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森の聖域クルーラ
『コップ』の注文 3
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「ソレ以外にも問題が有ってな…」
テリヤさんは苦笑いして、アレクさんと顔を見合わせた。
「材料の木材が足りない」
アレクさんは、大きなタメ息を溢してそう言った。
もともと折り魔紙を入れる入れ物は、大きな木工品を作ったときの廃材を利用していて、細かな在庫がたくさんあったから作れたそうだ。
『聖域』の木材は魔素を多く含んでいるので、大きさを分けて在庫管理されている。
ソレを使える分だけ、ほとんど使ったらしい。
他の商品も作っているので、入れ物に回せるほど木材が確保できないそうだ。
『聖域』の木材は、木霊が、示すものしか伐採出来ず、ソレほど多くはない…。
「木材の方か…」
リーンさんが呟く。
「魔力紙の方は、大丈夫なの?」
「今のところ大丈夫だ。魔力紙は、必要な大きさに裁断すれば良いだけだからな」
余っている魔力紙は、細かくせず、必要な大きさで裁断した後、そのまま保管してあるので、大きさは、どうにでもなるそうだ。
「そうか…。相談してみるか…」
リーンさんは、そう答えて何か考え始めた。
するとヒナキさんが、微笑んで言う。
「とりあえず、二十個箱入り『コップ』を販売する方向で動こう」
それに賛成するように四人は頷く。
「テリヤは『コップ』を二十個入れれる水の模様の箱を。オルガは『コップ』を折って、アレクは魔力紙の裁断。て、所だな」
ヒナキさんがそう言うと、リーンさんがソファーから立ち上がる。
「私は『聖域』に戻るよ。…あまり期待しないでね」
リーンさんはそう言って小屋を出ていった。
…えっと…木材の確保?
相談するって…誰と…?
ちょっと気にはなったが、ソレどころではない。
『コップ』を折らなくてはいけないからだ。
えっと…いくつ分、作れば良いのだろう。
僕の思いを感じてか、ヒナキさんがテリヤさんの方を見て言う。
「テリヤ。この箱の大きさだったら、何個ぐらい、予備は有りそうだ?」
木工所の倉庫には、まだ模様を付けていない箱を保管している。
こっちの小屋に持ってきているのは、すべて模様を付け置けたモノばかりだ。
「そうですね…。少なくとも二十個は、在庫として置いてあるはずです」
「二十個か。だったら四百枚」
ヒナキさんがアレクさんを見る。
「直ぐに準備しますよ。百枚くらいはココに有ると思うけど…」
そしてヒナキさんが僕を見る。
「オルガ」
「うん。僕、頑張って折るね」
「ああ、よろしく。でも、慌てなくても良いぞ。これから水の模様の箱を準備するし、魔紙も準備しなくてはいけないからな」
「うん!」
それでも、僕が折った折り魔紙が役立ってくれるなら、頑張って折ろう!
その後、ヒナキさんとアレクさん、テリヤさんとの話し合いが続き、入れ物に入れた『コップ』の販売は、在庫限りで一旦終了にすることにした。
入れ物を作る木材の確保と、入れ物がある程度の量を製作出来次第、再販することになった。
木材が確保できなければ、だいぶ後になりそうだ。
予備の『コップ』は少し大きめの箱に入れて、雑貨屋ベルに納めてあるので、『コップ』だけの購入は可能だ。
厚みが『ツル』より薄いので、二個までは購入可能。
破れたり、折り目が付いて使えなくなった『コップ』の折り魔紙の回収も同時に行い、まとめて再生し再利用ずるそうだ。
もとは魔素を含んだ魔力紙だから、魔素が抜けきっていなければ、一つ下の魔力紙として再生することが出来るらしい…。
それが『クルーラ』で使っている、メモ用紙とか試し書き、走り書きなどに使われていると言う…。
貴重な魔力紙の再利用。
そこまで考えて、作っているんだ…。
二十個入り『コップ』については、水の模様の箱が出来上がってから、どう対応するか考えるそうだ。
直ぐには準備できないし、皆、コレ以外の仕事が元々有るからね…。
でも、こちらの準備が出来る前に、『コップ』を欲しい奴らが、痺れを切らして『クルーラ』に乗り込んで来るかもしれないな。なんて、冗談を言っていた。
