調教ホテル 堕ちる夜

黒猫と夜

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第一章 堕ちる理由

第六節:最後の調教

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気絶して床に崩れ落ちていた美咲は、微かな呼吸と共にゆっくりと意識を取り戻した。
視界はまだ揺らぎ、頬には涙と涎の跡が乾いていた。
しかし背後から伸びるリードが唐突に強く引かれ、首輪が喉に食い込む。

「目を覚ませ。まだ終わっていない」
冷酷な声が降りかかる。
「……もう……やめ……」
掠れた声で弱々しく言う。だが、その小さな願いを打ち消すように、無理やり立ち上がらされ、ぐらつく足取りのまま鏡に両手を突かされる。

目の前に映るのは、汗と涙に濡れ、髪を乱し、縄痕に赤く刻まれた自分。
(これが……私……?)
鏡の中の女は、婚約者に誓った清廉な姿ではなく、完全に支配される牝の姿だった。

羞恥に頬が焼け、足が震える。だが彼は耳元で囁く。
「鏡から目を逸らすな。
最後の調教は、お前自身が堕ちていく姿を見届けることだ」

美咲の胸がぎゅっと締めつけられる。
(いや……見たくない……でも、逸らせない……!)

「お前の全てを、犯す」
「や……やめて……もう……無理……」
「黙れ。お前が言うのは“限界”か“懇願”か。
だがどちらにせよ、最後には俺に飲み込まれる」

心臓が早鐘を打つ。
背筋に冷たい汗が伝う。
(どうして……どうしてまだ……! 私……壊れちゃう……!)

しかし、その震えを見透かすように彼は微笑む。
「いいぞ。その恐怖があるからこそ、お前は落ちる」

やがて、彼の手が新しい器具へと伸びた。
お尻用のバイブレーター。
次に——大型バイブレーター。
その存在感は、これまで以上に絶望を象徴していた。

「始めるぞ。
——最終調教の幕を開ける」

鏡の前に立たされ、両手を突いたまま硬直する美咲。
呼吸は浅く、涙で濡れた瞳が震えている。
(いや……もう……これ以上は……)

その願いを知ってか知らずか、男は机から お尻用のバイブレーター を手に取った。
冷たく鈍い光沢を放つそれが目の端に映った瞬間、美咲の胸は凍りつく。

「……やめ……やめて、それだけは……!」
声が震える。必死に否定の言葉を吐く。
だが、彼の瞳は容赦を知らなかった。

「お前の身体はもう、ここまで仕上がった。
 次にこれを受け入れるのは当然のことだ」

その声は冷酷で、同時に避けられない運命を突きつけるようだった。

腰を引こうとした瞬間、背後から強い腕が回される。
彼は美咲の腰を掴み、逃げる余地を奪った。
「やだ……やめて……っ!」
必死に首を振るが、鏡に突かされた両手は支えを失えない。

「拒んでも無駄だ。むしろ——その抵抗が、お前の恥を際立たせる」

背後から囁かれた声が耳を刺す。
羞恥で胸が焼ける。
(私は……抵抗すればするほど、見せつけられてしまう……!)

バイブレーターの先端が、冷たく彼女のお尻に押し当てられる。
「っ……ひぅ……!」
その感触に、美咲の全身が震えた。

「力を抜け」
短い命令。だが、従わざるを得ない強制の響きがあった。

少しずつ、少しずつ——
「みち……みち……」と耳をつんざくような音を立てながら、器具が彼女の奥に押し込まれていく。

美咲の顔が苦痛に歪む。
「やぁぁっ……! 痛いっ……やめてぇ……!」
声が裏返り、鏡に涙で濡れた顔が映る。
必死に拒んでも、彼の手が腰を押さえ込んで離さない。

(だめ……入ってきてる……私の中に……!)

「まだ浅い。奥まで慣れさせてやる」
耳元で落ちる声は、無慈悲でありながら支配の確信に満ちていた。

美咲の身体は拒絶の震えを見せるが、彼はゆっくり、だが確実に奥へと進めていく。
***――苦痛が波のように押し寄せ、汗が背中を伝う。
(いや……こんな……身体が裂けるみたい……! でも……逃げられない……!)

