調教ホテル 堕ちる夜

黒猫と夜

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第一章 堕ちる理由

第五節: ― 生身による支配 ―

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「……外してやる」
男の冷たい声とともに、口枷が外された。

美咲は息を大きく吸い込み、喉を潤すように何度も咳き込んだ。
(やっと……楽に……息が……できる……)
ほんのわずかでも安堵の感情が芽生える。だが、それはすぐに裏切られる。

「息ができてよかったな。だがその口は、俺のために使え」

彼女の顎が掴まれ、強引に押し開かれる。
「や……やめて……いやっ……!」
言葉の終わりは無理やり塞がれた――***。

喉奥まで押し込まれた瞬間、呼吸が奪われ、激しく咽び泣く。
「んぐっ……げほっ……んんっ……!」
喉に突き当たるたび、嗚咽と涙が溢れる。涎が口角から滴り、首筋を濡らしていく。

男は髪を掴み、彼女の頭を前後に動かした。
「ほら、もっと深くだ。俺が望む通りに動け」

最初は抵抗して体を捩ったが、強い力で押さえ込まれ、逃げ場がない。
(いや……いやだ……吐きそう……もうやめて……!)

苦痛でしかなかったはずなのに、徐々に喉奥が慣れていく。
涙と涎に濡れながら、彼の形を受け入れる瞬間が訪れる。

「そうだ……そのまま舌を使え」
命令が下る。

無意識に舌が震え、男の表面をなぞる――***。
(ちがう……動かしたくないのに……! いやなのに……!)

だが次第に、嘔吐感よりも「従うしかない」という諦めが勝り、舌はより素直に従って動く。

「おい、ほら……唇をもっときつく締めろ」
言われるがままに、震える唇を強く閉じる――***。
自分の意志ではなく、彼の言葉に身体が反応していることが、羞恥となって突き刺さる。

「最初は嫌がって泣いていたのに……今はどうだ? 少しは俺を喜ばせようと必死に咥えているな」

「ちがっ……違う……っ!」
必死に否定しながらも、舌はさらに巧みに動いてしまう。
(いや……なんで……いやなのに……)

彼女の意識の奥底では、男に言われるまま動かすことで、苦痛が減り、呼吸も整っていくことに気づいてしまっていた。
(こうすれば……少し楽になる……それに……彼が……)

「ほら、美咲。もっと深く飲み込め」

命じられ、喉を開き、必死に彼を受け入れる――***。
涙で濡れた頬を伝いながら、美咲は気づく。
自分がもう、嫌々ながらではなく、彼の言葉に合わせて自分から動いてしまっていることに。

「そうだ。その調子だ。……もう道具としての役割が板についてきたな」

(いや……いやだ……! でも……従わないと……もっと……)
羞恥と恐怖に震えながらも、彼女の頭は素直に前後へと動かされるままに、いや、動かしてしまっていた。

やがて男の息が荒くなり、声が鋭く命じる。
「しっかり受け止めろ」

次の瞬間、熱が一気に流し込まれる――***。
「んんっ……んぐっ……!」
顎を押さえつけられ、逃げられず、飲み込む以外の選択肢を奪われる。

「全部だ。喉で受け止めろ」
涙を流しながらも必死に喉を動かし、飲み下す美咲。
顎からこぼれた滴が胸元に垂れ、全身をさらに恥辱で濡らす。

(いや……いや……っ! なのに……なんで……)

その瞬間、脚の内側に熱が走った。ぬるりとした感覚。
自分でも抑えられないほどの愛液が溢れ出していた。

(うそ……いや……私……こんな……)

目を見開き、混乱に沈む美咲に、男の指が無慈悲に突きつける。
「見ろ。泣きながら奉仕して、喉で受け止めながら……股からはこんなに流している」

「ちが……違うの……っ!」
否定の声は震え、説得力を持たない。

男は掬い取った証を美咲の視界に晒し、冷酷に笑う。
「自分の身体を認めろ。雌豚が。奉仕に快楽を覚えたんだ」

美咲は絶望の中で悟ってしまう。
(私は……いや……なのに……感じてる……。奉仕することに……喜びを……覚えてしまった……)

