッドという名で登録していた。
Bランク冒険者で様々な依頼をこなしているが、一緒のパーティーになった者は全員行方不明か魔物に殺られたと記載されていた。
更に調べあげると殺人事件の被害者の一人に森の中で首筋を斬られ死んでしまった冒険者がいた。
その冒険者が受けた依頼とブラッドの受けた依頼の場所は同じというのもわかった。
とりあえず今は監視して様子を見よう。
尻尾を出した時に捕まえてやるのじゃ!
「正直、ナギア君に言えばすぐに終わりそうじゃな....駄目じゃ。よく忘れるがナギア君はまだ子供じゃ。学園の生徒として殺人事件などは大人に任せて学園生活を満喫してほしいのじゃ..」
しかし、わしがいくら遠ざけても
ナギア君とブラッドが戦いそうな気がするのじゃ..
申し訳ないのぉ
「情報の共有を国とせねばの..」
学園長はイソーギス国の王に今回の情報を知らせ警備体制の強化を勧めに行くのだった....
======================
どうも!こんにちは
お気に入り数が2300越えました!
ありがとうございます!
【助けて! ナギア君】のコーナーは
『【助けて! ナギア君】』とそのまんまのタイトルで出した場所に移動させて貰います。
プロフィールから
作品一覧を見て頂ければ大丈夫です。
(読みずらくなってしまうので本当にすみません)
あなたにおすすめの小説
異世界転生した俺は、産まれながらに最強だった。
桜花龍炎舞
ファンタジー
主人公ミツルはある日、不慮の事故にあい死んでしまった。
だが目がさめると見知らぬ美形の男と見知らぬ美女が目の前にいて、ミツル自身の身体も見知らぬ美形の子供に変わっていた。
そして更に、恐らく転生したであろうこの場所は剣や魔法が行き交うゲームの世界とも思える異世界だったのである。
異世界転生 × 最強 × ギャグ × 仲間。
チートすぎる俺が、神様より自由に世界をぶっ壊す!?
“真面目な展開ゼロ”の爽快異世界バカ旅、始動!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
【完結】妖精を十年間放置していた為SSSランクになっていて、何でもあり状態で助かります
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》五歳の時に両親を失い施設に預けられたスラゼは、十五歳の時に王国騎士団の魔導士によって、見えていた妖精の声が聞こえる様になった。
なんと十年間放置していたせいでSSSランクになった名をラスと言う妖精だった!
冒険者になったスラゼは、施設で一緒だった仲間レンカとサツナと共に冒険者協会で借りたミニリアカーを引いて旅立つ。
ラスは、リアカーやスラゼのナイフにも加護を与え、軽くしたりのこぎりとして使えるようにしてくれた。そこでスラゼは、得意なDIYでリアカーの改造、テーブルやイス、入れ物などを作って冒険を快適に変えていく。
そして何故か三人は、可愛いモモンガ風モンスターの加護まで貰うのだった。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。