時間をかけて少しずつ押し広げられていく過程。
やがて、奥まで器具が収まった瞬間。
美咲は膝から力が抜けそうになる。
だが鏡に突いた両手が支えとなり、倒れることは許されなかった。

「ほら、見ろ」
彼が囁く。
「婚約者のいる女が……自分のお尻にバイブを咥え込んでいる姿を」

「ちがう……ちがうの……! 見ないでぇ……!」
顔を逸らそうとするが、首輪のリードが容赦なく鏡の方へ引かれる。
羞恥に焼かれる心臓。涙が次々に溢れる。

(どうして……私……こんな姿を……!)

「ここからだ」
男が小さく呟くと、器具が振動を始めた。
「っ!! あ……あぁぁぁっ!」

不規則な震えが奥に伝わり、美咲の声は途切れ途切れになる。
最初は痛みにしか感じなかったはずが、徐々に違う熱を伴い始める。
次第に波のような刺激が全身を揺さぶる。

「いや……いやぁっ……! こんなの……!」
「感じているな。お尻なんかで、だ」
冷酷な言葉が耳を撃ち抜く。

羞恥と絶望に胸が潰れそうになる。
(やだ……感じてる……? 私、本当に……?)
心の奥で芽生える感覚を否定しようとするたび、振動はそれを嘲笑うかのように強くなる。

「お尻で悦ぶ変態女——それがお前だ」
その囁きが突き刺さり、美咲の頬は涙と共に真っ赤に染まっていった。

お尻に埋め込まれたバイブレーターが絶え間なく震え続け、
美咲は鏡に突いた両手を必死に支えにしながら、泣き顔を晒していた。
涙と涎で濡れたその顔は、羞恥と混乱に揺れ、鏡越しに何度も自分を否定する。

(いや……こんなの……いやぁ……!
 でも……身体が……震えて……止まらない……!)

腰が勝手に小刻みに震え、奥の器具がさらに擦れ、羞恥と快感がないまぜになって心を揺さぶる。

男はそんな美咲を見下ろしながら、机から別の器具を取り上げた。
大型バイブレーター――明らかに常軌を逸したサイズ。
冷たく光を反射するその存在が、美咲の視界に映り込んだ瞬間、血の気が引く。

「やっ……! それは……無理っ! 絶対に……!」
必死の拒絶。声が震え、鏡に映る自分が悲鳴を上げている。

「無理ではない。お前の身体はもう、ここまで慣らされている」
男の声は冷酷で、未来を決定づけるようだった。

「やだぁぁっ! それだけはっ……!」
必死に頭を振る美咲。だがリードが引かれ、逃げ場はない。

男がゆっくりと大型バイブレーターを美咲の前へ持ち上げる。
鏡越しに、その異様なサイズが真正面に映し出される。

(こんなの……入るわけない……!
 私……壊れちゃう……!)

彼女の心は恐怖で覆い尽くされる。
その恐怖すらも、彼にとっては調教の一部だった。

「鏡を見ろ」
低く響く命令。
「これがお前を支配する“次の証”だ。逃げるな、受け入れろ」

涙が止まらない。必死に顔を背けようとしても、鏡は無慈悲に現実を突きつける。

「やめて……お願い……! そんなの入ったら……!」
必死の懇願を遮るように、男はその器具を彼女の下腹部に押し当てた。

「ひぅ……っ!」
冷たい感触が走り、美咲の喉から震える声が漏れる。

「大きすぎると怯えているな。だが——その恐怖こそがお前を躾ける」

器具の先端が、彼女の***にゆっくりと押し当てられる。
最初は入り口を撫でるだけ。
だが、その存在感だけで、美咲の心は砕けそうになる。

(だめ……だめだめ……! 入ってきたら……私……!)

「さぁ、美咲。お尻で震えながら、前ではこれを受け入れろ」
残酷な声が降りかかる。

「いやぁぁぁぁっ!!」
必死に腰を引こうとする。だが、背後から押さえつけられ、抵抗は虚しく掻き消える。

少しずつ、少しずつ。
大型の器具が入り口を広げながら、彼女を押し開いていく。

「っ……い、痛っ……だめぇぇぇっ!」
苦悶に顔を歪め、鏡に映る自分がさらに惨めに見える。

(いや……こんな姿……見たくない……!
 でも……目が……逸らせない……!)

羞恥と恐怖で押し潰されそうになりながら、身体は少しずつ現実を受け入れていく。

大型バイブレーターの異様な質量が、美咲の***をゆっくりと押し広げていく。
耐えきれず、鏡に突いた両手が震え、指先が白くなるほど力がこもった。

「やっ……やだっ……入ってきてる……っ! いやぁぁぁっ!」
喉を裂くような叫びが漏れる。
しかし男はその声すら愉しむように冷笑した。

「痛みか? 羞恥か? どちらにせよ……お前の身体は確実に受け入れている」

先端が半ばまで飲み込まれた時、強い圧迫感と痛みで美咲の全身が硬直した。
「無理っ……壊れちゃう……! お願い……止めて……!」
涙を零し、懇願する。

だが鏡の中の自分は、腰を押さえ込まれ、巨大な器具を少しずつ呑み込んでいく女そのものだった。

(いや……こんな……私じゃない……! こんなの……認めない……!)

心の中で必死に否定する。
けれども、否応なく現実は進んでいく。

やがて、器具が奥へ押し込まれるたびに、背後のお尻用バイブレーターの振動と重なり、
痛みの中にわずかな感覚が芽生え始める。

「っ……う……っ!」
声が掠れ、吐息が乱れる。

「ほう……今の震えはなんだ? 痛みだけではないな」
耳元で囁かれ、美咲は絶望的な羞恥に襲われた。

(違う……これは違う……! 感じてなんか……!)
必死に心で叫ぶ。

だが器具は無慈悲に押し込まれ続け、***の内側を広げ、擦り、存在を刻み込む。
お尻側からの震動と重なり合い、体の奥を同時に支配される感覚。

「ん……あぁぁっ! だめっ……!」
ついに声が甘く震え、否定の叫びは裏切られる。

「見ろ。鏡を。婚約者には見せられぬ顔をしているぞ」
冷酷な言葉が、羞恥心をさらに抉り取る。

鏡に映るのは、巨大な器具を呑み込みながら涙を流し、
同時に腰を震わせている自分の姿。

(ちがう……やだ……でも……身体が……!)

心は必死に抗い続ける。
だが、器具が根元まで押し込まれた瞬間――
「ひぁぁぁぁぁぁっっ!!」
全身が裏切るように大きく跳ね、背徳の震えが駆け抜けた。

巨大な異物を根元まで呑み込んだ美咲は、震える両手を鏡につき、息を荒げていた。
背後からはお尻用バイブレーターの細かな振動が途切れることなく伝わり、
前からは大型バイブレーターが内部を押し広げて存在を主張している。

「ほら、どうだ。二つ同時に抱え込む女の顔は」
耳元で囁かれた声に、鏡の中の自分を見てしまう。

そこには――涙と汗に濡れながらも、腰を小刻みに震わせる女。
「いやっ……ちがうの……感じてなんか……!」
必死の否定は声にならず、喉が震えるだけだった。

男が手元のリモコンをひねると、内部の器具が低い唸り声をあげた。
「やめっ……! あああぁぁぁっっ!!」
***の奥が一気に震え、強烈な衝撃が走る。

お尻側でも同じように振動が強まり、二重の波が美咲を内側から蹂躙した。
「っ……あぁっ……いやぁぁぁ……!」
両手は鏡を掻くように必死に支えを求めるが、
腰は裏切るように震え、逃れられない。

「拒んでも無駄だ。お前の身体はもう、背徳に慣れ始めている」
その言葉は刃となり、美咲の心をえぐる。

(だめ……絶対にだめ……! 私、婚約者がいるのに……)
頭の中で必死に抗う。
だが、***に伝わる二重の刺激は意志を無視し、
身体の奥から熱を引きずり出す。

「ん……あぁ……っ……!」
甘い声が喉から漏れるたびに、心はさらに砕けていった。

「感じているんだろう? お尻で。器具で。婚約者ではなく俺に与えられたもので」
嘲る声が重なり、羞恥がさらに募る。

鏡に映る自分は、背中を反らし、腰を震わせ、
大きな器具を飲み込んだまま涙を流している。

(いや……こんなの……私じゃない……! でも……身体が……!)

