31 / 35
第31話 異動
しおりを挟む
終業後、帰ろうとしたところで、九条課長の低い声に呼び止められた。
「少し、いいか」
その声音が耳に届いた瞬間、心臓が小さく跳ねた。決して感情を押し付けるものではない。むしろ静かで抑制が利いている。なのに、妙に抗えない力を持っている声だった。呼び止められた、というよりも、吸い寄せられたような感覚。私は反射的に足を止め、背筋を伸ばしながら顔を上げる。
課長は、いつもと変わらぬ無表情でこちらを見つめていた。冷たいわけではない。ただ、余計な感情を一切表に出さないその目が、私の心をざわつかせる。まるで、すべての動揺を見透かされているようで――無意識に指先に力が入る。
無言のまま歩き出した課長の背中を追い、私も足を動かした。社外へ続く廊下に並んで歩き、ビルの自動ドアが静かに開く。外気が流れ込み、頬をかすめた風に思わず肩をすくめる。いつの間にか、冬の気配がすぐそこまで忍び寄っている。吐く息はまだ白くはないが、空気には確かな冷たさがあった。
けれど、課長はそんな気配を意にも介さず、淡々とした足取りで歩き続ける。その姿に、どこか遠くへ行ってしまうような感覚を覚え、私は思わず一歩、速足になった。
やがて彼は小さく息をつき――その後、静かに告げる。
「……異動の話が出ている」
「えっ……?」
その一言が耳に入った瞬間、思考が止まった。足が無意識に止まり、心臓が跳ねる。
異動? 誰が? どこに?
意味を理解しようとするほど、頭の中が混乱していく。冷たい風が吹き抜けるなか、課長の横顔を見つめるが、彼は振り返らない。ただ、前を向いたまま淡々と続けた。
「まだ確定ではないが、来月には決まるだろう」
淡々とした口調なのに、その言葉だけが妙に現実味を持って響く。まるで、すでに決定事項であるかのように。
風の音が耳の奥で妙に大きく響く。ビル街のネオンがぼんやりと揺れ、足元の影を曖昧にする。
異動。つまり――課長と一緒に仕事をすることがなくなるということ……?
胸の奥が締めつけられる。なぜ、こんなにも?
ただの人事異動の話。ただそれだけのことのはずなのに――まるで、何か大切なものを不意に奪われそうになるような、喪失感に似た痛みが胸を満たしていく。
そんなはずはない。私は何を期待していた?
それでも、どうしようもない思いがこみ上げる。気づけば、唇が勝手に動いていた。
「噂のことも関係しているんですか?」
自分でも驚くほど、か細い声が出た。喉の奥が締めつけられたようで、最後の言葉がかすかに震える。
課長は、短く首を横に振る。
「違う。業務上の判断だ。それ以上でも、それ以下でもない」
簡潔で、無駄のない答え。彼らしい言い方だった。
本当に、それだけ……?
