亜実果の「白馬に乗った王子様」

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亜実果は自分が結婚にあこがれているだけで、恋愛している相手を本当は好きではないとか、それを相手に見抜かれていることに気付いていなかった。

ある日、同じく、恋人のいない友人から大型ＵＦＯのなかで開かれる、人間の容姿に似ている、いろいろな惑星の男女が参加するパーティーに誘われた。
友人は言った。

「きっと、わたし達に向いている結婚相手は、地球の人じゃないのよ。別の惑星の人との出会いに期待しましょう」

亜実果もその意見に同意した。

わたしには地球の男性ではなくて、別の惑星の男性が合うんだわ、と思い、異星人とのパーティーに参加することにした。

けれど、何度パーティーに参加しても、結局、ピンとくる人が現れず、恋人や結婚相手を見つけることができなかった。
亜実果をパーティーに誘った友人はパーティーで出会った異星人の男性と恋人同士になった。
亜実果は落ち込み、あせった。

みんなしあわせな恋愛や結婚をしているのに、わたしはどうしたらいいの。