器具が内部を刺激するたび、背筋を走る電流のような感覚。
「ひっ……あぁぁぁっっ!」
小さな絶頂が何度も襲いかかり、身体は勝手に痙攣する。

男はその様子を冷静に見下ろし、さらにリモコンを操作した。
「もっとだ。壊れるまで続けてやる」

震動が強まり、内部の***が奥まで抉られる。
同時にお尻用バイブレーターの振動も高まり、
痛みと快楽が混ざった奔流が、美咲の心を容赦なく飲み込んでいった。

「――――っ!! ああああぁぁぁぁっっ!!」
背中が弓なりに反り、首輪の鈴が狂ったように鳴り響く。

羞恥と背徳、痛みと快楽。
その全てが重なり合い、美咲の意識は霞んでいった。

大型バイブレーターとお尻のバイブレーターに翻弄され、
美咲は鏡に両手を突いたまま、涙と涎で顔をぐしゃぐしゃにしていた。
痙攣する身体を支えられるのは、もはや鏡の硬い表面だけ。

「ふぅ……ずいぶん慣れたな。だが、まだ終わりじゃない」
男の声が背後から冷たく落ちる。

次の瞬間、内部に満ちていた大型バイブレーターがゆっくりと引き抜かれた。
「や……やだっ……抜かないで……!」
思わず口をついて出た言葉に、自分で愕然とする。

(ちがう……いやなのに……なんでこんな……!)

だが返答の代わりに、さらに重く熱を帯びたものが押し込まれてくる。
「分かるな。今度は俺自身だ」

***が、容赦なく奥まで貫いてきた。
器具とは違う、生々しい熱。
その瞬間、美咲の身体は激しく震えた。

「いやぁっ……だめぇ……っ!」
拒絶の声をあげながらも、奥で受け止めてしまう。

背後ではなお、お尻用バイブレーターが震え続けており、
二重の衝撃に逃げ場を失った身体は火照りを増していく。

「器具と俺と……どちらで壊れるか、試してやる」
彼は腰を深く突き入れながらリモコンを操作した。

お尻側が強烈に震え出し、その衝撃に連動するように、
奥へ突き上げるたびに内部がかき乱される。

「んあぁぁぁぁっっ!! やっ……あっ……だめぇぇぇぇっ!」
言葉は悲鳴にかき消され、意識が白く塗りつぶされる。

「見ろ。鏡の中のお前を」
男の声に促され、涙で霞む視界を必死に開いた。

映っていたのは、
道具と男自身に同時に責め立てられ、腰を震わせながら泣き叫ぶ自分。

(こんなの……いや……! でも……身体が……!)

羞恥と背徳、そして避けられない快楽が混ざり合い、
心は壊れそうに軋んでいた。

「最後のチャンスだ、美咲。『婚約者よりもあなたに抱かれるほうが幸せです』と。はっきり言え」
背後から冷酷な声が降る。

「や……あっ……! い、言う……! 言うからぁ……っ!」
必死に声を絞り出すが、同時にお尻用バイブレーターが強く震え、
さらに***が奥深くを抉った。

「ひぁぁぁぁぁっ!! だめぇぇぇぇっ!」
声は悲鳴に変わり、言葉は掻き消される。

「聞こえん。お前の口から、はっきりとだ」
男は耳元で命じ、さらに腰を強く突き入れる。

***と震動が重なり合い、身体は小刻みに痙攣を繰り返す。
鏡の中で見える自分の顔は涙と涎に濡れ、
「言わなきゃ」と必死に口を動かすが、
声になる前にまた絶頂の波にさらわれる。

「……っっぁぁぁぁぁっ!!!」
全身を震わせて崩れるたび、羞恥と背徳が心を締め付ける。

(ちがう……言わなきゃ……でも……こんな……!)

