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1章
化け物
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「…い!おい!ハトリ!!」
けたたましい声と共に飛び上がる。
「…なに…朝から…?!」
朝じゃない。1日中灰色の空だが机の上の時計は昼を指していた。
「なんで起こさなかったの?!てか、お前仕事!」
そばにいる友人は深いため息をつく。
「お前ほんと馬鹿だよな…。今日は第3月曜、休みだよ…」
「はぁ?ならまだ寝れるじゃん…」
そういってベットに横になろうとした瞬間、
「!おいばかばか!寝るな!!緊急命令だよ!このアホ!」
怒鳴られた思ったら横からげんこつが飛んできた。
なんだか騒がしい朝の始まりだった。
「…で?何緊急命令って…。」
カチャカチャとベルトの音がする。男2人でクローゼットの前で着替えている。
しかも緊急でこんなゆっくりしてていいのか…。
「俺もよく知らん。たが先輩から聞いたんだが、あの病についてとか…」
「…」
自然と鼓動が早くなる。あの母さんを殺した病について…。
「あ、ごめん。辛いよな。」
しんみりとした空気を切り裂くかのように。
「おい!第8!何やってる!遅いぞ!」
「はい!!」
なんやかんやで、軍隊招集の広場に集まってきた。だが様子がおかしい。人溜まりができている。こんなことをしていたらいつもだったら殴りこんでくる大佐も口を開けて見ている。
「行こう。」
そう言われ、友人が僕の手をひっぱる。人をかき分け、そこにあったのは巨大な何か。
「…」
沈黙と息を呑む音がする。なんだろう。生物なんだが、何かがおかしい。体は膨れ上がり、目は細く、爪は鋭利に尖っていた。
「…ネズミ?」
誰かがそう言うのが聞こえた。確かにネズミにも見えなくない。だかそれにしては…
そこまで考えると大佐がようやく口を開いた。
「こいつは、昨晩、偉大なる壁の付近で見つけられた。多分病気の元はコイツだろう。全長50…?!」
足が動いていた。徐々に早くなる足に連れて、腕が腰にさしていた、刀に伸びる。
「…おい!ハトリ!やめろ!!」
友人の声がする。息が荒くなる。もう誰にも止められなくなるほどに上がった速度になると、大地を蹴りあげ、その巨大な何かを殺そうとしていた。
「お前が!母さんを!!!」
叫び声と共に化け物の尻尾に振り払われた。
「?!」
場が凍りつく。化け物は生きていた。
「…全員戦闘態勢へ!!!」
大佐の声銃性。全てを空中で受け止める。
「ウガッ…!」
凄い衝撃で壁に激突し、血を吐き出す。痛い。
「ハトリ!おい!ハトリ!」
友人の声は聞こえなくなっていった…。
けたたましい声と共に飛び上がる。
「…なに…朝から…?!」
朝じゃない。1日中灰色の空だが机の上の時計は昼を指していた。
「なんで起こさなかったの?!てか、お前仕事!」
そばにいる友人は深いため息をつく。
「お前ほんと馬鹿だよな…。今日は第3月曜、休みだよ…」
「はぁ?ならまだ寝れるじゃん…」
そういってベットに横になろうとした瞬間、
「!おいばかばか!寝るな!!緊急命令だよ!このアホ!」
怒鳴られた思ったら横からげんこつが飛んできた。
なんだか騒がしい朝の始まりだった。
「…で?何緊急命令って…。」
カチャカチャとベルトの音がする。男2人でクローゼットの前で着替えている。
しかも緊急でこんなゆっくりしてていいのか…。
「俺もよく知らん。たが先輩から聞いたんだが、あの病についてとか…」
「…」
自然と鼓動が早くなる。あの母さんを殺した病について…。
「あ、ごめん。辛いよな。」
しんみりとした空気を切り裂くかのように。
「おい!第8!何やってる!遅いぞ!」
「はい!!」
なんやかんやで、軍隊招集の広場に集まってきた。だが様子がおかしい。人溜まりができている。こんなことをしていたらいつもだったら殴りこんでくる大佐も口を開けて見ている。
「行こう。」
そう言われ、友人が僕の手をひっぱる。人をかき分け、そこにあったのは巨大な何か。
「…」
沈黙と息を呑む音がする。なんだろう。生物なんだが、何かがおかしい。体は膨れ上がり、目は細く、爪は鋭利に尖っていた。
「…ネズミ?」
誰かがそう言うのが聞こえた。確かにネズミにも見えなくない。だかそれにしては…
そこまで考えると大佐がようやく口を開いた。
「こいつは、昨晩、偉大なる壁の付近で見つけられた。多分病気の元はコイツだろう。全長50…?!」
足が動いていた。徐々に早くなる足に連れて、腕が腰にさしていた、刀に伸びる。
「…おい!ハトリ!やめろ!!」
友人の声がする。息が荒くなる。もう誰にも止められなくなるほどに上がった速度になると、大地を蹴りあげ、その巨大な何かを殺そうとしていた。
「お前が!母さんを!!!」
叫び声と共に化け物の尻尾に振り払われた。
「?!」
場が凍りつく。化け物は生きていた。
「…全員戦闘態勢へ!!!」
大佐の声銃性。全てを空中で受け止める。
「ウガッ…!」
凄い衝撃で壁に激突し、血を吐き出す。痛い。
「ハトリ!おい!ハトリ!」
友人の声は聞こえなくなっていった…。
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