心の奥で引っかかるものを振り払えずにいると、彼がふと視線を前に向けたまま、あまりにも淡々とした口調で言った。
「……お前にとっては、いいことだろう」
「え?」
咄嗟に聞き返す。自分の声が驚きに染まっているのが、自分でもわかった。
彼は歩調を緩めることなく続ける。
「俺が異動すれば、俺とお前は直属の上司部下の関係ではなくなる。これまでのように話す機会もない。余計な噂に巻き込まれることもなくなるはずだ」
「……」
噂。
その単語が、脳裏に鈍い痛みのように響く。
確かに、社内では私と課長の関係について、根も葉もない話が飛び交っていた。無表情で感情を表に出さない彼が、私にだけは時折指導以上の言葉をかけることがある。それだけで、周囲は勝手な憶測を巡らせた。
「……お似合いだよね」
「特別扱いなんじゃない?」
「課長のタイプって、意外と……」
同僚たちの何気ない言葉が、いつも胸に引っかかっていた。彼の指導が他の誰より厳しく、それでいて、時折ふと零れる言葉が誰よりも優しかったこと。そんな些細なことが、憶測を生んだ。
けれど――
「お前との契約に、社内で苦労をかけることは盛り込まれていなかったからな。お前に迷惑をかけている現状は、俺の本意ではない」
契約――
その言葉を聞いた瞬間、胸がまた強く締めつけられる。
会社や実家では決して口にすることのない関係。決して公になることのない約束。それがなければ、私はこんなふうに課長と並んで歩くこともなかったのだろう。
けれど――それでも――
「私の仕事は……どうなるのですか?」
口をついて出た言葉は、驚くほどかすれていた。喉の奥で乾いた音が鳴る。まるで、自分の声ではないようだった。
目の前に立つ九条課長は、一瞬まばたきをしただけで、すぐに表情を引き締める。彼の冷静な瞳には、いつも通りの厳しさが宿っていた。それなのに、私の心はざわつく。
「九条課長にまだ教えてもらっていないこともたくさんあるのに……」
本当に言いたいこととは違う。でも、これだって紛れもなく本音だ。私のキャリアを導いてくれたのは、間違いなく課長だった。厳しく、無駄のない指導。その一つ一つが、私を形作ってきた。冷たく思えた言葉の裏には、確かな信頼があった。
私はまだ、課長から学びたいことがたくさんあったのに――
ふと、課長の足がわずかに止まる。
何かを言いかけたのだろうか。わずかに動いた唇が、言葉にならずに閉じる。その刹那、課長の視線が私を捉えた。
一瞬だけ、躊躇いを孕んだような瞳。
けれど、彼はすぐに目をそらし、静かに言った。
「お前はもう俺を気にせず、今まで通りに務めるがいい。お前なら、そう遠くないうちに主任へ昇格できるはずだ」
いつもの冷静な口調。しかし、ほんの僅かに滲む感情に気づいてしまう。
それが何なのか、はっきりとは分からない。だが、強がっているように聞こえたのは、私の気のせいだろうか。
無意識に視線を落とすと、課長の手がわずかに握りしめられているのが見えた。
(どうして、そんなに力を込めているんですか……?)
胸が苦しくなる。言葉を紡ごうとしても、喉が詰まって声にならない。
何か言いたい。伝えたい。
けれど、どうしても言葉が出てこない。
だから、私はただ、小さく呟くことしかできなかった。
「……そうですね」
たったそれだけの言葉が、驚くほど重くのしかかる。
(これでいいはずなのに……なんで、こんなに苦しいんだろう?)
風が吹いている。木々がざわめき、遠くで誰かの声がかすかに響いた。
けれど、そのすべてが、ただ遠く、空虚に感じられた。
私は、そっと拳を握る。
――本当に、これでよかったのだろうか?
「少し、いいか」
その声音が耳に届いた瞬間、心臓が小さく跳ねた。決して感情を押し付けるものではない。むしろ静かで抑制が利いている。なのに、妙に抗えない力を持っている声だった。呼び止められた、というよりも、吸い寄せられたような感覚。私は反射的に足を止め、背筋を伸ばしながら顔を上げる。
課長は、いつもと変わらぬ無表情でこちらを見つめていた。冷たいわけではない。ただ、余計な感情を一切表に出さないその目が、私の心をざわつかせる。まるで、すべての動揺を見透かされているようで――無意識に指先に力が入る。
無言のまま歩き出した課長の背中を追い、私も足を動かした。社外へ続く廊下に並んで歩き、ビルの自動ドアが静かに開く。外気が流れ込み、頬をかすめた風に思わず肩をすくめる。いつの間にか、冬の気配がすぐそこまで忍び寄っている。吐く息はまだ白くはないが、空気には確かな冷たさがあった。
けれど、課長はそんな気配を意にも介さず、淡々とした足取りで歩き続ける。その姿に、どこか遠くへ行ってしまうような感覚を覚え、私は思わず一歩、速足になった。
やがて彼は小さく息をつき――その後、静かに告げる。
「……異動の話が出ている」
「えっ……?」
その一言が耳に入った瞬間、思考が止まった。足が無意識に止まり、心臓が跳ねる。
異動? 誰が? どこに?