「なぜ言えない? お前の婚約者より俺に抱かれる方が幸せだと、
本当はもう身体が証明しているだろう?」

耳元に落ちた囁きは鋭く、心を抉った。
否定したいのに、痙攣する身体が裏切っている。

「……わ、たしは……っ」
ついに言葉を吐き出しかけた瞬間、
男はリモコンを操作し、お尻側を最大震動へ切り替える。

「いやぁぁぁぁぁぁっっ!!!」
悲鳴と共に腰が跳ね、言葉は再び絶頂に呑み込まれた。

「遅いな。美咲。」
男の冷酷な声が耳を刺し、
次の突き上げと同時に、彼自身の熱が奥で弾け飛んだ――***。

「いやぁぁぁぁっっ!!!」
同時に、美咲も逃れられない大きな絶頂に飲み込まれ、
鏡の中で崩れ落ちる自分を見ながら、心を打ち砕かれた。

流れ込む熱を克明に感じ取る。
「(だめ……また……中に……っ!)」
必死に否定しても、奥へ押し寄せる現実は変わらない。

やがて彼が腰を引くと、ずるりと***が抜け落ちた。
同時に、体内へ注ぎ込まれた熱が脚を伝って流れ落ちていく。

「……いやぁ……見ないでぇ……」
両手で顔を覆い、羞恥と屈辱に震える。

だが衝撃は終わらない。
彼の生殖器はなお衰えず、力強く脈打っていた。

(まだ……終わらない……。この地獄は続く……)

心の奥でそう理解した瞬間、
羞恥と背徳、そして絶望に押し潰され、
「(夢なら……お願い……覚めて……)」
必死に願うが、冷たいリードの感触が現実を突きつけていた。

「また言えなかったな」
低く響く声と共に、彼は再び道具を手に取った。

お尻用のバイブレーターはすでに奥に残されている。
その上から彼は大型バイブレーターを美咲の正面に突きつけ、
冷酷に命じた。

「両手で持て。鏡に映る自分の顔を見ながら、自分で動かせ」

「……や、やだ……いやぁ……っ!」
必死に首を振るが、彼は容赦なく手首を掴み、
大型バイブレーターを彼女の掌に押し付けた。

「逆らうな。従わなければもっと深く突き込むぞ」
耳元で落とされた声に、心臓が凍る。

お尻側ではすでに震動が始まっている。
そこに大型バイブレーターの重量と圧迫感が重なり、
美咲の身体は否応なく震えた。

「ひぁぁぁぁぁっ!! やぁぁぁぁっ!」
思わず叫ぶ。
しかし次の瞬間、腰を背後から強く押さえつけられ、
バイブレーターは深々と***。

「やめてっ……っっあぁぁぁぁぁっ!!!」
悲鳴は掻き消え、喉からは嗚咽と喘ぎだけが漏れる。

「見ろ。鏡の中の自分を。今までで一番いやらしい顔をしているぞ」
男の声は残酷な嘲笑を帯びていた。

美咲は鏡を直視できずに視線を逸らす。
だが顎を掴まれ、無理やり前を向かされる。

「やめ……見ないで……っ!」
羞恥で顔を覆おうとするが、両手は大型バイブレーターを握らされたまま。
逃げ場はない。

お尻の奥で震える***。
前から突き入れられる大型バイブレーター。
さらに背後からは彼自身の体温と支配。

二重の責めに、美咲の身体は意志とは無関係に痙攣を繰り返す。

「(だめ……こんなの……壊れる……っ!)」

だが容赦はなかった。
彼はリモコンを操作し、震動を最大に切り替える。

「ひああああぁぁぁぁぁっっ!!!」
叫びは鏡に反響し、耳の奥で自分の声が木霊する。

「言え。お前は婚約者よりも俺に抱かれるほうが幸せだ、と」
耳元での命令が鋭く突き刺さる。

「……い、いや……ちが……っ!」
必死に拒む言葉は、すぐに波に呑まれる。

震えるお尻の奥。
喉を引き裂くような喘ぎ。
鏡に映る、自分でさえ見たくなかった背徳の姿。

羞恥と快楽と絶望が渦巻き、
美咲は自分が自分でなくなっていく感覚に震えた。

美咲の体は震えっぱなしだった。
お尻の奥で震え続ける***、
両手に握らされた大型バイブレーターの重圧、
背後から覆いかぶさる彼の体温と、無慈悲な支配。

「……ひぁっ……あぁぁ……やぁ……むりぃ……っ!」
涙に濡れた声が掠れて震える。
鏡に映るのは、婚約者の前では決して見せられない、
背徳と羞恥に染まった自分の姿だった。

「見ろ。お前はもう、女ではなく道具だ。
婚約者のものではなく、俺の犬だ」
耳元に低く落ちる声。
その言葉は心を鋭く抉り、反論しようとした唇は震えただけで声にならない。

「……ちがっ……わたしは……」
必死に言葉を紡ごうとする。
だが、次の瞬間――震動が一気に強まり、奥深くを揺さぶる。

「ひぁああああああぁぁぁぁぁっっ!!」
叫びは言葉をかき消し、胸の奥まで打ち砕く。

「言え」
冷酷な命令が耳に突き刺さる。
「『婚約者よりも、あなたに抱かれるほうが幸せです』と。
はっきり言え。さもなくば、このまま何度でも注ぎ込んでやる」

「――――っ!」
心臓が潰れるような痛みに襲われる。
言ってしまえば、すべてが壊れる。
だが言わなければ、身体はこのまま終わりのない地獄に閉じ込められる。

「(いや……いや……でも……っ!)」

次の瞬間、美咲が両手で握っていた大型バイブレーターを素早く引き抜くと、
彼は自らの腰を押し込み、鏡越しに彼女の目を覗き込んだ。
「逃げ場はない。どちらにせよ、お前は俺のものだ」

涙で滲んだ視界の中で、唇が震えた。
「……わたしは……婚約者より……」
震える声。
だが、後ろから激しく突かれるたびに絶頂の波が喉を焼き尽くす。
「あぁぁぁぁぁぁっっ!! いやぁぁぁぁぁっっ!!!」

彼女の言葉はまたも断ち切られ、痙攣に変わる。

「遅い。だが、さっきよりはマシになったか?」
彼は冷酷に笑みを浮かべ、最後の命令を叩きつけた。

「さあ、終わらせてやる。――俺と同時に果てろ」

次の瞬間、背後からの衝撃と震動が同時に重なった。
奥深くで弾ける熱。
お尻を満たす震え。
前を貫く大型バイブレーター。

「いやぁぁぁぁぁぁっっ!! だめぇぇぇぇぇぇっ!!!」
必死の拒絶は、しかし裏切られる。

「――――あああああああぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!」
背中が弓なりに反り返り、首輪の鈴が狂ったように鳴った。

男の***が奥で脈打ち、灼熱の液体を注ぎ込む――***。
同時に、美咲の身体は震え、裏切るように大きな絶頂を迎えた。

「見ろ。婚約者を裏切りながら、俺と同時に果てている」
嘲笑が耳を裂き、美咲は涙で顔を濡らしながら否定の言葉を絞る。
「ちが……ちがうの……! いやぁ……!」

だが現実は残酷だった。
熱は奥を容赦なく満たし、溢れ、滴り落ちていく。
(私は……彼のものを……受け止めてしまっている……っ!)
その理解と共に、美咲の心は粉々に砕かれた。

「よく飲み込んだな。これで完全に俺のものだ」
耳元の声は冷酷に響き、美咲の視界は白く弾け――。

最後に鏡の中、自分の姿を見ながら願った。
(夢であって……お願い……これが……夢で……)

そのまま意識は闇に沈み、崩れるように床に倒れ込んだ。
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