私が聖獣様!?

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出会わないはずの...②

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そもそもこの声は、どこから聞こえるの?
それにアマリさん達にこの声が聞こえないって、どういうこと?

「俺はここにいるぞ。ここだ、ここ。」

だから、ここってどこよ?

「上を見てみろ。俺は木の上にいるぞ。」

上?

えっ?黒猫?

「俺の本当の姿は黒猫じゃないぞ。白猫であるおまえの姿に合わせて、この黒猫の姿でいてやってるんだからな。」

私に合わせて、その黒猫の姿?
あなたは何者なの?

「今のおまえは不安定だろ?だから俺が来てやったんだぞ。」

不安定?私が突然猫の姿になり、人語が喋れなくなったのと関係ありですか?

「あいつに言われたら逆らえないからな。」
そう言って、私の所に飛び下りてきました。

そういえば、私、なんにも話してないのに黒猫と会話が成立してるみたくなってますけど...。

黒猫の大きさは白猫の私と同じくらいですね。

「おまえに恐怖心を与えたら、俺があいつに怒られるからな。おまえと同じような姿になってみたぜ。」

そうですか...。
で、あなたは何者なんですか?

「ほらっ、少しジッとしてろよ。絶対に動くなよ。」

そう言われたので、動かずジッとしてます。
黒猫が近づいてきました。
私に近づいて、額と額を合わせるように顔をくっつけてきました。

ブワッと額から温かいものが流れてくるようです。

「よしっ、これで大丈夫だな。」

なにが大丈夫なんですか?

「これで聖獣として安定するはずだ。俺はもう行くからな。俺のことや今のことは誰にも喋るなよ!」

ちょっ、ちょっと待ってくださいよ~。
あなたのことなんにも聞けてません...。

「俺の正体?まぁ~、その内に出会うことになると思うぞ。今は話すことを許されてないからな。またなっ!」

え~っ!
消えちゃいましたよ...。

あの黒猫さん、誰かに言われて私の所に来たみたいだけど...。

あっ...、猫のなのに、私と同じように人語を喋ってた。
でも、私と同じように首飾りはしてたっけ?

自分の本当の姿は黒猫じゃないって言ってたけど...。

私と同じで、【聖獣】だったりしてね?




あの黒猫のおかげで、私は聖獣として安定したんだよね?
じゃあ、人型になったり人語を喋れるようになってる?

「アマリさ~ん。」

あっ、人語を喋れた。

アマリさんが小走りで私の所に来ました。
「まぁまぁ。いおり様、また喋れるようになったんですか?」

「なんか、そうみたいです。」

「ハルバート様も心配してましたし、一安心ですわ。」




アマリさん達には、あの黒猫の存在は見えてなかったの?
あの黒猫とのやりとりは、私の夢の中の出来事?




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