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1章
我が家が更地になった
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我が家が滅んだ。家よ、更地になってしまうとは情けないのう。鍛え直して出直し給えよ。まぁもう、家無いんですけどね。
本当に跡形も無く消え去ったなぁ。ペットとして飼っていたスライムすら跡形も無く消え去っちゃってるし。せめてスライムゼリーくらいになればお金になったんだけどなぁ…。本当に使えないスライムだぜ
「ペットと喧嘩して家が無くなるってどういう事だ」
そしてその惨状を作り出した原因は、使えないスライムことジョニーだ。ジョニーと方向性の食い違いで喧嘩になっちゃったんだよね。まあ、単純にジョニーが認知症になっちゃって餌を何度も求めてくるもんだから、温厚な俺もブチギレて俺が使える対ジョニー用最上級魔法を使ってしまったわけでさ。いや、これでも俺は譲歩した方なんだよ?最初は世界を滅ぼす勢いの魔法を使おうとしたんだけどね。流石に自称神様が許してくれなったよ。
「にしてもだな。今日から俺は家無き子か。」
魔法で家を建て直すか、然るべき業者に頼んで何ヶ月か待って家を作り直してもらうか。
しばらく首を傾げながら考えてみたけれど、答えは出なかった。とりあえず、どうしようか。本当に大切なものとか、お金とかはいつも俺がぶら下げてる《無限収納》に入れてるから大丈夫なんだけどさ。うーん…
いくら考えても思いつかなかった。なので、俺は、一人は寂しいからとりあえず奴隷商へ行くことにした。そう、奴隷を買って意見を求めるのだ。そすればきっと俺は救われる!我ながらナイスアイデアだ。
さて、今は亡き家…の跡地から立ち去り、奴隷商へ向かう前に行くべき所がある。飯屋だ。朝飯を食わねばならん。ジョニーのせいで朝飯すら食えなかったからね。作ったことないけど
やっぱり料理が出来る男の方がモテるんだろうかね。今の俺は最早、家無き子だから本当に関係無いけど。
目的地の飯屋は今は亡き我が家から徒歩10分ほどの距離にある小さな定食屋。
扉を開くと、いつも通りキールさんが笑顔で迎えてくれる。
「よう!イオリ今日は遅ェじゃねえか!」
「ジョニーと方向性の食い違いで喧嘩した挙句、家が亡くなっちゃったんですよ。今日から家無き子なので泊めてください。可愛い可愛い俺からの頼みです」
すっかり顔なじみになってる俺と店主のキールさん。俺がちょっと遅くに来るだけで心配してくれるハゲ頭なガチムチマッチョな暑苦しいオッサンだ。
このオッサンが出来ることなら少し垂れ目で黒髪ロングなお姉さんだったらなぁ…。毎日全メニュー頼んでこの飯屋の売上に貢献してやんのにな。
毎朝俺のことを心配してくれる垂れ目な黒髪ロングのお姉さんとか最高じゃん?そう思わないか、全国の思春期な男子諸君よ。
「注文はなんだ?」
「壊れない家と、優しくて美人な黒髪な店員さんです。ハゲ頭ヤダ」
「ハッハッハッ!殴るぞ?」
「すいませんでした」
まあいつも通り、焼き魚定食なんだけどね。ココの焼き魚は絶品で朝に食べないと夜になっても一日が始まった気がしないのよ。前に一度、寝過ごした時とか定食タイムが終わってるから次の日の朝、開店と同時に焼き魚定食食べたよ。二日掛けてようやく1日が始まる…なんて事故が起きてからは、毎朝ちゃんと起きるようになったよ。
焼き魚定食をまだかまだかと待ってると、ソッと水の入ったコップを置いてくれる。
そのコップを置いたのは、キールさんの子供で、名前はマリアちゃん。
キールさんみたいな暑苦しいハゲ頭ガチムチマッチョなんかじゃなくて、緩いウェーブがかかってるふわふわな黒髪な女の子。正直めちゃくちゃ可愛い。嫁に欲しい
最初はキールさんが誘拐してきた子だと思ったよね。だって、あのハゲ頭の遺伝子からこんな可愛子ちゃんが出来るワケないじゃん?ほんとマジありえないですけどーって感じ。
「ありがとう、マリアちゃん」
「ゆっくりしてってくださいね。イオリさん」
マリアちゃんはまだ12歳なのに暑苦しいハゲ達磨の店のお手伝いをしている良い子なんだよね。嫁に欲しい。
詳しくは知らないけれど、マリアちゃんも料理人になりたいだとかなんだとか。本当にいい子だ……マリアちゃんが嫁だったらなぁ…きっと我が家も亡くならなかっただろうに。今は亡きジョニーよ、お前の事は忘れるまで忘れないからな。大丈夫、墓は建ててやる