愛液が腿を伝う感覚と、男に指摘される屈辱で、彼女の全身は羞恥に焼かれていくのだった。

「少しは使える口になったな。だが、それだけで終わると思うな」
男の声が低く響く。

美咲は荒い息を整えながら、涙に濡れた頬を震わせた。
喉はまだ熱に焼けるようで、顎も痺れる。だが、それ以上に彼の言葉が胸を抉った。

「立て」
乱暴に腕を引かれ、全裸のまま床に立たされる。足は震え、支えを失ったようにおぼつかない。

「いや……もうやめて……」
弱い声で縋るが、男は聞き入れない。

次の瞬間、背後から腰を掴まれ、強引に前傾姿勢を取らされる。
鏡張りの壁に顔を押しつけられ、自分の惨めな姿が映し出された。

「見ろ。縛られ、泣き腫らした顔で……こうして晒されている」
「や……見たくない……っ」
だが、鏡は無慈悲に真実を返す。縄の跡が赤く残り、滴り落ちる愛液が太ももを汚していた。

「まずはここだ」
背後から伸びた生々しい熱が押し当てられる――***。
濡れきったそこは抵抗を許さず、彼をすんなりと受け入れてしまう。

「やっ……いやっ……そんな、入って……ああっ!」
羞恥と驚愕に震える声が迸る。

鏡越しに冷笑を浮かべながら、男は低く囁いた。
「口では拒んでも、身体は正直だな。入った瞬間に震えて、奥で俺を掴んでいる」

「ちがっ……ちがうの……! そんなの……!」
必死に否定するが、次の瞬間――。

腰を深く押し進められた刹那、美咲の背中が大きく反り返る。
「んんんーーっ! ああぁぁぁっ!」
全身が痙攣し、奥で彼を離さないように***収縮する。

「……入っただけで絶頂か」
男の声は冷酷だった。
「本当にただの変態だな」

「ちが……っ、いやぁ……っ!」
否定の声とは裏腹に、彼が腰をわずかに動かすだけで――***。
「ひゃぁっ……あっ……あっ……!」
小刻みな痙攣が連続し、短い絶頂の波が押し寄せる。

「ほら、ほら……小さく震えては、また俺を締めつけている」
耳元で囁かれ、美咲は羞恥と混乱で涙を溢れさせる。

「も、もう……やめて……お願い……!」
声は懇願に変わる。
「いま……止めて……もう……耐えられない……!」

だが男は無慈悲に腰を打ちつけ続ける――***。
「止めろ? 自分から掴んで離さないくせに?」

深く突き上げられた瞬間、美咲の喉から悲鳴が迸る。
「いやぁぁぁぁっ! あああぁぁぁぁっ!!」
全身を貫く大きな絶頂が押し寄せ、背筋が弓なりに反り、足が痙攣して支えを失う。

がくがくと膝が崩れ、もはや立っていられなくなった身体が重力に従って沈み込む。
「や……足が……もう……っ!」

次の瞬間、美咲はその場に崩れ落ちるように床へ座り込んだ。
その拍子に、奥まで押し込まれていた彼の肉棒が、いやらしい音を立てて一度に抜けてしまう。

「やっ……あっ……!」
空虚になった瞬間の感覚に、美咲は息を詰まらせ、羞恥と混乱に震えた。

「崩れ落ちるだけで、俺を咥え込めなくなるとはな」
男の冷酷な声が降りかかる。

抜けた部分からは、先ほどまでの痙攣の余韻と愛液が混じり合って滴り落ちていた。
床に座り込んだまま、美咲は自分の身体が裏切るように反応している現実を突きつけられ、羞恥に顔を覆った。

崩れ落ちて床に座り込んだ美咲の身体を、男は赦さなかった。
「立っていられないなら、這わせてやる」
低い声とともに、美咲の腰を乱暴に掴み上げる。

力なく座り込んでいた下半身が宙に引き上げられ、尻が突き出される形になる。
そのまま、彼の肉棒が容赦なく生温かい内部に再び沈み込んでいった――***。

「やっ……あっ……! ま、待って……!」
頭は床についたまま、腰だけが高く持ち上げられ、不自然な体勢で突き込まれる。
美咲の両腕は床に投げ出され、胸が押し潰され、涙と涎が床に落ちていく。

