11 / 94
11話 報酬
しおりを挟む
ビッグボアを討伐し、村に戻ってきた。
ユーリの発案で、ルウが体を張ったお礼をしてくれる流れになった。
「とにかく、報酬については心配無用じゃ! お主には、たっぷりとお礼をしてもらうからのう!」
「えぇ~……。なんか怖いんですけどぉ……」
ルウが少しビビっている。
女同士で致すという未知の領域に尻込みしているようだ。
まあ、俺にとってもほぼ未知の領域なのだが。
「では、もともと提示させていただいておりました依頼料の他、ルウに歓待をさせるということでお礼とさせていただきますじゃ」
「うむ。それでいいじゃろう。カエデもそれで構わないか?」
「おう。そもそも、俺は当初の依頼料だけでも構わないぐらいだしな。まあ、楽しませてくれるのであれば楽しませてもらうが」
「ええ~……。あたしはまだ心の準備が……」
ルウはすっかり及び腰になっていた。
そんな彼女を無視して、村長が話を進める。
「では、来客用の家にご案内しますじゃ。今日は一泊していってくだされ。ささやかながら、夕ご飯も用意させますので」
「それは助かる。ありがとう。……そうだ。今回討伐したビッグボアは食用に適するのか?」
「もちろんですじゃ。高い魔素を含有しており、非常に美味ですじゃ」
「なら、夕食に提供しよう。持ち帰るのも手間だからな」
実際には、俺のアイテムボックスに収納すれば問題ないが。
この村は困っているみたいだし、これぐらいは貢献してやってもいいだろう。
「なんと! よろしいのですか!?」
「うむ。構わんとも。その代わり、俺たちの分もおいしく調理してくれよ」
「はい! すぐに手配いたしますじゃ!」
というわけで、今夜は宴会となった。
村長が村人たちを集めて、ビッグボア肉を使った料理を振る舞ってくれた。
「うめえな、コレ!!」
俺は、出された大皿の肉を食べまくる。
「これはすごいわ……。ビッグボアなんて食べたことなかったけど、こんな味だったのねぇ」
「悪くないの。脂身が多くてジューシーじゃ~」
B級グルメ評論家のような感想を述べるルウとユーリ。
その他、村長や村人たちもおいしそうに食べている。
気前よく肉を提供したかいがあったというものだ。
「しかし、本当によかったのでしょうか……。助けていただいた上、こんな上質なお肉まで……」
「なんじゃ、まだ気に病んでおったのか。別に構わんと言っておろうに」
「でも……」
「それにのう。今夜は長くなるぞ? カエデが女好きというのは本当じゃからな」
「えっ?」
ルウがこちらを見る。
「マジだぜ。俺は女が好きだ」
「……そうなのですか?」
「ああ。ルウみたいなかわいい娘は、特に好みなんだ」
「……」
ルウは顔を赤らめる。
「それに、我も両方いける口じゃ。今宵は、3人で楽しもうぞ」
ユーリがニタリと笑う。
「ちょ、ちょっと……、それってどういう……」
「そのままの意味じゃ。もとより、我とカエデはそういう仲じゃからな。今宵はそこにルウが加わる形となる」
「ええ~~!!?」
ルウの声が響き渡る。
その声を聞いて、村の他の女性が集まってきた。
「どうしたの?」
「何かあったの?」
「いや、何でもない」
俺はそう返答する。
彼女たちも可愛いが、さすがに今日はルウとユーリだけで手一杯だ。
というか、ユーリに流されているだけで俺はさほどそういうことに興味ないんだけどな……。
今の俺の体は女になっているし、困惑の方が大きい。
「あのー……」
と、そこで村長が話しかけてきた。
「ん? どうかしたか?」
「来客用の家の準備が整いましたのじゃ。お食事が終わりましたら、いつでも案内しますので。いつでもお声掛けくださいですじゃ」
「わかった。ありがとう」
「いえいえ。お礼を申し上げるのはこっちの方ですじゃ」
その後、食事を終えて来客用の家に案内された。
さほどの高級感はないが、きちんと掃除はされている。
そして、寝室の中央には少し大きめのベッドが2つ並べられている。
村長が気を利かせてくれたか。
「おお、なかなかいい部屋じゃないか」
「ふむ。悪くないのおう。楽しみじゃ」
「あ、あわわわわわ」
ルウはすっかり緊張しているようだ。
「大丈夫か?」
「は、はい。なんとか……」
「そうか。まぁ、あまり深く考えずに楽しんでくれ」
「楽しむって、そんな簡単に言わないでくださいよぉ……。初めてなのにぃ」
「ほう。それは初耳じゃな。では、たっぷり可愛がってやるとするかな」
「あうぅ~」
ルウは涙目になる。
だが、結局は覚悟を決めたようで、俺たちと一緒に来客用の家に泊まることになった。