意味を理解しようとするほど、頭の中が混乱していく。冷たい風が吹き抜けるなか、課長の横顔を見つめるが、彼は振り返らない。ただ、前を向いたまま淡々と続けた。
「まだ確定ではないが、来月には決まるだろう」
淡々とした口調なのに、その言葉だけが妙に現実味を持って響く。まるで、すでに決定事項であるかのように。
風の音が耳の奥で妙に大きく響く。ビル街のネオンがぼんやりと揺れ、足元の影を曖昧にする。
異動。つまり――課長と一緒に仕事をすることがなくなるということ……?
胸の奥が締めつけられる。なぜ、こんなにも?
ただの人事異動の話。ただそれだけのことのはずなのに――まるで、何か大切なものを不意に奪われそうになるような、喪失感に似た痛みが胸を満たしていく。
そんなはずはない。私は何を期待していた?
それでも、どうしようもない思いがこみ上げる。気づけば、唇が勝手に動いていた。
「噂のことも関係しているんですか?」
自分でも驚くほど、か細い声が出た。喉の奥が締めつけられたようで、最後の言葉がかすかに震える。
課長は、短く首を横に振る。
「違う。業務上の判断だ。それ以上でも、それ以下でもない」
簡潔で、無駄のない答え。彼らしい言い方だった。
本当に、それだけ……?
心の奥で引っかかるものを振り払えずにいると、彼がふと視線を前に向けたまま、あまりにも淡々とした口調で言った。
「……お前にとっては、いいことだろう」
「え?」
咄嗟に聞き返す。自分の声が驚きに染まっているのが、自分でもわかった。
彼は歩調を緩めることなく続ける。
「俺が異動すれば、俺とお前は直属の上司部下の関係ではなくなる。これまでのように話す機会もない。余計な噂に巻き込まれることもなくなるはずだ」
「……」
噂。
その単語が、脳裏に鈍い痛みのように響く。
確かに、社内では私と課長の関係について、根も葉もない話が飛び交っていた。無表情で感情を表に出さない彼が、私にだけは時折指導以上の言葉をかけることがある。それだけで、周囲は勝手な憶測を巡らせた。
「……お似合いだよね」
「特別扱いなんじゃない?」
「課長のタイプって、意外と……」
同僚たちの何気ない言葉が、いつも胸に引っかかっていた。彼の指導が他の誰より厳しく、それでいて、時折ふと零れる言葉が誰よりも優しかったこと。そんな些細なことが、憶測を生んだ。
けれど――
「お前との契約に、社内で苦労をかけることは盛り込まれていなかったからな。お前に迷惑をかけている現状は、俺の本意ではない」
契約――
その言葉を聞いた瞬間、胸がまた強く締めつけられる。
会社や実家では決して口にすることのない関係。決して公になることのない約束。それがなければ、私はこんなふうに課長と並んで歩くこともなかったのだろう。
けれど――それでも――
「私の仕事は……どうなるのですか?」
口をついて出た言葉は、驚くほどかすれていた。喉の奥で乾いた音が鳴る。まるで、自分の声ではないようだった。
目の前に立つ九条課長は、一瞬まばたきをしただけで、すぐに表情を引き締める。彼の冷静な瞳には、いつも通りの厳しさが宿っていた。それなのに、私の心はざわつく。
「九条課長にまだ教えてもらっていないこともたくさんあるのに……」
本当に言いたいこととは違う。でも、これだって紛れもなく本音だ。私のキャリアを導いてくれたのは、間違いなく課長だった。厳しく、無駄のない指導。その一つ一つが、私を形作ってきた。冷たく思えた言葉の裏には、確かな信頼があった。
私はまだ、課長から学びたいことがたくさんあったのに――
ふと、課長の足がわずかに止まる。
何かを言いかけたのだろうか。わずかに動いた唇が、言葉にならずに閉じる。その刹那、課長の視線が私を捉えた。
一瞬だけ、躊躇いを孕んだような瞳。
けれど、彼はすぐに目をそらし、静かに言った。
「お前はもう俺を気にせず、今まで通りに務めるがいい。お前なら、そう遠くないうちに主任へ昇格できるはずだ」
いつもの冷静な口調。しかし、ほんの僅かに滲む感情に気づいてしまう。
それが何なのか、はっきりとは分からない。だが、強がっているように聞こえたのは、私の気のせいだろうか。
無意識に視線を落とすと、課長の手がわずかに握りしめられているのが見えた。
(どうして、そんなに力を込めているんですか……?)