「まだ終わりじゃない」
男はそう吐き捨てると、首輪につけられたリードを一気に強く引いた。

「――っぐぅっ!」
首輪が喉に食い込み、気道が塞がれたように息が詰まる。
無理やり頭を引き上げられ、崩れた姿勢のまま四つん這いに矯正されていく。

その瞬間、鏡に映る自分の姿が目に飛び込んできた。
背を丸め、涙と涎を垂らし、尻を突き出して腰を掴まれている。
首輪とリードが首に食い込み、犬のように男に操られている自分――。

「……あ……やだ……これ……わたし……まるで……」
羞恥に喉を震わせながら、かすれ声が漏れる。

男は美咲の視線が鏡に釘付けになっているのを見逃さなかった。
「気づいたか。鏡に映るお前の姿を見ろ」
リードをさらに引き上げ、美咲の顎を無理やり持ち上げて鏡に顔を向けさせる。

「犬みたいに四つん這いになって、リードで操られながら突かれてる。飼われた雌だ」
「ちがっ……違う……っ! いやっ……!」
必死に否定するが、鏡の中には言葉を裏切る現実があった。

首輪が鳴らす鈴の音、滴る涎、突き上げられて震える尻。
それは彼の言葉通り、犬のように飼われ、調教される雌の姿そのものだった。

「見ろよ。嫌だと言いながら、お前の身体はこんなに締まっている」
男は腰を打ち込みながら、尻を鋭く叩いた――パシィンッ!

「ひぁっ! ああっ……!」
打たれた衝撃に内部がきゅっと収縮し、彼を掴み込む。

「ほらな。犬みたいに叩かれて、首輪を引かれて……そのたびに締め付ける」
「や……いやっ……! わたし……そんな……っ!」

涙で滲んだ視界の先、鏡に映る自分はまさに「飼われた犬」そのものだった。
リードを引かれるたびに喉を詰まらせ、腰を突き上げられるたびに小刻みに痙攣し、羞恥と苦痛のはずが快感に変わってしまう。

「見て学べ。お前はもう、自分でわかってるはずだ。人間じゃない。ただの俺の犬だ」
「っ……ちがう……! 違うのに……!」
必死に否定する声は涙で濡れ、喉の奥で掻き消される。

だが、鏡の中でリードに操られる己の姿が残酷に証明していた。
羞恥と恐怖の中で、美咲は頭では否定しながらも、奥で繰り返される小刻みな絶頂と大きな波に支配されていった。

鏡に映る自分を突きつけられ、美咲の心はぐちゃぐちゃに乱れていた。
首輪に繋がれた犬のように、床に両手両膝をつき、リードで顎を引き上げられたまま突かれている――***。

「いや……いやっ……違う……わたし、犬なんかじゃ……!」
喉を震わせる必死の否定。
だが男は冷酷に囁いた。

「それなら証明してみろ。この奥で俺を拒めるならな」
言葉とともに、腰が大きく打ち込まれる――***。

「ひぁっ……あああっ……!」
衝撃が子宮の奥を打ち抜き、全身に痺れるような熱が走る。
リードを不意に強く引かれ、喉が塞がりかける。呼吸が詰まり、苦しさが胸を突き上げた瞬間、内部はぎゅっと締まり込む。

「……っは……! いや……いやぁっ!」
だが、その「苦しさ」と「突き上げ」が一つに絡み合った時、脳裏に快感の稲妻が走った。

(やだ……こんなの……苦しいのに……気持ちいいなんて……!)

鏡に映る自分は涙を垂らし、涎をこぼしながら腰を突き出していた。
犬のように操られ、叩かれ、締め付けている。
その惨めな姿を自分自身の目で見せつけられ、羞恥と混乱で胸が裂けそうだった。

男は冷ややかに囁き続ける。
「見ろ。犬のように喉を詰まらされ、叩かれて……それでも奥は俺を離そうとしない。まるでご主人を求める雌犬だ」

「ちが……ちがうのに……! いやぁ……!」
涙を振り乱して否定する。
しかし次の瞬間、腰を掴む手がさらに強くなり、鋭い一撃が奥深くを抉った――***。

「――――っああああああっ!!」

大きな波が一気に押し寄せた。
子宮の奥から全身に突き抜けるような快感。
喉が裂けるほどの悲鳴と共に、美咲の身体は大きく弓なりに反り返った。

「んんんんっ……ああああぁぁぁっっ!!」
背中の筋肉が痙攣し、尻を突き出したまま震える。
内部は波打つように収縮し、彼を必死に飲み込んで離そうとしない――***。

首輪の鈴が狂ったように鳴り響く。
鏡に映る自分は、犬のようにリードで操られながら絶頂に沈む哀れな女。
涙と涎を垂らし、腰を震わせ、羞恥と快感のどちらにも抗えず、ただ翻弄されていた。

「……ほらな。入れられただけで、犬みたいに絶頂してる。変態雌だ」
男の声が耳元で冷たく響く。

「ちが……ちがう……のに……!」
嗚咽混じりの声で否定するが、彼女の身体はまだ余韻に震え、小刻みな痙攣を繰り返していた。

羞恥、屈辱、そして抗えない快感。
美咲は鏡越しに自分を見つめながら、もう取り返しのつかない場所に引きずり込まれていることを痛感していた。

鏡に映る四つん這いの姿勢のまま、美咲は涙と涎で顔をぐしゃぐしゃにしながら震えていた。
縄の痕が赤く刻まれ、背中は汗に濡れて光を反射している。
その奥では男の肉棒が容赦なく突き上げ、美咲の身体を勝手に痙攣させていた。

やがて男の吐息が荒くなり、鋭い声が空気を裂く。

「……いいか、このまま命令どおりに受け止めろ。俺はもう中で果てる。お前は逃げられん」

その冷酷な宣告に、美咲の血の気が引いた。
「――――だめっ!! それだけは、いやぁぁっ!!」
今までどんな責めにも必死に耐えてきた。
だが「中に出される」ことだけは、どうしても許せなかった。

腰を引こうと必死に足を震わせるが、男は腰を力強く押さえつけ、逃げ場を与えない。

「ほう……何をそんなに必死になっている? 犬みたいに腰を振って喜んでいたくせに。なぜそこまで嫌がる?」
その声は、あざけりではなく、鋭い命令の刃のように彼女の胸を抉った。

「ちがう……ちがうの……!」
美咲の声はかすれ、涙で濡れた頬を震わせる。

だが、男の目はすでに真実を知っている光を宿していた。

「黙れ。もう知っている。――お前には婚約者がいるんだろう」
「……っ!!」

頭の中が真っ白になり、呼吸が止まった。
隠し続けてきた、誰にも知られてはいけない秘密。
それを彼は、最初から知っていたのだ。

「婚約者に隠してまで俺に縋りつき、犬のように調教されている女……それがお前の正体だ」
耳元に落ちる声は残酷に響き、美咲は声にならない悲鳴を喉で噛み殺すしかなかった。

「よし。ゲームをしてやろう」
男が冷酷に告げる。
「条件は一つ。お前の口で言え。――『婚約者よりもあなたに抱かれるほうが幸せです』と。
はっきり言えたら、今夜は外に出してやる」

「――――!」
心臓が潰れるような衝撃が胸を打ち抜いた。
婚約者の顔が脳裏に浮かぶ。
それだけは、絶対に言ってはいけない言葉。
言った瞬間、自分は人として壊れてしまう。

「……拒むならどうなるか、分かっているな」
彼は腰をさらに沈め、美咲の奥深くを抉りながら囁いた。
「クリアできなければ、この先ずっと、中に出し続けてやる」

「いやぁっ!! だめっ!! お願い、それだけは……!」
涙を滝のように流しながら、美咲は必死に懇願する。

「さあ、始めろ。言え」
男が命じる。

美咲は必死に声を振り絞る。
「わ、たしは……婚約者より……」

だがその瞬間、リードが急に引かれた。
首輪が喉に食い込み、声は途切れ、苦しげな喘ぎに変わる。

「ぐぅっ……! けほっ……!」
喉が詰まり、空気すら奪われる。

「聞こえんぞ。犬の鳴き声か?」
男の声は冷酷に嘲笑した。

必死で息を吸い直し、再び言葉を紡ごうとする。
「こんや……くしゃ……より……」

だが今度は腰の動きが急に速くなり、奥深くを容赦なく突き上げられる。
「いやっ! あっ……! あぁぁっ……!」
言葉は断ち切られ、声にならない叫びに変わってしまう。

「どうした? 声が小さすぎて聞こえんぞ」
男はわざと耳を近づけ、彼女を嘲り、また腰を突き上げる――***。

心を砕く妨害と嘲笑

「お尻を叩かれながらも言えるだろう?」
彼の手が彼女の尻を打ち据えた。
「ひぁっ……! や、やめっ……!」
その瞬間、中がぎゅっと締まり、彼のものを飲み込んでしまう。

「ほう、叩かれると奥で掴むんだな。やはり変態だ」
耳に囁かれ、美咲の心はさらに抉られる。

「わ、たしは……!」
今度こそ言おうと、涙で滲んだ目を見開いた。

だが、再びリードが強く引かれる。
「くっ……がはっ……!」
喉が潰れ、肺に入るはずの空気すら奪われる。

「まだ言えんのか。必死に縋っている顔を鏡で見てみろ。婚約者に隠している姿がそこにある」
その声は、残酷に真実を突きつける。

「残念だな」
冷酷な声が落ちた。

「――ゲームオーバーだ」

次の瞬間、奥深くで彼の熱が弾け飛んだ――***。
「いやぁぁぁぁっ! だめぇぇぇぇっ!」

だが、美咲の身体はその瞬間に裏切るように、大きな絶頂を迎えてしまった。
「――――あああああぁぁぁぁっっ!!」
背中が弓なりに反り返り、首輪の鈴が狂ったように鳴り響く。
奥で彼の熱を受け止めながら、内部は痙攣を繰り返す――***。

「見ろ。婚約者を裏切りながら、俺と同時に絶頂している」
男の嘲笑が耳を抉る。

「ちがっ……ちがうの……! いやぁ……!」
涙声で否定するが、現実は残酷だった。

男の肉棒が奥で脈打ち、熱い液体が容赦なく注ぎ込まれる――***。
それが自分の中に確実に流れ込んでいるのを、美咲は克明に感じ取ってしまう。

「や……いやっ……! 入ってくる……! 全部……っ!」
必死に拒絶する声。だが現実は残酷に広がっていく。

流れ込む熱が奥を満たし、溢れそうになる。
(私は……彼のものを……受け止めてしまっている……っ!)
理解した瞬間、美咲の心は打ち砕かれた。

「よく飲み込んだな。これで完全に俺のものだ」
男の声が突き刺さり、美咲は崩れるように涙を流した。

やがて彼が腰をわずかに引くと、ずるりと熱が抜け落ちた――***。
同時に、注ぎ込まれた液体が太ももを伝って滴り落ちていく。

「……あぁ……やめて……見ないでぇ……」
顔を覆い、羞恥と屈辱で身を震わせる。

だが、衝撃は終わらなかった。
抜け落ちたはずの彼の生殖器は、なお力強く脈打ち、衰えを見せていなかったのだ。

(まだ……終わらない……。この地獄は、まだ続く……)
その理解が、美咲をさらに絶望の底へ突き落とした。

床に崩れ落ちた美咲を、男は容赦なくリードで引き上げた。
「立て。まだ終わっていない」
その声に逆らうことはできず、足元が震えるままベッドの前まで引きずられる。

「ここに手をつけ」
男に命じられ、美咲は鏡の前に両手を突かされた。冷たいガラスが掌に貼り付き、逃げ場を塞ぐ。
背後からは熱のこもった吐息、そして衰えを知らない男のものが容赦なく押し当てられる。

次の瞬間、彼の両手が美咲の腰を掴み、強引に持ち上げた。
「――っ!」
意思とは無関係に腰を吊り上げられ、次の瞬間、重力に引かれるように腰を落とされる。
彼のものが杭のように下から突き上げ、強烈に貫いた。

「いやぁっ……あっ……!」
自ら望んでいないのに、身体は勝手に跳ね上がり、貫かれるたびに奥で痙攣が走る。
(だめ……だめなのに……っ!)

彼は美咲の耳元に口を寄せ、冷酷に囁く。
「ほら、鏡を見ろ。腰を上下させられて、俺に突き刺される自分を」
「や……やめ……見たくない……!」
必死に顔を逸らそうとするが、鏡には容赦なく惨めな姿が映し出されていた。

杭打ちのような衝撃は止まらない。
腰を持ち上げられ、落とされ、突き上げられるたびに小刻みな絶頂が押し寄せる。
「やぁっ……あっ……いやぁ……!」
膝が震え、腰が抜けそうになるが、男の腕が容赦なく支え、強制的に再び突き上げる。

「声を出せ。言葉を吐け」
「わ、たしは……こ、婚約者より……あっ……!」
必死に声を紡ごうとするが、その瞬間に強烈な突き上げが走り、声は絶頂の悲鳴に塗り潰される。

「言えと言っているだろう。だが、お前は言えない。快楽に奪われて」
男の囁きが残酷に耳を抉る。

何度も何度も繰り返される。
言おうとする瞬間に突き上げられ、叫び声に変わる。
小さな絶頂と大きな絶頂が交互に押し寄せ、美咲の思考は何度も断ち切られていった。

(だめ……だめ……言わなきゃ……! でも……からだが……!)
心では言葉を絞り出そうとするのに、絶頂の波が喉を塞ぎ、声を奪う。

そして――。

「わ、たしは……婚約者より……あなたに……!」
ついに吐き出したその言葉は、しかし遅すぎた。

冷酷な声が耳元で落ちる。
「残念だな。――二回目のゲームオーバーだ」

次の瞬間、奥深くで彼の熱が弾け飛んだ――***。
「いやぁぁぁぁっ! だめぇぇぇぇっ!」

だが、美咲の身体はその瞬間に裏切るように、再度大きな絶頂を迎えてしまった。
「――――あああああぁぁぁぁっっ!!」
背中が弓なりに反り返り、鏡に映る姿が狂気じみて震える。
奥で彼の熱を受け止めながら、内部は痙攣を繰り返す――***。

「見ろ。二回目だな。婚約者を裏切りながら、俺と同時に絶頂している」
男の嘲笑が耳を抉る。

「ちがっ……ちがうの……! いやぁ……!」
涙声で否定するが、現実は残酷だった。

男の肉棒が奥で脈打ち、熱い液体が容赦なく注ぎ込まれる――***。
「や……いやっ……! 入ってくる……! 全部……っ!」
必死の拒絶は、溢れ出す熱にかき消されていく。

(二回も……私は……彼のものを……受け止めてしまっている……!)
理解した瞬間、美咲の心は完全に打ち砕かれた。

「二回目もよく飲み込んだな。これで完全に俺のものだ」
残酷な声が胸を抉り、美咲は崩れるように涙を流す。

やがて彼の腰がわずかに引かれ、ずるりと熱が抜け落ちた――***。
同時に、注ぎ込まれた液体が太腿を伝って滴り落ちていく。

その瞬間、美咲の全身から力が抜けた。
「……あ……いや……」
掠れた声が漏れ、足元が崩れる。

鏡に突いていた手が滑り、身体は床へと倒れ込む。
視界には、涙と涎に濡れ、白濁を滴らせながら崩れ落ちていく自分の姿が最後まで映し出されていた。

(夢なら……醒めて……お願い……)
心の奥でそう願いながら、美咲の意識は薄れていき――やがて、完全に闇へと沈んでいった。
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