「さて。では、始めるとするか」
「うむ。そうじゃの」
俺とユーリは服を脱ぎだす。
「ああ、いよいよなんですね……」
ルウは諦めの境地に達したようだった。
「悪いな。嫌なら、無理強いはしないが」
「う、ううん。それはいいんですけど、やっぱり緊張するっていうか……」
「ふむ。ならば、まずはカエデから行くがよい。いきなり3人は無理があるやもしれん」
「えっ!? 俺とルウが最初なのか?」
「うむ。前回は、カエデは受け身じゃったからな。ここらで攻めも経験しておくのがよかろう」
確かに、あの時は攻められてばかりだった。
今回は攻めるのもいいかもしれない。
何事も挑戦あるのみというわけである。
ユーリの発案で、ルウが体を張ったお礼をしてくれる流れになった。
「とにかく、報酬については心配無用じゃ! お主には、たっぷりとお礼をしてもらうからのう!」
「えぇ~……。なんか怖いんですけどぉ……」
ルウが少しビビっている。
女同士で致すという未知の領域に尻込みしているようだ。
まあ、俺にとってもほぼ未知の領域なのだが。
「では、もともと提示させていただいておりました依頼料の他、ルウに歓待をさせるということでお礼とさせていただきますじゃ」
「うむ。それでいいじゃろう。カエデもそれで構わないか?」
「おう。そもそも、俺は当初の依頼料だけでも構わないぐらいだしな。まあ、楽しませてくれるのであれば楽しませてもらうが」
「ええ~……。あたしはまだ心の準備が……」
ルウはすっかり及び腰になっていた。
そんな彼女を無視して、村長が話を進める。
「では、来客用の家にご案内しますじゃ。今日は一泊していってくだされ。ささやかながら、夕ご飯も用意させますので」
「それは助かる。ありがとう。……そうだ。今回討伐したビッグボアは食用に適するのか?」
「もちろんですじゃ。高い魔素を含有しており、非常に美味ですじゃ」
「なら、夕食に提供しよう。持ち帰るのも手間だからな」
実際には、俺のアイテムボックスに収納すれば問題ないが。
この村は困っているみたいだし、これぐらいは貢献してやってもいいだろう。
「なんと! よろしいのですか!?」
「うむ。構わんとも。その代わり、俺たちの分もおいしく調理してくれよ」
「はい! すぐに手配いたしますじゃ!」
というわけで、今夜は宴会となった。
村長が村人たちを集めて、ビッグボア肉を使った料理を振る舞ってくれた。
「うめえな、コレ!!」
俺は、出された大皿の肉を食べまくる。
「これはすごいわ……。ビッグボアなんて食べたことなかったけど、こんな味だったのねぇ」
「悪くないの。脂身が多くてジューシーじゃ~」
B級グルメ評論家のような感想を述べるルウとユーリ。
その他、村長や村人たちもおいしそうに食べている。
気前よく肉を提供したかいがあったというものだ。
「しかし、本当によかったのでしょうか……。助けていただいた上、こんな上質なお肉まで……」
「なんじゃ、まだ気に病んでおったのか。別に構わんと言っておろうに」
「でも……」
「それにのう。今夜は長くなるぞ? カエデが女好きというのは本当じゃからな」
「えっ?」
ルウがこちらを見る。
「マジだぜ。俺は女が好きだ」
「……そうなのですか?」
「ああ。ルウみたいなかわいい娘は、特に好みなんだ」
「……」
ルウは顔を赤らめる。
「それに、我も両方いける口じゃ。今宵は、3人で楽しもうぞ」
ユーリがニタリと笑う。
「ちょ、ちょっと……、それってどういう……」
「そのままの意味じゃ。もとより、我とカエデはそういう仲じゃからな。今宵はそこにルウが加わる形となる」
「ええ~~!!?」
ルウの声が響き渡る。
その声を聞いて、村の他の女性が集まってきた。
「どうしたの?」
「何かあったの?」
「いや、何でもない」
俺はそう返答する。
彼女たちも可愛いが、さすがに今日はルウとユーリだけで手一杯だ。
というか、ユーリに流されているだけで俺はさほどそういうことに興味ないんだけどな……。
今の俺の体は女になっているし、困惑の方が大きい。
「あのー……」
と、そこで村長が話しかけてきた。
「ん? どうかしたか?」
「来客用の家の準備が整いましたのじゃ。お食事が終わりましたら、いつでも案内しますので。いつでもお声掛けくださいですじゃ」
「わかった。ありがとう」
「いえいえ。お礼を申し上げるのはこっちの方ですじゃ」
その後、食事を終えて来客用の家に案内された。
さほどの高級感はないが、きちんと掃除はされている。
そして、寝室の中央には少し大きめのベッドが2つ並べられている。