胸が苦しくなる。言葉を紡ごうとしても、喉が詰まって声にならない。
何か言いたい。伝えたい。
けれど、どうしても言葉が出てこない。
だから、私はただ、小さく呟くことしかできなかった。
「……そうですね」
たったそれだけの言葉が、驚くほど重くのしかかる。
(これでいいはずなのに……なんで、こんなに苦しいんだろう?)
風が吹いている。木々がざわめき、遠くで誰かの声がかすかに響いた。
けれど、そのすべてが、ただ遠く、空虚に感じられた。
私は、そっと拳を握る。
――本当に、これでよかったのだろうか?
37
あなたにおすすめの小説
冷徹社長の「契約」シンデレラ~一夜の過ちから始まる溺愛ルート!? 嘘つきな私と不器用な御曹司のオフィスラブ~
藤森瑠璃香
恋愛
派遣社員の桜井美月は、ある夜、会社の懇親会で泥酔し、翌朝目覚めると隣には「氷の彫刻」と恐れられる若き社長・一条蓮がいた。まさかの一夜の過ち(実際には何もなかったが、美月は勘違い)に青ざめる美月に、蓮は「責任は取る。だがこれは恋愛ではない、契約だ」と、彼の抱えるある事情のため、期間限定で恋人のフリをするよう持ちかける。破格の報酬と蓮の真剣な様子に、美月は契約を受け入れる。
定時で帰りたい私と、残業常習犯の美形部長。秘密の夜食がきっかけで、胃袋も心も掴みました
藤森瑠璃香
恋愛
「お先に失礼しまーす!」がモットーの私、中堅社員の結城志穂。
そんな私の天敵は、仕事の鬼で社内では氷の王子と恐れられる完璧美男子・一条部長だ。
ある夜、忘れ物を取りに戻ったオフィスで、デスクで倒れるように眠る部長を発見してしまう。差し入れた温かいスープを、彼は疲れ切った顔で、でも少しだけ嬉しそうに飲んでくれた。
その日を境に、誰もいないオフィスでの「秘密の夜食」が始まった。
仕事では見せない、少しだけ抜けた素顔、美味しそうにご飯を食べる姿、ふとした時に見せる優しい笑顔。
会社での厳しい上司と、二人きりの時の可愛い人。そのギャップを知ってしまったら、もう、ただの上司だなんて思えない。
これは、美味しいご飯から始まる、少し大人で、甘くて温かいオフィスラブ。
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
あなたがいなくなった後 〜シングルマザーになった途端、義弟から愛され始めました〜
瀬崎由美
恋愛
石橋優香は夫大輝との子供を出産したばかりの二十七歳の専業主婦。三歳歳上の大輝とは大学時代のサークルの先輩後輩で、卒業後に再会したのがキッカケで付き合い始めて結婚した。
まだ生後一か月の息子を手探りで育てて、寝不足の日々。朝、いつもと同じように仕事へと送り出した夫は職場での事故で帰らぬ人となる。乳児を抱えシングルマザーとなってしまった優香のことを支えてくれたのは、夫の弟である宏樹だった。二歳年上で公認会計士である宏樹は優香に変わって葬儀やその他を取り仕切ってくれ、事あるごとに家の様子を見にきて、二人のことを気に掛けてくれていた。
息子の為にと自立を考えた優香は、働きに出ることを考える。それを知った宏樹は自分の経営する会計事務所に勤めることを勧めてくれる。陽太が保育園に入れることができる月齢になって義弟のオフィスで働き始めてしばらく、宏樹の不在時に彼の元カノだと名乗る女性が訪れて来、宏樹へと復縁を迫ってくる。宏樹から断られて逆切れした元カノによって、彼が優香のことをずっと想い続けていたことを暴露されてしまう。
あっさりと認めた宏樹は、「今は兄貴の代役でもいい」そういって、優香の傍にいたいと願った。
夫とは真逆のタイプの宏樹だったが、優しく支えてくれるところは同じで……
夫のことを想い続けるも、義弟のことも完全には拒絶することができない優香。
『冷徹社長の秘書をしていたら、いつの間にか専属の妻に選ばれました』
鍛高譚
恋愛
秘書課に異動してきた相沢結衣は、
仕事一筋で冷徹と噂される社長・西園寺蓮の専属秘書を務めることになる。
厳しい指示、膨大な業務、容赦のない会議――
最初はただ必死に食らいつくだけの日々だった。
だが、誰よりも真剣に仕事と向き合う蓮の姿に触れるうち、
結衣は秘書としての誇りを胸に、確かな成長を遂げていく。
そして、蓮もまた陰で彼女を支える姿勢と誠実な仕事ぶりに心を動かされ、
次第に結衣は“ただの秘書”ではなく、唯一無二の存在になっていく。
同期の嫉妬による妨害、ライバル会社の不正、社内の疑惑。
数々の試練が二人を襲うが――
蓮は揺るがない意志で結衣を守り抜き、
結衣もまた社長としてではなく、一人の男性として蓮を信じ続けた。
そしてある夜、蓮がようやく口にした言葉は、
秘書と社長の関係を静かに越えていく。
「これからの人生も、そばで支えてほしい。」
それは、彼が初めて見せた弱さであり、
結衣だけに向けた真剣な想いだった。
秘書として。
一人の女性として。
結衣は蓮の差し伸べた未来を、涙と共に受け取る――。
仕事も恋も全力で駆け抜ける、
“冷徹社長×秘書”のじれ甘オフィスラブストーリー、ここに完結。
【完結済】25億で極道に売られた女。姐になります!
satomi
恋愛
昼夜問わずに働く18才の主人公南ユキ。
働けども働けどもその収入は両親に搾取されるだけ…。睡眠時間だって2時間程度しかないのに、それでもまだ働き口を増やせと言う両親。
早朝のバイトで頭は朦朧としていたけれど、そんな時にうちにやってきたのは白虎商事CEOの白川大雄さん。ポーンっと25億で私を買っていった。
そんな大雄さん、白虎商事のCEOとは別に白虎組組長の顔を持っていて、私に『姐』になれとのこと。
大丈夫なのかなぁ?
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
交際マイナス一日婚⁉ 〜ほとぼりが冷めたら離婚するはずなのに、鬼上司な夫に無自覚で溺愛されていたようです〜
朝永ゆうり
恋愛
憧れの上司と一夜をともにしてしまったらしい杷留。お酒のせいで記憶が曖昧なまま目が覚めると、隣りにいたのは同じく状況を飲み込めていない様子の三条副局長だった。
互いのためにこの夜のことは水に流そうと約束した杷留と三条だったが、始業後、なぜか朝会で呼び出され――
「結婚、おめでとう!」
どうやら二人は、互いに記憶のないまま結婚してしまっていたらしい。
ほとぼりが冷めた頃に離婚をしようと約束する二人だったが、互いのことを知るたびに少しずつ惹かれ合ってゆき――
「杷留を他の男に触れさせるなんて、考えただけでぞっとする」
――鬼上司の独占愛は、いつの間にか止まらない!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる