戦争に行った幼馴染に恋する孤児の少女は、娼婦として育てられる。

‪α‬缶

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第二章 モーリアン辺境地にて

5 モリガン様と契約して能力をもらう * ※GL注意

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 時は流れ、私は15歳になった。左京はまだ訓練のため辺境地にいた。

 私はモリガン様と契約するために、先生に湯浴みに連れていかれた。塩のようなものを身体中に塗られ、揉みほぐされた。

 そしてガウンを羽織って下着をつけないまま、辺境伯にモリガン様の部屋に連れていかれた。

*

 モリガン様の部屋に行くと、そこには甘ったるい香りが漂っていた。

「それが新しい私の子か?」

 モリガン様がそう言うと、辺境伯は「そうだ」と答えて、一礼して部屋を出ていった。

 モリガン様は美しいさらさらとした長髪をなびかせていた。綺麗な銀色だった。瞳は血のような紅色だ。とても美しい人だった。

 私がぼーっとしていると、モリガン様は「おいで」と私を手招きしてベッドに誘った。

*

 モリガン様の隣に座ると、彼女は私をそっと抱きしめてくれた。甘い香りが強くなって、頭がクラクラする。

「君はどんな力が欲しいんだい?」

 モリガン様に聞かれ、答えた。

「人の気持ちが分かるようになりたいです...」

「ふぅん...めずらしいね。」

 モリガン様は私を抱きしめたまま耳元で囁いた。

「人間は強欲で醜い。そこが面白くもあるが、人の気持ちが分かるようになったところで、知らなくてもいいことを知ってしまう機会が増える。今まで何度もその力を人に与えたことがあるが、みな短命だった。」

 その後に、

「まあ、どうせ戦争に行くやつはみんなすぐに死ぬか。」

とモリガン様はつけ加えた。

「お前の本当の望みを言ってみなさい。」

 モリガン様が強く囁く。背中がゾクゾクっとして、私は声を震わせて言った。

「私は...好きな人がいます。でも、その人の考えていることが分からないんです。私は一緒にいたいのに、その人は私を遠ざけるような選択をする。私はその人の心が知りたいんです。」

 モリガン様はふぅんと言って、ふぅっと耳に息を吹きかけた。

「はぁっ.........あっ.........」

 私は情けない声を上げて、体をビクビクと震わせた。

「その人、戦争に行っちゃうんでしょう?でもあなたの人生は長いのよ。私と契約してモリガナになれば、老化が止まり寿命は60歳から200歳くらいになる。あなたは戦争に行かない。ちなみに契約したら、あなたは私の力と共に、私の子どもとして、死ぬまで私のために働くことになる。一時の気の迷いでそんな能力を決めてしまっていいのかしら?」

 モリガン様の言うことはごもっともだ。自分でもおかしい事は分かっている。でも私は左京を追いかけてこの土地にやってきた。今更引き下がれない。

「良いんです。私にはもう、それしかないから...」

 私が涙目になりながら言うと、モリガン様はふふっと笑って言った。

「じゃあ私と勝負して、あなたが勝ったらその能力をあげるわ。」

「しょう、ぶ...?」

「そう、勝負。」

 私が不思議そうにしていると、モリガン様は話を続けた。

「あなたが私を納得させることができたら、あなたの望む力あげる。そうでなければ、私があなたにぴったりな力を選んであげる。どう?」

 私はモリガン様の提案に乗ることにした。

「分かりました...」

 私が承諾すると、モリガン様の甘い香りが強くなった気がした。頭がクラクラする。

 モリガン様は嬉しそうに私の唇にキスをした。始めはただ触れるだけのキスだった。それが、途中で舌が入ってきて、だんだんと激しくなっていった。

「ふぅ...んん.........」

 私は甘い吐息を漏らしながら、モリガン様に身を任せるしかできない。モリガン様はキスをしながら、私の首筋や胸など、やさしく触れるか触れないかの距離感でさすった。

 特に発育してきた手に収まるくらいの大きさの胸の周りを優しく撫であげる。体がビクビクとして、変な声が出る。そしてその手はゆっくり下にいき、下腹部を優しく撫でて、ガウンの下の秘部に触れた。