「マリアのこと嫁にほしいのか?」
「っ!なんでわかったハゲ達磨!」
「ふむ、この龍の牙で作った包丁の餌食になりたいみたいだな!」
「すいませんでした」
てか、なんでわかったんだよ。このハゲ達磨たまに勘が鋭いから困るんだよな。俺が邪神と戦ってる最中、小腹が空いたな~なんて思ってたら戦場に出前持ってきて「腹減っただろ?食えよ!」なんてサンドイッチ渡してくるもんだからさ。
いっけなーい!遅刻遅刻!みたいなノリで、サンドイッチ咥えながら邪神討伐したんだよね。格好が付かなかったし、いつの間にかキールさん安全な場所に逃げてるし、本当にこの人何者なんだろうな。
「待てよ。マリアちゃんと結婚するとキールさんがお義父さん?」
「そういう事になるわな」
チッ、虫唾が走るぜ。【俺vs邪神】の名場面を滅茶苦茶にしたオッサンがお義父さん?マリアちゃんにはキールさんと縁切ってもらわなきゃな。
「ほれ。焼き魚定食」
「ありがとうございます!」
焼き魚定食を美味しくいただいたあと、少しだけ店内でくつろぐ。
この店は雰囲気は凄く良い。筋肉達磨特有の汗臭さなんて微塵も感じないThe 田舎の定食屋って感じ。長年使い込まれたであろうテーブルとイス。俺がいつも座る席は、かなり昔に小さく「キールさんのハゲ」と俺がラクガキした席だ。ちなみにそのラクガキは未だに残ってる。
だからついつい長居したくなるのだ。故郷の日本を感じてしまうから。
とは言え、いつまでもここにいられないのは確かなので仕方なく店を出る。
「お会計お願いします」
「はいよ。焼き魚定食が銀貨1枚、オレの笑顔が金貨10枚、マリアの笑顔が金貨100枚だ」
「イマドキ貴族でもそんな金持ち歩いて無いですよ」
「じゃあ、出血大サービスで総額金貨200枚だ!」
このオヤジ、邪神を斬り伏せた《名刀 心月》で出血させたろか。
「で、銀貨1枚ですね」
「おう!毎度あり!」
「暫く来れないと思うんで寂しがらないようマリアちゃんに言っておいてください」
「なんでだ?」
「だから、家が亡くなったんですよ。家無き子です家無き子」
「ふーん。わかった。またな」
あんまり信じてなさそうだけど、これ以上長居する理由も特に無いし、まあ俺が来なくなったらいつか心配して俺の家があった場所を見に来るだろ。度肝を抜くが良いハゲ達磨め。
さてさて、旅のお供を求めて奴隷を買いに行きましょうかね。運が良ければ黒髪垂れ目な女の子をゲットできて、キャッキャウフフできるかもしれないしね。夢は大きく持とうっと。
本当に跡形も無く消え去ったなぁ。ペットとして飼っていたスライムすら跡形も無く消え去っちゃってるし。せめてスライムゼリーくらいになればお金になったんだけどなぁ…。本当に使えないスライムだぜ
「ペットと喧嘩して家が無くなるってどういう事だ」
そしてその惨状を作り出した原因は、使えないスライムことジョニーだ。ジョニーと方向性の食い違いで喧嘩になっちゃったんだよね。まあ、単純にジョニーが認知症になっちゃって餌を何度も求めてくるもんだから、温厚な俺もブチギレて俺が使える対ジョニー用最上級魔法を使ってしまったわけでさ。いや、これでも俺は譲歩した方なんだよ?最初は世界を滅ぼす勢いの魔法を使おうとしたんだけどね。流石に自称神様が許してくれなったよ。
「にしてもだな。今日から俺は家無き子か。」
魔法で家を建て直すか、然るべき業者に頼んで何ヶ月か待って家を作り直してもらうか。
しばらく首を傾げながら考えてみたけれど、答えは出なかった。とりあえず、どうしようか。本当に大切なものとか、お金とかはいつも俺がぶら下げてる《無限収納》に入れてるから大丈夫なんだけどさ。うーん…
いくら考えても思いつかなかった。なので、俺は、一人は寂しいからとりあえず奴隷商へ行くことにした。そう、奴隷を買って意見を求めるのだ。そすればきっと俺は救われる!我ながらナイスアイデアだ。
さて、今は亡き家…の跡地から立ち去り、奴隷商へ向かう前に行くべき所がある。飯屋だ。朝飯を食わねばならん。ジョニーのせいで朝飯すら食えなかったからね。作ったことないけど
やっぱり料理が出来る男の方がモテるんだろうかね。今の俺は最早、家無き子だから本当に関係無いけど。
目的地の飯屋は今は亡き我が家から徒歩10分ほどの距離にある小さな定食屋。
扉を開くと、いつも通りキールさんが笑顔で迎えてくれる。
「よう!イオリ今日は遅ェじゃねえか!」
「ジョニーと方向性の食い違いで喧嘩した挙句、家が亡くなっちゃったんですよ。今日から家無き子なので泊めてください。可愛い可愛い俺からの頼みです」
すっかり顔なじみになってる俺と店主のキールさん。俺がちょっと遅くに来るだけで心配してくれるハゲ頭なガチムチマッチョな暑苦しいオッサンだ。
このオッサンが出来ることなら少し垂れ目で黒髪ロングなお姉さんだったらなぁ…。毎日全メニュー頼んでこの飯屋の売上に貢献してやんのにな。
毎朝俺のことを心配してくれる垂れ目な黒髪ロングのお姉さんとか最高じゃん?そう思わないか、全国の思春期な男子諸君よ。
「注文はなんだ?」
「壊れない家と、優しくて美人な黒髪な店員さんです。ハゲ頭ヤダ」
「ハッハッハッ!殴るぞ?」
「すいませんでした」
まあいつも通り、焼き魚定食なんだけどね。ココの焼き魚は絶品で朝に食べないと夜になっても一日が始まった気がしないのよ。前に一度、寝過ごした時とか定食タイムが終わってるから次の日の朝、開店と同時に焼き魚定食食べたよ。二日掛けてようやく1日が始まる…なんて事故が起きてからは、毎朝ちゃんと起きるようになったよ。
焼き魚定食をまだかまだかと待ってると、ソッと水の入ったコップを置いてくれる。
そのコップを置いたのは、キールさんの子供で、名前はマリアちゃん。
キールさんみたいな暑苦しいハゲ頭ガチムチマッチョなんかじゃなくて、緩いウェーブがかかってるふわふわな黒髪な女の子。正直めちゃくちゃ可愛い。嫁に欲しい
最初はキールさんが誘拐してきた子だと思ったよね。だって、あのハゲ頭の遺伝子からこんな可愛子ちゃんが出来るワケないじゃん?ほんとマジありえないですけどーって感じ。
「ありがとう、マリアちゃん」
「ゆっくりしてってくださいね。イオリさん」
マリアちゃんはまだ12歳なのに暑苦しいハゲ達磨の店のお手伝いをしている良い子なんだよね。嫁に欲しい。
詳しくは知らないけれど、マリアちゃんも料理人になりたいだとかなんだとか。本当にいい子だ……マリアちゃんが嫁だったらなぁ…きっと我が家も亡くならなかっただろうに。今は亡きジョニーよ、お前の事は忘れるまで忘れないからな。大丈夫、墓は建ててやる
「マリアのこと嫁にほしいのか?」
「っ!なんでわかったハゲ達磨!」
「ふむ、この龍の牙で作った包丁の餌食になりたいみたいだな!」
「すいませんでした」
てか、なんでわかったんだよ。このハゲ達磨たまに勘が鋭いから困るんだよな。俺が邪神と戦ってる最中、小腹が空いたな~なんて思ってたら戦場に出前持ってきて「腹減っただろ?食えよ!」なんてサンドイッチ渡してくるもんだからさ。
いっけなーい!遅刻遅刻!みたいなノリで、サンドイッチ咥えながら邪神討伐したんだよね。格好が付かなかったし、いつの間にかキールさん安全な場所に逃げてるし、本当にこの人何者なんだろうな。
「待てよ。マリアちゃんと結婚するとキールさんがお義父さん?」
「そういう事になるわな」
チッ、虫唾が走るぜ。【俺vs邪神】の名場面を滅茶苦茶にしたオッサンがお義父さん?マリアちゃんにはキールさんと縁切ってもらわなきゃな。
「ほれ。焼き魚定食」
「ありがとうございます!」
焼き魚定食を美味しくいただいたあと、少しだけ店内でくつろぐ。
この店は雰囲気は凄く良い。筋肉達磨特有の汗臭さなんて微塵も感じないThe 田舎の定食屋って感じ。長年使い込まれたであろうテーブルとイス。俺がいつも座る席は、かなり昔に小さく「キールさんのハゲ」と俺がラクガキした席だ。ちなみにそのラクガキは未だに残ってる。
だからついつい長居したくなるのだ。故郷の日本を感じてしまうから。
とは言え、いつまでもここにいられないのは確かなので仕方なく店を出る。
「お会計お願いします」
「はいよ。焼き魚定食が銀貨1枚、オレの笑顔が金貨10枚、マリアの笑顔が金貨100枚だ」
「イマドキ貴族でもそんな金持ち歩いて無いですよ」
「じゃあ、出血大サービスで総額金貨200枚だ!」
このオヤジ、邪神を斬り伏せた《名刀 心月》で出血させたろか。
「で、銀貨1枚ですね」
「おう!毎度あり!」
「暫く来れないと思うんで寂しがらないようマリアちゃんに言っておいてください」
「なんでだ?」
「だから、家が亡くなったんですよ。家無き子です家無き子」
「ふーん。わかった。またな」
あんまり信じてなさそうだけど、これ以上長居する理由も特に無いし、まあ俺が来なくなったらいつか心配して俺の家があった場所を見に来るだろ。度肝を抜くが良いハゲ達磨め。
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