私が聖獣様!?

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イケメンさんにお世話されます①

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レオナルドさんはそう言うと、部屋を出て行きました。城下にお屋敷があるそうですよ。




「いおり様、お腹はすいてませんか?」

少しすいてますね...。てかっ、私のご飯て、猫用?人用?どっちなんだろう?

「ご飯は食べたいです。私って、何を食べれるんですか?」

「そうですよね...。キャットフードってわけにもいきませんよね?」

チリンチリン
「おーい、マチルダ。」

「はいはい。坊っちゃま、何かありましたか?」

「あぁ、食事の準備をしてもらいたいんだが、いおり様の分は用意できるか?」

「いおり様は、お身体的には子猫ですよね?かといって、猫用のご飯ってわけにはいきませんね...。」

「そうだよな。子猫だよな?でも子猫だけど、人間なんだよな?」

「パンを温めたミルクでふやかした物なら大丈夫ですかね?明日にはレオナルド様にお聞きして、キチンと用意いたしますんで、今日のところはそれで我慢していただけますか?」

「私はそれで大丈夫です。すみません、お手数おかけして...。」

「いおり様は気にしなくていいですよ。ちゃんと調べて、事前に準備しておくべきでしたね。すみません。じゃあ、マチルダ頼めるか?」

「はい、用意してまいりますね。」




「マチルダが戻ってくるまで、いおり様のことをお聞きしてもいいですか?」

「はい、大丈夫です。」

そう言うと、ハルバートさんは私を自分の横の1人掛けソファーに下ろしました。
そういえば、私、ずっとハルバートさんに抱かれたままでした...。

「いおり様は異世界から来たとのことですが...、その世界のいおり様はどんな方だったんですか?」

ハルバートさんになら、全部話してしまっても大丈夫かな?話しちゃダメってことはないよね?

「私は19歳の普通の女子でした。家を出て一人暮らしをしていたので、仕事をしていました。それで、仕事の行き帰りに白猫を見かけるようになって...。ある日車に轢かれそうになった白猫を助けようとして、気づいたらこんな感じです。」

「それでは、元の世界のご家族の方は心配してますよね?突然いなくなってしまったんですから。」

「いえ、家族は私のことは心配しません。血の繋がった家族はいましたが、私はいらない子でしたので...。だから、私はあの人達と縁を切るつもりで一人で生活してたんです。」

「それは...。お寂しかったですね...。これからは私がいおり様のおそばにいます。決していおり様を一人にはしませんから。」

「ありがとうございます。寂しくなかったと言ったら嘘になりますが、そんなに不幸でもなかったんですよ。家族には恵まれなかったですが、私を気づかってくれる人はいたので...。それにお金はあったので、生活には困りませんでしたし。」

「そうですか。それではその人達に感謝しなきゃいけませんね。その人達のおかげで、私は今のいおり様に出会えたんですから。」

「・・・・・・そうですね。それで、あの、私のこと、いおりって呼んでください。‘様’づけはしなくていいです。あと喋り方も、普通に喋ってください。」

「いや、それは...。・・・・・わかりました!なるべく‘いおり’って呼ぶようにします。ただ‘いおり様’って呼ばなきゃいけない場面があるのもわかってくださいね。」

「わかりました。二人の時は絶対に‘いおり’ですからね!」

フフッ。なんか猫と人間の会話って...、ちょっと笑っちゃいますね。


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