村長が気を利かせてくれたか。
「おお、なかなかいい部屋じゃないか」
「ふむ。悪くないのおう。楽しみじゃ」
「あ、あわわわわわ」
ルウはすっかり緊張しているようだ。
「大丈夫か?」
「は、はい。なんとか……」
「そうか。まぁ、あまり深く考えずに楽しんでくれ」
「楽しむって、そんな簡単に言わないでくださいよぉ……。初めてなのにぃ」
「ほう。それは初耳じゃな。では、たっぷり可愛がってやるとするかな」
「あうぅ~」
ルウは涙目になる。
だが、結局は覚悟を決めたようで、俺たちと一緒に来客用の家に泊まることになった。
「さて。では、始めるとするか」
「うむ。そうじゃの」
俺とユーリは服を脱ぎだす。
「ああ、いよいよなんですね……」
ルウは諦めの境地に達したようだった。
「悪いな。嫌なら、無理強いはしないが」
「う、ううん。それはいいんですけど、やっぱり緊張するっていうか……」
「ふむ。ならば、まずはカエデから行くがよい。いきなり3人は無理があるやもしれん」
「えっ!? 俺とルウが最初なのか?」
「うむ。前回は、カエデは受け身じゃったからな。ここらで攻めも経験しておくのがよかろう」
確かに、あの時は攻められてばかりだった。
今回は攻めるのもいいかもしれない。
何事も挑戦あるのみというわけである。
0
あなたにおすすめの小説
ギャルい女神と超絶チート同盟〜女神に贔屓されまくった結果、主人公クラスなチート持ち達の同盟リーダーとなってしまったんだが〜
平明神
ファンタジー
ユーゴ・タカトー。
それは、女神の「推し」になった男。
見た目ギャルな女神ユーラウリアの色仕掛けに負け、何度も異世界を救ってきた彼に新たに下った女神のお願いは、転生や転移した者達を探すこと。
彼が出会っていく者たちは、アニメやラノベの主人公を張れるほど強くて魅力的。だけど、みんなチート的な能力や武器を持つ濃いキャラで、なかなか一筋縄ではいかない者ばかり。
彼らと仲間になって同盟を組んだユーゴは、やがて彼らと共に様々な異世界を巻き込む大きな事件に関わっていく。
その過程で、彼はリーダーシップを発揮し、新たな力を開花させていくのだった!
女神から貰ったバラエティー豊かなチート能力とチートアイテムを駆使するユーゴは、どこへ行ってもみんなの度肝を抜きまくる!
さらに、彼にはもともと特殊な能力があるようで……?
英雄、聖女、魔王、人魚、侍、巫女、お嬢様、変身ヒーロー、巨大ロボット、歌姫、メイド、追放、ざまあ───
なんでもありの異世界アベンジャーズ!
女神の使徒と異世界チートな英雄たちとの絆が紡ぐ、運命の物語、ここに開幕!
※不定期更新。最低週1回は投稿出来るように頑張ります。
※感想やお気に入り登録をして頂けますと、作者のモチベーションがあがり、エタることなくもっと面白い話が作れます。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばす 規格外ダンジョンに住んでいるので、無自覚に最強でした
むらくも航
ファンタジー
旧題:ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばして大バズりしてしまう~今まで住んでいた自宅は、最強種が住む規格外ダンジョンでした~
Fランク探索者の『彦根ホシ』は、幼馴染のダンジョン配信に助っ人として参加する。
配信は順調に進むが、二人はトラップによって誰も討伐したことのないSランク魔物がいる階層へ飛ばされてしまう。
誰もが生還を諦めたその時、Fランク探索者のはずのホシが立ち上がり、撮れ高を気にしながら余裕でSランク魔物をボコボコにしてしまう。
そんなホシは、ぼそっと一言。
「うちのペット達の方が手応えあるかな」
それからホシが配信を始めると、彼の自宅に映る最強の魔物たち・超希少アイテムに世間はひっくり返り、バズりにバズっていく──。
勇者の隣に住んでいただけの村人の話。
カモミール
ファンタジー
とある村に住んでいた英雄にあこがれて勇者を目指すレオという少年がいた。
だが、勇者に選ばれたのはレオの幼馴染である少女ソフィだった。
その事実にレオは打ちのめされ、自堕落な生活を送ることになる。
だがそんなある日、勇者となったソフィが死んだという知らせが届き…?
才能のない村びとである少年が、幼馴染で、好きな人でもあった勇者の少女を救うために勇気を出す物語。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる