最愛の番~300年後の未来は一妻多夫の逆ハーレム!!? イケメン旦那様たちに溺愛されまくる~

ちえり

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②300年後の世界~番とフェロモン~

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「し、……、しお、り…、おり、……しおり、」

誰かが私を呼んでいる??
お母さん、ちがう…、男の人の声?お父さんともちがう声だ…

「しおり、しおり、……早く目を覚まして…僕を写してくれ……僕の…」

なに?よく聞こえない…
身体が重たい…私、助かったのかな?

「…ん、っ……、ふぅっ、……ちゅっ………」

ちゅっ、……ぴちゃ、……くちゅっ、じゅる…

あれ?なんか水の音がする…それに息が苦しい…
酸素マスク…のせい、かな?口に当たってる、少しズラしたい…

ゆっくりと右手を伸ばし、酸素マスクであろう物を触ろうとした瞬間、パシッと栞の手首を何かが掴んだ。

「(なに!!?)」 

びっくりして重たい瞼をゆっくりと目を開けると…

「ん、…っ!!?、ん~っ!!?!!」

目の前には見知らぬ前髪センター分けした黒髪のイケメンが栞にキスをしていたのだ、しかも超濃厚な激しいキスを…


「んん~~~っ!!(な、なに状況!!というか、誰この人~!!?)」

くちゅ、くちゅとお互いの舌が絡まって唾液が混ざり合い、静かな部屋に響き渡っていた。栞が目を覚めた様子に気がつき、キスを止めるかと思いきや愛おしそうな眼差しでより深くキスを続けた。

「ふぅっ、…んっ、(息が苦しいのに、気持ちいいなんて…)」

激しいキスに栞は心地良さを感じ抵抗をやめて、男に身を任せるようにキスを受け入れていた。
…数分後、ようやく二人の口が離れる頃には銀糸がいやらしく結び垂れていた。

「可愛い栞…僕のキス、気持ちよかったんだね…嬉しいよ。目がトロンってしてる」

「あ、あなたは…誰、ですか??」

男は愛おしそうに栞の見つめ

「あぁ!!ごめんね、驚いたよね!!…僕は瀬名 壬晴(セナミハル)25歳、ここの施設の院長していているんだ!」

「はぁ、そうなんですね……それで院長さんが、なんで私に、あ、あんな激しいき、キスをしたんですか!?」

「なぜって、君の番だからだよ」

「えっ…」

「あ、番って言ってもまだ手続きしてないから『候補』になっちゃうけどね!」

「いや、ちょっと待ってください…番っていいました?」

「うん、正しく言うと番候補だね」

「誰の?」

「そりゃ、愛する栞のだよ」

ニコニコしながら当たり前のように言う壬晴に混乱する栞は頭の中はパニック状態だった。そんな栞の左手を取り、童話にでてくる王子様のように左薬に優しくキスをした。

「いや!!初めて会ってそんなこと言われても困るし、確かに私は結婚できる年齢ですけどまだ学生で…」

「君はもう20歳なんだよ」

「えっ…」

「正確に言うと、320歳ってとこかな!」

「さんびゃく、にじゅう…」

壬晴の発言に驚き言葉が詰まる。

「そう、ここは君がいた世界の未来…ってとこかな?」

「あの、よくわかんないんですが、」

混乱する栞を他所に、変わらず優しい笑顔で淡々告げる。
壬晴が腕についている機械に触れると、栞の目の前に小さなスクリーンが浮かび上がり、映っていたのはカルテのようにびっしり書かれた文字と新聞記事だった。

「君が目覚める前、2020年の10月21日木曜日、午後18時48分、自宅近くの交差点で君は事故に合い重症、一命を取り留めたがずっと昏睡状態となった」

「…はい、そこまではなんとなく覚えています…」

「君のこととはまた別に、その時代にあるウイルスが各世界に流行りだしてね」

「ウイルス…ですか?」

栞はふと、車内の映像が頭に過ぎった…

『謎のウイルス拡大、欧米で女性感染者多数増加』

「あっ!」

「ウイルスはどんどん世界に広がって死亡者が後を絶たなくなったんだ、でもなぜか重症や亡くなるのは女性だけだったんだ」

「…」

「どんどん女性が減って行くなかでようやくワクチンが完成し、ウイルスが世界から消えた時には女性の数は約1割しか生存していなかった。しかもワクチンの副作用かウイルスが原因でか女児の出生率も下がってしまった…」

「その時代には医療技術が格段に進み、世界政府はある実験を試みたんだ」

「実験…」

「ウイルスと接触のない、また感染していない昏睡状態の女性を長い年月の治療を施しながら保存しようってね」

「…」

「君は事故から約3年間昏睡状態であり、20歳の頃にこの実験加わった。ご両親の任意を得てね」

「そんな!!?、なんでお母さんもお父さんも…!!」

「君に生きて欲しかったんだと思うよ、はい、これ」


勝手な行動に生かされた事に少し苛立った栞は声を荒げたが、壬晴はさっきまでの柔らかい口調から真面目に栞の言葉に挟まみ、ボロボロな紙切れを渡した。

「これは…」

「栞のお母さんからの手紙だよ、300年も前だからこんなにボロボロなのは申し訳ないんだけどさ…ちゃんと読んでごらん」

「…」

栞は手紙を読み始めた。

『栞ちゃん、この手紙を読んでくれている頃には何百年も先の未来にいる事でしょう。身勝手なママとパパを許してください。本当はこんなわからない実験に可愛い娘を引き渡すなんて酷い親と思われるかもしれないけれど、どうしてもあの事故から目を覚まさない栞ちゃんがもしかしたら、遠い未来で目を覚まして幸せに暮らし、素敵な旦那さんと結婚して、可愛い子供を授かる事ができると思うと願わずには要られず、パパとたくさん相談して決めました。ママとパパの事を憎んでも構いません。知らない世界で戸惑い辛い思いもさせてしまいますが、どうか生きてください。愛してます。ーーママとパパよりーー』

読んでいるうちに自然と涙が溢れこぼれ落ちていた。

「生きていたって、一人ぼっちじゃ、幸せになんてなれないよぉ」

どんどん悲しい気持ちになり、涙が止まらない。

「僕がいるよ」

栞の手をぎゅっと握り、真剣な瞳で言った。

「栞は一人ぼっちじゃない、僕がずっといる。栞は僕と幸せになるために生きていてくれたんだ。だから、僕を頼って…」

「何も、瀬名さんの事…知らないのに?」

「ふっ、そーだね、…じゃあ、改めて自己紹介から始めようか!それから、僕のことは壬晴って呼んでよ!!」

「…うん、壬晴さんの事たくさん教えて下さい」




その後は、二人でたくさんお話した。
好きなもの、嫌いなもの、学生時代の出来事…
未来の世界で戸惑いもあるけど、頑張ってみようと思う栞は思い始めていた。






~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


時間も忘れて話しに夢中になっていると…

コンコンっ!!

扉をノックする音が鳴り、男性の声が聞こえた。

「栞様が目覚めたと報告を受けましたので、そろそろお食事をお持ちしました」

「そうか、入って」

壬晴の返事で『失礼します』と言葉と共に扉が開いた。
入ってきたのは三人の男性たちで壬晴の部下なのだろうか、敬語を使いながら話していた。

「ご飯ですか?」

「うん、…本当は栞の好きな食べ物を用意してあげたいけれど、目が覚めたばかりだからまずは胃に優しいものからにしようね!もちろん、体力が回復したら何でも用意するから!!」

「はい、大丈夫ですよ」


 一人の男性が栞の前に食事が入った器を置いた。

「ありがとうございます」

栞は目の前にいる男性に笑顔を見せながら素直にお礼を言った。

「っ…!!」

栞の言葉に男性は顔を紅く染め、ずっと見つめていた。
栞が不思議に思っていると、さっきまでにこやかだった壬晴が鋭い目付きで冷たく言い放った。

「栞のフェロモンに惹かれるにはわかるけど、この子に手を出したらわかっているだろうね」

低い声で男に話すが全く聞こえていないようで、他の二人が慌てて放心状態の男を引きずり「すいませんでした!!」と声をあげ部屋をでいった。


また二人っきりになると、にこやかな口調に戻った。

「まったく、栞のフェロモンは心配になるね…」

「…あの、フェロモンって…」

「フェロモンは無意識に女性の身体から香りを放ち、男性を惹きつけるんだ。今の栞から香りも甘い匂いを放っているんだよ」

「そんな、いい匂いなんてしないですけどね…」

栞は自分の匂いを嗅ぐがこれだといって特別匂いはしない

「栞は甘い熟れた桃の匂いがするよ…」

「熟れた…桃?」

「さっきの男のも栞のフェロモンに当てられたんだろうね、アソコも勃起してたしもし、僕がいなかったら襲われてたかもよ」

「ぼっ、!!!?そんな、こんな地味な私からフェロモンなんて「そんな事ないよ」…」

栞は少し赤面しながら慌てて答えるが、壬晴は栞の右手を握り真剣に見つめた。

「栞は魅力的だよ、見た目も可愛くてその甘い匂いが僕の欲を掻き立てるほど刺激的で我慢しているんだよ、…早く番になって独り占めしたいくらい」

「でも、」

「さすが『α+(アルファプラス)』のフェロモンを持つだけあるよ」

「あるふぁ、ぷらす??」

「昏睡状態の女性が何百年もたっているのに歳を取らないで若さを保つ為に少し遺伝子組み換えをしているそうなんだ。女王蜂はわかるよね?」

「はい、」

「そう、女王蜂と同じようにの性フェロモン活性化させ、フェロモンを多く匂わせ男を惹きつけるんだよ繁殖力を高めるためにも。フェロモンにはα+とβ+(ベータプラス)の二種類存在しているんだけど、まずは温かいうちにご飯を食べようか!」

「はい、いただきます……へ??」

栞は目の前に置いてある食事へと手を伸ばそうとすると、横から壬晴が持ち、食べさせるのかと思い大丈夫だと壬晴に言うがニコニコするだけで聞き入れてくれない。それどころか、栞の食事を壬晴が口に入れたのだ。

「…あの~、ぇっ??、んっ!!?」

壬晴は口に入れた食べ物を少し咀嚼して、栞の口を塞ぐように口移ししてきたのだ。驚いた栞は思わずごくん、飲んでしまう。

「な、なにするんですか!!?」

「なにって食事だよ、目覚めたばかりの番に口移しで食事を与えるのは番候補である僕の役目なんだよ」

「そんなことしなくても、」

「目覚めたばかりの女性は体調を崩しやすいからね、こうやって男性が口移しで唾液を流し込んで抗体を渡すんだ。それに餌付けは番の求愛行動の特徴で、他の男から護る匂い付けの一種なんだよ!…んっ、」

「まっ!!、…ん、ちゅぅっ…んぅ、」

壬晴はまた口に含み、栞に口移しで渡していた。

「んっ、ふっ、…ちゅるっ…」

口の中に何もなくなったのにも関わらず、舌を絡めるほど深いキスを壬晴はやめようとしなかった。

「ちゅっ、…ふふっ、可愛いね…栞が嫌がらず、気持ちいいって感じるのは僕たちの相性が100%合っているからなんだよ…」

そう呟く壬晴に栞は、確かに初めて会ったのに激しいキスをしていても嫌な気持ちは全くない。寧ろ、もっと求めるほど気持ちいい、満たされる…そう栞は感じていた。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




ようやく食事という名のキスが終わり、恥ずかしい気持ちはあったがお腹も心も満たされていた。

「食事も終わったし、さっきの続きを話そうか」

「お願いします」

「さっき言っていた女性のフェロモンには基本二種類あってα+とβ+で分けられているんだけど、大抵女性はβ+のフェロモンしかいないんだ。β+の女性はそれほどフェロモン量は多くないから、惹き寄せられる男性は70%くらいかな…代わりに繁殖力は強いから性交からの受精率はほぼ100%」

「残りの3割の男性にはフェロモンは効かないのですか?」

「うーん、僕もその一人なんだけどなんていうか、愛しあいたいって気持ちにはならないかな~」

「そうなんですね、」

「一方α+はフェロモン量が高くどの男性をも惹き寄せられる100%のフェロモンを持っているんだ。でも逆に繁殖力が低いんだけどね!!ちなみに今のところ世界で確認されているα+は栞以外いないからね」

「私、一人!!?」

「大体100年に一人の割合しか確認されてないらしくてね。栞はその貴重な一人ってこと!!」

「でも、そんなんじゃ付き合っている人がもし私が近くにいたらその男性は…その、別れる原因になって迷惑になるんじゃ…外に出ることも出来ないじゃないですか!!!」

「番を結んでいれば相手に惹かれる心配はないし、いくら女性でも他人の番を奪うような行為があれば重罪に課せられるからね」

「そうなんですね」

地味な私が他の女性からの僻みを買うことなないと知り、栞は少しほっとした。

「今、栞と同じく保存されていた女性の約半数はもう目覚めているんだ。目が覚めた女性は最初に特に相性のいい男性の番を用意されるんだ。」

「相性ですか?」

「女性の年齢に近い未婚の男性の中から相性の良い番候補を何人か選び、宛てがうんだ。」

「それでその中の誰か一人を選び、番を結ぶってことですね!!」

「ちがうよ」

「え??」

「相性の良い番候補に選ばれた男性は全員その女性と番を結ぶ、ってことだから」

「は」

壬晴は当たり前のように話すが栞は衝撃の一言に空いた口が塞がらなかった。

「この時代は一妻多夫制だから女性は何人も番を作っていいんだよ。優れた遺伝子や女児を多く産んでもらう為にも。ちなみに栞も僕の他にあと四人番候補がいるから」

「えぇ~~~~~~~~~~!!」





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