が、それが現実になるなんて思いもしなかった。
テリヤさんは苦笑いして、アレクさんと顔を見合わせた。
「材料の木材が足りない」
アレクさんは、大きなタメ息を溢してそう言った。
もともと折り魔紙を入れる入れ物は、大きな木工品を作ったときの廃材を利用していて、細かな在庫がたくさんあったから作れたそうだ。
『聖域』の木材は魔素を多く含んでいるので、大きさを分けて在庫管理されている。
ソレを使える分だけ、ほとんど使ったらしい。
他の商品も作っているので、入れ物に回せるほど木材が確保できないそうだ。
『聖域』の木材は、木霊が、示すものしか伐採出来ず、ソレほど多くはない…。
「木材の方か…」
リーンさんが呟く。
「魔力紙の方は、大丈夫なの?」
「今のところ大丈夫だ。魔力紙は、必要な大きさに裁断すれば良いだけだからな」
余っている魔力紙は、細かくせず、必要な大きさで裁断した後、そのまま保管してあるので、大きさは、どうにでもなるそうだ。
「そうか…。相談してみるか…」
リーンさんは、そう答えて何か考え始めた。
するとヒナキさんが、微笑んで言う。
「とりあえず、二十個箱入り『コップ』を販売する方向で動こう」
それに賛成するように四人は頷く。
「テリヤは『コップ』を二十個入れれる水の模様の箱を。オルガは『コップ』を折って、アレクは魔力紙の裁断。て、所だな」
ヒナキさんがそう言うと、リーンさんがソファーから立ち上がる。
「私は『聖域』に戻るよ。…あまり期待しないでね」
リーンさんはそう言って小屋を出ていった。
…えっと…木材の確保?
相談するって…誰と…?
ちょっと気にはなったが、ソレどころではない。
『コップ』を折らなくてはいけないからだ。
えっと…いくつ分、作れば良いのだろう。
僕の思いを感じてか、ヒナキさんがテリヤさんの方を見て言う。
「テリヤ。この箱の大きさだったら、何個ぐらい、予備は有りそうだ?」
木工所の倉庫には、まだ模様を付けていない箱を保管している。
こっちの小屋に持ってきているのは、すべて模様を付け置けたモノばかりだ。
「そうですね…。少なくとも二十個は、在庫として置いてあるはずです」
「二十個か。だったら四百枚」
ヒナキさんがアレクさんを見る。
「直ぐに準備しますよ。百枚くらいはココに有ると思うけど…」
そしてヒナキさんが僕を見る。
「オルガ」
「うん。僕、頑張って折るね」
「ああ、よろしく。でも、慌てなくても良いぞ。これから水の模様の箱を準備するし、魔紙も準備しなくてはいけないからな」
「うん!」
それでも、僕が折った折り魔紙が役立ってくれるなら、頑張って折ろう!
その後、ヒナキさんとアレクさん、テリヤさんとの話し合いが続き、入れ物に入れた『コップ』の販売は、在庫限りで一旦終了にすることにした。
入れ物を作る木材の確保と、入れ物がある程度の量を製作出来次第、再販することになった。
木材が確保できなければ、だいぶ後になりそうだ。
予備の『コップ』は少し大きめの箱に入れて、雑貨屋ベルに納めてあるので、『コップ』だけの購入は可能だ。
厚みが『ツル』より薄いので、二個までは購入可能。
破れたり、折り目が付いて使えなくなった『コップ』の折り魔紙の回収も同時に行い、まとめて再生し再利用ずるそうだ。
もとは魔素を含んだ魔力紙だから、魔素が抜けきっていなければ、一つ下の魔力紙として再生することが出来るらしい…。
それが『クルーラ』で使っている、メモ用紙とか試し書き、走り書きなどに使われていると言う…。
貴重な魔力紙の再利用。
そこまで考えて、作っているんだ…。
二十個入り『コップ』については、水の模様の箱が出来上がってから、どう対応するか考えるそうだ。
直ぐには準備できないし、皆、コレ以外の仕事が元々有るからね…。
でも、こちらの準備が出来る前に、『コップ』を欲しい奴らが、痺れを切らして『クルーラ』に乗り込んで来るかもしれないな。なんて、冗談を言っていた。
が、それが現実になるなんて思いもしなかった。
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