「あっ......んん.........」

 モリガン様は相変わらずそこを優しく撫でた。初めての刺激に戸惑いながらも、身体を震わせる。

「年齢的に閨事の教育もまだでしょう?遊んでもいないのね。」

 モリガン様がそこに指を入れると、ぐちょぐちょと嫌な音がして、濡れている事が自分でも分かった。

「んああ...っ......ふああっ.........」

 自分でも信じられないような喘ぎ声が出る。

「大丈夫よ。あなたは多分濡れにくい方だと思うわ。だって私のフェロモンに当てられても、まだ平気そうだもの。」

 モリガン様の指の感触を感じながら、私は初めて身体全体を揺さぶるような波に飲まれそうになる。

「あっ...んああああっ...やあ......いやあ......」

「大丈夫、怖くないよ。」

 モリガン様は私を抱きしめながら手を動かす。私はモリガン様の腕の中で、初めての絶頂を体験した。身体を痙攣させながら、モリガン様にぐったりともたれかかる。

 モリガン様はよしよしと頭を撫でてくれて、私にキスしてくれた。さっきと同じねっとりとしたキスだ。

「今後あなたはこれよりもっと気持ちいい事をいっぱい体験する事になる。無理矢理犯されることもあると思う。そのたびに相手の気持ちを感じ取ってしまうのよ。それでもいいの?」

 私はうまく働かない頭で、声を震わせながら懇願した。

「いい、です...。ちから、ください...。」

「あなたの大切な人は戦争で早く死ぬかもしれない。それでもあなたは生きなきゃいけないのよ?分かる?」

 ――左京のいない世界、私には想像ができないけれど…

「それでもわたしは…さきょうをしんじてます…。」

「ふぅん。」

 モリガン様はぐちゅぐちゅと私の中を刺激する。そのたびに私は体を震わせることしかできなかった。
 必死で耐えようとしても、耐えきれない。そんな状況が続いた。

 そしてしばらくすると、モリガン様は私に言った。

「ふふ、あなたはとても強い子ね。面白いわ。」

 その後、私に問いかける。

「あなたの本当の名前を教えて。」

 私が答えると、モリガン様はご機嫌な様子で、ちゅぅぅぅっと私の唇を吸った。すると、身体中に熱が灯って、体内をなにかが駆け巡るような感覚に陥った。

「んんんぅ.........ふぅぅぅぅうんんん...」

 苦しそうにしていると、モリガン様は唇を離して私から口を解放した。

「はぁ......はぁ......」

 私は荒く息をした。その時、奇妙なことが起きた。どこかから楽しそうな、嬉しそうな感情が伝わってくる。

「ふふ...どんな気分?」

 ――これは、モリガン様の気持ち?

「まだまだ楽しませてくれるわよね?」

 そう言ってモリガン様は再び私の秘部に入っていた指を動かした。嫌な音を立てられて、私は身体を震わせる。

「んあっああ...やぁあああ...ああっ」

 情けない声を上げながら、モリガン様の指の感触を味わう。不安そうにしていたら、モリガン様が私を安心させるかのように、口を重ねてきた。

 そういえば、聞いたことがある。モリガン様の与える力はモリガン様の力の一部。モリガン様が持っている能力に限られると。つまり、モリガン様は私と同じ能力を持っているということになるのだろうか。そうだとしたら、私が感じていることも分かっているということ...?

 私がそんなことを考えていると、モリガン様は

「まだそんなに冷静でいられるんだね。なかなか強い精神力をもっているみたいだな。」

と言って、指で私の膣の内側をトントンと刺激してきた。

「はぁぁあっ......あぁん......」

「ここ、気持ちいいでしょ?」

 初めて感じる膣での感覚に抗えず、私はただイクしかなかった。

「あなたはなんと名乗っているの?」

「う、さこ...」

「ふふ、うさこね。今夜はゆっくり楽しみましょう。」

 モリガン様は私の名前を呼び、私の反応に浸っているようだった。

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